魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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7部 中学生編
3章 夏休み~ミッドチルダ
綾ミッドに行く 教導
俺はなのはの教導が始まるまで時間を持て余していた。
そういやまだなのはってそこまで有名ではないんだよなぁ
一応一部ではすごい有名だったりするけれど・・・
リンディさん達も有名だしね
だけど教導って大丈夫なのかね
俺が前世の中坊のころやはり若い音楽の先生とかはなめられていたから、
10代の女の子の教導ってまじめに受けるんだろうか?
俺は少しずつ心配になってきたので予定の時間より早く目的地に到着した。
俺が見学席に着くと生徒の皆さんが30人ぐらい集まってきていた。
俺の方を見て何やら話している。
全員20代以上
そりゃいい顔しないわなぁ
魔法で聞き耳を立てているとこんなことが聞こえた。
全く10代の女の子の教導っていつから管理局はおままごとになったんだ
見学席にいるのって最近巷を佐賀がしていた破壊者じゃないか、
教官殿はお友達に勇姿を見せたいらしい
お遊び気分で教導なんてやってくれるなよな
反対に俺らがいろいろと教えてやらないといけねえんじゃないのか
違いねぇetc
どう見ても有効な意見は全くと言っていいほど聞こえてこなかった。
なのはの登場により多少はおとなしくなったがまだ雑談している馬鹿がいる。
今日がこの部隊の初教導ということで軽い自己紹介
経歴などを話していた。
質問で俺のことが取り上げていたが勉学のために見学ということを言っていたら、バカの一人が発言をした。
「見学より参加のほうがいいんではないかと小官は思います。
それともやはり子供だから恐ろしいのですか?」
俺が何かを言おうとした時に恐ろしい魔力の渦が、
静かになのはを中心として流れていることに驚愕をしていた。
数人は気づいている人がいたが大半はまだ気づいていなかった。
「言いたいことはそれですが、そうですね今回は南條さんにはやはり見学でいいと思います。
南條さんにも出てもらおうかと思いましたがやはり見学でもいいですか?」
「高町教道官の思うように、しっかり見させてもらい勉強させてもらいます」
「まだ皆さんがどれほど出来るかわかりませんから、皆さん30人VS私での模擬戦闘を行います。」
空間パットを使い練習場の後ろに廃墟のビル群が現れた。
「設定は凶悪魔導士がここに逃げ込んでの応戦です。
5分後に始めますからどうぞ作戦なり何なりと行ってください。
初めに伝えときます本気で来てくださいね」
≪ごめんね情けない姿を見せちゃって≫
≪怒ってくれてありがとう≫
≪私の悪口はいいんだけど綾ちゃんの悪口言われちゃってね、本当は綾ちゃんに変わろうかと考えたけれど教導にならなくなっちゃうし≫
≪再起不能だけはやめておいてね。見どころがある人も何人かいたよね≫
≪相変わらず目がいいよね。うん私の魔力の渦に数人か気づいたよね。≫
≪仕事はきちんとしてるんだ≫
≪怒りで我を失うことはしません≫
≪そろそろだ、ガンバ≫
≪うん≫
なのはと30人の模擬戦闘が始まった。
30人の一斉射撃をなのはは、かわせる方向でかわし、
直撃する瞬間にスフィアで落とし
手をかざしたところにガードをするラウンドシールで防御をしながら待機させてあったスフィアを飛ばした。
「シュート」
桃色の砲撃が3マンセルの部隊に直撃
防御魔法を行ったみたいだがそれが破壊され撃墜
バスターでもないのにただの砲撃で撃墜って自分の彼女ながら少しだけ恐ろしい子と思ってしまった。
「無理だと思ったらかわさないと無理です。それか3人いるんなら共同で行うのもアリですね。」
煙幕をかけての数人かがりの接近戦
着目点はいいと思うけれど・・・
当たる瞬間なのはは瞬間高速ダッシュ呪文フラッシュムーブを使い下に移動して同士討ち
降りる瞬間にも射撃を使い後方部隊にもダメージを与えて
「人は動かない標的ではありません。何も考えずに大勢で接近戦をしたらこのように同士討ちになり、決まったと安心している気のゆるみがあるから後方もあのようにやられます」
たった2分弱で講釈しながら半数以上を撃墜していた。
この話をはやてにしたら
「綾ちゃんならどないするん」
「私なら爆烈焼球で小火球を複数個作り撃滅させながらその後に獄炎爆烈弾で落とせなかった人たちに軍隊戦でよく使う火炎弾をお見舞いするかな」
「なのはちゃんの選択で間違いなしや。教導になってないやん」
「実力知らないのに口先だけのジャリはまず己の力関係を教え込まなきゃ」
やはり先ほどの感がいい子達は残っているが・・・馬鹿にしていた子たちほど簡単に落ちていた。
そこからなのはの教導がまた変わった。
相手もやる気がある子たちだからか、指示を受けそこを修正してきている。
5分経過でとうとう全滅
「終了です。大体皆さんの実力が分かりました。全体的に基礎がまだまだ弱いと感じました。
お昼にはレポートをお渡しいたしますのでジックリとレベルアップをしましょう。」
≪ごめん綾ちゃんお昼一緒に食べれなくなっちゃった≫
≪レポートでしょ≫
≪うん。本当にごめんね≫
≪なのはの格好いいところを見れて私は満足すごかったよ≫
≪ありがとう≫
≪お昼からどうする?≫
≪もう少しだけ見学させていただいていいかな≫
≪もちろん≫
≪夜はどうする≫
≪綾ちゃんの所に行ってもいいかな≫
≪エスコートさせてもらうね≫
≪うん≫
お昼ご飯はここの食堂で一人食べて終わりに十人近くのあほが俺の所に来た。
「よう女」
俺は例により無視をして片づけに入った。
「おい無視するんじゃねえよ」
「あぁ私のことを呼んでいたのか、気づかなかった」
「女はここには手前しかいねえだろうか」
「女性なら食堂のお姉さんやいろいろ居るでしょうか、それに私の名前はおいとかお前とか女じゃないので学校で習わなかったのなら学校からやり直してきたらいかがかしら」
「おもしれえ冗談だ、少しだけ付き合えや」
「片づけ位させてもらってもいいかしら」
「あぁ」
俺は十人近くに囲まれて裏庭に連れてこられた。
「ご用件は」
「お友達が来たら張り切っちゃってよあの教官。すぐ落とされちゃったじゃないか」
「あんたらが弱すぎたんでしょ」
「これだけの人数でずいぶんなこと言ってくれるじゃないか」
「何の用?」
「落とし前付けるって言ってんだよ。それか俺らと良い事しないか」
下卑た顔で俺に近づこうとしたので俺はそれをかわして
「なのはの教導じゃなくて私の教導を受けたいってことね。あなたたち教えてもお金が入ってこないのよね。」
「この人数で魔法なしで終わらせれると思っているのか」
「剣が下手な人が多すぎる。女だからかな人数囲めば何とかなると思っているのか、殺しはしないが病院のベッドで嘆くんだな」
俺はいつもの相手に指先を向けていつものセリフを吐く
「さぁお前たちの罪を数えろ!」
「高町教導官」
「はい、どうしました」
「お連れ様が男子局員10人ぐらいに連れていかれました。」
「お連れ様っていうと綾ちゃ・・・いえ南條さんが」
「あ、はい」
「危ない」
「あのグループは私たちの隊でも柄が悪く、早くいかないと南條さんが」
「綾ちゃんじゃなく、その人たちが危ないの」
「はい終了」
俺が手をはたきながら言うと同時になのは達がやってきた。
「ひ・ひどい」
後ろの男子局員が何か言っているが気にしない。
俺はそこに倒れている局員達に
「お前らの高町教導官がきてくれたぜ」
「ひっ」
「あんたらに触れさせてやる肌なんて一つもないし高町教導官のなんてあんたらにはもったいないっていうのが分かってくれたかな?」
「いてぇよぉぉぉぉぉおおおお」
俺はなのはの方にニードルを飛ばした。
「あ・綾ちゃん」
なのはの髪を通り過ぎくぐった声が聞こえた
「うぐぅ」
男性局員の手にニードルが刺さっていた。
「なのはこっちへ」
「う・うん」
「な・なぜ」
「なぜわかったって」
「あぁ」
「わかるわけないじゃん。ただなのはに触れようとしたから投げただけ」
「綾ちゃんそれだけなの」
「このタイミングでそんなことするの怪しいでしょ。それになのはにそんな怪しいやからに触れられたくない」
「今日の所は引きます」
「俺は誰と聞いている」
俺は今現在できる殺気をこの男に差し向けた。
「ぐっ」
俺は低い声とともに倒れている男たちに向かっていった
「今日の最後のレクチャーだ。貴様たちが喧嘩を売った人間がどのようなのか知って己を鍛えなおせ」
俺はその男性局員の方に向かってゆっくりと歩き出した。
「誰だ貴様。局員じゃないだろう」
「私は・・・」
謎の局員が何かのボタンを押したときにその男から煙が出て姿が消えた。
「ちっ転送アイテムか」
俺は頭を掻きながら殺気を収めた。
「綾ちゃん何が起きたの?」
「私も詳しくはわからないけれどそこの馬鹿を利用してなのはを拉致して私を捕獲って所じゃないかな。もしくは両方って線が一番かな」
「相手の予想は?」
「全くなし」
「この子たちは」
「なのはに速攻でやられての意趣返しかな」
「この子たちの回復お願いできる?」
「え~喧嘩振ってきたのに~?」
「やりすぎです・ここまでしなくてもよかったでしょ」
「は~」
俺はそこに倒れている奴らを見る
「ひっ・・・」
「慈悲深き方癒しの神よ 心正しき者に恵みを与え給え」
「ご・ごめんなさい。・・・もうしませんから・・・」
俺は力ある言葉を発した
『治癒呪文(ヒーリング)』
たちまち倒れている人たちの怪我が回復していった。
「高町教導官に感謝するんだな」
局員たちが俺たちの前に並び土下座をした。
「すみませんでした。これからは心を入れ替え教導に身を入れますのでお許しください。」
「だってなのはどうする」
「私に振られたって困るよ」
「起立」
男たちはすぐに立ち上がりしっかりとした姿勢で俺たちの方に向いていた。
「貴官らはどうなりたい?」
男たちはお互いの顔を見ながら、リーダー格の男に一任をしたみたいだった。
「はっ強くなりたい所存です」
「なら私ではなく高町教導官にしっかりと習うことだ」
「ですが、我々は」
「貴官らは魔導士なんだろう」
「そうですが」
「ならしっかりと高町教導官の指導を受けろ。高町教導官の教えを受ければきっと強くなる。まぁがんばりな。」
俺はなのはを連れて歩き出したところで
「お昼の教導には遅れないでね」
「はい、高町教導官」
「なんか綾ちゃんに教え子を取られた気分」
「ああいう柄が悪いのはさ」
「うん」
「圧倒的にやられた人物を崇拝しちゃう傾向にあるんだよね。もともと腕力脳筋だから」
「ひどいよ」
「私に圧倒的にコンマ何秒で素手で負けたからああなっただけだって」
「うん」
「これでなのはの教導もやりやすくなるよ。あいつらのデーターは」
「基礎体力はやっぱりあると思うの生来の魔力が低いからああいう風になったのかなって思っているの」
「管理局って魔導士ランクや魔力主義だからなぁ」
「うん」
「実際には一般の砲撃魔術師なんて楽に落とせるのにね」
「えっ」
「だって砲撃が来た所を相手に向かってかわして攻撃すればいいだけでしょ。なのはみたいに連射とか誘導が沢山あれば別だけど」
「それができるのは綾ちゃんぐらいだよ」
「何言ってるの?地上限定なら恭也さんやテリーたちも出来るって」
「・・・」
それから午後の演習が始まる直前に各隊員に個別に資料を渡されたようだった。
各員のデーターの記述が珪砂押されているそうだ
あれから数時間しかたってないのに相変わらず仕事が早い
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