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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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6部 なのは落ちる
2章 なのは落ちる
  なのは撃墜

 男子局員がスイッチを押すと、
どこからともなくロボットがうじゃうじゃと現れた
その瞬間スイッチを押した男子局員がレーザーでのハチの巣になった。

「な・なぜ俺・・が」

 これが合図となり戦闘に入った。
飛行戦闘員が飛び
俺はなのはの位置とヴィータの位置を確かめ
なのはは中央よりヴィータはしんがりのポジションをとっていた。
俺自身慢心していたんだろう。
あれぐらいの光線なのはたちにダメージを与えれないって
その時の俺は安心して敵をせん滅に入った。

「新人はガードに専念、リーダー達は攻撃をお願い」

 部隊隊長の声も聞いて神刀 夕姫を出し敵に向かっていった瞬間敵のエネルギー弾が一人に向かって一斉射撃をした。
誰か?目的がいたのか?
俺はそちらの方を見ると栗色の髪の少女に一斉砲撃が向かった
目標はなのはなぜ?
いつものなのはなら一斉砲撃でも耐えれたのだろう
疲れからか全ての砲撃を食らったかのように見えた
俺は自分の目を信じられなかった。


≪綾様リーンコア系の魔法が敵の周囲に限り一切使用不可ですきっとAM(アンチマジックがかかっているみたいです)≫
 
 俺は怒りに任せて呪文をぶちかました・

『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』

 沢山の火球が現れ周囲にいる機械兵団を一掃した。
エネルギー系がダメならそれ以外で攻撃すれば済むこと
こちらの魔法では難しいと聞いた
属性呪文は適正がないと通常使えないという事
俺はすぐになのはの方に向かった。


 そこは生物の体温を奪う、生きることを許さないような、純白の世界。
そんな白い地面の上になのはが倒れていた。
降り積もる雪と同じ、白い服を着た少女が。
少女は、未だ幼さの残る小さな体躯、栗色の髪は両サイドでまとめ、
少女らしくかわいらしい雰囲気は伝わるのだが、
今の少女の姿はそれすら吹き飛ばし痛々しい。
何故ならその少女から、赤いものがとめどなく流れ出ていたから。
鉄の臭いを放つ、人間の体に脈々と流れる命の液体。
血だ。
その血が地面を覆った白い雪をも侵食し、少女の周りの白い雪はじわりと赤に染め上げられる。
それは純白のキャンパスに真っ赤な花が咲くように
冷たい地面、降り積もる雪、流れる血液、少女の体温はみるみる失われていく。

「―――・・・ぁ・・・」

 全身に走る痛みに声を上げるが、奪われていく体温に体の感覚が失われていき、
大きな声すらあげられない。体が動かない。
手が、足が、指が。
そして目の前に広がる赤黒い世界。
眼球に血液が付着し、まともに見ることができない。

「―――・・・はぁっ・・・」

 息を吐く度に、肋骨が軋む。肺が、何かを突き刺したようにズキズキと痛む。
背中が、火に炙られたかのようにジクジクと痛む。

「―――っ・・・・・・はぁ・・・」

 そこへ、赤く可愛らしい服、フリルをふんだんにあしらった西洋の人形のような服を着た少女が、
倒れている白い服の少女に駆け寄る。
オレンジ色の長い髪を後ろに二つ、三つ編みで編み上げている髪が少女をより幼く見せる。
三つ編みは少女が走るたびにその振動により上下に揺れ、また敷き詰められた雪にすべりながらもこけないように体制を保ちつつ、白い服の少女との距離を縮めようと必死に走る。
そしてようやく白い服の少女のもとへたどり着くと、三つ編みの少女は必死の形相で白い服の少女を抱き上げた。三つ編みの少女は、手や服に白い服の少女の血が付着するのを気にもとめず、大きく声を張り上げる。

「なのは!なのは!おい、しっかりしろ!」

 なのはからは血が流れ続けている。元々色白な少女であったが、血を流しすぎたのか、すでに肌の色は青白く、唇も色を失い始めていた。
なのはは小さい声で、必死に振り絞るように、囁くように発した。

「ヴィータちゃん・・・だいじょうぶ・・・だから・・・」

 そう言い微笑むなのは。だが、口を開いた端から、血が流れ、顎に伝う。
ヴィータの瞳から涙があふれ、一緒に任務に来ていた他の部隊員に怒鳴る。

「医療班なにやってんだよ!早くしてくれよ!こいつ死んじまうよ!!」

 そう叫ぶ間にも、少女たちの周りの赤い世界の侵食は広がり続ける。
ヴィータは医療班を叱責しつつも、

「今本局へ救援要請をしました!医療班はあと5分でこちらに到着の予定です!それまでに応急処置を!」
 
 危険があることを考えて少し遠くに配置していたのが災いした。

「ヴィータなのはは?」

 銀髪の少女がヴィータに容態を聴く

「あやぁ~こいつ死んじまうよ」

「なのは死ぬな、なのは・・・」

 綾はなのはを担いで声をかける

「あ・い・かわ・らず 泣き虫・・さん・・だよ・・・綾ちゃん」

「喋らなくていいから」

 綾はすかさず、ヒーリングをかける
綾はすごく後悔しながら回復呪文をかけていた。
何故あの時暴走した。
ここまで破壊された回復呪文を今現在使用できない
何のために魔法があるんだと自分を責めながらなのはに声をかけ続けた。

「死ぬな、頼む。なのはぁ」

≪ティア回復呪文の許可は≫

≪まだ無理です≫

≪輸魂の秘法(ゆこんのひほう)は≫

≪ただ今使用不可能です≫

≪転生は≫

≪本人のみです≫

≪なのはが・・・≫

≪酷なようですがこのまま回復呪文をするしかないです≫

 回復呪文がかかるより早くそれでもどんどん血は流れて言った。
医療班がやってきた時は綾もヴィータも放心状態に近かった。

 
 

 
後書き
 中盤少しだけ文学っぽい感じにしましたが・・・
やっぱり無理だと思いました。
難しい 
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