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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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番外編 最初で最後の兄弟対決
なのはの入局許可
  なのはの報告

 俺はリーンのバク取り解除のシステムつくりで作業をしている最中
あの時を思い出していた。
 クリスマスもあけた次の日アリサとすずかの報告をした後
高町家になのはの報告に行った日の事を・・・
高町家ではすごい事になっていた。
いつも冷静でなのはにごく甘な恭也さんがなのはに反対をしていたから
まぁ当たり前なのだが・・・
 
「何でお兄ちゃんはわかってくれないの?」

「いや、なのは魔法の勉強のために魔法を使いたいのは承知はした。
それに関しては反対はしていないだが管理局に入るかはまた別の話だ」

 恭也さんとなのはのこんな情景は初めてで俺自身ハトが豆鉄砲を食らったようにボケーとしていた。

「父さんと母さんの意見は?」

 美由希さんは二人の会話が終わらないことを承知していたので取り合えずだろう士郎さんと桃子さんの意見を聞いていた。

「ん~私はなのはがそれを見出したのなら協力はしたいのよね。でも危ないことには心配かな!」

「俺も知らない人なら、あれだ。
だがリンディさんもクロノ君も信頼における人物だ。
俺も心配は心配だが、なのはの意思が強いのならかまわない」

「だが、管理局は聞くところ治安維持の組織だ。警防隊と同じなら危ないと思うのだが…」

法を守るために法をも犯す最強組織
それが香港国際警防隊
どんな悪人テロリストでもこの組織を敵に回してはいけない組織
確かに警防隊と考えると危ないわな

「でもなのはってそんなにすごいの?運動神経とかだめだし」

「う~お姉ちゃん」

「なのはさんは時空世界広とも言え、これだけの才能を持った人はほとんどいません。
確かに知らない世界でもあります。ですので私たちもなのはさんの動向には気を使いますので」

俺といえば蚊帳の外で話を聞いていた。俺といえば恭也さんの意見に賛成だ。
普通親と兄が逆転じゃない

「でも!!」

「でももかかしもない」

「お兄ちゃんだって私の年齢には実践を行っていると聞いたよ。それに綾ちゃんだってすごいんだよ」

「綾ちゃんはどう思う」

恭也さんが聞いてきたので
せっかく蚊帳の外にいたのに、あ~俺に振りますか

「ん~なのはの人生だからなのはの好きにすればいいと思うけれど、でも私個人としてなら基本は反対かな」

「どうしてそう思うのかい」

 知っていて聞いてきますか士郎さん

「まだ9歳なのにもう仕事するのは私的にはいやかな。
そりゃ世のため人のためっていえばいい事だけど、
それで学生時代のすばらしい経験が、疎かになるのはよくないし、今から人生の幅を少なくするのは危険どうこうよりもやはりね」

「私、学校もしっかりやるよ」

「そっかなら、私的には言うことないかな。
学業疎かにしたらアリサやすずかたちも悲しく思うしね」

「うん」

「じゃ、こうしましょ。管理局にきちんと入るのは保留」

「お母さん」

「なのは最後まで聞いて、中学校まではしっかりと学業も魔法の勉強もやりなさい。なのはが15歳になったら好きにしてもいいわ」

「母さん!!」

 恭也さんが桃子さんをまじめに非難している。

「恭也も聞いて私も中卒で本場フランスで修行にいっちゃったから、強くいえないのよね」

「だが、それはお菓子の修行だろう。
なのはの行くところは命の危険もある」

「その点は非殺傷もあり、年々殉職等は減ってはいます」

「減っているが0ではない」

 クロノ減っているのは良いことだが0でなければその情報はあまり意味がないと思うけれど、自分の周囲の人が殉職したとなるとやはり他人事なのだが、身内に出るとすると低いって言うのはあまり安心が出来ない。
反対に言えば少ないけれど殉職する可能性もある仕事場でもある。
それを年場もいかない女の子を就職させようなんてこの日本ではそんなにいないでしょう。

「よし、反対者は恭也だけだな。ならなのはと戦え!」

「「「はい」」」

 みごとに俺、なのは、恭也さんの3人がハモった。
なぜそこで恭也さんと戦うことになるのか?

「なのはのいくところは確かに危険だと俺も思う。
だが、魔法のない恭也になのはが負けたのなら、
まだなのはは行くのに早すぎるということ、反対に恭也もなのはに負けたのなら納得はいくだろう。」

「だが」

「それしかないのなら私はお兄ちゃんと戦うよ」

「いやなのはと戦うなんて」

「俺は互いの妥協点を与えたつもりだ
四の五の言っていて言い訳をするつもりなら
そのままなのはの不戦勝にする」

「はぁ~私もそれでいいと思います」

確かに妥協点ね俺も賛成したが、今度はクロノが反対をしてきた。

「いや士郎さん、一般の方が魔法を使わないと魔導士には勝てないですし、バリアジャケットもないのに危険です。」

「あなたたちの要望は聞いた。判断はこちらに任せていただきたい」

「わかりました。
エイミィ結界と場所をお願いできる」

「結界はわかりましたが場所はどこでいたしますか?」

「場所は裏山でいいんじゃない。特別ルールを使用してもいいかな」

 俺が途中で会話には行った。

「何かいい案があるの綾さん?」

 リンディさんが聞いてきたので

「ありますよ。お互いの技量を知っている私が言いますがまず個室ならなのはが非常に不利です。少なく見積もっても99%なのはの勝ちはないでしょう」

「いや、綾も知っているだろう。なのはの砲撃の凄さと操作は」

「えぇ知っているよクロノ
ちなみに限られた個室と条件なら私は恭也さん美由希さんに勝てません」

「一応聞くが条件とは」

「致死率が高い魔法の使用不可
魔法とて万能じゃない
魔法の打った瞬間には隙ができる。
そこを見逃すほどこの2人は甘くない
どうですか?士郎さん」

「僕も綾君の言った事には納得かな
先ほどデモンストレーションで見させてもらった限りでは勝負は見えてくる」

続けて意見を言った。

「反対に範囲を指定しないでどこまでというのなら絶対に恭也さんはなのはに勝てません。
なぜなら上空何百メートルから撃たれたらさすがの恭也さんでも無理と言うものだし攻撃する術がないですしね」

「確かに僕たちは飛べないからね」

「言うわけで、戦闘場所は木々がある少し開けた場所
上空の制限は私が上空までの結界を作ります。どうでしょう」

「あの綾さん、先ほどの理由から言えば木の上あたりでも
空を飛ばれたらなのはさんの勝ちなのでは?」

「リンディさん。ここの世界は魔法は基本ありませんが、それに近いものや体術はそちらのはるか上を行っている。
木の上ぐらいならハンディにはならない
反対になのはの方が不利な条件だし」

 なのはを含めた3人はそれはないでしょと思っている

「その代わり恭也本気でやれよ」

「でも、でも恭ちゃんって凄く強いんだよ。なのは危険だよ」

「うん、痛いのはいやだけど、やらないと道がないのなら私はがんばるよ」

「ティア、あれを出して」

「いいのですか?」

「うん」

「これを二人に付けてもらいます」

「これは?」

「言うより見せたほうがいいかな」

「美由希さん軽くやりませんか?」

「私と?」

「これのデモンストレーションです」

「なら外の庭でいいかな」

「大丈夫です」

「見ていてねこれから戦う二人ともそして魔法組みの3人は認識を改めてね」

「変身」

 俺はいつものとおり一回転をして変身した。
大人モード

「綾選手!!!」

 美由希さんは驚いてそういってきた。
世界でも珍しい格闘技大会で一種の何でもありな大会だからか美由希さんも見ていたみたいだ

「そう綾とは世を忍ぶかりそめの名前なの」

 俺は茶目っ気でそういってから

「本気で来てもらいますか、そうしないと魔導士組が納得しないと思いますから」

 本気の声で言った。

「KOFトップランカーに手加減なんてできないよ」

「いきます」

「こちらこそ」

 俺は遠距離からフックを放った。
その拳風により衝撃波が起こり美由紀に向かって行った。
銃弾久遠
衝撃波が向かっている最中に美由紀の姿が消えた。

「「「消えた!!!」」」

魔法組みの人たちはびっくりしているようだけど俺はしゃがみ込みながらけりをまわした。
手ごたえありと同時に肩に激痛が走った。
肩の上を小太刀が通り過ぎていた
そのときの衝撃で右肩が痛みを覚えている


「ちょっと綾ちゃんこれ何?」

「どうしましたか?」

「何か足が重いのだけど?」

「擬似ダメージを与えるものです。
今みたいに私が肩にやられたのでこのとおり激痛が走ります
トレーニングをもっと安全で実践と同じようにするために私が忍さんにお願いして作ってくださいました。」

 DBのブルマ並みに天才なのではと思ってしまう

「あそこで軽くジャンプをして当ててくるなんて化け物ですよね」

「神速をかわして反撃する綾ちゃんほどじゃないよ」

「ここまでにしませんか、じゃないと熱くなって終わらせる事ができませんからそれに装置の効果も証明できましたしね」

「これなら二人とも思う存分できると思う
死なないにしても激痛はひどいから気をつけてね」

「すまない」

 恭也さんが礼を言ってきたので期待してますとだけ言っておいた。
私的には恭也さんよりの考えですからなのは達は非殺傷だから思いっきりできるが恭也さん武芸者はそんな事はできない。
なので思いっきりできると思う。
後はこのイベントを楽しもう
でも後一歩遅れていたら、完全負けだったな。怖いね御神流は
体感なのだがあの時の黒き咆哮より早いのではないかと思う。

「場所はここから先の裏山のところ
今から30分以内にそちらに行ってね」

「わかった」

「何で綾ちゃん?」

「何が?」

「なぜそんな事をするの?」

「だってなのはのテストでしょ?」

「うん、私のテストだけどなんで30分後なの?
戦闘ならその場でスタートじゃなく」

「格闘技みたいな戦闘ならいいのだけど、なのはのテストは本当にそれでいいのかを図るテストだから、早く行かないとトラップだらけになって不利になっちゃうよ」

「ほえぇえええええええええええ」

なのははすぐさまフライヤーフィンを出し目的地に向かって言った。

「だけど綾さん」

「なにクロノ?」

「本当に恭也さんがなのはに勝てると思っているんですか?」

 ここでそれを言うクロノは凄いやつなのかな?
ミッドは聞くところによると魔術至上主義だから仕方ないのかな
それに御神の剣士たちがいる前でそれを言うかっての

「クロノは先ほどの戦闘を見て美由希さんの動きが見えた?」

「あれは魔法じゃないのですか?」

「詳しくは言えないけれど、たぶん体術だと思う」

士郎さんの方を見て言った。

「うん、あれはうちの奥義の話だから詳しくは言えないのだけど紛れもなく修練をした体術だよ」

「それでもしバリアジャケットやプロテクションを破壊する事ができる攻撃力を持っていたらどう」

「そんな事出来る訳が・・・」

クロノは気づいたようだ

「そう私のこの服バリアジャケットなんだけど、それでもダメージがあったし、ダメージ食らってるよ。
まぁ普段かかっているシールドははずしてはいたんだけどそれでもこの威力よ」

「信じられないですがじかに見てしまったので」

「衛星中継のエイミィさんそちらはどうですか?」

「はい、は~いお互いが準備が終わり。位置にいますよ」

「お二人とも私が見えてますか」

 空間モニターを開いてもらい
恭也さんとなのはに話しかける

「ん」

「みえてるよ~」

「恭也さん後5メートル後ろに行ってもらっていいですか」

「わかった。」

 いきなり神速使われたらアウトだから少し距離を開けてもらった。

「なのは、はじめがあるまでフライヤーフィン出すの禁止ね」

「わかったよ綾ちゃん」

「ルールは一応なのはが恭也さんに勝つことお互い本気を出してね」

「わかった」

「了解なの」

「でははじめ」

 そうして少し違うがお互いの意見を通すための兄妹喧嘩が始まった 
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