ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
教員研修のヴァルキリー
グレモリー眷属を取り込むCB兼蒼い翼×空中都市アグレアスとアウロス到着後の行動
シトリー眷属、ソーナの夢であった『誰でも通えるレーティングゲームの学校』は俺が建ててしまったような気がする。何せ出資者が蒼い翼であり、シトリー家からもあったが婚約者の夢を叶えさせる者が自分自身と言う事になる。本来ならシトリー家次期当主の元、シトリー領で建設されても可笑しくないがアガレス領で建設する事に。
『ホントならシトリー領に建設させるはずだったが、政治が絡むのであればしょうがないと思います』
『全く上層部の中には面白くないらしくな、必然的にセラフォルーの意志が絡むのではないかと邪な奴らが面倒な事をしやがって』
『古くからの血筋に重んじる政治家、貴族の上役達を刺激して「階級に関係なく誰でも通えるレーティングゲームの学校」は面白い代物でないそうで』
『最近の上役共は若造ばかりだが、古参の上役達はそのような政治家ではないからな。今度冥界悪魔領の上層部に文句でも言いに行こうかな』
と俺とソーナが冥界行く前に話してた事だが、反対意見や圧力が降りかかろうと問題無い。セラフォルーが意固地になれば異を唱えれば『レヴィアタンの政治目的』とされてしまい、非常に面倒な事態へと判断されてしまう。グレモリーが介入して援助出来なかったのは必然的にサーゼクスの意思まで絡むからだ。
現四大魔王の各派閥争いはヒートアップしないでいるが、蒼い翼と言う巨大グループからだと冥界の政治まで口を出してきた。ソーナの夢を破棄しないまま真剣に検討し、政治家と対決姿勢のままとなりそうな所にウィンターからの進言があった。
「では間を取って我が領土で建設すればいいのでは?織斑様の事を何も理解してない政治家達に文句は言わせませんよ、貴方達以外の上役は賛成なのですから無闇に織斑様を怒らすとどうなるか。貴方達は分かっていますよね、かつて怒らせた事により公開斬首された前科があります」
若造政治家達は俺が創造神黒鐡だと知らずに文句を言い続けた者がどうなったか、俺だけ知ってるけど目の前で首が飛んで肉体が消滅したのを見た。残りのガキ共は数々の御無礼を謝罪してきたので、公開斬首された悪魔を特別に恩赦として死者蘇生させた。
シトリー領ではなくアガレス領なら誰も文句は無かったので、建設隊を設立させて俺らが出かけてる間に建設完了となった。蒼い翼からの支援を断ち切られると困るのは悪魔だし、冥界の事業に関しては蒼い翼関連にお任せ状態とされていて断ち切るなら全事業撤収宣言されるから。
「ところで、一真は視察に行くんだろ?何でサーゼクスは冥界に寄ったらグレモリー家に来てほしいと言ったんだ?」
「さあな~来れば分かると言ってたし、ここは言う通りにするしかあるまい」
「トレミー3番艦、全システムオールグリーンです。いつでも発信可能です織斑総司令官」
「全員乗艦したな『CBとグレモリー眷属も完了です』よし、ではトレミー発進。ゲートを通って冥界グレモリー領へ行く」
俺達CBとグレモリー眷属を乗せてトレミー発進させて、目の前のゲート通過後にグレモリー領へ入る。ブリッジには俺とヴァーリが居たけど、アガレス領にある学校へ行く前にグレモリー領のケルディムの家まで向かう。
着艦ポイントが無いので、降りるには空間切断にてグレモリー家の玄関前に繋げて到着。インターホン押して執事やメイドが出てから、俺らは大所帯でリビングまで通されるが想定範囲内の予感しかしない。
「やあいらっしゃい一真君」
「ケルディム久しぶりだな、で、俺達を呼んで何の用?俺らはこれから学校に行かなければならない」
「お久しぶりですね一真さん。今回リアスがサーゼクスに依頼したのですよ、現魔王と現当主の力を借りたいとね」
「ヴェネラナか、相変わらずリアスそっくりな姿だな。リアスが俺に用なら直接言えばいいじゃんか」
「まあ今は座ってくれたまえ、サーゼクスとグレイフィアを呼ぶから」
と言いながら俺とグレモリー眷属が座るけど、人数多いんでヴァーリチームと英雄チームのリーダーを隣に座らせた。グレモリー眷属は全員だが、数分後にサーゼクスとグレイフィアが転移魔法陣で来た。
何やら顔付きが神妙な気がしてならんが、朱乃達も何となく呼ばれた理由を知る事となる。魔王の仕事はどうしたと言いたいが、隣にお目付け役として付いて来たグレイフィアも居るみたいだからオフで来たんだろう。
「やあ一真君。先週の通信以来だね、それとリアスの眷属も元気そうで何よりだ」
『ごきげんよう、サーゼクス様』
「で、俺らを呼んだ理由は何だ。こちとらクソ忙しい時だから早めで頼む、アガレス領にある学校視察しにね」
「それについては分かってるからね。今とても忙しいのは、用件を言うのは三人が直接言いたまえ。リアス・アーシア・ゼノヴィア、立って織斑様に呼んだ理由を話しなさい」
三人共立ち上がると同時に、俺は念話で予想通りな展開になったなと告げると朱乃達も同じ考えらしい。ヴァーリも曹操も何となく呼んだ理由を知る事になるが、答えはリアスの口から直接聞く事になりそうだ。しばらく待つとリアス達は二人と合わせて告げる。
「ここに来たのは他でもないわ、織斑様。私達はずっと貴方の事が好きでした、是非ハイブリッド・ピースとして仲間入りをさせて頂きたく魔王様であるルシファー様に頼みました。お願いします、私達を婚約者として迎え入れてくれませんか?」
「「「お願いします!!!」」」
「・・・・は?」
『あーそう言う事か』
『まあハイブリッド・ピースとなるには婚約者になるしかないと思ったのだろう』
CB側の念話会議でも聞こえてるが、思わず間抜けな声を出しながら念話会議に参加しない程な状態となってしまった。今何て言った?ハイブリッド・ピースとしての仲間入りをさせて下さいとしか聞こえなかったが。朱乃達も同じ事を聞いたと言ってるが、男子組であるギャスパーと祐斗も予想はしていたようだ。
「・・・・とりあえずサーゼクス、説明を求める。俺にはさっぱり分からん、どういう工程でこうなったんだ?」
「私達が説明をしよう。まず一真さんは先週サーゼクスに通信したよね。そこで何かを取りに行った一真さんを見て、サーゼクスにお願いをしたそうだ」
「このままでは婚約者になれないままとなってしまうから、逆プロポーズをしたいと娘から聞いてね。サーゼクスから聞いた私達はどうやって一真さんをここに来させる為にアザゼルと考えた結果、今日しか無いと思って冥界に立ち寄るならグレモリー家に寄って欲しいと伝言をお願いしたのよ。随分前に言ったと思うけど『ではもしリアスが貴方の事を好きと言ったら一誠さんはどう答えますか?』と質問したと思うけど、今の気持ちを聞かせてもらいたいわ」
なるほどねー確かにあの時は好きだとしても京都の時は斬り倒してしまう程な関係、グレモリー眷属との関係はあくまでオカ研の部員としてだから今までライクとして過ごして来た。現在進行形で朱乃・白音・ロスヴァイセがこちら側に居る以上、好意を持って側室達と同等に愛し合っている。
人間界本家に住み始めてから色々とアタックしようとしてた気がするし、俺らの仲間入りになるには一定の条件を満たさないと入る事が出来ない。それについては朱乃達も知ってるし、創造神黒鐡との盟約により奏を正室とし側室なら許可も貰っている。
「逆プロポーズを受けたからには答えを言わなければならないが、それについてリアスの両親やサーゼクス夫婦を使ってまで我らCB側になりたいのであれば条件をクリアすれば問題なく婚約者だろうと迎え入れてやる。条件については朱乃達が言うし、一応我らの配下になると言う誓約書もあるが」
「ありがとう一真君、ではその条件と言うのを教えてくれるかな?三人共」
「まずは私から質問させて頂きますが、私はあくまでグレモリー眷属『女王』姫島朱乃ではなくCB兼蒼い翼の秘書兼護衛ですので。これから言う条件についてですが、答えによってはお断りする可能性もありますので親御さんらもお考え下さいますか?」
「よかろう。ではその条件の答えは家族会議で決めさせてもらおう、グレモリー家の者達で考えると言う事でよろしいですか?織斑様」
CB兼蒼い翼の代表者が言うようにしてリアスの親御さんとサーゼクス夫婦らに向けて言う。そしてグレモリー家現当主が俺に質問して静かに頷く、数分間無言で口を開ける朱乃は俺から受け取る誓約書から三原則の一つを読み上げる。
「では質問をしますのは私とロスヴァイセと白音ちゃんの順番でさせてもらいます。一つ目はこの先での就職先は蒼い翼本社か冥界支社で就職で宜しいでしょうか?この先何が起きるか分かりませんので、ハイブリッド・ピースとなれば必然的に力の調整と量産型聖剣エクスカリバーを譲渡します。織斑様はCB総司令官兼蒼い翼CEOでもあり次元パトロール隊リーダーでもございます。もし他外史に行くのであれば、私達が必然的に代理をしなければいけませんから」
「ふむ、一つ目からぶっ飛んだ質問をするんだね。ゼノヴィアとアーシアは問題なさそうみたいだから、こちらで家族会議させてもらう」
「一応三原則の一つだからな、時間は余り無いが学校視察するまでならある」
グレモリー家の家族会議が始まり就職先をウチにしないと即断る感じだし、ぶっ飛んだ条件であるが俺はこれでも忙しい身なのだから社長秘書をする朱璃達が代わりに仕事をしている。世界中のトップ陣営との会議出席、国連軍各支部での会議もあるからな。リアスはグレモリー家次期当主だからか、しばらく会議が続くんで俺らは飲み物を飲んで待機してた。
「随分と長い家族会議してるな、ソーナやシーグヴァイラは一発でイエスだったが」
「状況が違いますからね。ソーナやシーグヴァイラの時は現当主から即イエスでしたし、私も母様経由でハイブリッドですからね。あの時から結構経ちましたが、ソーナは学校の校長先生を務めるみたいですわ」
「ま、あの時はソーナ達が人間界本家に住み始めたからハイブリッド・ピースになったんだし。蒼い翼関連の学校だが夢を叶えたソーナの為に建てたようなもんだ、こちら側での仕事だと社長代役が主な仕事ではないが、冥界支社の社長か側近になると考えているよ・・・・そろそろ答えは出たであろうか、ケルディム」
「ああ出たよ、それにしても一発目から随分と難題な条件なのだな。答えはイエスで是非娘の就職先を貴社の役立てて欲しい、それに冥界支社ならグレモリー家次期当主になっても出来る仕事だと思っている」
一つ目は合格として残りは色々と制約がある。それについてはロスヴァイセがスラスラと告げるが、こちらの指示に聞く事やCB側となるならグレモリー眷属も取り込むからにはギャスパーと祐斗もハイブリッドになるかもしれん。
それについては後々考えるが、身の振り方についてもいくつかあるが、これに関しては三人共イエスなので残りが難題だな。俺と奏の関係を知った上で聞くからな。
「・・・・最後の条件として、例え夫婦の営みをしたとしても子種を注ぐ事が出来ません」
「それはどう言う事だい?こちらとしては困る内容だ、私には子孫を残すなと聞こえたのだがグレイフィアも私と同じように聞こえたかな」
「はい。私も聞きましたが、リアス様や現当主様と奥方様にも聞こえておりました。それは何故?と聞いてもよろしいですか、小猫さん」
「それについては俺から答える気でいたが、ここは正室の奏を呼んでおいた『やっと出番ですか一真』・・・・てな訳で最後の質問に承諾不可なら断る事になるんで」
いきなり空間が歪み出て来たのは俺の妻である織斑奏と息子の織斑優斗。家族を生で見たのが初めてばかりで、しばらく視線が奏と優斗に注がれてた。語られた内容は一言で言うなら破ると悲しい出来事が起こる・・・・俺の婚約者=側室の仲間入りさせても未来で子孫は作れないとストレートに告げる。
奏以外と行為後に妊娠出産になれば、家族の思い出や記憶が消滅する事も。奏が居た外史では父親が母親の事を忘れたかのような出来事は二度とゴメンだから起きないよう細心の注意をしてる。
「・・・・と言う事ですので子孫については諦めて下さい。それにグレモリー家の子孫は居るみたいですし、我ら次元パトロール隊に側室が居ますが行為は許してもその後については許されない出来事です。もし私達家族の記憶を消去するまで子種が欲しいのなら、この件は即破談致しますし戦が起きても今後は力を貸す事もありません」
「なるほど、それはとても重い理由のようですね。確かに悪魔は子孫を残す以外だと生き続けなければならない、一真様や奏様の関係も知った上でお答えするのであれば我ら悪魔は貴方達と敵にはなりたくありません。なので最後の条件もイエスとさせて頂きます」
「良い答えを頂きありがとうございます、グレモリー家現当主。一真が持つ浄化はそう言う意味でありますし、私は半神半魔であり女神となっています。一真譲りの大天使化が使えますし、優斗も男神として励んでいますが未来予知で娘が生まれるとされてます。愛し合った夫の記憶を無くすとどれだけ悲しい出来事かを知ってもらい、我ら以外の涙は偽りではなさそうですし」
織斑家以外の者達も泣いていたが、リアス達三人も全ての条件を承諾したので誓約書にサインをしてもらう。そしてグレモリー眷属の『悪魔の駒』に黒の駒に吸収されてハイブリッド・ピースとなり、悪魔の翼はコウモリだったが金色の翼へと変化した。これで晴れてこちら側の者となり、女子共は纏めて婚約者になったが今後に関して朱乃に聞いてくれと言って奏と優斗はトレミー1番艦と2番艦に戻る。
俺達は改めてアガレス領にある学校へ向かう為、トレミー3番艦でグレモリー領から離れて目的地までゆっくり行く事となる。ブリーフィングルームにてソーナ達に吉報として届くが、同じ境遇になった事で喜んでいた様子。俺は艦長席に座ってるし、学校建設場所がバアル&グレモリーと黒神がレーティングゲームをやった空中都市アグレアスからすぐ近くにある場所だと。
「アグレアスは今のとこ大丈夫か・・・・」
「艦長、アグレアスは確か・・・・」
「ああそうだ。外装と内装で一見空中都市アグレアスと見えるが、既に本物とすり替えたからな」
フェルトが言う前に告げたが、トレミーから見える空中都市アグレアスは一見本物の空中都市に見えるけど、アレは俺の力により創られた瓜二つの空中都市となってて知ってる者は僅かしか居ない。何故創った理由について前代創造神データバンク、この外史の本来起こる未来について知ったからだ。
前四大魔王と元神が死ぬ設定に新たな魔王誕生、神が死んだ事は三大勢力では最重要極秘情報となっていた。本来ある設定を上書きした俺だからか、前四大魔王も元神も旧魔王派も英雄派も生きて俺ら側の仲間として忠誠を誓ってくれた。
兵藤一誠が『兵士』八つで転生時から始まるストーリーを一から改変し、全ては今代がやろうとしてるので全ての設定を上書きされて始まった。だからグレモリー眷属に『兵士』が居ない状況となって、堕天使に神器を強奪されて死亡後に消滅された堕天使レイナーレとドーナシーク・カラワーナ・ミッテルト。
アーシアは転生により眷属悪魔となるが、この辺りをカットした事でレイナーレとの決着前には悪魔へ転生してたし。
未遂に終わった神器抜出儀式、フェニックス家でのレーティングゲームと対ライザー戦による破局、聖剣エクスカリバー事件、三大勢力の和平会談、夏休みの出来事、旧魔王派、ロキ戦、京都での英雄派、本来だとグレモリー対バアルによるアグレアスでレーティングゲーム、オーフィス、冥界の危機、はぐれ魔法使いと邪龍、吸血鬼による事件、そして今から起こる事とこの先起こる本来のストーリーが前代が考案した事件の数々。
『前回と違うのは偽名ではあるが兵藤一誠を中心にした新たな眷属、黒の駒と量産型聖剣エクスカリバーの譲渡、ヴァーリチームと英雄チームを仲間にした事、新たな惑星創造して一つを旧魔王派にくれてやった等、色々とあった出来事だな相棒』
『そうだなドライグ。前四大魔王と元神が生きてる事自体が、イレギュラーな事であり龍神二匹も共に戦う事になれたのも全てはここに来てから始まったようなもんだ』
『私設武装組織ソレスタルビーイングとして活躍前だと黒神眷属としてで、一真自身も異世界から来た存在と言っていいようなもんだもんねー』
『ここが正史ではなく外史で、しかも破滅世界にさせるイレギュラーな魔物であるドウターとゼットン。次元パトロール隊を中心にしてバックアップする月中基地本部とトレミー全艦にあるMSとISを配備、これについても一真が関わったからこの先の未来で起きる事を変えた張本人だわ。本来の私は物語にすら出てこないから』
ドライグ達の言うように全てはイレギュラーな俺が未来予知で起きる事を予測と推測により、待ち伏せや敵の攻撃を全て防いで記憶改竄とかもしてる。で、今起きる事は空中都市アグレアス奪還前に創造神データバンク更新されて見れるページが増えた。
本来起こる月日になると自動的にロック解除するようにしてるし、各外史は俺が行くと前代とバトンタッチして本来の歴史を変更してしまう恐れがある。だから出来る限り原作通りに進む事が条件、俺らイレギュラーな存在であるCBと蒼い翼の存在と記憶共有者以外のキャラ達はNPCのような存在。アグレアスが偽物だと知ったのは、吸血鬼事件が終わった後の事。
「よく集まってくれたな。ルシファー、レヴィアタン、ベルゼブブ、アスモデウス」
「私達四人を集めてどうしたの?一真」
「そうだよー・・・・シャルロットも居ないって事は、私達前四大魔王しか言えない事でもあるのかな?」
「あるとしたらこの先起きる事件だろうが、一真は創造神であるし前代創造神のを引き継ぐ形だったか」
「前代のストーリー考案とは違う方向に行っているからかしら」
「そう言う事で集まってもらったが、今回はコレについてな」
大型スクリーンに映し出されたのは空中都市アグレアスであり、ピンと来たのはアスモデウスでコレについては旧四大魔王時代からあった物。今後奪還される恐れがあるし、旧魔王時代の技術を使われた都市でそん時で言う技術の結晶と言われてもいいぐらいに。内部に『悪魔の駒』や『御使い』のカードの生産に必要な結晶体、それらを作り出す遺跡があって解明は未だに出来てない。
CB側は都市全体をスキャン後、ある程度は解明されて敵はクリフォトに所属してるバカがきっと関わってくるだろうと思っていた。記憶封印処置から唯一逃れた存在、あそこにはトライヘキサ復活に利用する為や異世界に行ける技術や破滅時の脱出装置を搭載されている。ルシファー達の前夫時代に創られたのは、前代創造神鋼からの予言を元に創られたと聞いている。
「イレギュラーなドウター退治をしに来た一真だけど、歴史が変わった事でここに滞在してるようだけど。問題なのは空中都市アグレアスをどう守るかが議題よね」
「俺達の目的はそれだが、最終的にはここを新たな拠点として活動するだろうよ。アグレアスに関しては策を設けてあるから、俺に任せて欲しい」
「一真君の考えを当てようかしら、空中都市アグレアスの大きさや内部にある物全て創造によって創られた偽物とか」
「アスモデウスに全部言われたがそう言う事だ。ウィンターにも知らされてない事だし、創造後に本物と瓜二つな娯楽施設や観光名所も同じにして作業中。俺らが学校へ行く頃には本物を空間へしまって偽物を浮かせる事に」
と言う事で後々知る事になったCB側だが、大きな計画だと知ってゲオルグの『絶霧』で住人と観光客を眠っている間に全員移動完了させた。そんで本物は大事に異空間で保存されていて今に至るが、アレがタダの空中都市アグレアスじゃない事も。
「あのアグレアスは外見と中身は全て一緒だが、一つだけ違うようにしてある」
「それは一体何だ?」
「今居るトレミークルーにだけ言うが、アレがタダの空中都市アグレアスに見えるけど中身はトランスフォーマーだ。ギャラクシーコンボイの故郷であったセイバートロン星も惑星型TFで、ロボモードになると創造神プライマスと変形する。同じ原理を応用させて創らせた空中都市型TFアグレアス、俺の指示が無い限り起動しないようしてあるし変形もヒト型ではなく戦艦型にしといた」
「なるほど、確かにセイバートロン星が惑星型TFなのは知っていましたがそれを応用させたのですね」
『ワシらも驚いたが、実際にそうさせた一真の力は各外史の技術を取り込んでいる。次元パトロール隊の技術はワシらより遥かに知り尽くしている一真の考えは、ワシらの予想を斜め上に行くのだから』
惑星TFについてもだが、詳細を語るイアン達も空中都市型TFアグレアスを創るのは他の創造主よりもぶっ飛んだ創造主だと思われる。ギャラクシーコンボイらの技術応用もしてるからか、スペースブリッジも全宇宙と繋がっていて例え冥界だろうと天界だろうとゲートで繋げて行けてしまうのだから。
トレミー3番艦は所定位置に停まり、1番艦と2番艦は目的地にて待機命令を下す。俺は蒼い翼冥界支社に行ってからアガレス領へ行く予定で、送迎車をスナイプ・ゼロで変形させて乗った。グレモリー眷属は先に行けと言ってあるし、CB側の皆は極秘任務としてアウロス学園に擬態させた姿となって溶け込む事が出来たのも最近更新された黒の駒による容姿変更機能だ。
我らCBの極秘任務が伝えられたのはトレミー内部にあるブリーフィングルームで伝わり、グレモリー眷属を降ろした後になるがブリッジに居た俺は戦闘服からスーツ姿となる事は本名からビジネスネームとしてな。
「諸君、準備は出来ているか?」
「ああ。皆服装から容姿を変更済みだ、極秘任務についてはさっきアスモデウスから聞かされた」
「この領域に『禍の団』のクリフォトが関与してくるかもしれないとの事も、にしても聖槍も擬態させる事が可能になるとは」
「我ら達も準備完了となったが、グレモリー眷属はゲオルグの『絶霧』で空間移動させたから問題無い。リアス達には別行動とだけ言ってあるが、朱乃と白音とロスヴァイセは知ってるだろう」
「皆の姿を見ても誰もCB側の者だと分からんだろう、見た目から中身まで姿を変えられるのは変装とは違う類いだ」
黒の駒による更新機能で擬態機能が新たに追加されたが、ルシファー達も前魔王のオーラをシャットダウンしてるから女性悪魔として見られる。龍神二匹は国連軍冥界支部に行かせて、治安維持部隊の鍛錬を見てもらう事になっている。
ヴァーリチームと英雄チーム以外のチームは来てないが、国連軍日本支部ブラック・シャークのMS部隊を呼んである。各機体の整備をイアン達に任せてるが、何せ機体を三百機収容させたからか各トレミー格納庫もデカくしてギリギリ収容出来た。応援部隊として惑星アースにスペースブリッジを繋げたままにし、何時でも来られるようにした。
「さて諸君、今回また邪龍が来る可能性が出ている。フェンリルのようなボールではなく邪龍から邪な心を排除し神龍となり生まれ変わるよう仕込んでおいた」
「フェンリルの次は邪龍とは・・・・俺達の主は元々敵側を味方に付けるのがすっかり得意となったな」
「そうだなヴァーリ。だがゲットしたとして従うのか?」
「邪龍の性格変更までは出来んが、忠誠を誓わせる機能も盛り込んである。なおゲット後に肉体創造をし、ヒト化か小型ドラゴンにするかは捕獲した邪龍次第となる。例え元味方だとしても無慈悲で攻撃するし、対ドウター戦や敵の大量に倒す事もだが味方を守りながら。もし封印されても邪な奴らが封印を解く可能性が高いんで、なら俺達の仲間にしてしまおうと思った」
今後の事を考えると邪龍捕獲後の鍛錬メニューが増える事は間違い無いし、推測として邪龍捕獲出来るのは五体だと思っている。
『三日月の暗黒龍(クレッセント・サークル・ドラゴン)』クロウ・クルワッハ『魔源の禁龍(ディアボリズム・サウザンド・ドラゴン)』アジ・ダハーカ『原初なる晦冥龍(エクリプス・ドラゴン)』アポプス『大罪の暴龍(クライム・フォース・ドラゴン)』グレンデル『宝樹の護封龍(インソムニアック・ドラゴン)』ラードゥン。
今回捕獲予定はグレンデルとされていて、戦闘は我々が介入すると面白く無いし何時まで経ってもレベルアップ出来ないままだ。異世界の門通称ドウターゲートの反応があれば出る予定、あちら側に想定外が起きても備えとして各チームの場所をアウロス学園と魔法使いの集会所とアグレアスに配置させた。
空中都市アグレアスについても説明済み、なので例え奪取されても問題なく任務に集中可能。各トレミーはリゼヴィムらクリフォトが来るで、ミラージュコロイドとステルスモードと各種結界や障壁展開されても問題なく航行可能。CB側のミッションスタートと共に俺は蒼い翼冥界支社へ行く予定だったが、それだと面倒なので蒼い翼冥界アガレス支社へ行く事となった。
「ところで私達だけで行ってもいいの?」
「それについては問題ありませんわ、一真さんは後程参ります。CB側の皆様はもしもの為に極秘任務を与えられて、それぞれ別行動を取っていますから。グレモリー眷属を取り込みましたが、基本的にCB側だと名乗るのは織斑総司令官が言うまで。なので表ではグレモリー眷属兼『D×D』として、裏ではCB兼蒼い翼としてですから」
「一真さんがスーツ姿となれば私らは社長秘書やら仕事をしなければいけませんが、現時点での任務はグレモリー眷属としてなのでお忘れなく。リアスさん達はいつも通りの行動を、と総司令官から言われました」
「と言う事は今まで通りの活動をしていいけど、CB側として動く時まで力はセーブしておけばいいのよね」
「そう言う事です。なおリアス部長達三人はハイブリッド・ピースになったばかりで加減調整が出来ていませんから、一真先輩により封印処置されました」
ハイブリッド・ピースとしての朱乃達は古参メンバーとして語ってたが、新参者のリアス達は加減調整が出来てないので悪魔としての力のみとなってる。しばらく朱乃視点でお送りしますが、ゲオルグからの空間転移で到着した場所はアウロスと言う町です。
空中都市アグレアスからすぐそこのある町で、冥界でも農産業随一と称されているアガレス領だと。人口自体が余り多くなく主に主に農耕で生計を立ててる住民が多く、主に空中都市アグレアス観光目的だからアウロスの反対側に観光用の町があるそうです。
だからアウロスは発展しないままとなり、蒼い翼からも観光拠点として案内する事もありますが主に農耕の仕事体験ですかね。アグレアス観光目的で娯楽を楽しむからか、滅多な事が無い限り立ち寄る事はないそうですわ。
「ところで一真さんは何時頃来るんだ?」
「織斑社長のスケジュールによると、私達が学園に来た後に来られる予定となっています。学園の創設者兼理事長でもありますから冥界中では超有名人ですし、来る合図としては黒塗りの車で来るとの事です」
「私達の後に来る事も予定通りになっているのね。一真の婚約者になって良かったけど、今後については朱乃から学ばないといけないし」
「呼び捨てかは織斑社長の格好次第になるので、一応注意として言っときますわ。スーツ姿でも呼び捨てか社長と呼ぶかについては、一真さんからの念話ですけどね」
「僕達は何時も通りに呼べばいいのですか?」
「その通りで、蒼い翼として以外では本名を呼んで構わないと言ってました。学生時は偽名ですが」
ゼノヴィアが不思議がってましたけど、織斑社長の予定通りになっていて私達は空間転移場所には、町の中心にある監視塔最上階で遠くにあるアグレアスを視認出来ていて学校建設は自然豊かな方がいいと言ってましたが、作物を育てる様々な畑が町の周囲一面に広がって風車小屋も多く目立ちます。私達は町の役員さんに連れられて塔の下に居た匙君でした。
「あれ?織斑は一緒じゃないんですか?」
「匙君、今は蒼い翼として来ますので呼び捨てはいけませんわ、織斑社長と呼ばないと私の雷光が轟きますので」
「そ、そうなのですか。おり・・・・織斑社長とCBは何時来られるんですか?」
「織斑社長は学校の創設者兼理事長として来ますので、少々時間が掛かります。確か学校に皇帝が来る時にいらっしゃると言っておりましたわ」
皇帝と言うのは、レーティングゲームの覇者であるディハウザー・ベリアル様が来られた時に来ると仰ってました。グレモリーの姫君が来るとしたら町長自ら来るはずですが、生憎と魔法使いの集会に顔を出しているから出迎え無用だと言っております。出迎えた役員から匙君にバトンタッチし、私達は町を進みながら畑と風車小屋に欧州風の建物に似た石造り。
「ところでこの町の事は気に入りましたか?匙君」
「あ、はい!織斑社長のお陰で会長の夢が叶えられました。冥界の田舎町ですが無名って程じゃなく、今回の魔法使いの集会が開かれるので色んなシンポジウム、プレゼンテーションがこの町で開催されるます。初代町長がそのような集まりを行うのが好きみたいで、今では知る人ぞ知る町へとなりました。まあ蒼い翼が主役として事業やっているのか、レーティングゲームの大舞台であるアグレアスを一望出来るみたいだから環境は最適と言えます」
匙君の声音を聞く限りだと機嫌がとても良い方向へ感じました。学校建設する時、随分と揉めたそうですが曰く若造政治家や民からの反対行動をしてたそうで。社長が創造神黒鐡様だと知ってから反対デモしなくなり、アガレス家現当主様が正体明かす前に対決してたと報告書にありますね。争い事が起きない場所ですが、一応CBの皆さんは極秘任務を与えられて動いてます。
「私、将来こういう場所で畑やってみたいです」
「私もアーシアと畑作りをすると言うのもいいな。永い悪魔の生だ。たまには剣士生活を忘れて農耕に従事するのもいいだろう。もしかしたらこちらに配属されるかもしれないのなら、しっかりと勉強しないといけないが織斑社長はこう言ってたな。仕事は秘書や護衛ばかりではない、と聞いてるがそれについてはどうなのだ?」
「この先についてはまだ分かりませんが、志願すればこの辺りを任せられる管轄官になれるかと」
「今思ったのですが、イリナさんはここに居ても良かったのですか?」
「それについては問題ないよアーシアさん。私もCB側だけど今は御使いでありグレモリー眷属の助っ人だから」
アーシアさんの目がキラキラしてたけど、志願すればこちらに配属されるかもしれないわね。婚約者となった者らは自動的に蒼い翼へ就職となりますが、何も社長秘書兼護衛ばかりが仕事ではありません。
冥界各地にある支社へ行き、この町を管轄するかもしれないが私はもう社長秘書兼護衛をしてます。新参者のリアス達では重荷ですし、古参である母様からの指導予定ではありますがスパルタでやると言ってました。
私、紫藤イリナも朱乃と同様にハイブリッドだけどピースではなくカードによって。先程まで朱乃視点なのをこちら視線にしたけど、表ではミカエル様の『御使い』として裏だとCB兼蒼い翼所属とされている。
それに念話会議やっているけど、リアスさん達は念話会議に入れる程では無いぐらい不安定な状態。今頃織斑社長は無事に着いたと思うし、極秘任務についても知ってるのは私達のみで擬態した姿となって潜伏中。名前や容姿も変更されてるからか、蒼い翼から派遣されて来た教師やスタッフとなってる。
到着した学園名はアウロス学園、シトリーやバアルにCB関連の名が入ってると若い政治家共が口を挟みそうだからとか。だから町名から取ったと言ってたよ~。
ページ上へ戻る