異世界に転生したら、強くてニューゲームでした。(編集中)
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
異世界
前書き
異世界チートに戻ります。
第3話で少し出した男は、これからのイヴに深く関わってきますが、もうしばらくは異世界チートです。
2017/8/30 題名を「異世界」へ。
「……レイラ、それは僕の……だろ、……」
「ちょっと…い…じゃない」
周りがうるさくて目が覚めた。
すぐに飛び込んできたのは、綺麗な絵の描かれた天井と、大きな窓。
そして、その天井に手を伸ばす小さな手だった。
これは僕の手か。にしても小さいなぁ。やけに白いし、しわっしわだ。
しばらく天井に向かって手をグーパーしていると、周りで騒いでいた子供が気づいてやってきた。僕の兄姉のようだ。そのうちの1人に抱き上げられる。
「起きたのねイヴ、おはよう」
「イヴ、手をグーパーしてる…どんな夢を見てたの?」
「お母様、後であたしもイヴのこと抱っこしていい?」
口々に囲む。イヴっていうのが名前かな。僕を囲む3人は、それぞれ高級そうな、可愛らしい服を着ていた。
(わあ、これは期待出来るかな…もしかして、お金持ちな家だったり?)
と、思わずニマニマしてしまう。
呑気な僕だけど、寝起きにこれはキツイ。
と、側にいたらしい女の人が、気づいてやってきた。
「あんまりイヴを囲んじゃダメよ、泣いちゃうわ」
(……もっと早く来て欲しかった)
鮮やかな青いドレスを身にまとうその人は、僕の母親かな?すっごい美人。
僕を抱いていた男の子から僕を抱きとり、テーブルに置いてあった幼児用の服を手で引き寄せた。
(……!?)
驚いて口からヨダレが垂れる僕の口を拭き、服を広げると、僕に着せた。一瞬で。
いや、ホントだよ?ちょっと瞬きして、目を開けたらもう着替えてたんだって!!
…………ああ、僕ホントに異世界に転生したんだなぁ。
ページ上へ戻る