リュカ伝の外伝
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プリティー・ファンキー・レイディオ
前書き
この外伝は、えくすとら100話目記念に書いたものです。
そこまでの物語を元ネタにしてますので、それ以前には読まない方が良いんじゃないかと思います。
あと、悪ふざけなので本編に影響はしてません。
マリー「は~い、今夜も始まりました『オール・ナイト・グランバニア!』DJのプリティー・マリーちゃんでぇ~す♡」
ピエッサ「同じくDJのピエッサです」
マリー「二人合わせて……」
マリー&ピエッサ「「マリー&ピエッサです」」
マリー「いやぁ~、カレーが美味しい季節になってきましたねぇ」
ピエッサ「カレーは年中美味しいですけど、マリーちゃんにとってカレーの季節って何時よ?」
マリー「そういう細けー事はいいんだよ! 今夜もリスナーからのお便りをバシバシ紹介しちゃいますからね♥」
ピエッサ「言わなきゃ良いのに……」
マリー「さぁて、お便りは常に募集してるから、メール・FAX・矢文・伝書鳩などなど沢山送ってくださいね」
ピエッサ「矢文と伝書鳩はガチ困りますので止めてくださいね」
マリー「メールアドレスは『marry_pretty@fiction.granvania.co.dq』へ、FAX番号は『0990-555-100100』まで」
ピエッサ「イタズラメールや間違いFAXはご遠慮ください」
マリー「じゃ早速最初のコーナー!」
ピエッサ「『グランバニアの七不思議』のコーナーです」
マリー「七つとは言わず七億でも募集してるから、身近にあった不思議な物事を教えてください。では早速ラジオネーム『平民王妃』さんから……『こんばんはマリー、ピエッサさん』」
ピエッサ「はい、こんばんは」
マリー「こんばんは、お母さん」
ピエッサ「ちょっと……お母さんとか言わないでよ。ラジオネームの意味がないでしょ!」
マリー「『私には一つだけ不思議で困ってる事があります』 一つだけ? もっとあるでしょうに……『私の旦那が格好良すぎなんですよね。結婚して随分経つし、もう孫まで居るんですけど、未だに恋しちゃってるんですよね。不思議ですよね!』 何言ってんだ、このババア?」
ピエッサ「まぁ。何時まで経ってもラブラブなんてステキですよね」
マリー「いい加減歳を考えて欲しいですけどね」
ピエッサ「そういう事を言わないの!」
マリー「まあいいや。不思議を提供してくれたビア……ゲフンゲフン、ラジオネーム『平民王妃』さんには、グランバニア王家印の特製毒消し草をプレゼント」
ピエッサ「普通の毒消し草に王家のマークを書いてるだけですけどね」
マリー「ではでは続いてのお便りは、ラジオネーム『天空の勇者王子』さんから……もう少し名前を捻れ、お兄ちゃん!」
ピエッサ「だから、バラすなっての!」
マリー「『グランバニアの七不思議……それは僕の娘が可愛すぎる事だ! もう可愛くって可愛く』 はい、ボツ! 次のお便りにいきましょう」
ピエッサ「こ、こらこら……ボツはないでしょ」
マリー「はいはい、じゃぁ王家印の薬草でもあげといてよ……そんな事より次のコーナーいくわよ。『みんなのお悩み相談所』のコーナー!」
ピエッサ「このコーナーはリスナーの皆様から様々な悩みを聞いて、私達で言いたい事を言わせてもらうってコーナーよ。悩みを相談されても解決出来ない……と言うか、解決しない事の方が多いからね」
マリー「ではでは最初のお便りは……ラジオネーム『パパ大好きっ娘』さんから……これあの女だろ!?」
ピエッサ「しーっ! 言っちゃダメよ」
マリー「まぁ良いわ。『こんばんはマリーちゃん、ピエッサちゃん。私の悩みを聞いてください』 嫌だなぁ……」
ピエッサ「そんな事言わないで続きを読んでよ」
マリー「どうせ変態的な内容よ……『私はお父さんが大好きです。お父さんの愛人になって子供を産みたいです。でもお父さんは嫌がります。如何すれば私の魅力にメロメロになるでしょうか?』 ……ほらぁ! だから読みたくなかったのよ」
ピエッサ「え、え~と……他人の嫌がる事はダメって子供の頃に習ったと思うんですよね。だから嫌がってるのなら止めましょうよ……ね」
マリー「王家印の天使の鈴をあげるから、とっとと頭を治しなさいよ!」
ピエッサ「あの、お願いですから、もう少しライトな悩みを送ってください」
マリー「はい、じゃぁ次々……ラジオネーム『ラインハットの兄王』さん……何で皆捻りのない名前なの!?」
ピエッサ「な、何言ってるのよ……誰の事だか解らないわぁ」
マリー「もう良いわよ。じゃぁヘンリーさんのお便り読むわ『こんばんは。俺の悩みは息子の嫁が親友みたいに厄介な事だ。父親に似てて、従来の習わしとかを平然とブチ壊す性格なんだ。何とかしてくれよ』 ……何とか出来る訳ないじゃん」
ピエッサ「そうね……これはムリね。王家印の命の石をプレゼントするので、長生きしてくださいね」
マリー「ムリね……ポピー姉さんを義理の娘にした時点でアウトよ」
ピエッサ「……ご愁傷様です」
マリー「さぁ暗くなってきた雰囲気を吹き飛ばす為、次のコーナーにいってみよう! 『私の自慢、聞いちゃって』のコーナー!!」
ピエッサ「このコーナーは、皆様の自慢話をどしどし募集して、他のリスナーに教えてあげるコーナーです」
マリー「さてさて、今宵はどんな自慢話があるかしらん? 最初のお便りは……ラジオネーム『天空の勇者王子』さん……ボツ! お前の自慢話は解ってんだよ! 娘だろ? 娘が可愛いって事だろ!」
ピエッサ「そうね……さっき別のを読んだし、今回は無しね」
マリー「そういう事……だから次よ。ラジオネーム『凄腕メイド二世』さんから……『マリー&ピエッサさん、こんばんは』 はい、こんばんは」
ピエッサ「こんばんは」
マリー「『聞いてください。頑張って仕事して出世したら、ビアンカ様の脱ぎたてパンツを貰う事が出来ちゃった♥ 超良い香りー! 私だけの宝物で~す』 ……何だコイツ? ド変態が投稿して来やがったわよ! 誰よコイツ!?」
ピエッサ「だ、誰だか判らなくて良いじゃないよ。ソッとしておきましょうよ……こんな変態は」
マリー「そ、そうね……つーか何かあげる?」
ピエッサ「いいんじゃない? もう宝物を持ってるみたいだし」
マリー「じゃぁそういう事で次のお便り……ラジオネーム『兵士だけど元奴隷』さんから。『こんばんは。俺は兵士として暫くの間、地方へ赴いていたんですけど、この度中央へ戻ってきました』 それはそれはご苦労様です」
ピエッサ「長い間お疲れ様です」
マリー「『無事に中央に帰ってきて幼馴染みの彼女に逢いに行ったら、未だ処女でしたぁ! てっきり陛下の愛人になると思ってたんですけど、俺にもチャンスが残ってました! 今ラブラブですよ』 ……けっ、浮かれてんじゃねーよ」
ピエッサ「何で他人の幸せを祝えないの? 何の為のコーナーよ」
マリー「……オメデトー。シアワセナきみニハ、コレヲぷれぜんと」
ピエッサ「はいはい……王家印のエッチな下着を送っておきます」
マリー「それを彼女に着せて励め」
ピエッサ「可愛い子供が生まれたからって、私達に報告は無用ですよぉ~」
マリー「これ以上は他人の幸せを見せられたくないから、次のコーナーにいきましょう。次は『グランバニア川柳』です」
ピエッサ「このコーナーは、皆さんの身の回りで起こった出来事などを、5.7.5のリズムに乗せて発表してください」
マリー「そんな訳で、最初の投稿は……ラジオネーム『元雪の女王』さんから。『エロ下着 義理の息子に プレゼントされちゃった♥』 ……5.7.5だってんだろ! 相変わらずアホだなスノウさんは」
ピエッサ「名前を言うなってんだろ!」
マリー「ちゃんと川柳になってないからプレゼントは無し!」
ピエッサ「そうね。他の物をプレゼントされた事があるみたいだしね」
マリー「じゃ次の投稿よ……ラジオネーム『異世界の女勇者』さんから。『我が旦那 親馬鹿極め 哀しきか』」
ピエッサ「これラジオネーム『天空の勇者王子』さんの奥様ですかね?」
マリー「間違いなくアルルさんね」
ピエッサ「だから名前言っちゃダメだっての!」
マリー「まぁそんな事より、何あげる? 結構心に染み入るんだけど……グリンガムのムチあげちゃう?」
ピエッサ「そうですねぇ……もう王家印とか面倒臭いから、グリンガムのムチをそのままあげましょう」
マリー「はい。本日一番良い物が出た所で、お時間が来ちゃったようです」
ピエッサ「他のリスナーも、どしどし投稿をお願いしますね」
マリー「それじゃぁまた来週まで……」
マリー&ピエッサ「「バイバ~イ」」
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