ちびまる子ちゃんH 「さくら家の指宿旅行」の巻
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その6
前書き
いよいよ最終回です。旅行の後日談のようになっていますが・・・。
さくら家は帰ってきた。
まる子はこの指宿の旅行の日々を宿題の絵日記に書いた。これはいい内容になると自分で喜んでいたのであった。
2日後の夕食・・・。
お母さん「今日のご飯はおじいちゃんが買ってきてくれた黒毛和牛で牛丼にしてみちゃった」
友蔵「お母さん、ありがとう」
お母さん「いえいえ、おじいちゃんもこんな高価なお土産を買っていただき、本当にありがとうございます。でもすみません、すき焼きじゃなくて」
友蔵「いや、いいんじゃよ、わしは調子に乗ってただけじゃから・・・」
お母さん「そんな、それじゃ、いただきましょうか」
家族一同「いただきまーす!」
家族は黒毛和牛の牛丼を食べ始めた。その時・・・。
まる子「んおお、美味しい」
お姉ちゃん「普通の牛肉とは違う味がするわね~」
友蔵(まる子・・・。お姉ちゃん・・・)
お母さん「おじいちゃん、こんなおいしいもの買っていただきまして本当にありがとうございます」
友蔵「いえ、いえ・・・」
友蔵(みんな喜んでくれている・・・。やっぱり奮発してよかったわわい!!)
友蔵は嬉しさのあまり心の俳句を詠んだ。
黒毛和牛 家族で食べると 美味しかな
そして時は過ぎ、夏休みは終わった。
2学期、まる子とお姉ちゃんは学校へ登校中だった。
まる子「ねえねえ、お姉ちゃんのクラスも旅行のお土産交換やるの~?ウチのクラスはやるつもりになんだけど」
お姉ちゃん「そりゃもちろん!」
まる子「へえ、どんなお土産が貰えるか楽しみだね!」
お姉ちゃん「ふふっ、そうね・・・」
新学期初日の学校、3年4組では・・・。
まる子「おっはよー、たまちゃん!」
たまちゃん「まるちゃん、久しぶり~、指宿どうだった?」
まる子「すっごく楽しんだよ!砂むし温泉は気持ちよかったし、知林ヶ島の展望台からは錦江湾と開聞岳が見えたし、池田湖のそうめん流しを楽しんだし、いろいろあったよ~」
たまちゃん「へえ、よかったねえ、北海道も涼しくて快適だったよ」
まる子「へえ、お、はまじ、おはよう」
はまじ「おお、おはよう」
まる子「江ノ島どうだったー?」
はまじ「ああ、結構いいところだったぞ。水族館いってイルカショー見てきたんだぜ!で、そのときじいちゃんが『お~い、イルカ~』って叫んでたぜ・・・」
まる子「はは、あんたのおじいちゃんもなかなかやるね・・・」
はまじ「さくらは指宿どうだったんだ?」
まる子「ああ、色々楽しめたよ!砂むし温泉、知林ヶ島、池田湖、龍宮神社・・・、また行きたいくらいだね!」
ブー太郎「おはようブー!」
まる子・たまちゃん・はまじ「ブー太郎!おはよう!」
たまちゃん「ブー太郎は神戸どうだったの?」
ブー太郎「海が綺麗でいいところだったブー!シーバスで神戸港をクルージングしてきたんだブー!ああ、そうそう、これお土産だブー、皆に上げるブー!」
まる子「サンキュー!クッキーか」
ブー太郎「神戸で作られたクッキーだブー。オイラも向こうで食べたけどすっごい美味しかったブー!」
はまじ「へえ~、そんじゃ俺の江ノ島土産はこれだぜ!」
たまちゃん「これは何だろう?」
はまじ「柿の種だぜ。イカの形がイカ味、サケの形が鮭味、カツオの形してんのがカツオ味だぜ」
たまちゃん「うわー、美味しそうだね」
はまじ「好きなのとっていってくれよ!」
ブー太郎「ありがとうブー!」
まる子「たまちゃんのお土産は?」
たまちゃん「私はこのホワイトチョコレートにラングドシャクッキーを挟んだお菓子だよ。『白い恋人』っていうんだ」
まる子「うわあ、美味しそう!」
ブー太郎「穂波のお土産も最高だブー!」
まる子「よし、あたしの番だね。あたしはうなぎパイっての買ってきたんだ!池田湖じゃ大うなぎを養殖していてね、それにちなんだパイだよ」
はまじ「すっげーうまそうだぜ!」
お土産交換会をしているところに長山君もやって来た。
長山「やあ、早速お土産交換会を楽しんでいるようだね。僕からはこの薄皮まんじゅうをあげるよ」
まる子「ありがとう!長山君。あたしのお土産も是非もらってよ!」
たまちゃん「私のも!」
はまじ「俺のも!」
ブー太郎「おいらのもブー!」
長山君「どれも美味しそうだね」
そのとき・・・。
野口「クックックック・・・。私も混ぜてくれよ・・・」
お笑い好きの野口笑子が現れた。
まる子「あ、野口さん、久ぶり!」
野口「私、落語や漫才などお笑い見に行くために浅草いったのさ。はい、お土産は人形焼きだよ・・・」
はまじ「おう、サンキュー、野口!」
まる子「野口さんお笑い好きだからね、浅草は絶対行きたい場所だよね!」
野口「その通りさ、クックック・・・」
まる子たちはお土産交換を楽しんだ。そしてお姉ちゃんのクラスでは・・・。
よし子「はい、私からのお土産は金萬っていうカステラ饅頭よ」
お姉ちゃん「わあお、美味しそう~!私は鹿児島にちなんで薩摩芋タルトにしたの!」
根岸「二人とも美味しそうなお土産じゃないか。俺のは焼いた八橋だよ。本当は生を買いたかったんだけど賞味期限が早いからこっちにしたんだ」
お姉ちゃん「でもこっちも美味しそうだよ、根岸君、ありがとう!」
小山「それじゃ、俺からは飛騨の牛乳ケーキがお土産だよ」
よし子「小山君、ありがとう、嬉しいなあ・・・」
お姉ちゃん(フフッ、よし子さん、よかったわね・・・)
指宿に行って本当によかったと思うまる子とお姉ちゃんであった・・・。
後書き
以上でこの話は終わりです。
また新しいエピソードを執筆する予定でいます。
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