恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
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537部分:第四十二話 于禁、事実を知るのことその十三
第四十二話 于禁、事実を知るのことその十三
「それでなんや」
「それでそこまで大きくなるのだ」
「少なくともうちはそやで。それに」
「それになのだ?」
「あと名前を換えたせいかもな」
こんなことも言う彼女だった。
「実はうちアルバイトでメイドとかやる時最近まで鏡水って名前にしてたんや」
「それを変えたのだ?」
「五郎八にしてん」
それに換えたというのだ。
「そのせいちゃうか」
「それも関係あるのだ?」
「ひょっとしたらな」
そうではないかというのである。
「あるかもな」
「いや、ないだろそれは」
すぐに関羽が突っ込みを入れた。
「私はだ。メイドの時の名前は美奈だがな」
「そのままじゃないのか?」
馬超がこう突っ込みを入れた。
「それだと」
「ううむ、姓はともかく名を換えるのは好きではない」
「それでか」
「そうだ。だから好きではない」
また言う彼女だった。
「だからこの名前でいっているのだ」
「誰かすぐにわかるな」
趙雲もそこを指摘する。
「もっと違う名前にすればどうだ」
「そういうものか」
「まあ結構ばれるもんやけどな」
「私もすぐにばれたの」
李典と于禁もここでこの話に入る。
「うちなあ。隠したつもりやったけどな」
「しっかりばれてたの」
「こうしたことはわかってしまう」
「そうだな」
趙雲と馬超も頷く。
「袁紹殿はお忍びの名前の方が有名なようだしな」
「張勲殿なんか幾らそういう名前あるんだろうな」
「鈴々もあからさまにわかってしまったのだ」
困った顔になっている。実は彼女もそうした名前を使ってきたのだ。
「本当にすぐばれるのだ」
「まあよお考えたら顔は同じやさかい」
「声は特になの」
李典と于禁がまた話す。
「それは仕方ないな」
「割り切ってやるしかないの」
「そういうことか。しかし本当にだな」
関羽も李典のその胸を見て話す。
「大きな胸だな」
「関羽さんには負ける思うで」
「そうか?かなり見事だな」
あらためて見るとまさに見れば見る程だった。そんな胸だった。
「それでもか」
「うちは胸が大きいだけやけど」
李典も李典で関羽を見ている。そしてだった。言う言葉は。
「関羽さんはスタイル全体がええしな」
「確かにな。絶妙なまでだな」
「腰もくびれてるしな」
趙雲と馬超もそれは言う。
「劉備殿とどちらがな」
「凄いスタイルだろうな」
そんな話をしていたのだった。それが彼女達の入浴だった。
それから夕食を皆で食べてだ。寝る時になる。全員髪を解いて寝巻きになるとだった。今度は黄忠とその劉備を見ての話になった。
「胸、一番やろ」
「圧倒的なの」
まずは黄忠を見てだった。彼女は薄い赤紫の色の寝巻きだ。
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