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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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359部分:第二十九話 郭嘉、鼻血を出すのことその十


第二十九話 郭嘉、鼻血を出すのことその十

「何か様子がおかしい?」
「変わってきた?」
「いけません、なりません」
 顔を急に赤くさせて両手で拒もうとする動作を見せだした。
「その様なことは。私はあくまで」
「妄想中です」
 程昱が皆に説明する。
「凛ちゃんの癖です」
「癖か?」
「そうなんですか」
「はい、いつもこうなんですよ」
 彼女は普通に話す。
「そうしてこのまま」
「貴女様にお仕えする胸のない」
「いや、胸はあるぞ」
「そうだな」
 ロックと蒼志狼は郭嘉のその胸を見て言う。見れば胸を強く前に出したデザインの服だ。そしてその胸はかなり形がいいし大きい。
「それでないのか?」
「何故そんなことを言う?」
「中の関係です」
 だからだという程昱だった。
「凛ちゃんの声を聞いてわかれば凄いです」
「ああ、そうか」
「それでか」
 趙雲と馬超はこれでわかった。
「それはよくある話だな」
「あたし達にとってもそうだしな」
「そこの方もそうではないですか?」
 程昱はミナを見て話す。
「貴女も声では」
「あるわ。確かに」
 そしてそれを認めるミナだった。
「そう、声の関係なのね」
「そういうことです。それで凛ちゃんはこう言うんですよ」
「胸、ね」
 神楽も胸については少し考える顔になった。
「舞ちゃんの胸も凄いけれど」
「私達って結構以上に。胸は格差がありますよね」
 孔明は寂しそうに話をした。
「私はないですけれどそれでも劉備さんなんかは?」
「私?」
 その劉備の胸が揺れる。その横には関羽がいる。
「私なの」
「何か皆私も見ているが」
 その関羽も言う。
「何かあるのか?」
「あります」
 孔明は実に寂しそうに話す。
「紫苑さんもそうですし星さんや翠さんだって」
「私もなのね」
「ふむ、私もか」
「あたしも入るのか」
 三人はそこそこ自覚はしていたのか納得した顔で頷く。
「まあそれはね」
「そのうち大きくなる」
「そういうもんじゃないのか?」
「そうよね」 
 三人に神楽も参戦してきた。
「胸はね。けれどそれにしても」
「はい、凛ちゃんですね」
「さらに凄いことになってるけれど」
 見ればであった。彼女の妄想は続いていた。そしてさらに言っていた。
「いけません、ああ・・・・・・。その様なことは」
「一体何を想像しているのかしら」
 神楽は唖然とした顔で言った。
「頭の中で」
「とてもいやらしいことです」
 程昱は言う。
「あまり突っ込まないで下さい」
「ううん、困った人なのね」
「これはこれで愛嬌がありますしいい娘なんですよ」
 程昱は一応はフォローをした。
 
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