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『反芻』

作者:零那
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『逃げない』



総てのこと受け入れるとか多分無理なんだって思った。
だから勝手に蓋をして終わらせたつもりになったんだと。

弱さが押し寄せてきた時、無駄な強がりが跳ね退けてた。
打ち明ける弱さ。
偽りを言わない強さ。
そう思ってた。
本当は間違ってたのかな?

降り積もったのは雪だけじゃない。
心の奥深くからズット積もり続けたもの。
ゴチャゴチャした穢い感情が爆発しそうになる。

癒される事なんて無いから消えはしない感情なんだろう。
繋がってるという安心感なんて一生得られないんだろう。
其れでも、立ち向かう事から逃げないようにしてる今...。


 
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