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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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1部 始まりは突然に
2章 ドキドキな小学校ライフ
  母の日

 今まできちんと母の日のプレゼントは渡していたんだけど、いつもカーネーションだけ
今年こそきちんとプレゼントをしたいのだが多分聞いても

「その気持ちだけでいいのよ」

って言うんだろうなぁ

「は~っ」

 そして俺は教室の机にだらけていた。

「どうしたの綾?そんなにだらけていて」

「ん~アリサ、少し考え中」

「悩み事?」

「あ~まぁ、悩み事って言ったら悩み事」

「差し支えなかったら言いなさいよ」

 このようにスパッといえるところがアリサの強さなんだろう

「母の日が近いじゃない」

「もしかしてプレゼント」

 その会話を聞きつけたすずかとなのはも来た。

「3人供、もう決まっている?」

「私はね お母さんの好きな銘柄のティーセットを送ろうと思うの」

「私は・・・お姉ちゃんとノエルとファリンだけだから
いつもこの日は3人にプレゼントをしているの
私はハンカチかな」

「ん~私はマグカップを買いに行こうと思っているの」

 というわけで今現在デパートにみんな来ていた。
小学生4人でデパートに来るなんて初めてのことだと思う。

まずアリサの紅茶セット
俺自身は紅茶はよくスーパーとかに売っている
1000円以下のものしか知らなかったのだが
ここには4000円以上のものがいっぱい売っている
それを買う小学生
ティーセットにうん万円って
改めて食器ってたけぇと感じた。
うんアリサ恐ろしい子

「これで当日緑屋に行ってクッキーを買えば完璧ね」

次に
すずかはFEILERにこっていて集めているから
FEILERとはすずかに聞いたら、
ドイツ・シュニール織の名門ブランドらしい
実際に触り心地が良くそれでいて
2000円台から3000円ちょっとぐらいで買えるみたいだ。
ムーンライトフラワーのハンカチ
キティのハンカチ
歌舞伎のハンカチ
最近ノエルさんがはまっているらしい。
小学生の買える範囲って数百円が相場じゃないのか!

なのはは
Cath Kidstonのマグカップにしたみたいだ

小学生からブランド物
さすがお嬢様方と思った。
なのはは一般家庭ってそれは嘘だと思う。
他の子とは違って一般に近いけれどなぁ
なぜなら喫茶店の娘ってことは規模大きく見たら社長令嬢じゃないのかって突っ込み入れたくなるし、
一般家庭なら私立の中学校に入れませんって

心の中で突っ込みを入れながらただいま俺自身は悩んでいる。

「あとは綾だけね」

「どうしたの綾ちゃん」

「あ~なにを送ろうかと思って」

「えっとねどうして悩んでいるのか聞いていい?」

「ほらプレゼントっていらないもの贈っても邪魔になるから」

 なのはが俺の手をつかんで

「そんなことないよ。綾ちゃんが送ってくれたプレゼントは絶対に喜んでくれるから」

「そうだよ、プレゼントは心がこもっていれば良いと思うよ」
すずか

「もう、たまに綾ってばネガティブ思考になるんだから」
アリサの言い分

「でも」

 ぎゅ
なのはが急に俺の手を握ってきた。

「えっとねこういう風にすると勇気を送れるんだって
だから私が綾ちゃんに勇気を送るね」

 俺は下を向いて、「ありがとう」しか言えなかった。

 いつの間にか俺の周囲は人が集まってきていた。
結構な見世物になってる。

「ほらもう行くわよ」

 アリサが先頭になって引っ張ってくれた。
うんリーダーシップ発揮してるなぁ
でも俺も恥ずかしかったから良かったのと、
この子達にいつも大切なことを教えられている気がする
ありがとう

 そして俺は
メッセージカードと、天然ダイアモンドを高級プリザーブドローズに散りばめた物を送った。
箱の中にブリザードローズがありその花びらに
天然ダイアがちりばめられているもの
値段も4500円と格安
でも普段では小学生の身分では買えないものでも
子供の特権お年玉が残っていたから買えた。
3人とも素敵なもの見つけたじゃないとか
綺麗とか言ってくれた。
女子受けは抜群だった。

 そこでスムーズに帰れるとはいかなかった。
まぁ小学生4人がデパートの袋をもって出てきたらそりゃ目立つわなぁ
後ろから何人かがいるけれど一応気にしない
まだ3人には気づいていないみたいだけども、こんな日に限って周囲に人がいない。

 橋の下のトンネルっぽいところで6人ぐらいの高校生に囲まれた。

「おじょうちゃんたちお兄さんお金がないのでカンパしてくれないかな」

「素直に出したら何もないから」

「そうそう」

「そこの、俺といい事しない」

「お前はロリか」

「いやいや身長的に大丈夫でしょ」

 俺を指差して言ってきた。
他の3人は130台
俺は140台であるが
そういわれた瞬間はだがぞぞぞと寒気がしてきた
凄い嫌悪感
身長が高い人に囲まれると怖い恐怖感。
やっぱり身長差があるとチンピラでも、威圧感があるわぁ

「いい年してなにを言っているのあなたたち、恥を知りなさい恥を」

 震えながら言っているアリサはとても凄く格好いい
俺もぶるってなく対策を考えよう

「もういいじゃんこいつらの金をいただいて、全員まわしちまおうぜ」

「きちくだなぁ」

「禁断ってそそるよなぁ」

 油断しきっている一人を、
アッパーカットして3人を後ろにやって
行動すればオッケーかなと思ったら、男子高校生が一人吹っ飛んだ

「おいこらなにしやが・・・」

言いかけて言葉がとまってしまった。

「てめえら~何、弱いものいじめしてやがるんだ~」

俺達の前に革ジャン使用のサイツが立っていた。

「おうお前ら周りを囲め」

 サイツの取り巻きだろうか
10人ぐらいはその男子学生を囲むようにしていた。

「あれ!サイツ君じゃない」

「おう、アリサたちか、なんだ綾までいるんだったらおじゃまだったか」

「ううん助かったカリは後で返すわ」

「てめえかここ最近のし上がっている小学生番町サイツ
お前らもこんな小学生が上なんて情けなさ過ぎるぜ」

「別に俺達はこいつが小学生だなんて思っていねえ。こいつとだったら面白いことが出来るんだわ」

[一応守るがまぁそっちに行ったら頼むわ]

[了解]

思念波(テレパシー)で会話をした。

「こっちは6人でそっちは10数人卑怯じゃないのかな」

「そんな6人の高校生の兄さんが
いたいけな一応小学生の女子4人を脅し、
恐喝って卑怯じゃないの
いいよ雑魚
俺が6人まとめて倒してやるからかかって来い」

「また始まったぜリーダーのそれが」

「あぁ挑発に良く乗るからな」

「仕方ないって頭はそこそこ切れて
喧嘩も強いかもしれないがまだ小学生だし」

いやいやあなた達の頭でしょう
なに兄弟みたいにしているの

「それじぁいくぜ」

 踏み込みが鋭く行き成りの右ストレート
一人の男子学生が数メートル吹っ飛びました。
その吹っ飛んだ学生を取り巻きのお兄さんが
捕まえて捕獲

「てめえ行き成りは卑怯だろ」

「喧嘩は先手必勝」

すぐさままわし蹴りをしてもう一人吹っ飛び
あぁ~ありゃ肩の付け根に当たり
肩の骨が折れたかも知れない

「うぎゃ~」

また一人捕獲

 3人同時に攻撃をしてきた瞬間
3人とも瞬((またたぎ))で倒れてしまったが油断していた俺が後ろから羽交い絞めされました。

「「「綾 (ちゃん)」」」


 周囲のお兄さん達が「おいおいそれは卑怯だろ」

「お前らのヘッドが喧嘩に卑怯ってないっていていただろ」

「サイツ君、助けて」

 一応か弱い少女を演じて言ったら

「嫌だ。そんなやつお前ひとりでも何とかなるだろ
捕まったのはお前の責任そこまでは面倒見切れない。アリサたちだったら話は変わるけどなぁ」

「ひどい・・・サイツ君の趣味はアリサだったのね」

「言ってろ」

「俺が小学生の女のがきにやられるわけないだろぉ。それにこの綺麗な銀髪、お楽しみ・・・ぎゃ~」

 俺はその瞬間足を踏み、羽交い絞めを外し

「私に触れるのは早すぎる」

 左手でアッパーカット

「ふぎゃ」

「かえるのつぶれた声をするね」

 必殺のスカッドボンバー
BASTARDのガラいわくガンダムより強いらしい
数メートル上にとび気絶
少しだけ肉体強化の呪文をしての攻撃

「「おいあの嬢ちゃんもつええぞ」」

「ひどいねサイツは」

「ふんやっぱり楽だったろ。おまえが後ろにいたからアリサたちを気にしなくてすんだからな」

「でも助けてくれてありがとう」

「サイツ(君)ありがとう」

「おう、やっぱり俺って喧嘩も強い上に男前」

倒れた男の頭に足を乗せる

「後はこっちでやっとくから帰っていいよ」


「サイツって学校に来てないと思ったらあんなことしていたんだね」

「でも学校と違って凄く頼りがいがあるね」

「綾ちゃん大丈夫だったの」

 上から順にアリサ、すずか、なのは

「私は大丈夫でも助かった。やっぱりアリサは格好良いね」

「なに行き成り」

「あんな近くに囲まれてあんなことがいえるアリサは凄いってこと」

「アリサちゃん凄かったよ」

 二人の意見

「だ、だって小学生や弱いものしか威張れない人の言いなりになりたくないじゃない。
そういう綾だってあの攻撃凄いじゃないの」

「ううん、あれはアリサがあの時声を出してくれたからそして動けたんだから、
そして後ろにはアリサとすずかとなのはがいたから無我夢中で攻撃しちゃった」

「でもサイツ君って本当に番長してたのね」

 すずか

「不良どもが更正しているから良いんじゃない」

「うんうんでも暴力はいけないと思うけど」

「周りのお兄さん達弟を見るような感じで見てたけど」

「ちがいないわ」


 後日緑屋に行き
アリサがクッキーを買い
なのはが桃子さんに母の日のプレゼントを渡したら

「桃子さんチョー感激」
なのはに抱きついて
ありがとうといっていた。
凄く心が温まるものだと思った。

 アリサとすずかのプレゼントも凄く喜ばれたらしい

 そして母の日の夜
食事が終わってからリビングで両親がいる中

「えっとお母さん・・・」

「なに綾ちゃん」

「えっと・・」

 下を見てもじもじしている
俺は心の中でなに女みたいなことやっているんだといっていた

「ん」

 母親は俺が言い出すのを待っているみたいだ。
俺は手を見たときに

「勇気を分けてあげる」

 なのはの声が聞こえた風に聞こえた。念波じゃないよね。

「お母さんいつもありがとぉ・・・」

 俺は母親にプレゼントを渡した。

「ありがとう綾ちゃん愛してるわ」

 頭をなでてくれた。
父親も満足そうに目を細めてみている
俺は恥ずかしさもあるけれど
なんだか心も満たされそうになっている
またなのはに助けられた感じがした。

 実年齢40才差なのにすごく支えられている

「私もお母さんの事好きだよ」

「うんうん。あまり綾ちゃんはそういう事言ってくれないからすごくうれしい」

「もちろんお父さんも好きだよぉ」

 言ってそっぽを向きながら話す。
めちゃ素直になって話すのは恥ずかしい。

「もちろんお父さんも綾ちゃん大好きだよ
お母さんも愛している」

「ありがとうあなた」

 お父さんは俺とお母さん二人を抱きしめた。
凄く幸せな気分になっている
この世界に転生してくれてありがとう
この親を与えてくれてありがとう
友人をくださってありがとう
みんなを守る力をありがとう
これからも、すべてを守り
平和を壊されることなく生活していきたい
心の中に誓った。

母の日は
少しのトラブルと
友人達の心と
親の愛情を十分に感じた日だった。 
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