恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
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334部分:第二十七話 神楽、あらたな巫女を見るのことその十三
第二十七話 神楽、あらたな巫女を見るのことその十三
「そうすればいいですよ」
「下着の色に?」
「はい、まずは下着の色が透けません」
孔明が言うのはここからだった。
「それに下着の感じはそのまま着ている服にも出ますし」
「だからなのね」
「劉備さんは今ピンクの下着ですよね」
「うん」
「じゃあピンクか赤の系統の下着を選ばれるといいです」
「わかったわ。それじゃあ」
劉備は孔明のその言葉に頷いた。そのうえで服を選ぶのだった。
そしてだ。他の面々も服を選んでいた。その中でだ。
馬岱は馬超にある服を勧めていた。馬超はやはりエメラルドグリーンのブラとショーツである。馬岱のは薄めのライトグリーンである。
「だから翠お姉ちゃんはこれだって」
「おい、これかよ」
「お姉ちゃんは何着ても似合うけれど」
その馬超の抜群の顔立ちとスタイルを見ての言葉である。
「それでなんだけれど」
「それでこれか」
「これ来たらお姉ちゃんだけで圧勝できるわよ」
「けれどこれは」
「蒲公英も着るし」
馬岱もにこにことして話す。
「だからね」
「御前はそれか」
見れば馬岱は白い服をその手に持っている。
「それを着るのか」
「そうよ、じゃあお姉ちゃんはこれね」
「これか」
「だから絶対にいいから」
従姉には黒い服を勧めていた。右手で指差してだ。
「この服はね」
「ううん、それでもな」
「いいではないか。蒲公英の言う通りだ」
ここで趙雲が馬岱の助っ人に来た。彼女も下着姿のままだ。見れば今日の彼女の下着はライトブルーである。その服も似合っている。
「貴殿はその服が似合う」
「星まで言うのかよ」
「私は思ったことを言っているだけだ」
口元を微笑まさせての言葉である。
「それだけだ」
「じゃああたしはやっぱりこの服なのか?」
「ならこれはどうだ?」
趙雲が笑いながら勧めてきた服は白い体操服に緑のブルマーであった。馬超はその服を見てだ。これまで以上に狼狽した。
「おい、それは幾ら何でも」
「嫌か?」
「その服は恥ずかし過ぎるだろ」
顔を真っ赤にして趙雲に言うのだった。
「露出が凄過ぎるだろうが」
「そうだな。ある意味裸より刺激的だな」
「何でそんな服があるんだ」
「どうも聖フランチェスカ学園ではこの服を着ているらしい」
「どんな時にだよ」
「身体を動かす時にらしい」
そうだというのである。
「その時に着るらしい」
「こんな服を着て身体を動かすのかよ」
「女はそうらしいな」
「一体どんな世界なんだ?」
馬超もついつい首を捻る。
「その世界ってのは」
「聖フランチェスカ学園という名前は聞いたことがあるか」
「ないけれど何かそこにいるような気がするな」
馬超は自分でも不思議に思うがこう言ったのである。
「ちょっとな」
「そうだな。それは私もだ」
「星もかよ」
「不思議と愛着のある世界だ」
こう言うのである。
「その学園の世界はな」
「そうだよな。しかし星よ」
馬超はあらためて趙雲を見る。後ろ姿からは彼女の見事な背中から腰のラインが丸見えだ。とりわけ下着に包まれた尻のラインがいい。
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