守護者に俺はなる!!!
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ゼニー海賊団結成!
ルフィ「やったぜおっさん!!」
ルフィは無事に浮いた船を見て喜んでいる。
サンジ「おいおい、無茶すんなよ」
ゾロ「心臓止まってねぇだろうな」
レモーネ「縁起でもない事を言うわね」
チョッパー「爺さ~ん!大丈夫か~!!」
爺さんの安否確認の為、海に浮かんでる船に叫ぶ。
ルフィ「いいぞおっさん!!」
『だから煽るな!!』
チョッパー「病人なんだぞ!!」
ユウ「ナミ、今の内に船をまわせ」
ナミ「分かった。皆来て!」
ゾロとルフィ、俺を残してメリーに走っていく。
伍長「ミンチー軍曹、麦わら達が動きます!ムーア大佐の艦隊に応援を!!」
ミンチー「うるせ~!!!」
バキュン!!
銃声音が響き渡る。見ると、あいつが伍長の男の足元目掛けて発砲していた。
ミンチー「お前にもお宝の分け前を弾んでやるって言っただろ。分かるだろ?大佐に知られたら困るんだよ!」
するとルフィが腕を伸ばし、爺さんの船と軍艦をぶつけた。
『アホ~~~~!!!!!』
ミンチー「海賊なら海兵に殺されても文句言えねぇよな!!!」
ゾロ「そういやあの爺さん、武器はなんか持ってんのか?」
ユウ「そういえば…」
あの船に大砲かはない。それに、武器らしい物も見ていない。まさか爺さん、武器なしじゃ…
ゾロ「そろばんと…」
ルフィ「ヤギ」
だよな!そう思ったよ俺も!!
ユウ「んな事言ってる場合か!!助けに行く!!」
俺は急いで箒に乗り、爺さんの元に向かった。到着すると、船はヤギだらけになっていた。
ミンチー「何やってんだ!あいてはヤギだぞ!ヤギ~!!」
「ヤギだから困るんっすよ。軍曹~」
ゼニー「ほらお前ら!戦闘は始まっとるんやで!!」
海兵達も、流石にヤギ相手に戦うのは気が引けるみたいだな。ま、暫くは様子見でよさそうだな。そこから爺さんとヤギの快進撃が始まっていた。海兵達はヤギの波に飲まれていた。軍艦の中にも入っていき、もうしっちゃかめっちゃかだ。
バン!
すると船内から銃声音が聞こえた。爺さんは急いでそろばんをボードみたいに乗りこなし中に入っていった。入れ替わりでヤギ達が出て来る。
ユウ「大丈夫か爺さん?」
俺は心配になり、爺さんの様子を見に行く。すると、胸を抑え苦しそうにしてる爺さんを見つけた。
ユウ「爺さん!」
すると、俺より早くミンチーが側に行き、爺さんを殴り下にある爺さんの船に殴り落した。
ミンチー「さぁ、本題に入ろうか。お宝の有りかはどこだ?海賊ゼニー」
追いつくと、あいつは爺さんを殴っていた。
ミンチー「この辺で吐いてくれよ。お前だってまだ死にたくねぇだろ?」
ユウ「いや、死ぬのはお前だ」
ミンチー「何!?」
ユウ「川神流奥義、無双正拳突き!!」
ミンチー「ごへっ!!!!」
俺はミンチーの奴を殴り飛ばした。
ゼニー「に、兄ちゃん…」
ユウ「大丈夫か?爺さん」
ロビン「あら、必要なかったみたいね」
振り返ると、ロビンが立っていた。
ユウ「ここにいたのか」
ロビン「ええ」
俺の横に来るロビン。すると、後頭部に大きなたんこぶが出来ていた。
ユウ「お前頭大丈夫か?」
ロビン「……」
無言になるロビン。あんまり触れてほしくないみたいだな。
ミンチー「こ、このやろ…」
フラフラと立ち上がるミンチー。やっぱ腐っても海兵か。
チョッパー「爺さん!!」
そしてナミ達も合流する。チョッパーは爺さんの治療を始める。で、ウソップは何故か1人の海兵と上司の事で意気投合していた。ま、お互い迷惑かける奴だけどさ、一応俺達海賊なんだし、海兵と意気投合って。
ユウ(って、俺もそんな相手いたな)
アラバスタで会ったたしぎの事を思い出した。
ルフィ「お…おいおっしゃん…大丈夫か」
ゾロとルフィも合流する。ルフィは海に落ち溺れて死にかけていたけど。
ゼニー「兄ちゃんこそ大丈夫かいな」
ユウ「病人に心配されてんじゃねぇよ」
『アハハハハ!』
そして話は爺さんの財宝の話になる。聞けば、この島に流れ着いた時に、鞄に入ってた金を全てここにいるヤギ達が食べてしまったそうだ。だから、本当に爺さんは無一文らしい。それを聞いたナミとミンチーは涙を流していた。
ゼニー「ワイの財産はのうなったが、その代わり仲間が出来た。裏切りやら騙し合いのない、損得抜きで尽くしてくれよる仲間が今ワイの側にいる。ワイもそれに応えたい」
ミンチー「ケッ!くだらねぇ。おい麦わら!まだ戦いは終わっちゃいねぇぞ!!向こうには無傷の艦隊が控えているんだぜ。簡単に逃げられると思うなよ!」
そう言いながら、グルグル巻きにされてるミンチーは転がっていく。
ルフィ「転がりながらカッコつけんなよ」
ナミ「バカじゃない」
ユウ「正真正銘のバカだ」
ミンチー「バカはお前らだ!九隻の艦隊相手に敵うと思ってんのか!!」
ユウ「さぁ、どうかな?」
俺は船首に行き、向こうにいる艦隊を見る。
ユウ「初めて使うが、威嚇には充分だろ」
俺は構えをする。所謂か〇は〇波の格好だ。
ビビ「ユウさん?」
ユウ「川神流奥義…かわかみ波ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
手から出た極太エネルギー波が、軍艦の間をすり抜けてった。
ユウ「ふぅ…」
最初はこんなもんか。
『……』
振り返ると、全員が驚きすぎて口を大きく開けていた。顎外れるぞお前ら。
ルフィ「す……スッゲ~~~~!!!!!」
で、案の定ルフィが目をキラキラさせていた。
ユウ「で、九隻の艦隊がなんだって?」
ミンチー「いや…その…」
流石のミンチーも、俺の技を見て言葉を失ったか。
ユウ「言っとくが、今のは悪魔の実の能力じゃないからな」
『はぁっ!!?』
その言葉に、全員が驚いたのは言うまでもなかった。ルフィがミンチーを敵艦に殴り飛ばす。そして、向こうの大佐から連絡が来る。
『私は海軍大佐のムーアだ!今回は海軍の汚点を引き渡してくれた事に関して、そちらの要求を呑もう。私は宝やゼニーとかいう男には興味ない!さぁ、船を出したまえ!』
ルフィ「俺達もそろそろ行こうと思ってたんだ。すぐ行く」
そして俺達はメリーに乗り込む。
ゼニー「兄ちゃんら、ホンマに大丈夫かいな?相手は九隻の艦隊やで」
ルフィ「心配すんなって。俺は強ぇだけじゃなくて、運もいいからな♪」
そして爺さんと分かれる。ルフィはムーア大佐に向かって霧の方を指差す。そして中に入り、海流を利用して俺達は艦隊から無事逃げ出した。
ナミ「けど、霧の中の岩礁地帯に誘い出すなんて、やるじゃないルフィ。あんたも頭使う事あんのね」
ルフィ「え?そうなのか」
ナミ「そうなのかって…」
ユウ「ナミ…ウチの船長が頭使って戦う人間か?」
俺は呆れながらナミに言う。
サンジ「ユウの言う通りだ」
ウソップ「偶々指した方向がそこだったんだろ」
ユウ「そういうことだ」
俺はそのままロビンの所に行く。チョッパーに頭に出来たコブの治療をしてもらっていた。
ロビン「ところで船医さん。実際のところどうなの?お爺さんの具合」
チョッパー「うん…あの薬は、精々発作を抑えるくらいの薬で進行を食い止められる薬じゃないし、元々心臓がかなり弱ってるし、歳も歳だし…船を動かしたり、ましてや海賊なんて」
ルフィ「何言ってんだ」
するとルフィがウチのミカン畑から出て来る。
ルフィ「おっさんが海賊になりたいって言ってんだからやらせりゃいいんだよ。それに、おっさんが海に出たら何処かの島で病気の特効薬を見つけるかも知れねぇだろ」
チョッパー「そうかな」
ゾロ「そんなに心配しなくってな、あの爺さんそう簡単にくたばりゃしねぇよ」
レモーネ「そうね」
ゾロ「弱ぇくせに、やたら根性だけはありそうだったからな」
ビビ「フフッ、そうですね」
爺さんの事を思い出し、俺達は笑う。
ユウ「心配しなくてもまた会えるさ」
チョッパー「…そうだな」
「「待ってるからな~!ゼニー海賊団~!!」」
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