守護者に俺はなる!!!
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全員集合!!
ボンクレーとプリズナーとの戦いが終わり、俺とサンジは怪我をしたウソップにチョッパー、そしてラクダのマツゲと合流して町中を走っている。
サンジ「おいウソップ、お前何泣いてんだ」
ウソップ「だってよ~、あのモグラババア、ルフィが死んだなんてほざきやがって!」
チョッパー「ホントなのかな」
ユウ「お前らは敵の言葉をそのまま信じるのか?」
ウソップ「信じる訳ねぇだろ!バカ野郎!!」
チョッパー「俺だって信じてねぇぞ!!」
そうだ、それでいいんだ。敵の言葉にのせられなきゃな。
サンジ「なら、その涙と鼻水はしまっとけ。この砲弾の音が止むまでな」
そのまま俺達は王宮目指して走る。到着すると、既に人がいた。
チョッパー「あああああああああ~~~~~~~!!!!!!!ルフィが生きてるぞ~~~~!!!!!」
ビビ「トニー君!!」
ウソップ「何ィィ!!?ルフィ~!!」
それぞれが宮殿前集まる。ってかウソップ、お前前進罅や折れてるのに立てるのがすげぇよ…
ビビ「ウソップさん、サンジさん。それに…ユウさん!!」
俺を見つけたビビは俺に抱き着く。
サンジ「ユウ!テメェ~!!」
ナミ「お兄ちゃん!!」
レモーネ「ユウ!!」
すると今度は、背後からナミとレモーネまでもが抱き着いてきた。
ユウ「ナミ!レモーネ!無事だったか!!」
ナミ「当然よ!お兄ちゃんの無事そうね」
レモーネ「応援間に合ったみたいね」
ユウ「ああ、ありがとうな」
俺は、サンジを応援に寄こしたビビとレモーネの頭を撫でる。
サンジ「う、ウオオオオオオオオオ!!!!!!テメェ羨ましい事を~~~~~!!!!!!!」
サンジは俺達の光景を見て、ORZのポーズをしながら地面を泣きながら叩いていた。
ウソップ「諦めろサンジ。お前の入る余地はない」
サンジ「うるせええええええええ!!!!!!!」
ウソップ「グハッ!!や、やめろ…サンジ。お、俺は…怪我人」
両肩を掴まれ前後に揺らされたウソップは倒れた。
チョッパー「ウソップぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!?医者ァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
「「いやお前だろ」」
俺とウソップのツッコミがさく裂した瞬間でもあった。
ルフィ「悪ィみんな、俺あいつにいっぺん負けちまった。だから、もう負けねぇ!後よろしく」
ゾロ「さっさと行ってこい」
サンジ「そうだ」
ウソップ「お前が勝てなきゃ誰が勝てるってんだよ!」
ユウ「ケリつけて来い…ルフィ!!」
ルフィ「ああ。終わりにするぞ!!全部!!!!」
『おぉし!!!!!!』
そしてルフィは、クロコダイルの所に跳んで行き、一発仕返しに殴った。
ユウ「ルフィの奴、あいつの弱点に気が付いたみたいだな」
ナミ「それじゃあ!!」
ユウ「ああ。恐らくロビンからの助言もあったと思うが、負ける事はない!!」
俺はルフィが背負ってた水の樽を見てそう確信した。
ユウ「さぁ!俺達は俺達で出来る事をするぞ!!」
ビビ「皆聞いて!!後10分でこの広場が吹き飛ばされるの!!急いで砲撃手を探して!!」
『!!?』
ビビがクロコダイルから聞いたことを俺達に伝える。
ウソップ「砲撃主を探すって、どうやって!!?」
ゾロ「考えてる暇はねぇだろ!!時間はあと10分しかねぇんだ」
ウソップ「でもお前、直径5kmって事は少なくともここから2.5km離れた所から狙ってるんだろ!?」
ビビ「いいえ違う!!おそらく…砲撃手はこの広場の近くにいるわ」
『!?』
ビビの言葉に俺達は驚く。当たり前だ、5km四方を吹き飛ばすほどの代物だ。それを巻き添えを喰らう近くにいるとは考えていなかったからだ。
ウソップ「何でだよ。そんな事したらその砲撃手ごとドカーンと…!?」
ユウ「なるほど、そういうことか」
ナミ「そういう男だって事ね、クロコダイルは…」
チョッパー「味方が死んでもいいのかよ!?」
レモーネ「ボスなら考えられるわ。何せ、失敗した私でさえ消そうとする男よ」
ビビ「……」
元B・Wの一員だった2人は、苦い表情になる。
サンジ「食えねぇ野郎だ…」
ペル「!?」
ゾロ「じゃあさっさと…!?」
ユウ「ビビ伏せろ!!」
俺は叫び、ビビを攻撃する敵はゾロとサンジが止める。素早く俺の側にビビを来させる。
ウソップ「うげぇ!!?」
「見つけたぜビビ王女ぉ!!!」
「お前を殺せばどこまで昇格出来る事やら」
ユウ「悪いサンジ、煙草一本くれるか?」
サンジ「あ、ああ」
俺はサンジから煙草を一本貰い、一服する。そしてビリオンズ達の前に立つ。
ユウ「くだらねぇな」
「なに?」
ユウ「昇格目当てで人殺し。実にくだらねぇ」
「な、なんだと!?」
ユウ「そもそも、お宅らの会社のボスは、残念だがウチの船長に負けるんだ。その時点で、会社は潰れ昇格もない」
「ふざけんな~!!!」
俺の言葉を聞いて男達は、一斉に俺に攻撃してくる。けど俺は見聞色でそれを簡単に避ける。
「クソッ!!全然当たらねぇ!!!」
ユウ「おいおい、当てる以前にそんな武器で俺に戦いを挑んだのか?」
「何を馬鹿な事を…はあっ!!?剣が木の棒になってる~~!!?」
敵の1人がそう叫ぶ。
「俺はメガホンだ!!」
「俺はちくわだぞ!!」
「こっちはゴボウだ!!」
「一体全体どうなってんだ!!!」
ユウ「どうなってる?」
俺は箒でビリオンズの上空に飛ぶ。
ユウ「種も仕掛けも…ございません!!」
俺はそう言いながら指をパチンと鳴らす。すると、下にいたビリオンズが巨大な檻の中に閉じ込める。
「なんだこの檻~!!」
ユウ「その中で、海軍が来るまで大人しくしとくんだな」
俺はそう言い、皆の元に戻る。
ユウ「ん?なに鳩が豆鉄砲喰らったような顔してんだよ」
ウソップ「いや…何でって」
ゾロ「お前の能力、どこまで規格外なんだよ」
チョッパー「すげ~ぞユウ!!」
何故そんな顔されなきゃならんのだ。チョッパーだけは尊敬の目で見てくれてるけどさ。
ユウ「今はそんな事を言ってる場合じゃないぞ!!急いで砲撃手を探すんだ!!」
『おう!!』
そして俺達は散り散りに探す。
ユウ「くそっ!!砂塵で視界を防がれてる上に、反乱軍と国王軍の戦いが邪魔だな!!」
俺は走るのを止め、箒で空に飛び上がる。
ユウ「どこだ!砲撃手はどこにいるんだ!!」
周囲の建物の屋上などを探すが、それらしき人物や物は見当たらない。
ユウ「ん?あれは…」
下を見ると、ルフィと確かたしぎって言ってたな。2人が話しておりたしぎは何処かに指を指しその方向にルフィは走っていった。
たしぎ「…何が正義!何が…海軍本部!!」
ユウ「分かったか?テメェの無力さが」
たしぎ「!?貴方は」
俺はたしぎに話しかけた。
ユウ「どんな気分だ?正義を名乗ってる海軍が、海賊に力を借りなきゃクロコダイルやニコ・ロビンすら退治できない様は?」
たしぎ「…笑いたければ笑えばいいですよ」
ユウ「……」
たしぎ「貴方の言う通りです。私は、今まで海賊を捕まえ人々を助けることが大切だと教わりました。ですが、貴方やスモーカーさんに言われました。『自分の正義を貫け』と。私…何が正義で何が悪なのか…もう分かりません。分からないんです」
たしぎはそう言いながら、涙を流し始める。
たしぎ「私が行ってきた事は、全部無駄だったんでしょうか?」
ユウ「さぁな。俺は海賊だ。お前ら海軍が嫌ってるな。けどな、俺の考えだが海賊は二種類いると思っている」
たしぎ「二種類…」
ユウ「ああ。1つはひとつなぎの大秘宝のみを求め冒険する奴等。それが俺達だ。そしてもう1つは、村や町などを襲って人々から金品や、最悪命まで奪うクズな連中だ。俺の村がそうだったようにな。確かに海軍からしたら、同じ海賊だと言われるだろうが、クズな方は言っちゃ悪いが天竜人と同レベルだ。自分さえよければいいと思ってる連中だよ」
たしぎ「……」
ユウ「海賊である俺の言葉を聞きたくなきゃ流してくれ。海軍にいてそのまま言いなりになり人生を過ごすか、自分の正義を見つけて、時によっては海軍を裏切るぐらいの気持ちで生きていくかを考えな。でなきゃ、お前もクズ共と同じ事になるぞ」
俺はそう言い残し、箒で砲撃手探しの続きを始めた。
たしぎ「……」
私は今、波動のユウの言葉が頭の中で響いていた。自分の正義…確かに今までそんな事考えた事なかった。あの人に言われた通り、上司であるスモーカーさんの命令を聞き、さらに上の人からの指示に従っていた。けど、私が最もショックだったのは、彼の村が海賊に襲われ海軍がそれを黙認していたという事だ。海賊を捕まえ市民の安全を守る海軍が、海賊から賄賂を貰っていたなんて。
たしぎ「私は…どうすれば」
その時、彼とスモーカーさんの言葉が頭をよぎる。
『自分の正義を貫け』
この言葉は、今の私の心に響いた。…うん!決めた!!私は私の正義に従って、貴方を捕まえます!!
たしぎ「私に説教したんです!!その責任はとってもらいますからね!!覚悟して下さい!ユウ!!!」
私は…貴方に救われました。ですので、私以外には絶対に捕まらないで下さい!!
後書き
つぶやきに、ユウのヒロイン確定した人物を書きました。
気になる方はそちらの方へ
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