守護者に俺はなる!!!
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アルバーナに向けて
海軍に追われながら俺達は町の外に向かって走っている。
ウソップ「おい!もしかしてこのまま走ってアルバーナへ行くなんて事ねぇよな!?」
ルフィ「この町に馬小屋とかあったぞ!馬、貰おう!!」
ビビ「でも、町には海軍が…」
走りながらどうやって遥か東にあるアルバーナへ行くか話していた。
サンジ「ご安心あれ…前を見な!」
そう言われ俺達は前を見る。すると前方から巨大なカニに乗ったチョッパーとマツゲがやって来た。
ウソップ「カニ!!!?」
ユウ「デカいな!?」
ビビ「これは…“ヒッコシクラブ”!!」
ルフィ「うまそ~!!!」
俺達はデカさ等に驚いてたが、ルフィだけは通常運転だった。ってかルフィ…食うなよ。
ユウ「どっから連れて来たんだ?」
チョッパー「マツゲの友達なんだ!マツゲはこの町の生まれで、この辺には友達がいっぱいいるんだ!!エロいけど」
ビビ「凄い…ヒッコシクラブはいつも砂の中に潜ってるから、ほとんど幻のカニなのに!!」
ゾロ「コイツ結構速ぇんじゃねぇか?」
俺達はヒッコシクラブの上に乗る。
チョッパー「よ~し、行くぞ!!出発!!」
チョッパーが持ってた手綱で、ヒッコシクラブを走らせる。それと同時に、ビビが砂に引っ張られた。
ナミ「え!!?」
サンジ「なっ!?」
ゾロ「止めろチョッパー!!!」
ルフィ「ビビ!!あいつだ!!!」
素早く反応したルフィが、ビビを掴んでいた鉤爪からビビを離し、俺に投げる。俺はビビを優しくキャッチした。
ビビ「ルフィさん!!!」
ユウ「くそっ!!」
俺は素早くカードを使って、ルフィと入れ替えようとする。すると、ルフィが止める。
ルフィ「ユウ!!止めろ!!!」
ユウ「!!」
ルフィ「お前ら先に行け!!俺一人でいい!!ユウ、お前は副船長だ!!後は頼んだぞ!!」
ユウ「おいルフィ!!」
副船長って…今はじめて言われたぞ!?言うタイミングがあるだろが!!
ルフィ「ちゃんと送り届けろよ!!ビビを宮殿まで!!!」
ユウ「…チョッパー!俺達はこのままアルバーナへ向かう!!そのまま走らせろ!!」
チョッパー「わ、分かった!!」
ウソップ「おいユウ!置いてくのか!!?」
ビビ「ルフィさん!!」
ビビもルフィの事を心配している。俺だってそうだ。あいつはまだ覇気を使えない。そして、手ぶらだからクロコダイルに対抗できる水がない。
ユウ「……」
ナミ「大丈夫よビビ!!あいつなら大丈夫!!気の毒なのはあいつらの方!!今までルフィに狙われて…無事でいられた奴なんて1人もいないんだから!!ね、お兄ちゃん!!」
ナミの問いかけに俺は黙っている。
ナミ「お兄ちゃん?」
ユウ「…言っちゃ悪いが、ルフィは負ける」
『!!?』
俺の言葉に、全員が驚きの表情になる。
ナミ「な、なんで」
ウソップ「そうだよ!なんでルフィの奴が負けるって言うんだよ!!」
ユウ「ルフィの奴が、覇気を習得してないからだ」
ビビ「覇気?」
そっか。全員覇気なんて知らないか。俺は白ひげさんの船にいたから取得できたんだけど…
ユウ「覇気ってのは、悪魔の実で自然系に唯一対抗できるものだ。クロコダイルの奴は砂人間だ。普通の人間が砂に攻撃してダメージを与えられるか?」
サンジ「無理…だな」
ユウ「そうだ。自然系の能力者には武装色の覇気で対抗するんだ。こんな感じにな」
俺は腕を覇気で黒くして皆に見せる。
ナミ「それじゃあ…」
ルフィ「残念だが、今のルフィにはクロコダイルに対抗する手段は何もない。自然系に対抗するには、覇気を取得するか、相手の弱点になる物で攻撃するかだ。今回の場合、クロコダイルは砂だ。なら、弱点は水だ」
ゾロ「おい、水なんてあいつ持ってなかったぞ!!」
ユウ「そうだ。だから俺はあの時カードを使って、俺とルフィを入れ替えようとしたんだが…」
ナミ「先にルフィに言われて止めたって訳ね」
ユウ「そういうことだ」
その言葉に、全員は黙ってしまう。
ユウ「だが幸い、ロビンも一緒にいた。勝てる事はないが上手くしてルフィをアルバーナに連れて来てくれるはずだ」
ナミ「ちょっと待って!なんで敵のあいつがルフィの事を助けるのよ」
そう言えばまだビビ以外には説明してなかったな。俺はあの時起きた事を全員に話した。それを聞いた一同は安心していた。ま、サンジだけは目をハートにしてたが。
ナミ「…なるほど」
ナミとレモーネはビビから話を聞いていた。…ちょっと待て、なんだか嫌な予感がするんだが。恐る恐る振り返ると、あの時のビビと同じ様に物凄いオーラを出していた。ウソップとチョッパーはお互い抱き合いガタガタ震えていた。ゾロやサンジですら冷や汗を流している。ってお前ら、俺から距離を取るな!!1人にするな!!!
ナミ「お兄ちゃん…」
ユウ「な、なんでしょうかナミさん」
余りの恐怖に、俺は敬語で話していた。
レモーネ「ちょっと話を聞かせてもらおうかしら?私達三人に」
レモーネさん!?いつの間に覇王色の覇気を取得したのですか!?いや、お前だけじゃない。ナミやビビまでも!!?俺死ぬ!死んじゃいます!!見ろよ!ウソップの奴気絶したぞ!!チョッパーは動物の勘が働きガードポイントになってるし!!
ユウ「えっと…」
「「「フフフフ…」」」
逃げたい。寧ろクロコダイルの相手の方が数億倍マシだ!!
ユウ「ちょ…やめ…ぎゃああああああああああああ!!!!!!!!!!」
こうして私は星になりましたとさ
後書き
まずい…変なパターン化してる気が…
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