サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
465
カツラ:「この事態、
どういう事か、答えて欲しいの」
カツラはワタルに問いかけた。
ワタル:「まだお気づきになりませんか?
始まったんですよ、、カントー新時代計画が」
カツラ:「!」
マリナ:「!」
ジロウ:「!」
フブキ巡査:「なんですって!」
ヒロシ:「、、、」
スッ(無線機を取り出すヒロシ)
カンナ:「ルージュラ、”れいとうビーム”」
ヒロシ:「!」
ルージュラ:「ジュラッ」
バシュゥゥ!(れいとうビーム)
ヒロシ:「っ!」
ルージュラの”れいとうビーム”を放ち
ヒロシの手を掠め、ヒロシの
無線機は飛ばされて床に落ちた。
カンナ:「無駄な事はやめなさい。
サトシ君も今頃きっと接触しているわ。
我々側の人物とね」
ヒロシ:「なにっ!」
ワタル:「さて、、、時間だな」
カツラ:「!」
ワタル達の発言に
表情を変えるヒロシとカツラ。
そして突然、空にはとある映像が投影された。
カツラ:「むっ!?」
ヒロシ:「!?」
フブキ巡査:「あれは!」
皆は投影されている映像を見た。
すると、、、
ナツメ:「カントー及び、各地方に告ぐ。
これより、シルフは新しき世界の創造の為
”カントー新時代計画”を実行する。
カントーに住む者よ、その他各地方に住む者よ、
我らシルフに服従せよ」
ジロウ:「立体映像、、シルフだと!?」
立体映像にはナツメが映っており、
各地方に発信されていた。
カツラ:「、、、」
ヒロシ:「、、、ナツメ、、さん、、」
ヒロシとカツラにとって、それは
信じがたい事実だった。
マリナ:「これは一体、、、」
ワタル達:「、、、」
驚愕の事態に言葉を失うヒロシ達。
乗客A:「なんだあれは!!」
乗客B:「これもパーティーの余興ですかな?」
そして、その映像を見ているのは
ヒロシ達だけではなく、船内に滞在している
乗客達が窓から身を乗り出して眺めていた。
ナツメ:「我々シルフはカントーを始め
各地方を統一し、世界の頂に立つ。
全ては争いのない太平の世にする為に」
映像を通し、ナツメは演説をした。
ページ上へ戻る