ブレイブソード×ブレイズソウル 傷だらけの魔王「EDEN壊滅編」
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第三部
八章
神殺しの魔剣
メア「マスター・・・頭が痛い・・・痛いよ・・・助けて・・・」
メアはシュウの背中をギュッと掴んみ泣いていた
シュウ「コイツを倒してすぐに助けてやるから待っててくれ」
その言葉を聞いたハデスは高々と笑った後に着ていたローブを脱ぎ捨てた
ハデス「貴様が俺を倒すだと・・・笑わせてくれる・・・ネロ喰い殺せ」
ハデスの魔剣ネロはクスクスと笑っていた
ネロ「・・マスター・・・僕があの娘達を食べていいんだね」
そう言った瞬間の事だったハデスはネロを魔剣状態にした後シュウに襲い掛かってきたのだ
秋水『獄式』「今の私にかなうはずがないでしょ・・・な」
秋水とネロがぶつかった・・・が秋水の獄式状態がいきなり解除され魔剣少女の状態に戻された
ネロ「これね・・・僕の能力なの・・・大人しくその娘を渡してよ・・・何?」
その直後の事だったメアから膨大な魔力が放出されたのだ
???「私は・・・アルプレア・・・違う・・・アーカーシャ・・・貴方は誰・・・この娘の記憶・・・そう貴方がマスターね・・・神殺しの異名を持つ魔剣そして存在を剥奪された原初六魔剣・・・アーカーシャを・・・私を使って」
シュウの背中で苦しそうに泣き叫んでいたメアがいきなりそう言い出したのだ
アーカーシャ「貴方は・・・私が守る・・・私には貴方が必要だから私を使って」
シュウ「ちょっと待ってくれメア・・・お前本当にどうしたんだよ」
アーカーシャ「私はメアじゃない・・・貴方がメアと呼びたいならそれでもいい・・・」
ハデスはその光景を見て空に向かって叫んだ
ハデス「アークの物をこんな奴にィィィィ・・・魔剣使い貴様を殺してアーカーシャをアークの元にィィィィ」
ハデスがそう言った直後の事だったネロが魔剣少女の状態に戻ったのだ
ハデス「ネロ・・・何をしている」
ネロ「マスター・・・僕じゃこの娘に勝てない・・・魔力が読めないの・・・」
ネロはアーカーシャを見て震えていた
アーカーシャ「私は・・・貴方の王の元に向かいたくもない・・・それに私はこの人が好きなの・・・私をこの人から離そうとするのなら・・・貴方達を塵にかえてあげる・・・」
アーカーシャは服の袖をまくりあげ腕に書かれていたルーン文字を読み出したのだ
━━愚かな魔剣・・・神さえ殺した最悪の魔剣・・・存在さえ剥奪された魔剣・・・原初六魔王・・・罪王の魔剣・・・汝がこの者に裁きを降す・・・━━
そのルーン文字を読み終わった直後の事だった腕に書かれていたルーン文字が紅く発光したのだ
そして、彼女はハデスに向け神殺しの炎を放ったのだ
彼女から放たれた白い炎は地面を抉り木々を燃やし尽くしながらハデス達を飲み込んだのだ
アーカーシャ「消えなさい・・・この因果から」
アーカーシャは捲りあげた服の袖をスッと下ろし
白い炎に近寄りながら何かを詠唱しだしたのだ
シュウは何かヤバイと肌で感じた
シュウ「メアやめろ・・・おいメアァァァァァ」
それでもアーカーシャは辞めなかったそして彼女は詠唱が読み終わるとパンと音を立て両手を合わせた
━Apocalypse=inferno━
彼女がそう言い放った後に白い炎は弾け飛び森が消し飛んだ
・・・・・・
続く
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