転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション
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第二章 新型機の開発スタート
1993年 三月三日より三ヶ月ほど時間は戻り、ジャブローの建設を行いつつ、同時に火星軍では新たなモビルスーツの開発プランが幾つかスタートしていたのだ。
1つはジェガンの設計図とリックディアスの設計図を合わせた上に一目で重装甲タイプでありホバーシステムを搭載しているのだ、開発のコードネームは【ゲッシュペンスト】実際にドムタイプのような感じの仕上げっているが、実際には頭はうさぎのような感じに成っている
二つ目はジェガンの設計図とガン・ブラスターの設計図を合わせたためか、外見がガンダムタイプに近い状態になっているがこちらは高機動型であり、装甲もエネルギーもガン・ブラスタータイプよりも20パーセントましになっている、機体の開発コードネームは【ヒッュケンバイン】である、
二つとも拡張性と量産性も優れているために、火星軍ともしてもどちらを量産していいか判断に迷っていたのだ。
元中連邦軍の仕官や技術者達が多い【ヒュッケンバイン】は地球連邦軍にもようやく量産化されたガンダムタイプが作れるという意識が存在していたのだ、確かにガンダムタイプの量産型はF91を初めとする時代は存在はしていたが、
だが基本的はコストやパイロットの腕の問題もあり実際に限定生産機という形で生産されていたのだ。
そうでなければVガンダムの時代に数が圧倒的に多い地球連邦軍が唯のコロニーの独立軍であるザンスカール帝国軍にあそこでやられる必然性はなかったのだ。
確かにジェムズガンとか配備生産されてはいたが、だがやはり連邦軍にしてみれば量産型のF91より性能が劣る機体を量産配備していたのは、やはり生産・配備・整備コスト面においては通常の量産機の方が圧倒的に上で有ったのだ。
だが実際にザンスカール帝国軍に抵抗していた連邦軍パイロットの中の部隊にはF91を配備・運用していた部隊も幾つかあるのだ。
だからこそ次こそまとも量産機を望む現場の声が大きかったのだ。
実際にマブラヴの世界に来てから10年以上も量産型ではジェガンを使っていたのだ。
確かに宇宙世紀以外の技術もあるのだからそっち系の量産型モビルスーツもいいのではないかと思っていたりする人もいるだろうが、結局はだれもが使い慣れた技術の方が人々は安心をするのだ。
「だからか、こうして二機ともロールアウトしているは、確かに二つの機体も優秀だよ、地球上でも使えるようにゲッシュペンストはホバーがつかえるし、ヒュッケンバインは逆に飛行能力を与えているのは多分ガン・ブラスターの設計図がヒントになっていると思うけどさ」
こうして火星軍の本拠地に呼び戻されたサトシは二機の設計図だけ見せられてそのうちのどれかを自分達で決めると思っていたが、まさか 実物がすでに存在しているはだれも思わないだろう。
「確かに開発コスト・製造コストも失敗してもあの装置で1からやり直せるけど、武装も現状で特殊な武装以外は二機ともつかえるのもいいよ 逆にビームシールドを二機とも装備していないから余分な出力やエネルギーを武装にまわせるのはいいよ、確かに量産計画を競うだけの物はあるけどね」
レビルもゴップ達も知りながら兵器開発部のまだ量産化計画認められていない計画すらも独自開発するようにわざと認めたとしか思えないが。
「なに心配はあるまい、現にこちらではガンダムタイプは我々の地球連邦軍時代と違って核兵器なにみの禁止兵器ではないのだよ、すでにガンダムタイプだけでも合計で2500機も量産しているのだ。
最もと1,000機ほどはファーストガンダムであり、契約者達に使わせている為に残り機体は当然少なくなるのは仕方がないだろう」
確かにゴップの言っていることは間違いではない、ここには宇宙世紀の時代の人間が殆ど集められているのだただしF91時代の時代の人間に限りであるが、だからこそその中で歴代のエースパイロット達や熟練兵士にガンダムタイプを殆ど回しているのは戦術や戦略としても正しい判断ではあったが。
逆に言えば一般の兵士達にしてみれば、自分達もガンダムクラスの機体を乗り越すという願望があったりするのはここでも一緒であったのだ。
だからこその【量産型ジェガンタイプ】と【量産型のリガズィタイプ】の量産を認めてはいるがやはりというか整備師達も機種が複数あるは、整備する側としても運用する側としても使いにくいようなのだ。
おまけに火星~木星の間に存在したハイヴは全て倒して、資源にしてしまったが、やはりというかそろそろジェガンタイプでは火星~木星を守るモビルスーツの性能としても機体年数としても老朽化する一歩手前であった、確かにジェガンは30年間連邦軍を支えた実力を持ったモビルスーツではあったが。
それは同じモビルスーツを持った敵に対してであり、ハイヴにもぐったり完全に敵対行動しか取れない相手を倒すのはいささか火力もそうだが生存性も何もかも足りなくなっていたのだ。
「では普通に【ガン・ブラスター】系を作ればいいのではアレはVガンダムの量産型機で性能もいいでしょう」
確かにサトシの言っていることは間違いではないが。
「確かにVガンダム系列の量産機も考えたが、やはりそこまで我々の記憶ではそこまで生きた人物は少ない上に、性能が良くてもやはりあれはゲリラやテロ組織が考えて作り出した代物だ、幾らアナハイムが作り出したとはいえな、元々連邦軍が母体の我々では使いにくいのだ、そこでF91も考えたが、あれは一部のパイロットしか使いこなせない性能であるならば、こちらがつかえる兵器を量産するために作ったのがあの二機だ」
確かにそうなのだ、Vガンダムの時代は連邦軍にまともな人材は殆ど残ってはいなかった、確かに優秀な人材もいたがほとんどがゲリラ・テロ組織のリガ・ミリィティアという組織に合流した上でガン・ブラスター系を使ってべスパを倒していたのだから。
「なるほど、歴史や技術はあるけど使い勝手が悪いのはこちら側で改造して使うということですね」
「そうだ、君が地球で抑止力として使っているデストロイガンダムも我々としてみればサイコガンダムの亜種といえる存在でしかない、リフレクターは確かに優秀な防御装置かもしれないが、強化人間でしかつかえないのではあれば、そこは改造して我々でも使える兵器にしてしまえばいいだけではないかね」
「この点はレビルも合意している、実際に彼としても一年戦争ではモビルスーツが今後の歴史を作っていくことはわかっていたからこそ、あそこまで開発をさせていたのだからな」
確かにそうなのだ、レビルは一年戦争時に置いて、一度は捕虜となりながらジオン軍のモビルスーツの威力と性能を知ったからこそあそこまで必要にV作戦という作戦を急いだのだから。
「それにだ現状で動いているジェガンタイプは地球~木星圏まで入れると大幅で五万機が稼動しているわけだよ、地球を除いたとしても四万機も動いてるのだ、確かにジェガンタイプはバリエーションは豊富だが、現場では早く性能が高い量産機がほしいと訴えている部隊も多いのが実情なのだ。」
確かに木星圏ではコロニーと資源惑星を守る為に多くのモビルスーツを配備・運用しているが、これは大型機が多いのは木星という巨大な重力場で作業するためにはモビルスーツも大型化する必要があると考えられた結果であった。
「つまり木星圏にはこのゲッシュペンストタイプを配備して、現状配備しているジェガンを回収した上で資源に溶かして、火星とロンド・ベル隊や一部の部隊はこのヒッケンバインを量産して部隊にまわすということでしょうか」
実際にヒッケンは確かに高機動が売りではあるが、サイズもそうだが、ゲッシュの方がプロペラントなどを多く積み込める設計になっているのは仕方がない、これは設計段階の時点でリックディアスを参考した為に起きたうれしい誤算的なものであった。
「そうだな、それに君用にも専用のヒッケンバインを作るように兵器部に命じているから、機体が完正する頃には、地球のジャブロー拠点も完正している頃合だ」
実際に兵站部を担当しているゴップからしてみればどのように作ればいいか一度作った経験や設計図が存在している基地は簡単に作れる歯当たり前であった。
レビルにしてみてもどの道、モビルスーツの更新作業も必須と考えていために、今回のヒッケンバインシリーズとゲッシュペンストシリーズの開発と生産を正式に認めたのだ。
「しかこれは、ビームシールドがないですね、連邦軍としてもやはりビームシールドよりも実弾などを防いでくれる通常のシールドなどがいいということか」
確かにこの二機は共に専用のシールドはないが逆にいえばどのタイプのシールドも装備できるように設計されているために使い勝手も上がっているのだ。
「確かにビームシールドは使い勝手のいい兵装ではあるが、あれはエネルギーを大量に食らう上にこちらの位置が敵にも味方にも見つかってしまうリスクがある、隠密行動や通常行動ではジャマでしかない兵装だよ」
確かにそうなのだ、ビームシールドの技術は一般に普及したが、同時にその扱いも困っていたのも事実であった、逆にシールド系であればビームコーティングなどすれば使い捨てができるために色々と使い手によっては工夫させすれば戦艦すらも倒せる兵装なのだ。
だからこそ火星軍も戦艦などには普通にビームシールドはつけているが、モビルスーツサイズとなるとつけている部隊は極少数に限られていたのだ。
結果的にサトシは火星に二ヶ月滞在した上に自らの専用機となったヒュッケバインとその量産型ヒッュケバイン3000機を持って火星を後にしたのだ。
後書き
火力重視のダブルゼータ系やゼータ系は普通に量産されていますが、リゼルとかもありますしまた可変機系はなにかとパイロットに求める資質が違うので。
こんな話になりました。
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