駄目親父としっかり娘の珍道中
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番外ネタ 必要ないと思った物に限って無くなると必要になる
前書き
流石に紅桜編が長く続き過ぎているのでここらで骨休め的な話を挟んでみました。
面白ければ笑ってください。面白くなくてもその時は鼻で笑って下さい。
そして、こんな話を考えた作者である私を指を差して笑ってやってください。
ってな感じのノリでどうぞ
【祝! 2017年!!】
新八
「いやぁ、とうとう2016年も終わって新しい年が来ちゃいましたねぇ」
銀時
「早いもんだなぁ。ついこないだまで2016キター!! って思ってたらもうあっと言う間に2017年かよ」
なのは
「時の流れは残酷なのだよ、銀時君。だからこそ人はその日その日を悔いのないように懸命に生きねばいけないんだよ」
新八
「いや、何悟り開いたみたいな事言ってるのなのはちゃん。流石にその言葉を9歳児が言うには早いと思うんだけど」
なのは
「良いじゃない、9歳児の私が諸行無常を唱えたりしたって別に良いじゃない。世の中には私と大差ない年齢にも関わらず盗んだバイクで走りだしちゃうようなヤンチャさんだって居るんだしその逆バージョンって感じで行きたいんだよ私は」
新八
「意味わかんないから。大体君みたいな小さな子がバイクを盗める訳ないでしょ。まったく、新年早々ボケから入ってちゃこっちの身がもちませんよ」
神楽
「をいをい、ぱっつぁんよぉ。こんな程度のボケの応酬で疲れてちゃぁ今年1年やっていけないアルよぉ」
銀時
「神楽の言う通りだ。去年はなんだかんだあって全然話が進まず。本来ならばとっくに終わってる筈の紅桜編もグダグダ進行の上にこれを書いてる作者が全然続きを書かないせいで此処までもつれ込む事態になっちまったんだ。このままじゃ何時まで経っても肩の凝りまくるシリアスパートのままになっちまうんだよ。いい加減これを書いてる作者もうんざりしてんだよ! ギャグを書きてぇんだよ! もっと言うなら他にも色々と原作キャラを出してぇんだよ! 〇〇〇とか、×××とかを早く話に出してぇんだよ!」
新八
「だぁぁぁ! メタ発言は止めぃ! まったくもう、新年早々また銀さん達のボケに僕がいちいちツッコミを入れる年になっちゃったのかぁ。確かに僕のアイデンティティはツッコミですけど、そう毎回ボケられてちゃ僕だって捌ききれませんよ」
なのは
「大丈夫だよ新八君。新八君は道場剣術を心得てるんだからどんなボケだって三枚に捌きまくれる筈だよ。この私が言うんだから間違いないって」
新八
「魚を捌くみたいに言わないでよ。はぁ・・・前はなのはちゃんもツッコミポジションだったのに今じゃ銀さん達と同じボケポジションになっちゃって、何か原作以上に大変な事になっちゃったなぁ」
銀時
「まぁな、俺たちもこいつも本来原作通りとはいかないからな。其処は素人二次創作らしくこれを書いてる作者の趣味と独断と偏見、かつその時の気分やひらめき云々とかで設定とかを弄りまくってるからな。これを読んでる読者達に遭えて忠告させて貰うが、これはあくまで一部のファンが書いてる素人二次創作小説であって、間違ってもこの作品が原作の【銀魂】や【リリカルなのは】本編の設定ではないと言うことを分かって欲しい」
新八
「いや、何しんみりと言ってるんですか? そんなのこれを読んでる時点で皆分かってる事じゃないんですか?」
銀時
「バカヤロー! もしこれを初めて読みに来た読者の中に銀魂もリリカルなのはも知らない読者が居たらどうするんだ? これを読んで【あ、なのはって銀さんに育てられたんだぁ】とか【フェイトってあんなに性格悪かったんだぁ】とか誤解しちまったらどうすんだよ? 所詮この作品は一素人が趣味と暇潰しで出来上がった吹出物みたいなやつなんだよ。数年後に自分で書いたのを見返して顔から火が出るほど恥ずかしい思いをするんだよ」
新八
「メタい上に長い! そんな長々と長いセリフばかり言ってちゃ・・・あれ?」
神楽
「どしたぁ、新八? 眼鏡でも割れたアルか?」
新八
「いや、なんか・・・今回の話・・・何処か変じゃないですか?」
銀時
「変って何がだ? お前の髪が枝毛になってるとかか?」
新八
「いや、文章だけの世界で枝毛とかそんな事言われてもしょうがないですから。ってか、そう言うのじゃなくてですねぇ、今回の話の進み方おかしくないですかって?」
なのは
「別にどこもおかしくないじゃない。何時もの万事屋独特の緩いのんびりとしたトーク展開じゃないの?」
神楽
「そうアル。いちいちそれにいちゃもんつけてたらキリないネ。自分が地味キャラだからって焦ってんじゃねぇよチェリーが」
新八
「誰がチェリーだぁ!! だからぁ、そうじゃなくて! ないんですよ!!」
銀時
「ない? 何がないんだ? 因みに金はいつもどおりないぞ」
新八
「違います! 地の文ですよ。地の文がないんですよ!」
神楽
「地の文? 何アルかそれ」
なのは
「地面には何も書いてないけど?」
新八
「あのねぇ二人とも。地の文ってのはね。小説とかには切っても切り離せない重要な文章の事なんだよ。僕たちの動きとか心情とか、場の風景とかそう言う細かな場面を文章で表現するのが地の文なんだよ。その地の文が今回のお話では全然見当たらないんですよ」
銀時
「つまりあれか? 地の文がないって事は俺たちが今何してるのかってのが読者には分からないって事になるのか?」
新八
「そうなりますね」
銀時
「ラッキー! これで心置きなくジャンプ読みながらふて寝できるぜ」
なのは
「それじゃ私も読者の目を気にせず好きな事しようっと」
新八
「コラァァァ! なにやってんですか二人とも! 一応番外編とは言えこれも読者の人たちが見てるんですからちゃんとして下さいよ」
銀時
「んだよぉうっせぇなぁ。そんなにカッコいい銀さんが見たいんだったら他所の作者のとこ行きゃぁ良いだろ? そこの銀さんの方がもっと上手くやってくれるだろうしさ」
新八
「メッタメタじゃねぇか! 駄目ですからね。他所の銀さんとか別の作者とか、そう言うのに触れるのはタブーなんですから」
神楽
「偉い人は言いました。【タブーは破るためにある物】だと」
新八
「言ってる訳ねぇだろうがぁぁぁ!」
銀時
「ったくうるせぇなぁ。これ以上騒がれちゃ喧しくて溜まらねぇよ。ちったぁ声のボリューム落とせよぱっつぁん」
新八
「銀さん、そんな事言ってて良いんですか? 今のこの現状を見て下さいよ。今のこのセリフだけの場面を見て、読者の人たちがこれを小説と認識しますか?」
銀時
「それが何だってんだよ」
新八
「考えてみて下さいよ。地の文は全くなくて、セリフの前にはしゃべってる人の名前が書かれてる。これはもう小説じゃなくてただの台本ですよ。そんなのを見せられた読者達がどんな反応をするか・・・想像しただけで青ざめてきますよ」
神楽
「おぉっ! 高評価の嵐でウハウハになるって寸法アルなぁ!」
新八
「逆だ逆ぅ! 寧ろ低評価の嵐の上に叩きや批判殺到になって最終的には作者がやる気をなくしてこの作品打ち切りにする危険性だってあるんですからねぇ!」
なのは
「マジ!? それって大変じゃないかジョージ」
新八
「誰だよジョージって。ってか! さりげなく僕の名前の横にジョージってつけるなぁ!」
銀時
「落ち着けてめぇら。確かにぱっつぁんの言う事も一理ある。仮に今回の事態が一重に作者のやる気の低迷による物だとしたらだ、このままじゃどんどん作品の質が下落する一方になる。そうなっちまったら此処まで積み上げてきた作品がすべて水の泡になっちまう。それだけは何としても避けにゃならねぇ。そこでだ! 俺に妙案がある」
神楽
「何アルか? 此処からギャグパートを完全忘却してバトル漫画にシフトする事アルか?」
銀時
「いや、それも俺的にはOKなんだが、今の作者は既にバトルパートに疲れ切っちまってる。正直言ってシリアスでバトルなパートはもう書きたくないって状況だ。ここらで一旦捧腹絶倒なギャグをねじ込まにゃ作者のモチベーションがもたない域にまで来ちまってるんだよ」
なのは
「それじゃ、一体どうすれば良いのお父さん?」
銀時
「簡単な事だ。地の文がないのなら俺たちが作れば良いんだよ。良いか、俺が今から手本を見せるから良く見とけよ・・・そう言って銀時は主室にソファーに座りジャンプを手に取って寝そべりながら読みふけるのだった」
神楽
「おーーー! 銀ちゃんすっげぇ! 流石頭良いアル! それなら地の文がなくたってやっていけるアルよ・・・神楽はそう言って銀時の妙案に感激の涙を流し諸手を挙げて賛美した」
新八
「いや、大げさ過ぎだからね。第一そんな事してたら逆にややこしくなっちゃうよ」
なのは
「大丈夫だって。新八君ならちゃんとこなせるよ・・・そう言ってなのはは新八の肩にそっと手を置く。その際に彼女の胸元にある二つのふくよかな膨らみが揺れ動くのだった」
新八
「おいぃぃぃぃ! 何さりげなく地の文のねつ造してんだ! 第一まだ君にはそんな揺れるほど胸ないでしょうが! 地の文がないからって好き勝手に解釈しちゃダメだってば!」
銀時
「良いじゃねぇか。地の文がないんだったら俺たちの好き勝手に解釈しちゃっても罰は当たらないってもんだろ? ・・・銀時はさも当たり前の様に美しい前髪をなびかせながら地味で地味過ぎる新八にそう言ってのけた」
新八
「地味地味言うんじゃねぇぇぇ! 大体銀さんだってそんななびかせる程の前髪ないでしょうが! いつも通りの天然パーマじゃ無理でしょうが!」
銀時
「んだゴラァ! 天然パーマを馬鹿にするんじゃねぇぞ! 銀さんはなぁ。物心ついた頃からずっと天然パーマに悩まされてるんだよ!・・・銀時は自慢の髪を無造作に掻き毟りながら言い放った。自慢の甘いマスクがキラリと輝く」
新八
「いちいちツッコミのネタ増やすなぁぁ! 大体何が甘いマスクだ! あんたの顔なんて24時間365日で死んだ魚みたいな無気力顔でしょうが!」
フェイト
「その通りよ! 番外編だからって何時までも銀魂モードで突っ走られたら困るのよ! こう言う番外編だからこそ私たちリリカルモードも取り入れるべきよ!」
新八
「って、何時の間に来たのフェイトちゃん。ってか、今こっちも大変な事態になってるんだよ」
フェイト
「大体の状況は理解したわ。要するにこのままじゃ小説として成り立たないから、自分の行動は自分で表現しなさいって事なんでしょ?・・・そう、フェイトは指を差して推理した」
新八
「って、何がリリカルモードじゃぁぁ! それ完全に銀魂モードのノリじゃないかぁぁぁ!」
銀時
「おいおい、面倒な時に面倒な奴が来やがったよ。呼んでもいねぇのに勝手に人ん家に上がんないでくんない・・・銀時はさも迷惑そうにそうつぶやいた」
フェイト
「あらごめんなさい。貴方に対して迷惑だなんて思ったことないの。私にとって貴方と言う存在は存在すらしていないのよ。その辺に転がってる石ころと同じ存在なのよ。眼中にないの!・・・フェイトはそう言って銀時を見下すように言い放った」
銀時
「いや、見下せてないからね。完全にお前の方が背丈低いからね。むしろ俺の方が見下ろしてるからね」
フェイト
「そんな事ないわよ。あんたより私の方が見下してる筈よ」
銀時 フェイト 銀時 フェイト 銀時
「いいや、俺だね」「私よ!」「俺だ!」「私だってば!」「俺だってばよ!」
新八
「いい加減にしろてめぇらあああああああああ! 新年早々暴走行為に走ってんじゃねぇ! ツッコミをやる人の身にもなれ馬鹿野郎共がぁぁ!」
なのは
「まぁまぁ、これでも飲んで落ち着きなよ・・・そう言ってなのはは新八に暖かい茶を振舞ったのであった」
新八
「って、なのはちゃんまでそれやるのね。でも、有難う。ちょうど喉乾いてたんだ」
なのは
「・・・あ、御免。これお茶じゃなくて麵つゆだった」
新八
「ぶふぅぅぅぅぅぅ!! げほっ、げほっ!! ちょっとなのはちゃん! 何でお茶と麺つゆを間違えるの!」
なのは
「いやぁ、地の文なしで動くのって初めてだから上手く出来なくてさぁ。ま、しょうがないよねぇ、だってこれ二次小説だしねぇ」
新八
「メタい事言ってんじゃねぇぇ! 幾ら二次小説でもやり過ぎたらそれこそ運営に消されちゃうんですから止めてくださいよねぇ!」
神楽
「そう言う時は適当にお色気シーンでもぶち込んどけば問題ないネ。・・・そう言って神楽はビキニ水着に着替えて現れた。生まれ持った魅惑のボディに道行く男たちはみな視線を奪われてしまい―――」
新八
「神楽ちゃん。今2月だから水着で要ると凄く寒いと思うんだけど、寒くないの?」
神楽
「ぶふぇぇっくしょぉぉおい!」
新八
「あぁ、言わんこっちゃない。ほら、神楽ちゃん服着て服。そのままじゃ風邪引いちゃうよ」
桂
「それはいかんぞリーダー! この時期は乾燥しているから風邪を引き易い。油断をしているとあっと言う間に病魔に取りつかれて後ろからバッサリとやられてしまう事になるぞ」
新八
「何で呼んでもいないのに次から次へと面倒な奴が出てくるんだよ!」
桂
「案ずるな。俺もこの事態がどれ程緊急なのか分からん男ではない。今回はこの俺も力を貸すべくはせ参じたと言う訳だ」
銀時
「ヅラ。お前に今回の事態の収集がつけられんのか?」
桂
「ヅラじゃない、桂だ。ってか、名前の横に()つけてヅラって入れるな! 消せ、今すぐに横に書かれてるヅラを消せ!」
銀時
「いや、もう無理だろ。だってこれもう投稿されちゃってるんだし」
桂
「何だと! では、俺はこのまま一生名前の横にヅラと書かれ続けながら生きていかなければならないと言うのか!?」
銀時
「知らねぇよ。んな事より力を貸しに来たってんならさっさと貸せ。そしてそこにいる馬鹿娘共々とっとと帰れ」
フェイト
「なにそれ、聞きづてならないわね。私がこんなヅラ被りと同類だなんて侮辱も良い所だわ!」
桂(ヅラ被り)
「ヅラ被りじゃない、桂だ! まぁ良い。それで今回の事態なのだが、地の文がないのであれば俺にいい方法がある。エリザベス。お前の力を貸してくれ」
新八
「え、エリザベスを使うって・・・そうか、エリザベスは何時もプラカードで会話をしてるから、そのエリザベスに地の文の役割を担って貰えば良いって事なんですね!」
桂(ヅラ被り)
「その通りだ。さぁエリザベス。お前の力でこの世界に地の文を蘇らせてくれ」
エリザベス
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
新八
「・・・あの、ずっと黙ったまんまなんですけど。これもう確実に事故レベルですよ。確実に行稼ぎとかって読んでる人に言われますよ」
桂
「はっ! しまった! 俺とした事が大事な事を忘れていた」
なのは
「忘れたって何を?」
桂
「エリザベスは本来プラカードを使って会話をする。その際、形を変えるがセリフ形式で文字がみられるんだ。だが、この作品ではエリザベスの言葉の内容は地の文に組み込む形で表現されている。だが、その地の文がない以上・・・エリザベスは何を言っても読者たちには理解する事が出来ないのだ・・・無念だ、この桂一生の不覚だ!」
銀時
「安心しろ。てめぇは24時間365日並みの勢いで不覚をでっちあげてる猛者だからよ」
桂
「この程度の事で諦めてたまるか! こうなればエリザベスの言葉は全て俺が表現する。えぇと何々・・・『勝手に人の衣装使ってんじゃねぇよ! 今度やったらねじ切るぞ首から下を』・・・すみません」
新八
「エリザベス・・・紅桜編の事相当根に持ってたんだ・・・」
銀時
「んだよ、結局役立たずじゃねぇかよ。こいつ(フェイト)と言いヅラと言い、髪の長い奴に碌な奴ぁいねぇなぁ」
桂
「ヅラじゃない、桂だ!」
フェイト
「・・・」
新八
「ちょっとフェイトちゃん、何ハサミ持ち出してんの? 何真剣な顔してハサミを見てるの?」
フェイト
「決まってるじゃない。この長く伸びた無駄な髪を切るのよ」
新八
「待ってええええええええええ! 早まらないでフェイトちゃん! そんな事したら今度こそこれ書いてる作者さんリリカルファンに抹殺されちゃうから!」
フェイト
「だってしょうがないじゃない! リリカルキャラである私がこんな顔だけしか取り柄の無さそうなヅラ被りと同類に扱われたのよ! こうなったら髪を切って今まであったキャラクター性を取り去るしかないのよ! いいえ、意外と主人公の断髪ネタはやり尽くされてるわね。こうなったら全部そり落として丸坊主になってやる!」
新八
「それこそ止めろおおおおおおおおお! 誰も望んでないから! 丸坊主のフェイトちゃんなんて誰得なの!? お願いだから早まらないでフェイトちゃん!」
お妙
「その通りよ、髪は女の命。無闇に切るなんて事したら駄目よ」
新八
「あ、姉上!?」
お妙
「それに、こんなきれいな髪を切るなんて勿体ないわ。大事にしなきゃ」
フェイト
「・・・はい、分かりました! お姉さま」
新八
「懐柔されてるううううううううう! 姉上何してるの! ってか何でいきなり出てきたの!?」
お妙
「良いじゃない。今のところ本編で殆ど出番がないんだからこう言う番外的な場面で出てきたいじゃない。それにねフェイトちゃん。どうせ切るんだったら其処に居る役立たずのヅラ被りのを切るべきよ」
桂
「ヅラ被りじゃない、桂だ! ってか、え? マジで俺の髪を切るつもりなの!? ちょっと待って、早まらないで? その前に俺とお話しましょう」
フェイト
「分かったわ、お姉さま。私、自分の髪を守る!」
お妙
「それで良いのよフェイトちゃん。それに、どうせこんな長い髪あったって邪魔にしかならないんだしいっそひと思いに丸坊主にしちゃいましょうよ」
桂
「待ってえええええええ! それだけは不味いから! そんな事したら確実にこれ書いてる作者が銀魂ファンに、引いては桂ファンに殺されちゃうから!」
銀時
「大丈夫だ。リリカルファンと違って銀魂ファンはそう言った表現には慣れてる。どうせまた次の話には元通りになるだろうって軽く見逃してくれるさ。だから諦めてさっさと丸坊主になれヅラ」
桂
「だからヅラじゃなくて桂だってば! あ、お願いやめて! そんなハサミをチョキチョキさせながら近づかないで! お願い、見逃してぇぇぇ!」
お妙
「いい加減諦めなさい。大体男がそんな長い髪を靡かせるなんてらしくないわ。男だったら短髪が一番なのよ」
近藤
「本当ですか、お妙さん!? 俺も丁度短髪なんですよ。いやぁ奇遇だなぁこうしてお妙さんと一緒にお話し出来るなんて僕ぁ感激d・・・」
お妙
「何処から湧いて出たんだこの腐れゴリラがあああああああ!」
フェイト
「お姉さまに近づくなこのゴリラゴリラゴリラがああああああ!」
近藤
「ぎやあああああああああああ! 待って、何で!? 何でフェイトちゃんまで混ざってるの? ちょっと待って、お願いだから、殴るのにデバイス使わないで! それマジで痛いから、本当に痛いから、血が出ちゃうから・・・ああああああああああああああああああ!」
なのは
「ドカッグシャッバキバキッメキャッグチャリッ」
神楽
「姉御とフェイトの二人の激しいまでの暴行の前にゴリラは成す術もなくただただ嬲られ続けるだけだったアル」
新八
「効果音とか良いから! 後地の文を読んでる暇ないから。早く何とかしないと近藤さんが本当に死んじゃいますよ」
銀時
「心配ねぇって。銀魂は基本ギャグパートは皆不死身なんだからよぉ。おめぇも経験あんだろぉ? 良く爆発に巻き込まれたり高い所から落下したり尻の穴ほじくられたり」
新八
「尻の穴ほじくられた思い出なんかねぇよ! でも、言われてみれば確かにそうですよね。僕たちギャグパートの時結構大怪我しそうな事態に巻き込まれてるのに何時も絆創膏一個か二個で済んじゃってますもんね」
銀時
「だろう? あれは全部ギャグパートだから許される事なんだよ。仮にそれがシリアスパートでやってみろ。爆発オチなんてしたらそれこそ五体バラバラになっちまうし、高い所から落ちたらそれこそミンチより酷い事になっちまう。確実に放送事故になっちまうんだよ! スプラッターな描写が出来上がっちまうんだよ! 18禁になっちまうんだよ! グロテスクなんだよ! 暴力的描写が多々有りますので読む際にはご注意下さいって事になっちまうんだよぉ!」
新八
「だぁぁぁ、もう分かりましたよ! 分かりましたからそんなにムキにならないで下さいよ」
あやめ
「まぁ、銀さんったらそんなにムキになっちゃってるの? 安心して、18禁は18禁でも、私と銀さんとであっちの方の18禁にしましょう。もう二人でドロドロでメロメロで〇〇〇〇な展開にしちゃいましょう!」
お妙
「下ネタ発言はやめぃ! この年中発情女!」
あやめ
「何言ってるの? 人の事を年がら年中発情しているような嫌らしい女みたいに言わないでちょうだい。失礼にも程があるわ」
銀時
「いや、してるよね。年がら年中発情しまくりだよね。頭の中それしかないよね」
あやめ
「私が発情するのは銀さんにだけなの。銀さんに対してだけ年がら年中発情しまくりなの。何時でもドッキングOK状態なのよ! パイルダー・オンでもファイヤー・オンでも何でも出来る準備は既にできているのよ! さぁ、銀さん! 私に向かって熱ぅぅいドッキングをぉぉぉ」
銀時
「ロケットパァァァンチ!!!」
なのは
「ドグシャッ!!」
あやめ
「あ~~~ん!! 銀さんの熱ぅぅい鉄拳が私の体を熱く火照させるぅぅぅ! もうダメ、もう耐えられない! お願い、この熱く火照った体を冷ましてぇぇ」
沖田
「そいつぁいけねぇや。そう言う時は土方さんの寒い一発ギャグでも聞いて下せぇ。熱く火照った体もすぐにカチンコチンに凍り付きますぜぃ」
土方
「誰がやるかんな事!!」
銀時
「おいおい、いい加減これ以上増えないでくんない? 定員オーバーなんだけど」
土方
「こっちだって好き好んでてめぇの面ぁ拝みに来た訳じゃねぇんだよ」
銀時
「じゃぁさっさと帰れよ。ただでさえ今地の文がどっか行っちまって大変だってのに、これ以上登場人物増えたら収集つかねぇだろうが」
はやて
「なんやぁ、地の文がないんかぁ。そら残念やなぁ。今シグナムとシャマルの二人がビキニ水着の姿になっとるのに、読者の皆は分からんのやなぁ」
シグナム
「主、そう言う嘘は言わなくて良いと思います」
シャマル
「そうですよ。それにこんな寒い時期に水着なんて着たら風邪引いちゃうわ」
銀時
「大丈夫です。もしそうなったら俺が抱きしめて温めて差し上げますシャマル先生」
新八
「ぎ、銀さん? 何してんですか」
神楽
「マジでキモいアル」
なのは
「お父さんそんな趣味あったんだ」
銀時
「アホかてめぇら。良く考えてみろ、銀魂にしろリリカルな奴にしろ、シャマルさんほどヒロインとしての素質を持ったキャラが居るか?」
新八
「え? 割と結構居るんじゃないんですか? 例えばなのはちゃんとか」
銀時
「おいおい、年下のガキ相手に発情しろっての? ないない、絶対なぁい。銀さん見た目通り大人だからぁ。大人な女性としか付き合わない訳。尻の青いクソガキなんざノーセンキューって訳よ」
フェイト
「それは良かったわ。こっちもあんたみたいなダメ人間な中年なんてお断りだから」
銀時
「あぁ? 何しれっと会話に入ってる訳ぇ? あれか、自分が相当人気キャラだからって天狗になってんの? 言っとくけど、人気が高いって事はそれだけあっちの方にも人気があるって事だから。主食にされてるって事だから」
フェイト
「人の事言える立場なの? あなたなんて腐った人たちに大人気じゃないの。腐った主人公には腐った人からの支持が多いみたいねぇ」
新八
「止めろぉぉぉぉぉ!!! これ以上互いの溝を掘りあうなぁぁぁ! これ以上罵り合ったら今度こそ運営に消されるぅぅぅぅ! ファンに撲殺されるぅぅぅ!!!」
銀時
「とにかくだ! 用のない奴は早々に退場しやがれ! これ以上会話に入ってこられたら面倒なんだよ! 1パート居ても精々3~4人程度が丁度良いんだよ。まず手始めにそこに居るマヨネーズカップルから先にご退場願おうか」
土方
「誰がマヨネーズカップルだゴラ!」
シグナム
「われ等はただのマヨネーズ愛好家なだけだ! 別に付き合ってる訳では断じてない」
銀時
「はぁい出ましたぁ。ラブラブフラグ出ましたよぉ。あれですか、ツンデレですか? ベッタベタですねぇ。今更ですねぇ。そう言うのって、女子力高い娘がやって初めて効果があるんですよ。お分かりですか?」
シグナム
「何を言っているんだ? 私は女なのだから女子力はあって当然であろう」
銀時
「四六時中マヨネーズ啜りまくってて瞳孔開きっぱなしで切れたら刀振り回すヒロインが居るかよ。お前の場合女子力と言うより野武士力の方が高いんじゃねぇの?」
シグナム
「一辺切り刻んでやろうかこの腐れ天然パーマがぁぁ!」
ザフィーラ
「落ち着けシグナム! 仮にも警察に厄介になっている身の我らが一般市民に手を出すわけにはいかん! 犯罪になるぞ!」
シグナム
「離せザフィーラ! この男だけは許せん! 今度こそ膾切りにして海の底に沈めてやるわぁ!」
はやて
「シグナム。そら完全にヤっちゃんのやる事やないか」
桂
「いかんぞ。若い女子がそんなはしたない言葉を使うなどと。品性が疑われてしまうではないか。女性はもっと上品に振舞わなければいかん。それこそこの国の美学と言う―――」
沖田
「此処に居たか桂ぁぁぁぁ!」
土方
「今度こそ神妙にお縄を頂戴しやがれぇぇ!」
桂
「しまった! 遂に見つかってしまったか! おのれ真選組めぇ」
銀時
「いや、今自分で出てきたよね? 自分から居場所曝したよね?」
桂
「逃げるぞ、エリザベス!」
エリザベス
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
新八
「だから地の文がないのにエリザベスに会話振るなぁぁ! 確実にこれ放送事故じゃないですかぁ!」
近藤
「心配ないぞ新八君。そう言う時は男と女のラブロマンスを流すんだ。そう、俺とお妙さんの様な熱いラブラブな新婚生活を―――」
お妙
「あら、何時私がゴリラと籍を入れたかしら? 身に覚えがないわぁ」
フェイト
「ゴリラは保健所に駆除して貰いましょお姉さま。丁度さっき駆除業者に連絡入れたところだから」
お妙
「まぁ、フェイトちゃん有難う。これで手間が省けたわぁ」
近藤
「いや、駆除って何? 保健所って何!? 俺、見ての通り列記とした人間だから。ヒューマンだから!」
銀時
「いや、どっからどう見てもただのゴリラだろ。良いからさっさと駆除されろよゴリラストーカー」
近藤
「いやだぁぁ! まだお妙さんと籍入れてないし式も挙げてないのに死ねないぃぃぃ! 他にもお妙さんとあんな事やこんな事やそんな事もしたいのに死ねないぃぃぃぃ!」
シャマル
「何卑猥な事口走ってるんですか近藤さん! 小さな子供がいるんですからそう言うのは自粛して下さいよ!」
マダオ
「どうもぉ、大江戸猛獣駆除センターです。お電話を受けてやってきましたぁ・・・ってか俺の名前何だよ! マダオって何だよ! 名前ですらないじゃん!」
神楽
「おぉ、『まるで駄目なおっさん』略してマダオじゃないアルか。久しぶりアルなぁ」
マダオ
「止めてくんない。其処はせめて名前で呼んでくんない?」
なのは
「じゃ『マジでダサい親父』略してマダオさんだね」
マダオ
「意味変えただけじゃん! しかもかなり辛辣な内容だし! てかなのはちゃんそんな事言うキャラじゃなかったじゃん! 物語開始の頃はもっと可愛い気があったじゃん! すっかり毒舌キャラが定着しちゃってるじゃない!」
なのは
「御託は良いんだよ。さっさと仕事済ませて帰りやがれやこのマダオが」
マダオ
「確実に毒舌キャラ入っちゃってるんだけどぉぉぉ! 完全に神楽ちゃんとポジション被ってるんだけど。おじさんのガラスのハートがさっきの一言のせいで傷だらけになっちゃったんだけどぉ! すごく胸が痛いんだけど。締め付けられるみたいに痛いんだけどぉ!」
沖田
「ガタガタ言ってねぇでさっさと駆除されて来いや土方」
土方
「何で俺なんだよ!」
ヴィータ
「おぅい、結局どいつを駆除すりゃ良いんだ? どんな奴でもペシャンコにしてやるぜ」
沖田
「あぁ、それでしたらそこに居るマヨラーカップルをひと思いに潰してやって下せぇや」
ヴィータ
「あいよぅ。そんな訳で覚悟しろやマヨラーカップル」
土方
「待て待て! 早まるな鉄槌の騎士! その手に持ってるデバイス仕舞え!」
シグナム
「ヴィータ、落ち着け! 我らを屠る事に何の意味があるんだ!?」
沖田
「俺が喜びまさぁ」
シグナム
「ふざけるなこのドSがぁぁぁ!」
土方
「総悟ぉぉぉ! 後で覚えてろよぉぉ!」
フェイト
「あ、それならついでに其処に居る天然パーマも始末しちゃってくれない? そしたら私がすっごい幸せになれるから」
銀時
「あぁ、それなら俺のすぐ横に居るこの金髪脳内お花畑を先に始末してくれや。そうすりゃ俺もすっげぇハッピーになれっからよぉ」
ヴィータ
「えぇと・・・つまりどうすりゃ良いんだ? 誰を駆除すりゃ良いんだ?」
なのは
「とりあえず適当に誰か殴っとけば?」
ヴィータ
「うし、それ採用!」
新八
「採用すんなぁぁぁ!」
沖田
「それじゃまず土方さんの方を頼みまさぁ」
土方
「違う! 総悟だ! 総悟の方を先にやれ!」
フェイト
「銀時よ! 断然銀時が先よ! この男が居なくなればこの小説も少しはいい作品になる筈よ」
銀時
「違う! 俺じゃなくてフェイトの方だ! 銀さんはこう見えて銀魂って作品の主人公張ってんだ! サブキャラとは訳が違うんだよ!」
ヴィータ
「・・・・・とりあえずお前ら四人とも全員ぶっ潰すわ」
沖田・土方・フェイト・銀時
「・・・・・え?」
近藤
「止めるんだヴィータちゃん! 俺たちは家族じゃないか! ファミリーじゃないか! 身内同士での争いなんて俺は見たくない! そんなのを見る位なら俺の生まれたままの姿を見てくれぇ!」
お妙
「キモイんじゃボケがぁぁぁ!」
近藤
「あべしっ!!」
桂
「おぉ、近藤勲よ、死んでしまうとは情けない」
はやて
「生き返らせるには教会に行ってゴールド払わんといかんなぁ。どれくらいあれば蘇生出来るやろか」
神楽
「バナナで良いんじゃね?」
あやめ
「はぁい、私は銀さんのバナナが食べたいです!」
マダオ
「いや、そう言う訳じゃないんですよ。ちょっと仕事先でトラブルに巻き込まれちゃって・・・え、クビ!?」
エリザベス
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
銀時
「すいません、シャマル先生。ちょっと俺の股間のアナログスティックが不調みたいで、良かったら見てもらえませんか? 何なら触診も可なんですけど」
シャマル
「まぁ大変。大丈夫ですよ銀さん。すぐに治しますから」
銀時
「聖母様だ。このバイオレンスでグロテスクな世界の中に舞い降りたたった一人の聖母様だ」
はやて
「何や銀ちゃん。可愛いヒロインならここにいっぱい居るやんか」
銀時
「あぁ、ガキンチョはノーカウントなんで」
新八
「おいいいいいいいいいいいいいいいい! てめぇら皆して好き勝手やってんじゃねぇええええええええええええ! 収集つかなくなるだろうが!」
モブA
「番外編と聞いて来ましたぁ」
モブB
「右に同じく~」
モブC
「今回のギャラって幾ら位なんですかぁ?」
新八
「モブまで入ってきたああああああああああああ! もう滅茶苦茶だよ! 地の文がないだけで此処までおはなしが崩壊しちゃうの? もう僕一人じゃ捌き切れないよ、誰か助けてぇええええええええええ!」
毛むくじゃら
「モフモフ」
神楽
「あ、最初の方に出てきた毛むくじゃらアル」
新八
「いや、誰か助けて・・・とは言ったけどさぁ、せめて話せる人出てきてくれない?」
モブD
「なら俺が話を聞こう」
新八
「だからってモブを出すなよ! もうダメだあああああああああああ! 一体どこにあるんだよ地の文はああああああああああああああ!」
***
「どうやら、相当応えてるようだねぇ・・・・ま、あいつらにゃいい薬になるだろうさ」
遠くで一同の阿鼻叫喚の図を見ながら、お登勢は満足そうに笑みを浮かべていた。彼女の眼前には地の文がない為に暴走状態に陥ったこの話のメインを張るであろうメンバー達の姿が映し出されている。
「あんたも大変だねぇ。あんな奴らのやることなすこと一々言わなきゃならないなんてさぁ」
そりゃ、そう言う仕事ですから。
「ま、これであいつらにもこれを書いてる作者にも、そしてあんたにも良い骨休めになったんじゃないのかい?」
青く広がる空を眺めながらお登勢はつぶやく。そんな彼女の呟きに声のない声は静かにこう返した。
―――はい、有難うございます―――と。
番外ネタ 終
後書き
次回から紅桜編に戻ります。いい加減終わらせたいですわマジで。
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