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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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サトシ:「カラカラ!”ほねこんぼう”!
ギャロップ!”かえんぐるま”!!」



カラカラ:「カラっ!」



ギャロップ:「ギャロッ!」



カラカラとギャロップはニドキングに向かい
技を繰り出した。



ニドキング:「!?」



カッ


ボワッ



カラカラとギャロップが
背後から技を仕掛けると、、、




ニドキング:「ニドォオ!」



ブンッ(尻尾)


ドガァッ!!



カラカラ:「カラッ!!」
ギャロップ:「ギャロッ!!」





しかし、二体ともニドキングの尻尾で
()ぎ払われ、カラカラとギャロップは
吹き飛ばされた。



サトシ:「カラカラ!ギャロップ!」



ニドキング:「ニドォオ!」


バキィ(破壊活動)



ヒロシ:「くっ!、、エレク!ソニックブーム!
アーク!”れいとうパンチ”!」



エレク:「ビリッ!!」


ブワッ(ソニックブーム)


カァァッ
バシィッ(れいとうパンチ)



後ろを見せるニドキングに
エレクとアークの技がヒットしたが、
ニドキングには全く効かず、破壊活動は
止まらなかった。



サトシ:「くっ!だめだ!あのニドキング、
全然効いてない!」



ニドキングはタウリン等の強化アイテムを
施されていた為、並の技では全く
効果がなかった。



ミドリ主任:「ニドキングお願い!!あなたが
実験させたシルフを恨む気持ちはわかるわ!
でももう止めて!これ以上ここを破壊したら
あなたまで傷つくわ!だからお願い!」



ニドキング:「ニドォオ!」(怒)



ベキィッ!!(破壊活動)



ヒロシ(あのニドキング、、、
俺たちのポケモンに自分から向かっていかず、
ずっと破壊活動を続けている)


ヒロシは一旦冷静になり、状況を
再確認しようとした。




サトシ:「カラカラ!ギャロップ!
大丈夫か!?」



カラカラ:「カラッ!」


ギャロップ:「ギャロッ!」







ニドキング:「ニドォオ!、、ニドォオ!」



ドガッ(破壊される実験台)





ヒロシ(機器を壊した次は
実験に使う台を壊し始めた、、、)



ある程度の電子機器を壊した後、
ニドキングは目の前にある台を片っ端から
壊し続けた。




ニドキング:「ニドォオっ、、ニドォオ!」




ヒロシ(鳴き声が変わった、、それに、、、)





ヒロシがニドキングを観察していると、
ニドキングの鳴き声が変わり、
台を破壊しながら周囲を見渡している事に
気づいた。




カラカラ:「カラッ!」


ベチィッ!(ほねこんぼう)



ニドキング:「ニドォオ!」


ドガッ(足蹴り)


カラカラ:「カラッ!!」


サトシ:「カラカラ!」




ヒロシ(何だ?、、ニドキングが暴れる理由に、
何か思い当たる節があったような、、)



ヒロシは何かを思い出そうとした。



サトシ:「ギャロップ!”とっしん”だ!」



ギャロップ:「ギャロッ!」


ダダダダダッ(とっしん)



ミドリ主任:「あの注射さえなければ、、っ」



ヒロシ:「注射?、、、はっ!」




ヒロシの記憶

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


タマスポ店長:「おや?
あのニドキングが心配かい?ニドクイン」





タマスポ店長:「さぁニドクインっ、
早く実験の成果を見せておくれっ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







ヒロシ:「わかったぞ!ニドキングが
暴れている本当の理由が!!」













ギャロップ:「ギャロッ!」

ダダダダダッ(とっしん)




ニドキング:「ニドォオ!!」


カァァッ(光るツノ)




サトシ:「あれはメガホーン!」




ヒロシ:「サトシ!今すぐギャロップの
指示を止めるんだ!」



サトシ:「えっ!?」



ヒロシ:「あのニドキングはただ
暴れているんじゃない!!
ニドクインを探しているんだ!」



ミドリ主任:「!!」





サトシ:「ニドクインを?」



ヒロシ:「さっき見ただろ!ニドキング同様
妙な実験を施されたニドクインを!
あのニドクインはニドキングを心配していた!
恐らく、二体は夫婦だったんだ!」



サトシ:「なにっ!」



ミドリ主任:「確かに!あのニドキングは
孵化施設で仲の良かったニドクインがいたわ!
それに、そう言えばニドキングが暴れた時に
ニドクインの姿は無かったの!」



サトシ:「そうだったのか!
ギャロップ!攻撃中止だ!」



ギャロップ:「ギャロッ!?」



ダッ



助走のついたギャロップは高く飛び、
ニドキングの頭上を飛び越え
サトシ達の元へ戻ってきた。


 
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