サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
414
サトシ:「カラカラ!”ほねこんぼう”!
ギャロップ!”かえんぐるま”!!」
カラカラ:「カラっ!」
ギャロップ:「ギャロッ!」
カラカラとギャロップはニドキングに向かい
技を繰り出した。
ニドキング:「!?」
カッ
ボワッ
カラカラとギャロップが
背後から技を仕掛けると、、、
ニドキング:「ニドォオ!」
ブンッ(尻尾)
ドガァッ!!
カラカラ:「カラッ!!」
ギャロップ:「ギャロッ!!」
しかし、二体ともニドキングの尻尾で
薙ぎ払われ、カラカラとギャロップは
吹き飛ばされた。
サトシ:「カラカラ!ギャロップ!」
ニドキング:「ニドォオ!」
バキィ(破壊活動)
ヒロシ:「くっ!、、エレク!ソニックブーム!
アーク!”れいとうパンチ”!」
エレク:「ビリッ!!」
ブワッ(ソニックブーム)
カァァッ
バシィッ(れいとうパンチ)
後ろを見せるニドキングに
エレクとアークの技がヒットしたが、
ニドキングには全く効かず、破壊活動は
止まらなかった。
サトシ:「くっ!だめだ!あのニドキング、
全然効いてない!」
ニドキングはタウリン等の強化アイテムを
施されていた為、並の技では全く
効果がなかった。
ミドリ主任:「ニドキングお願い!!あなたが
実験させたシルフを恨む気持ちはわかるわ!
でももう止めて!これ以上ここを破壊したら
あなたまで傷つくわ!だからお願い!」
ニドキング:「ニドォオ!」(怒)
ベキィッ!!(破壊活動)
ヒロシ(あのニドキング、、、
俺たちのポケモンに自分から向かっていかず、
ずっと破壊活動を続けている)
ヒロシは一旦冷静になり、状況を
再確認しようとした。
サトシ:「カラカラ!ギャロップ!
大丈夫か!?」
カラカラ:「カラッ!」
ギャロップ:「ギャロッ!」
ニドキング:「ニドォオ!、、ニドォオ!」
ドガッ(破壊される実験台)
ヒロシ(機器を壊した次は
実験に使う台を壊し始めた、、、)
ある程度の電子機器を壊した後、
ニドキングは目の前にある台を片っ端から
壊し続けた。
ニドキング:「ニドォオっ、、ニドォオ!」
ヒロシ(鳴き声が変わった、、それに、、、)
ヒロシがニドキングを観察していると、
ニドキングの鳴き声が変わり、
台を破壊しながら周囲を見渡している事に
気づいた。
カラカラ:「カラッ!」
ベチィッ!(ほねこんぼう)
ニドキング:「ニドォオ!」
ドガッ(足蹴り)
カラカラ:「カラッ!!」
サトシ:「カラカラ!」
ヒロシ(何だ?、、ニドキングが暴れる理由に、
何か思い当たる節があったような、、)
ヒロシは何かを思い出そうとした。
サトシ:「ギャロップ!”とっしん”だ!」
ギャロップ:「ギャロッ!」
ダダダダダッ(とっしん)
ミドリ主任:「あの注射さえなければ、、っ」
ヒロシ:「注射?、、、はっ!」
ヒロシの記憶
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タマスポ店長:「おや?
あのニドキングが心配かい?ニドクイン」
タマスポ店長:「さぁニドクインっ、
早く実験の成果を見せておくれっ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒロシ:「わかったぞ!ニドキングが
暴れている本当の理由が!!」
ギャロップ:「ギャロッ!」
ダダダダダッ(とっしん)
ニドキング:「ニドォオ!!」
カァァッ(光るツノ)
サトシ:「あれはメガホーン!」
ヒロシ:「サトシ!今すぐギャロップの
指示を止めるんだ!」
サトシ:「えっ!?」
ヒロシ:「あのニドキングはただ
暴れているんじゃない!!
ニドクインを探しているんだ!」
ミドリ主任:「!!」
サトシ:「ニドクインを?」
ヒロシ:「さっき見ただろ!ニドキング同様
妙な実験を施されたニドクインを!
あのニドクインはニドキングを心配していた!
恐らく、二体は夫婦だったんだ!」
サトシ:「なにっ!」
ミドリ主任:「確かに!あのニドキングは
孵化施設で仲の良かったニドクインがいたわ!
それに、そう言えばニドキングが暴れた時に
ニドクインの姿は無かったの!」
サトシ:「そうだったのか!
ギャロップ!攻撃中止だ!」
ギャロップ:「ギャロッ!?」
ダッ
助走のついたギャロップは高く飛び、
ニドキングの頭上を飛び越え
サトシ達の元へ戻ってきた。
ページ上へ戻る