サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ:「ニドキングやめるんだぁ!」
サトシはニドキングの元に行き、
説得しようとした。
ニドキング:「ニドォオォオ!」
ドゴォォン!!(破壊される機器)
しかし、サトシの声はニドキングに届かず
次々と施設内の実験機器が破壊されていく。
サトシ:「ニドキング、、」
(どうすれば、、)
アーク:「ケェー!」
サトシの後を追い、アークが駆けつけた。
サトシ:アーク!」
アーク:「ケェッ!」
スッ(ニドキングを指さすアーク)
サトシ:「アーク!どうした!?」
アークがニドキングの頭を指さすと、
サトシはある事に気付いた。
サトシ(このニドキング、特定の部分が
大きくなっている、、)
良く見ると、ニドキングのツノや背中の棘が
大きく鋭利になっており、
尻尾も通常の個体よりも長い事に気付いた。
ニドキング:「ニドォオォオ!」
サトシ:「、、もしかして、
これも実験の作用なのか?、、、」
サトシがニドキングを見つめていると、、、
ミドリ主任:「サトシ君!」
遠くで隠れていたミドリ主任が
サトシの元にやってきた。
サトシ:「ミドリ主任!大丈夫ですか!?」
ミドリ主任:「私は大丈夫よ!それよりも
ニドキングが、、、」
ニドキング:「ニドォオォ!」
ブンッ!(振り回す尻尾)
サトシ:「危ない!」
ミドリ主任:「きゃっ!」
ブゥゥン(バリアーで2人を守るアーク)
アークはサトシ達の前でバリアーを張り、
ニドキングの尻尾を防いだ。
サトシ:「ありがとうアーク!
、、、ところでミドリ主任っ、これは一体、、」
ミドリ主任:「シルフの実験が原因よっ。
サトシ君達がさっき帰った後、奴らは
ニドキングに”ある実験”をしたのっ」
サトシ:「ある実験?」
ミドリ主任:「えぇ、、、。
ポケモンを巨大化させる実験よ、、、」
サトシ:「ポケモンを巨大化?」
ミドリ主任:「私も詳しくは
わからないけど、ここで働いている
元孵化施設の同僚達がさっき教えてくれて、
シルフはポケモンを巨大化させる実験を
施そうと前から企んでいたみたいなの。
恐らく、その実験作用でニドキングは
あんな姿になってしまったんだわ、、、」
サトシ:「、、、」
ニドキング:「ニドォオォ!」
ミドリ主任:「私がもっと早く
気づいていれば、、、っっ」
ミドリ主任はその場で泣き崩れてしまい、
その間にもニドキングは破壊活動を
続けていた。
サトシ:「シルフの実験、、、くそぅ!!」
ヒロシ:「サトシ!人とポケモン達の
避難は一通り終わったぞ!大丈夫か!?」
サトシ:「ああ!、、でもヒロシっ、
あのニドキング、、、」
ヒロシ:「え?、、、!!」
ヒロシは一目見て
ニドキングの体の変化に気づいた。
ヒロシ:「これは一体、、、」
サトシ:「シルフの実験だ、、、」
サトシはヒロシに説明をした。
ヒロシ:「ポケモンを巨大化する実験、、」
サトシ:「あの時、施設から出なかったら
こんな事にならなかったのに!!」
ヒロシ:「とにかく、
今は後悔してる場合じゃない!
俺たちのポケモンで
あのニドキングの怒りを鎮めよう!」
サトシ:「、、くっ!!」
サトシとヒロシは
持っているポケモンを全て出した。
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