サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ:「それで、いつこっちに
戻ってきたんだ?」
タケシ:「カントーに戻ってきたのは
つい最近さっ。って言っても一カ月前か、、。
ジロウ達が就職に就いたからな!」
サトシ:「ジロウ達が?」
タケシ:「あぁ!まだ何人かは
大学に通ってるが、ジロウ、サブロウ、
ヨモコにムツコは就職して、家計も
落ち着いたんだ」
ヒロシ:「良かったじゃないか!」
ヒロシ(何人いるんだ?)
サトシ:「それで、ジロウは
何をしてるんだ?」
タケシ:「ジロウか?ジロウなら、、、」
タケシが説明していると、、
警官:「兄ちゃん!大丈夫か!」
1人の警官が入ってきた。
サトシ:「兄ちゃん?」
ヒカリ:「って事は、、」
タケシ:「ああ!この警官が、ジロウだ!」
サトシ:「本当か!?」
ヒカリ:「目がタケシそっくりじゃない!」
ジロウ:「お前達が浸入か!
逮捕する!、、って、、、サトシさん?」
タケシ:「大丈夫だジロウっ。
サトシ達は物を盗みに来た訳じゃない。
ここは内緒にしてくれ」
ジロウ(無線機):「こちらジロウ巡査!
犯人は人では無く、紛れ込んだ
エスパーポケモンでした!」
タケシ:「今年、ジロウが
カロスの警察学校を卒業して、
カントーに配属されたのをきっかけで
俺の仕送り生活はやっと終わったんだ。
、、、なっジロウ!」
ジロウ:「うん!、、あとの兄弟の大学費用は
俺が担うから、兄ちゃんは今まで苦労した分
これからは自由に生きてくれ!」
タケシ:「って言う訳で、それとプラスで
俺の帰還をニビシティの市役所から聞いた
マサラタウンの町長から、
オーキド研究所を警備してくれっていう
以来があった訳だ。町で管理するより、
元ニビジムの経営者に管理してもらった方
安心らしいからな」
サトシ:「まぁ確かに、この町は
年々田舎になって行くもんな」
タケシ:「俺の家にある”研究所セキュリティ”
に反応があったから、ジロウに連絡して
ここに至るって訳だ。ここに入る前に
監視モニターを確認したらサトシ達が
何か調べ事をしてる様子が映ってたからな!」
サトシ:「なんだそういう事か!」
ヒカリ:「びっくりしたわー!」
タケシ:「とりあえず、ここでの
長話は無理があるから、一旦場所を移さないか?
みんなの事も色々と聞きたいしなっ」
サトシ:「そうだな!」
ヒロシ:「じゃあ研究所に行こう!」
ヒカリ:「そうね!」
サトシ達の話がまとまると、、、
マリナ:「、、、ねえ、そろそろ
机の下から出ても大丈夫かしら?」
タケシ:「むっ!」
サトシ:「あ、マリナさんまだ隠れてたんだ」
ヒロシ:「大丈夫ですよっ!」
サッ(机から出るマリナ)
マリナ:「ふぅっ、、、この体勢、
結構疲れたわっ」
マリナは机から出た。
サトシ:「タケシっ、紹介するよ!
俺たちの仲間のマリナさん、、あれ?」
サトシがさっきまで居たタケシの方を向くと、
そこにタケシは居なかった。
ヒカリ:「ほらっ」(ゆび指し)
サトシ:「ん?、、、あっ」
サトシがヒカリの指さした方を見ると、、、
タケシ:「始めましてマリナさん(ハート)
私がここ(カントー)に戻ってきた理由は
他でもない、貴女にお会いする為っ
ピンク色の優しさ溢れる髪も素敵ですが
金色の髪も”美のスパイス”が効いても〜うっ!
、、彼らの面倒を見るのも疲れますでしょう?」
マリナ:「は、、はぁ」(困惑)
サトシ:「こっちも15年ぶりだ、、」
ヒカリ:「そうね〜(呆)」
ヒロシ:「何で名前知ってるの?」
タケシ:「今日はもう遅いですし、
どうですか?ここは是非、ボクと一緒に
自宅から見えるニビシティの夜景を堪能した後
ニビジムの岩に2人の愛を刻んで、、」
ギュ(タケシの耳)
ジロウ:「はいはいっ、兄ちゃんと俺は
他の捜査官に事情を説明しないと、、」
タケシ:「待てジロウ!ここは兄ちゃんの
今後の人生がかかって、、」
ジロウはタケシの耳を引っ張り
サトシ達の前に立った。
ジロウ:「それじゃあサトシさんっ、
俺と兄ちゃんが事情を説明している間、
しばらくここに居て下さいっ。
隊が退いた後、兄ちゃんを残して
行きますからっ」
サトシ:「お、おぅっ」
ヒカリ:「立派な弟さんね!」
ジロウは微笑むと、無線機で研究所内に
異常が無い事を伝えた。
ジロウ:「それじゃあ、失礼します!」(敬礼)
タケシ:「マリナさ〜ん待ってて下さ〜い!」
ジロウとタケシは研究所を出た。
マリナ:「何なのかしら、、、」
サトシ:「タケシ、
年上の女性に目がないからな〜」
ヒカリ:「人生が変わっても
唯一変わらないトコね」
ヒロシ:「あっ、警官達が退いてくよっ」
その後、ジロウの説明でサトシ達は
捕まる事無く、タケシを連れて研究所に戻った。
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