| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

陽だまりのダークナイト
  月中基地本部×生存者への状況説明

月中基地では各外史に支部があり、本部も存在する事で次元パトロール隊の者達しか知らぬ次元にある。無論桃香達そうだし、本部に居る者達全てが各外史が破滅になって保護した者達ばかり。

月中基地本部からコードD×Dに入り、来た訳だが今回は中々楽しめそうだと総司令官である織斑一真が報告書と共に書いてあった。月中基地本部とは、作品関係なく全ての外史を監視する役目と消滅外史から保護役目がある。

外史にドウターゲート反応があれば警戒音が鳴り響き、月中基地本部から近ければキラ達が出撃する。遠ければ第1課から第10課にて、各外史に居る隊員達を集めて殲滅しに行く。有り得ないイレギュラーな現象が起きて、消滅外史から生存者が居た事により第0課と総司令官に知らせる。

月の表面だと月面基地となるが、月の核がある場所にあるので月中基地と呼ばれる。全ての外史を監視及び保護人物の生活については、保護側と監視側へ分かれる事になるようだし戦闘に関係の無い者は基本的に保護生活として住んでいる。

「ふぅー、今の所異常無しと」

「お疲れ様、メイリン。これ、飲み物ね」

「ありがとう。お姉ちゃん」

「にしても、全ての外史を監視するのも疲れるわよね。私は監視側じゃなくて戦闘側だけど」

「それでもちゃんとした仕事なのよ、ルナマリア。最近はシンとイチャついているんでしょ?」

「わ、分かってるわよミリアリア。ま、最初私達保護側だったけど今はMSを主にした戦闘を訓練してる訳だし。それとイチャついているのは事実だけど」

「分かってるならいいよ。それより、あっちも大変そうじゃない?」

「あークリスティナの方ね。クリスティナがいた外史とかは、たまに生存者が出る所だからね」

クリスティナの方だと、たまに生存者発見するとなったら織斑総司令官に一報を入れるようになっている。前まで隊長だったが、今では総司令官として格上げされた呼ばれ方にな。国連軍の階級もそうで、前まで大佐だけど各外史にいる分身体によって昇進し織斑少将と呼ばれた。本部で監視者は、保護前に戦況オペレーターや管制官をやった事のある人間がやっている。

「私もだけど。前の機体よりも今の機体の方が使いやすいのは有難いわ」

「ここに来る前はインパルスだったけど、一時的にデスティニーインパルスを使って今はシンと同じ機体を織斑総司令官が創ってくれたんだよね。お姉ちゃん専用機として色も違うらしいと聞いてる」

「色も自由自在に変えられるとイアンさんに言われたけど、シンと同じぐらいかしら。ホントは複座式のハルートにしたかったけど、やっぱ私達が使ってた方が使いやすいからかしら」

「機体識別としてデスティニールナマリア機だけど、総司令官が持つ技術力によって小型GNドライブ搭載型とした半永久機関を持つ機体。ここの技術力は私達が居た所よりも進んでる」

ホーク姉妹が雑談混じりで会話してるが、メイリンのような管制官とCIC経験者やパソコンが得意な者達を加えた監視側によってな。例えばプリンセスラバーの主人公専属メイドの藤倉優もその一人だけど、一緒に連れて来た部下達全員が監視側として働いている。

リダ・カナレス、ニイラム・ラワムナンド、フェーベ・テオドラキス、涼宮遙はマブラヴ外史からだし、そらのおとしものだとニンフ、守形英四郎、風音日和は監視側として動いてるしイカロスとアストレアはマスターからの指示にて何時でも動けよう鍛錬してる。

監視・戦闘・保護生活、三つの役目が存在していて第0課に所属の者達は警報が鳴る三十分前まで、自分の好きな生活をしているからな。その時警報が鳴り響く中、冷静に画面を見ていた。

「何!この警報は一体?」

「外史に異常発生・・・・これは生存者に関する事だから、ルナマリア達が騒ぐ程度ではないわ。消滅外史に生存者確認」

「場所はどこ~ここは私が居た外史よりも未来外史と判明、作品名を検索すると『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』の外史だと判明」

「その外史って確か生存者はイアンさん達元CBとミーナ達だけだったはず、なのに何故今新たに生存者が居るの?」

「それについては分からないわ。もしかしたら私の婚約者も居るかもしれない、まあそれは置いといて総司令官に連絡済みだから。私達で詳細を調べるとしますか」

月中基地本部から新たな拠点とされているD×Dでは、魔法使い達との襲撃と邪龍との戦いから数日が経っていた。俺は次元の狭間本家に行ってダブルオーライザーの調整をしていた。

ルーマニアに旅立ったアザゼル達の吉報を待ちながら機体調整をし、俺の力である大天使化を機体にて可能かをイアン達整備士と共にな。大天使化のみだと天使だと間違われるかもしれんし、黒鐵改を使うと見た目が魔神として見えてしまうからな。

『リアス嬢はヴラディ家との会談だったか』

「ああ。上手く進んでいると朱乃から聞いてるし、何かあればトレミーで行けば問題ないし対邪龍戦で一番効果のある攻撃は、MSに龍殺しの剣を持たせればいいと思う。見た目創造神のようにする為、大天使化のようなモード選択が出来るような機体は今調整中のダブルオーライザーだけだからな~」

『確かにな。相棒の機体に調整可能なのはストフリか調整中のこれのみ、黒鐵改が金色なら問題なかったんだが見た目魔神みたいだし』

「それ、今俺が思った事をそのまま言ってるだろ。ま、それについてはいいとして先日の黒幕についてが一番の問題視だろうよ」

俺の中にいるドライグと独り言のように話してるが、もしこれが一般人から見たら完全に精神病院行きだろう。口に出せる場所はここと人間界本家ぐらいだが、それより問題視はグレイフィアの身内であるユーグリット・ルキフグス。実弟で冥界の悪魔上層部は騒然となり、俺も混じって話し合っていたがルシファー曰く直属配下であったルキフグス家。

グレイフィアを査問しようとしていたが、俺とルシファーにより査問は無しとなった。無論反論しようとした悪魔も居るが、俺とルシファーの怒りを買いたくないだろう。上層部も慌てているのは、ルシファー関連には冥界でも別格過ぎる程の扱い。表に出る前だと末裔のヴァーリが白龍皇で、ルシファーとして役職だが名乗っているサーゼクス。

「三大勢力戦争と言う過去の内戦、その扱いに一時的に旧魔王派はテロリストである『禍の団』として活動してた。今では惑星ナイトメアを創って三大魔王になったカテレア達に、英雄派もだけど俺達の仲間になってからはこの世が楽しいと言ってくれた。だが俺的にはイアン達の・・・・」

「ワシらがどうしたか。一真」

「居たのか。何、イアン達が居た外史に生存者が確認されたらきっと嬉しがると思ってな。それよりどうだ?エンジェルモードとして起動できるようプログラムしたのか」

「未だにワシらは思うさ。リンダ達が居ればどれ程嬉しい事か、だが今はここで整備やら新たなシステム開発を任されている程にな。トランザムシステムもそうだが、モード切替はISと神器による禁手化だけだと思っていた。それをシステムとして機体に使うのも良い手だ、ヴェーダでは可能とされているが果たして本番はどうかな」

格納庫にて話していると通信機によって本部からだと知ると、俺は調整を止めてからトレミー3番艦ブリッジへと向かう。イアン達もだが、一応出撃するなら準備が必要だと途中で分かれた。通信内容により、次元の狭間本家にあるドッグと人間界本家に居る仲間達にメールで知らせた。もしドウターだったら愛紗達とブラック・シャークの力が必要だと。

「こちら次元の狭間本家に居る織斑総司令官だ、また対ドウター戦か?」

『こちら月中基地本部、いえ違います。消滅外史に生存者が現れました、それもイアンさん達が居た保護外史から』

「何だと!だがあの時はイアン達元CBとミーナ達一部しか居なかったはず。なのに何故今になって出現したんだ?」

『ですが私達による調査結果だと反応があり、数は不明ですが今から座標を送りますので織斑総司令官は行ってみて下さい。それとブラック・シャークからで、昇進して大佐から少将になったと』

「了解した。それと昇進については保護後に聞かせてもらうよ、今は早めに行かないと生存者が無に当たってしまう」

俺はコンディションレッドからイエローにし、医療班を集結させて座標を固定させた。イアン達には後程言うけど、今の内に話した方がいいと判断し格納庫に通信をした。

『こちら格納庫だが、どうした?何があった』

「イアン達を保護時に覚えているだろ、西暦2314年のELS戦終了直後にドウターが現れて消滅してしまった外史の事を」

『それは覚えているが、まさか先程の事が現実になったとでも言うのか!アレは確かワシらも迎撃しようにも、汚染されて戦えず全員消滅してしまったが目を覚ませばワシらだけが生き残った事を。そしてリンダとミレイナを失った事を』

「何故かは分からんが、俺達が話していた事が現実になりそうだ。イアン達が居た外史に生存者を確認、数は不明だがもしかしたらイアンの妻と娘かもしれん。俺の推論だが、これからトレミー3番艦で消滅外史入り口まで向かう。大天使化になってポッドを使い、生存者を確保して来るんでイアン達は格納庫で待機しといてくれ」

『分かった。と言う事は今回の任務はワシら元CBによるものだ、ワシらと医療班を集結させて準備させる』

ここで敬礼よりも親指を立ててからの緊急出撃、クルー達は医療班と元CB達を乗せて発進して行くのを見た住人達。次元の狭間から宇宙に上がりゲートを開けて、一気に座標固定の元に向かう消滅外史。

ゲートを通り、いくつかの外史の間を通ると真っ黒になっている球体へ辿り着いたとこで停止。ブリッジから第三カタパルトデッキへ向かって大天使化をし、封印処置をした扉を開けてからポッドを誘導する。

「久しぶりに来たがやはり真っ黒過ぎて何も見えん」

「本来だと立ち入り禁止区域となっていて、入るには一真か管理者の許可が無いと入れんよ」

「と言う事で、ヴェーダ直結の意識体であるティエリアの指示にて案内頼むよ」

「分かった。それにもしや管理者が生存者を守ってるかもしれない」

暗黒となっていて闇夜でも目が良い悪魔でも進むのは困難、そこでヴェーダからの道案内にて反応がある場所までナビしてくれるティエリア。反応が近く所になると、そこに居たのはELSクアンタがGN粒子を撒いていながら生存者を守っているように見えた。

「やっと来たか、一真にティエリア」

「刹那か。やはりと言うか管理者が君だと言うのは納得出来る」

「まあな。生存者確認として来てみれば、俺の力とクアンタの力によって無から守護していた。後の事は頼んだ」

「お疲れさん刹那」

ELSクアンタは管理者が居る場所へ帰還し、我が新たな結界を張って身分照会をした。全員パイロットスーツを着ていて、真っ白なのはCBクルーだと言う事で俺はまさかと思いながら確認した。

「身分照会完了。四人はラッセ、フェルト、ミレイナ、リンダと。イアンが喜ぶけどミーナも喜びそうだ」

「この二人はデータで見た事あるが、戦死したはずのグラハム・エーカーとミーナの婚約者であるビリー・カタギリか。喜びそうな顔が思い浮かぶ、トレミー3番艦までの道案内を任せて一真はポッドに生存者を確保を頼む」

「任された。が、もしかしたら他にも居るかもしれんので一周して来る。我の結界が張ってあるから大丈夫だろう」

と言う事で我はこの外史一周してみたが、六人以外の生存者発見ならずとなったのでポッドを入り口まで戻らせる。トレミーのカタパルトデッキに着地したポッドは、格納庫まで運ばれて行き医療班とイアン達は歓喜していた。ドアを閉めて再びロックを掛けて開かないようにして、格納庫まで大天使化となり元の姿に戻るとイアンは泣いていた。

「一真、六人の身分照会データを見た瞬間鳥肌が立った!まさか妻のリンダと娘のミレイナと再会出来る日が来るとは思わなかった」

「良かったなイアン。今頃本部ではミーナも喜んでいるだろう、集中治療室に運ばれたらしいから俺らも行こうや」

トレミー3番艦内にある集中治療室の外で見ているが、意識は無いように見えたけど生きてる証拠に脈や心臓に脳に問題無し。バイタルチェック後、簡単な検査をしてから栄養補給とした点滴をしている。医療に関する事だと再生治療や医療用ナノマシン技術を活用しているが、見た目だけでも必要しないから医療班の一人である美咲が俺らの元へ来た。

「織斑総司令官とイアンさん。検査結果から言いますと外傷とかもありませんし、幸いな事に意識がないぐらいですから何れ目が覚めると思いますよ」

「良かった、ホントに良かった。まさか一真の言った通りになるとは思わなかった」

「もしかしたら未来予知だったのかもしれん、それも無意識に言ってた事で叶えたのかもな。俺らも入って大丈夫か?」

「集中治療室から大部屋に移します。そこでなら入って構いませんよ」

そう言えばと思いながらもマスクを着用するが、無菌状態を創り出す結界を張ったので問題無く入れる。眠っているラッセ達に一人ずつ話し掛けるイアンだが、リンダとミレイナの方に行くと手を握りながら泣いていたよ。

やはり家族と再会するには涙が出るし、グラハムとビリーの手を握ると付近に眼鏡が置いてある。何せ死んだとされる戦友だったし、意識が戻り次第知らせるよう言っといてからブリーフィングルームにて報告する事に。

「こちらトレミー3番艦、現在生存者を確保して報告後に帰還する」

『こちら月中基地本部。身分照会データを見ましたが、私とミーナも驚いたよ!』

「そりゃそうだろう。生存者六人の内、元CBのラッセ・アイオン、フェルト・グレイス、ミレイナ・ヴァスティ、リンダ・ヴァスティ。元地球連邦平和維持軍のグラハム・エーカーとビリー・カタギリだし、ミーナも喜ぶしイアンも再会出来て涙無しでは語れるかよ」

『これも管理者の刹那に感謝ね。私の知らないフェルトが居るとは、まあ私が生きていると知ればきっと泣くよね』

「それ程の驚きがあったからな。ワシ達も始めは驚いたし、死んだとされたお前らが生きているとは思わなかったさ。初めは幽霊でワシ達は天国に居るのかと」

『幽霊とは失礼ね。でもそうだよね、あの時死んだと思って目覚めると一真さん達が居るトレミー1番艦内に居たのだから。それも死者蘇生により生き返らせたのか、リヒティの体もサイボーグじゃないし』

「リヒティも監視側に居るし、保護後の処置は俺の考えにより新たなメンバー追加となる。次元パトロール隊だが、丁度トレミー3番艦クルーが欲しかった所。クルー無しでも動かせるけど、やはり最後は人の目で確認しないといけない。砲撃手と管制官、イアン技術顧問もいいしリンダとビリーも新たな整備士として」

リンダも同じ立ち位置とさせて、フェルトとミレイナでの管制官とこれから忙しくなる所に良い人材が手に入る事とは。MSパイロットは一人でも欲しい所だったし、今現在量産機はムラサメとジンクスⅣとブレイヴ一般用試験機。

オリジナルのGNドライブも大量生産したけど、現在搭載出来る機体に小型とハイブリッドとなっている。イアン達と分かれてブリッジに戻り、トレミー3番艦は月中基地本部へ帰還シークエンスに入る。

『今まで私が動かしてましたが、これからは人の手で動かすのも良い塩梅かと』

「そのようだ。さて本部まで到着前に次元パトロール隊への登録を済ませておかないと、データは送信済みだよな?ゼロ」

『既に送信済みです。拠点D×D(仮)に連れて行くのですから、詳細なプロフィールはクリスとミーナがやってくれてるでしょ』

「だな。にしても月中基地本部もデカくなった。最初は大きさも同じだったのに、今現在では惑星ギガロニアぐらいのデカさとなっている。超巨大戦艦スメラギも余裕で入港できる」

俺は艦長席に座りながら、ゼロと話していると到着したので早速入港した。その後、待機していた医療班と一緒に運ばれるので俺とイアンも動く。大部屋に移動後、懐かしいメンツが揃ってたし端末で各外史の様子見に六人の意識が回復するまでの間な。

クリスとリヒティもだがイアンも緊張してたし、意識が回復したと聞かされると深呼吸をしてから大部屋前でIDカードを人数分タッチ。ドアが開き俺らが入って来ると全員がこちらを向く、クリスとリヒティとイアンに気付き驚愕していた。

「クリス?私は天国にいるの?」

「リヒティもいるぞ!ここは天国なのか!?」

「それに貴方もいるわ!」

「お父さん!」

「私は特攻で死んだはずでは?」

「ここは一体?」

「落ち着いて聞くんだな、まずここは天国じゃないぞ?俺らが居る場所は拠点基地に居て、ここに居るクリスとリヒティは確かにお前らの目の前で死んだ。俺が生き返らせて、イアンは目が覚めたらここに居たのだから」

詳細を聞くと安堵した様子で、俺達次元パトロール隊と言う組織についても話した。監視側と保護生活側と戦闘側に分かれる事、もしトレミー3番艦クルーになってくれるのなら我らソレスタルビーイングとして一緒に働いてもらう事もな。

「なるほどですぅ。するとパパは私達が消滅してからずっと・・・・」

「と言ってもワシも消滅したと思えば、目が覚めると生きていた事になっていた。生き残った者らと話し合ってワシらは一真達の組織に入り、それからずっと総合整備士をしてきた」

「で、お前らの組織名を俺達風に言ってきた。ホントは次元パトロール隊としてだが、別勢力と名乗ったのが私設武装組織ソレスタルビーイング。意味的にそのままなので使わせてもらい、現在本格的にCBとして活動してるけどな」

「なるほど。それで?僕達はこれから何をすればいいのですか」

「今居るのは月中基地本部、そして今俺が活動している外史にトレミークルーとして来て欲しいのさ。三人共トレミー3番艦の砲撃手と管制官、MSパイロットと整備士として働いてもらいたい。現在イアン達が主になって開発中のシステムや武装などを任せている」

「どんなMSがあるのかね?」

現在持っているのはワンオフ機と量産機を所持していて、グラハムが良いと言うのならブレイヴ指揮官用試験機を開発するとこ。格納庫にはガンダムがほとんどあるし、量産機のムラサメ・ジンクスⅣ・ブレイヴを見せて二つ返事で俺達と来る事に。

詳細なプロフィールが必要な為、医療着から普段着を着せて全てを外史監視側に行き登録を任せた。登録完了後、本部発行のIDカード譲渡してトレミー3番艦に乗船。

「私達が居たトレミーよりも広いんですね」

「まあな。今までAIに任せていたが、そこの席が操舵兼砲撃手でここが管制官の席となっている。さて新たな門出として、俺のトレミーを動かしてみせろ」

「了解です。トレミー3番艦、これからゲートを通り拠点へ帰還します」

「トレミー3番艦発進!」

イアン達整備士は到着までに基本的な事を教えといて、グラハムは量産機として動かしていたブレイヴを見ていると以前動かしていた機体よりも違うと言ってた。

拠点D×D(仮)へ到着したので、次元の狭間本家にあるドッグへと向かう。着艦後、会議室へ向かうがこの外史の事や今現在の事までを話す事に。イアンもだがアグニ達にも同席してもらう。

「改めてこの外史について説明するが、この外史には一見人間が居る町ではあるが違うと言っておく。この外史には天使・悪魔・堕天使が存在しており、各神話の主神クラスが居るけど容姿がかけ離れている。妖怪や吸血鬼やドラゴンも居るし、ファンタジー要素満載で実際ここにいる者達も前四大魔王に元神とドラゴンがそこに居る」

「ワシからも言わせてもらうと、一真も人間ではなく全てを創った神とされている。創造神黒鐵としてだが、そのお陰でワシら整備班は色々とシステム開発や機体に武装と開発し放題となっている。その証拠にシャルロット達の翼を見れば分かる」

との事でシャルロット達の翼展開させて、ついでに俺も展開させた事で本物の神が居る事に驚いてた。天使共は白い翼だがシャルロットと俺のような神は金色で、悪魔はコウモリのような翼と堕天使は黒色だと。ドライグとティアも召喚させてから本物のドラゴンを見た事で顔が引き攣っていた。

「本物のドラゴンだが食って襲い掛かるようなのではないから安心しろ。種族は沢山居るし、俺達は悪魔の娯楽としてレーティングゲームに出る為チーム=眷属を作った。次元の狭間本家と人間界本家に居るが、俺達は黒神眷属と呼んでいたが現在別勢力として動いているんでCBと名乗っている。本来悪魔が『悪魔の駒』で集めた眷属を差すようだけど、俺達は転生しないし戦いによってだがお前達には必要無し。対ドウター戦として活動してもらいたいし、本命がそれだけど現在テロリストと戦っている」

「その為にワシらは様々な兵器を作り上げてきた。ガンダムもそうだが、インフィニット・ストラトス略してISと言うパワードスーツを展開する事により、現代兵器を逸脱した兵器となる。一つ欠陥としては女性しか纏えない代物だが、一真だけなら纏えるし現在のISにはエヴォルトシステム搭載機が稼働中。ワシら整備士の仕事は、一真専用機とその他機体の整備と開発。一真のお陰でオリジナルのGNドライブが大量生産する事により、ジンクスⅣやブレイヴと言った機体にも搭載している」

「オリジナルのGNドライブを大量生産って、我々が生産した疑似GNドライブとは違う物と言う事ですか?一真さんが創造神だと言う事は分かりましたが、他にも開発して僕達の知らない機体にも搭載されていると?」

「ビリーの言う通りでな、先程見せた機体のほとんどには小型GNドライブを搭載されていてハイブリッド化された機体ばかり。中には核エンジン搭載機もあったが、もしもの為にGNドライブを搭載したのさ。GNドライヴ[T]は活動時間に制限あるが、オリジナルGNドライヴは半永久機関として投入されている。トレミー3番艦も戦艦用として搭載されている。トランザムシステムも搭載されているし、途中解除も出来る訳」

「俺達はトレミークルーとして過ごすが、出撃までは何をどう過ごせばいいんだ?」

「今居るここで過ごせばいい。ここには娯楽や鍛錬とかも出来るし、トレミー3番艦としてのクルーには訓練を受けてもらう事にする。出撃は対ドウター戦であっても、他外史で救援活動や管理者との連携をおススメする。グラハムもチラ見してたが、戦死前よりも使いやすそうに見えたけど?」

「うむ。先程見たブレイヴには、パイロットを負荷させるような事は無さそうだ。久々にフラッグファイターとして血が騒ぐ、今回の事で対邪龍戦にて活躍できるとなれば早めに慣れなければな」

俺達の機体やISにオートマトンについての知識を付けさせて、この外史にしかない神器と言う事をヴェーダにある情報端末から呼び出す。神器は人間にしか宿らないが、何故か神である俺にも宿ったのは今でも不思議である。

神器はシャルロットが作ったシステムで、不思議な能力を所持者に与えるがほとんどの所持者が不幸とされてる。能力は様々だし、発現するのに使い手の善悪関係ない上に悪魔の業と誤解される事も。

「先天的に神器を宿す人間か血を引く者のみとされている。持ち主から奪取されて移植となれば後天的に手に入れる事も可能、ただし強制的に神器を抜かれると死亡する。手に入れたとしてもだ、元々持っていた力が使用不可とされたり制御不能になる程の才能を費やす事に。ドラゴンを始めとする強大な神獣と魔獣を封じた神器は強力、封じられた存在が目覚めないか活動停止状態だと最低限しか使用できなくなる」

「ふむふむ、織斑総司令官も持っていると言ってたです。どのような神器を持ってるですか?」

「俺か?俺の神器はこれだ」

「一真の神器は神をも滅ぼす事が出来る神滅具(ロンギヌス)と言うが、ワシらは普通に神滅具と呼んでいる。神滅具と呼ばれた神器は全十三種類、禁手化と言う新たなステージに立つ事も可能だ。神器の力を高めて、ある領域に至った者だけが使える禁手化。一真も出来るがアレは見世物ではない」

とりあえず俺らの仲間達には神滅具所有者は五人で通常神器は三人と。人工的に作り出した神器もあると教えといて、この外史について説明を終えるとビリーが思い出したかのように言った。彼女も保護されてないか?と。名を聞くと俺とイアンだけ苦笑しながらも俺のスマホにコールしといた。

「ビリー、お前に用があると言う者からの電話だ。ミーナ・カーマインについて知っているから教えてくれるんだと」

「では失礼して、もしもし『ビリーお久しぶり!元気にしてた?』ミ、ミーナ!どうして君が一真君のスマホから。今どこにいるんだい?」

『やーねぇ。さっきビリーが居た月中基地本部に居るのよ』

「どう言う事だい?何故君がそこに居る?」

『ビリー達が消滅して私も消滅したかと思えば、目が覚めたら一真さん達が居る戦艦内にね。イアンさん達と一緒に生存者として保護後、そのまま次元パトロール隊の監視側としてお役目してるの。分かったぁ~?ビリー。貴方が保護されたと聞いて、すぐにでも会いたかったけどサプライズにしたかったから秘密にしておいたの。お陰様で貴方の子供も生まれて立派な大人になったし、私達のような仕事に勤めているから~。たまに電話やメールするから、愛してるわよビリー』

そう言って切れた電話。スマホを返してもらった後、ミーナが言ってた事が事実だと伝えてテレビ電話で改めて挨拶した。俺と同じ端末を渡して、メルアドを自分で作ってる間に各自の端末を使えるようにした。

メルアドと電話番号、IDカードにパスワードと設定させて生活についてはメイド長の月から案内をさせたけど。必要な物は創造するか人間界で買い物するし、各キャッシュカードを渡してあるからこれからの給料に振り込む。

「ちなみに俺の資産は数えた事ないが、基本的にカード払いが多い。人間界だと学生兼会社員兼軍人と言う肩書を持っている」

「国連軍所属となっているが、ワシらが自由に動き回れるよう唯一無二の独立部隊を作ったので問題無し。それよりも格納庫に行って、一真達の機体を見せるとしよう」

主な機体はストフリ・ダブルオーライザー・ガンダムハルート・ガンダムDX、ISの動力源は混合コアのIGコアとされていてエネルギーは永久的。前だと一部装甲だったが、現在エヴォルトシステム搭載機なので全身装甲となっている。

俺の妻と息子を紹介後、人間界本家と次元の狭間本家に居る仲間達を紹介して歓迎会を開いた。新たなCBメンバーとして歓迎されて、更なる発展と共に技術班も開発資金も上げたのだった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧