提督はBarにいる。
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6月第3日曜日・6
さぁ、そろそろ見ているだけなのが辛くなってきた青葉です!ここからはお料理上手が群雄割拠の戦艦・空母勢に海外艦が続きます!そろそろ青葉もつまみ食いしたいんですが、いいですかね?……え、ダメ?まぁ、気を取り直して次は雲龍型の三姉妹のチームです!以前は粗食メニューが何かと話題になった彼女達ですが、パーティ料理が作れるんでしょうか!?その辺も注目して、いざ潜入です!
~雲龍型のお料理【デザート類】~
雲龍「と、いう訳で任せたわ葛城」ポン
葛城「ええぇぇぇ!?ちょ、ちょっと待ってよ雲龍姉さん!」アワアワ
天城「だって、私達の中でパーティに出せるようなデザート作れそうなのあなただけだもの」ポン
葛城「天城姉さんまで!大体なんで私なのよ!?」
雲龍「私知ってるのよ?葛城が瑞鶴先輩の為にデザート作りを練習してるの」
葛城「うっ、そ、それは……」
天城「練習の成果を発揮するまたとないチャンスだと思うけど?」
葛城「うぐぐぐぐぐ……」
葛城「わかったわ…やるわよ、やってやろうじゃないの!」
雲龍「それで、メニューは?」
葛城「ミルクレープよ!」
【調理開始!】
~積み重ねのミルクレープ~
材料:薄力粉、牛乳、卵、バター、砂糖、生クリーム、フルーツ(飾り、トッピング用)
葛城「手順は簡単、クレープ生地を焼いて、クリームとフルーツを挟んで重ねていくだけよ!」
葛城「雲龍姉さんはフルーツのカット、天城姉さんは生クリームのホイップをお願い」
雲龍&天城「任されたわ」
葛城「私はクレープ生地ね。室温に戻したバターと砂糖を練ってクリーム状になったら、これまた室温に戻しておいた卵を加えて更に混ぜる……」カシャカシャ
葛城「よく混ざったら、ふるいにかけた薄力粉を混ぜ込む。薄力粉がバターとかに馴染んだら、牛乳を少しずつ足し足しで生地を延ばしていく…」チョロチョロ
葛城「大体牛乳:卵液:薄力粉の割合が3:1:1位の割合がベストね。姉さん達!そっちの準備は?」
雲龍「フルーツのカット、OKよ」
天城「ホイップクリームも出来たわ」
葛城「じゃあ、私クレープ焼き始めるから、姉さん達は追加の生地の準備をお願い!」
雲龍「わかったわ」カシャカシャ
天城「任せて!」パラパラ
葛城「よし、じゃあ私は焼きの為のフライパン準備しなきゃ……中火で熱したフライパンにバターを溶かして、余分なバターを拭き取って……っと。」
※引いたバターが多すぎると煎餅のようになるので注意!
葛城「お玉で生地を流し込んで薄く広げて……」ジューッ!
葛城「焦げないように注意しつつ、破けないように慎重にひっくり返す!生焼けだけは注意しないとね」クルン
葛城「焼けたらお皿か…揚げ網があったらその上に載せて冷ます。枚数が揃ったらクリームとフルーツを間に挟みながら1枚1枚重ねていくだけ!さぁ、どんどん焼くわ!」ジューッ!
おぉ、中々美味しそうです!期待大ですね!まぁ、私はそれよりも瑞鶴さんと葛城さんのキマシタワーが建立されるかどうかの方が気になるんですが……♪まずは他のチームを探りに行きましょう!
~正規空母嫁艦'sのお料理【メインディッシュ】~
瑞鶴「ぐぬぬぬぬぬ……」
翔鶴「ず、瑞鶴…いいかげんに調理始めないと」オロオロ
加賀「あら、何かメニューのチョイスに不満でも?」ゴゴゴゴ
加賀「貴女が『七面鳥だけはイヤだ!』とごねたからローストチキンにしてあげたのよ?それに何か不満でも?」ジロリ
うぉう、流石は空母筆頭、凄い迫力です加賀さん。
赤城「あはは……」ニガワライ
飛龍「それよりも早く始めましょうよぉ~…」グゥ
蒼龍「お腹空いて来ちゃったんですけどぉ~…」グゥグゥ
加賀「ほら、先輩を待たせないでさっさと調理始めるわよ」
瑞鶴「わ、解ってます~だ!」
【調理開始!】
~海鷲達のローストチキン~
丸鶏、玉ねぎ、人参、じゃがいも、ニンニク、調味料類
加賀「まずは丸鶏の下準備よ。……瑞鶴、手羽の部分と足の部分をたこ糸で結びなさい。足はクロスさせて型崩れしないようにね」
瑞鶴「了解。……んっ、これでよし」ギュッギュッ
加賀「次は付け合わせの野菜ね。玉ねぎは皮を剥いて1cm幅の櫛切り、人参は一口大の乱切り、じゃがいもは皮を剥いて一口大の大きさに、ニンニクは薄皮を剥いて縦半分に切って芽を取りましょう」
赤城「それは私達がやっておきますね」トントントン
飛龍「他に手伝える事無さそうだしね~」トントントン
蒼龍「そうそう、餅は餅屋ってね」トントントン
加賀「ではチキンに焼き目を付けましょう。翔鶴、丸鶏に塩、胡椒を全体に刷り込んでちょうだい」
翔鶴「了解です!」ズリズリ……
加賀「瑞鶴、フライパンを熱してオリーブオイルを敷いておきなさい」
瑞鶴「はいはい、準備できてますよ~っと」
加賀「悪くない手際です。後は丸鶏を入れて、皮に焼き目が付くように押し付けながら焼きなさい」
瑞鶴「はーい」ジュウウゥゥ!
加賀「では今のうちにオーブンの準備をします。余熱は200℃、耐熱皿も準備しておきましょう」
瑞鶴「加賀さん、鶏肉焼けたよ~」
加賀「では耐熱皿の中心に丸鶏を。その周りに赤城さん達の刻んだ野菜を並べて下さい」
赤城「了解です!」ゴロゴロ…
加賀「後は野菜に塩コショウを振って味付けをして、香り付けのタイム、丸鶏の上にバターを載せてオーブンで20分焼きます」バタン
加賀「20分経ったら一旦取り出し、野菜を返して耐熱皿を180゜回して再びオーブンにいれて、200℃で更に20分程焼けば完成です」フゥ
飛龍「そういえばさ、なんでローストチキンで瑞鶴怒ってたの?」
瑞鶴「ふえっ!?」アセアセ
蒼龍「七面鳥で怒るならわかるけど、なんでローストチキン?」
瑞鶴「だ、だだだって……」モジモジ
瑞鶴「加賀さん、昔『焼き鳥製造機』って呼ばれてたのに、ローストチキンじゃ思い出して可哀想かなって……」モジモジ
加賀「なっ!?///」
翔鶴「あらあら///」
赤城「愛ですねこれは!///」
飛龍「ほっほ~ぅ、まさか瑞鶴が『ソッチ』の趣味だったとは……」ニヤニヤ
蒼龍「これは意外なスクープですなぁ」ニヤニヤ
瑞鶴「なっ、バッ、ちちち、違いますよぉ!」ワタワタ
瑞鶴「加賀さんは確かに格好いいし頼りになるから、尊敬してるけど本人の前だと途端に憎まれ口を叩きたくなるというか……」イジイジ
加賀「瑞鶴……」ポン
瑞鶴「わひゃい!?」ビクッ!
加賀「貴女の気持ちは嬉しいけれど…その……その気持ちは受け止められないわ…ごめんなさいね」
瑞鶴「だ~か~ら~、違うんですってば!」ムキー!
瑞鶴「加賀さんに対する『好き』はlikeで、提督さんに対しての気持ちがloveなの!……あっ」
赤城「知ってました」ニヤニヤ
飛龍「いや~、まさかこんなに簡単にハマるとはwww」ニヤニヤ
蒼龍「チョロい!瑞鶴はチョロインずい!」ニヤニヤ
翔鶴「ご、ごめんなさいね瑞鶴……」プルプル
瑞鶴「」パクパク
加賀「や り ま し た」←首謀者
瑞鶴「は……嵌められたあああぁぁぁぁ!」ガックリ
うわぁ、他人の事は言えませんがこれはひどい。流石はあの提督さんの嫁艦達、といった所でしょうか。
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