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『Blame』

作者:零那
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『Memory』



夢と現実の狭間に君がうろつく。
目を覚ますと君は姿形を消す。
思い出も約束も忘れてない。
いつまでも此処に在る。
過ぎてく日常に流されてくけれど、決して忘れはしない。

春は花束ができるくらい沢山の四つ葉のクローバーを集めたね。
夏は川に降りて2人危ないって言い合ったよね。
秋はそこら中に立ってるツクシを集めて神社で遊んだね。
冬には走り廻って寒さなんて感じなかったよね。

沢山の思い出と、ほんの少しの約束。
幼き頃の貴重な体験を君とできたこと、幸せだった。

純粋な子供では居られなかったけれど、君と遊んでる時間だけは間違いなく子供で居られた。

思い出す度、優しい気持ちになるのは気のせいじゃない。
イタミだとか憎しみだとか、そんなのが無い純粋に楽しい時間の思い出だから。
君と過ごした1年間は。

ありがとうと言いたい、君に。
いつかまた四つ葉のクローバーを沢山集めようねって約束。
君は覚えてるかな?


 
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