レインボークラウン
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三百八十三話
第三百八十三話 先生のコメント
華奈子と美奈子は塾でも牛乳と果物の話をしていた、するとその話を聞いた今田先生は笑顔で二人のところに来て話した。
「それはいいことです」
「牛乳と果物ですか」
「この組み合わせは」
「はい、健康的で美味しいです」
二人の母と同じコメントだった。
「その両方から見て素晴らしいです」
「カルシウムとタンパク質とビタミンですね」
「全部揃ってるからですね」
「後は塩分もですが」
今田先生はこの栄養もプラスした。
「大体いけてますね」
「それじゃあこれからは」
「この組み合わせでいけばいいですね」
「そうです」
その通りという返事だった。
「果物は本当にビタミンが沢山入っていますので」
「食べるといいんですね」
「甘くて美味しいですし」
「牛乳とも合います」
やはり言うことは二人の母と同じだった。
「牛乳もどんどん飲んで下さい、ただ」
「ただ?」
「ただっていいますと」
「食事はバランスよく沢山ですので」
そうして摂るものだからだというのだ。
「お野菜やお肉、お魚や御飯やパンもです」
「全部ですか」
「食べることがいいんですね」
「やっぱり全部の栄養ですね」
「それが必要ですね」
「はい、どんどん食べれば」
ここで今田先生が言うには。
「丈夫な身体といい頭が手に入りますよ」
「丈夫な身体とですか」
「いい頭ですか」
「その通りです、頑張って食べて下さい」
今田先生は明るく言う、しかし。
華奈子と美奈子はだ、先生の言葉について自宅で話した。
「先生おっぱいのことはね」
「言わなかったわね」
「スタイルのこともね」
「全然」
「どうしてかしら」
「身体と頭って」
二人共自分達の部屋で向かい合って座って話をしている。
「お母さんみたいなこと言うけれど」
「何かね」
「気になるわね」
「そこが」
二人で話してだ、首を傾げさせるのだった。
第三百八十三話 完
2016・10・6
ページ上へ戻る