クイズ!アステリオス君の勉強日記
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成長
問題10:中国、三国志の中の話で、呉の魯粛が再会した呂蒙を称賛したことに由来する、学識などがむかしのままで、進歩のない人物をさす言葉といえば?
答え:呉下の阿蒙
「まよえ……さまよえ……しね!」
「流星一条ァァッ!!」
さて、ある日の曜日クエストが、終わった時の話です
アステリオスは、アーラシュと一緒になって戦った後
「ふう、お疲れさん」
「うん、おつかれ」
「そういえば…」
「なに?」
「最近、勉強してるんだっけ?」
「うん」
「そうか、顔に出てるものな」
「?」
「今回の、種火集めでも、まず敵を弱体化させてから、俺の流星一条っていう段取りを考えたのは、アステリオス、お前だっってマスターに聞いたぜ」
「うん、おもいついた、から、ますたーに、はなした」
「前は、そういう戦略とか考えもせずに、ガムシャラに敵に挑んでいたろ?」
「うん」
「それを『成長』というのさ」
「せいちょう…」
アステリオスが、腰を下してはにかむと、アーラシュは、肩を叩きました
「そう、努力と根性は裏切らないって、どっかのエライ人もいってるぜ。がんばったな」
「………うん」
まるがつばつにち、あーらしゅと、たねびあつめに、いく
いっしょうけんめい、いままでまなんだことを、だすことが、できた
みんなに、ほめられた
…うれしい
今日は、じつは、筆者もサポートメンバーとして行きました
アーラシュと何事か話していたので、不思議に思ったら、こういう事だったようです
学が増えるという喜びは、こういう戦場でも、あるという事をアステリオスは学んだようです
思わず雄たけびを上げていましたね、アステリオスは
学ぶ喜び
学ぶ悲しみ
そうやってアステリオスは、今日も成長していくのでしょう
そんな訳で、なんだかんだ、カルデアは、平穏な1日が過ぎていきます
この平穏がいつまでも、続きますように…
後書き
本当は、もっと色々な問題を、先輩に代わって作ってましたが、先輩の判断で、ボツになった問題がいくつかあります
(理由としては、先輩が「アステリオスさんにわからないかもしれない」と判断した事が挙げられます)
例えば
問題:19世紀のアメリカ・サンフランシスコで、投機に失敗した後に、突然「アメリカ皇帝」を名乗った、市民から愛されていて、葬儀には30000人が列席したといわれる人物といえば誰?
正解:ノートン1世(ジョシュア・ノートン)
みたいなものや、
問題:数学において、「エラトスネテスのふるい」で見つけるのは素数ですが、「ユーグリットの互除法」で求めるのはどんな数?
答え:最大公約数
のようなものが、挙げられます
でも、
「学問も治療の一環です」
という、さすがバーサーカーな名言を残したナイチンゲールさんや
パーティー仲間の、アーラシュさん
その他問題作製を手伝っていただいた方々(エドワード・ティーチさんは除く、とは先輩始めみなさんがおっしゃられてましたので、ここに書いておきます)
そして何より
「かわいい子には、旅をさせろってやつね」
と憎まれ口を叩きながらも、応援していたエウリュアレさんに支えられながら、一生懸命に先輩のお遊びである勉強に付き合ってくれたアステリオスなら、いつかできる日がきますよね
ね、先輩!!
マシュ・キリエライト
なんで、俺がこんなしちめんどうな事を、やらんとならんのだ
ただでさえ
問題:ニーチェやキルケゴールが用いた、弱者が強者に対して持つ憎悪や復讐の感情の事を、フランス語でなんという?
答え:ルサンチマン
だの
問題:ゲーテの「ファウスト」に代表される、上演を目的とせず、読むために書かれた戯曲の事を、ドイツ語でなんという?
答え:レーゼドラマ
というような問題を作ってボツにされたというのに
「アステリオスの成長を、童話風に書いてください」
だと!
おかげで、1ヶ月間カルデアの『執筆室』(付記:ロマニが何故か自分の寝室や仕事用の部屋とは別にカルデア内に作っていた)で、
缶詰にさせられていたんだぞ!
だが、この状況でクイズなどにいそしむバカモノどもには、相応しい見返りがなくてはな
さて、この物語も、そろそろ仕舞いだ
お集まりの紳士諸賢、淑女の皆様
最後に、かの岩窟王の警句を1つ
「──待て、しかして希望せよ」
さあ、店仕舞いだ、帰れ
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
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