ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
進路指導のウィザード
アースでの状況報告×三バカによる処罰
教会コンビは南にある町に行くと言ってイリナと一緒に行き、眷属共は北にある町でゲームが開催されていると聞いて行き、ミカエルらトップ陣はエルフとダークエルフの剣劇を見ていた。一応今日泊まるホテル前で集合と言ってあるから大丈夫だろうと思い、ナイトメアの品物を売っている悪魔らと話し合った。
「あ、織斑様。お久しぶりです」
「ナイトメアにいる悪魔の商人か・・・・実を言うと昨日ナイトメアに行ってきた所だ。三大勢力の和平をな」
「おお、やっとですか。それにあそこにいるのは、俺達が旧魔王派やってた時に瞬殺してきた天使長と現魔王と総督ではありませんか」
「ついでにルシファー達と久しぶりに会ったのかカテレア達もはしゃいでいたがな」
昨日の事を軽く話した後、俺はイベント会場から離れた場所にある基地へと向かう。ここは隣のエリアであるトランスフォーマーとゾイドが集結し、東西南北で何かトラブルや仕事として来た時の仲介場所としてここを建設された。外部から来たアイツらには見えないが、これもオーバーテクノロジーの塊だと思えば自然と納得がいく。
「お久しぶりです一真さん」
「うん?誰だと思えばその声はギャラクシーコンボイか、ここに居ると言う事は何かあったようだな」
「ええ。盛大な山火事があったので、その帰りとして寄った所ですよ。我々の給料をね」
「山火事とは大きな災害だな。まあいいとして、今外部の者が来て今日はあそこのホテルに泊まる予定だ。なので今夜八時頃に迎えに来てくれるか?」
「了解です。迎えはニトロコンボイが来ますので、それではお先に失礼します」
そう言うとロボモードからビークルモードとなり、他で災害が発生したと言うので向かって行った。自然災害もインプットしているので、人間界と余り変わらないようにしてある。建物に入るとマイクロンと人間が一緒になって働いていて、その中にバドがマイクロン達に命令をしていた。
仕事の邪魔をする訳にもいかないので、俺は格納庫や滑走路を見るとファイヤーフェニックス、バスターイーグル、エヴォフライヤー、ストームソーダーと飛行ゾイドが待機してたり荷物を運んだりしている。
「おや、織斑様じゃないか。ここには何用で来られたのですかな」
「やあ総合管轄長、今日は外部の者らが来ているのでしばらく暇潰しをな。この前来た時よりゾイドの数が増えたな」
「ええ。隣のゾイドエリアでは今まで発掘しか知らなかった者らでも、気軽に乗れるゾイドを制作中とロンから報告として挙がっているよ」
「やはりか。今までゾイドは発掘だけだと思っていたようだが、移動には持って来いの乗り物だろうよ。ゾイド乗りの適性が無くとも動かせる事は歓喜だ」
ここにいる住人は知っているが、今はアイツらが来ているのでステルスモードとして動いてもらっている。レインボージャークもたまに見るが、コトナの機体ではなくアイアンロックに居た者らの運搬を。
本来なら機械兵となって、適正の無い人間から魂を抜き出し組み込む事であったが死者蘇生により蘇り、ここで暮らす事で段々とだがケア無しでもやっていける。
「隣のエリアに行くには、陸だと専用橋を渡る事で空からはゾイドかビークルモードとなったトランスフォーマーの者達により運ばれる事だけとなった。規定を作って正解でしたよ。最初は人間以外の種族が、自らの翼で飛んで行ってしまったから」
「そう言えば初めての事件でもあったが、今ではちゃんと規律を守らないと罰すると聞かせた結果が今にある。だがアイツらが規定を破って来る可能性があるんで、もしアイツらに動きがあれば朱璃さんが報告してくれる」
「トランスフォーマーとゾイドもそれぞれコアとボディがあり、燃料が無いと動かない時があったがGNドライブを埋め込んでからは燃料要らずとなった。これも織斑様が技術提供してくれたお陰です」
「この技術は俺らCBが持っている技術であり、他だと渡せない程だからな。そろそろ時間となったので俺は戻る」
少し話をしてから視察と言う名目で、見ていると今後も大丈夫そうだと思いながら俺が指定したホテルに行く。すると俺が最後なのか、各員共に満喫出来たようなのでよかった。ニトロコンボイがこちらに来ると知っているのは、俺とホテルの従業員しか知らん。
「このホテルのオーナーも一真君かい?」
「まあな。ほとんどのオーナー職は俺となっている」
「だから従業員がこちらを見てるんだね」
ホテル前に集合していたので、中に入ると荷物を預かってくれる従業員。フロントに行くと既に用意済みとされていて、机上にはカードキーがずらりと並んであった。
「外部から来た者らで、既に用意周到だな」
「はい。オーナーからのオーダーで、既に用意済みであります。こちらが三大勢力トップの三人、こちらがグレモリー眷属とシトリー眷属、そしてこちらが姫島夫婦とケルディム夫婦の部屋でございます」
「朱璃さんにグレイフィア、先程聞いた通りにこのカードキーを配布してくれ」
俺と一緒に来ていた二人に頼んで、各カードキーを配布し終えると条例と言うより規定で夜間に空を飛ぶ事に関して許されていない。勝手に飛んだらここに来る前に言った連帯責任として、アザゼルら大人組をハリセンの計にするんでな。移動するなら自分の足で歩くか、人間界と同じく終電があるのでタクシーも無い事もな。
「一応電車はあるけど、人間界と同じく終電時刻が決まっているし外部から来た客らは夜九時以降は外に出てはならぬ」
「それは何故?と聞いてもいいだろうか」
「ここはお前らがいる冥界とは訳が違うし、住人と許可を持っている者以外は外出禁止とされている。それがこちら側でのルールだ」
「なるほど、ここでのルールを破ればどうなるかは想像出来るね」
と言う事で全員部屋へ案内されるが、ハイブリッド・ピースとヴァーリチームだけはロビーに残ってもらい何かあれば連絡して欲しいと頼んだ。昼にあった車は全て車庫か隣のエリアに行ってしまった。
そんで夕食は俺が行く時間までの間、風呂に入ってもらい男女に分かれてな。俺は最上階にあるオーナー室で、少し仮眠をしてから顔を洗ってノーパソで現在の状況を見た。
「ふむふむ、やはりと言うか時間軸が違うからなのか。次元の狭間本家とこちらだとまだ数十分しか経っていない」
「他の惑星も同じ時刻とされているな相棒」
「まあそう言う事だが、そろそろ迎えが来るから俺の中に戻ってろ」
俺はオーナー室から出て一気に下へ降りると、ミカエルら三人が一緒にいる事でこりゃ何か悪知恵でも働いているのか?と思った。気にしないでホテル前にフォーミュラ1が待機、ドアが開いた事で乗ると勝手に動き出した。
コイツはニトロコンボイ、隣のエリアに行く為の橋は本来立ち入り禁止だが専用地下道路を通れるのは関係者のみ。走り出したのを見たアザゼルは、ニトロコンボイの後方に発信器を付けた。
「やはり一ちゃんはどこかへ行くようだぜ」
「何処へ行くのだろうね・・・・とても気になるけど、もしかして空を飛ぶつもりかい?一真君から言われたのに」
「俺らに内緒で行くのなら、俺ら三人は気になるだろ。俺は行くぜ、例えハリセンの計とされてもな」
「なら私も行きますが、アザゼルの所為にしときます」
『と言ってるようだぞ一真さん』
『全く、アイツらと来たら予想済みの行動だな。ニトロコンボイに発信器を付けられた事に気付かない訳がない』
アイツら三人組付近にも小型偵察機が飛んでいて、それを盗聴されているとは思っていないだろう。これに関しては外部の者以外なら知っていて、監視カメラよりも効率が良く犯罪も一切起こらない。俺らは西にある専用地下道路前へ到着、そこに番人がいるようなので俺は窓越しでの会話となった。
「おや誰かと思えば織斑様ではありませんか」
「何時も番人お疲れさん。今回隣のエリアにてお呼ばれをされてな、証拠としてニトロコンボイに乗らしてもらっている」
「ギャラクシーコンボイから知ったんでね。迎え役としては光栄な事だ」
「それと今回だけだが、中央エリアとトランスフォーマーエリアとの中間シールドバリアーを張らないよう頼む。何やら外部の者らが規定を破りそうなのでな」
「織斑様の悪い笑みが出てますなぁ・・・・いつでも治安維持部隊を展開しておきますので行ってらっしゃいませ」
IDカードをタッチさせてから扉が開いた事で、急発進して真っ直ぐに進むニトロコンボイ。中央から結構距離があるのか、フォースチップの使用許可する事で超加速能力を発動させると一気に向かう。
ジェットコースターや戦闘機に乗ってるような感じではあったが、出口と共にスピードを落としながらサイバトロン地区へと向かう。エリア名をトランスフォーマーで、区画を五つに分けた事となったのは既に知られている。
「サイバトロン地区・スピーディア地区・アニマトロス地区・ギガロニア地区・巡視員マイクロン地区の状況はどうなっているんだ?」
「それぞれに特化された建物が建っているが、俺らスピーディアのトランスフォーマーはスピードが命とされていた。だがここでは働く者もいればレースに特化した者もいるが、俺はその両方兼リーダーとね」
「なるほど。各リーダーは今まで通りとなってはいるが、それぞれの地区での生産業をして養っている訳か。特にアニマトロス地区では色々作っていると聞いている」
「まあな。中央エリアの為に作っているような物だし、俺達トランスフォーマーには必要ないが全種族の食べ物を確保する為だ」
スピーディア地区からサイバトロンエリアへ向かうけど、建物は中央より大きいし技術提供としてトランスフォーマー専用武器の試し撃ちの場所もある。人間はコビー・ローリー・バドの三人しか住んでいないが、巡視員マイクロン地区にいるホップ達と暮らしている。
中央エリアで仕事をし、夕方になるとこちらへ戻ってくる事が多いので夜になると乗り物の姿は無くなる。サイバトロン地区へ到着後、すぐにバカ三人組の対処する為に司令室へ向かった。
「ようお前ら久し振りだな」
「これは一真さん。ニトロコンボイ、送迎ご苦労」
「俺としては光栄な任務だったが、何やら隣のエリアにて外部者がこちらへ向かって来ている」
「今回はわざとシールドバリアーを解いてるようで、それより改めて俺達を保護してくれた事感謝する」
「いいって事よ、コビー達はもう寝ているのか?」
しばらく話してるとコビー達は夕食を食べているらしい、その時警報が鳴り響いたのでレーダーに反応あったが今更か。バカ三人組がこちらへ向かって来ているが、全員ビークルモードとなって治安維持部隊との連携により無事に捕獲完了となった。その時の会話を聞いていたので流した。
『一ちゃんはここから海でも渡ったのか?いつまで飛んでいても大陸すら見えやしない』
『恐らくだけど海中トンネルでもあると思うな』
『私としてはここまでにしたいですが、アザゼルはこの先まで行けるとでも思ってるのかと』
『サーゼクスにミカエル!避けろ!』
三バカがいる射線上にて、ビーム兵器を放つ部隊を発見したアザゼルは二人に回避するよう伝えるが捕獲ネットだったので捕獲された。この捕獲ネットはかつて人間以外の種族らは、規定違反など知るかのように行こうとして捕獲ネットを用意していた事で効果があった。
『我々はアース治安維持部隊です。貴殿達は織斑様の客人のようですが、我らの規定を破るつもりですか?』
『くっ!この捕獲ネットは俺達の力を吸収しているのか。道理で光の槍が出ないぜ』
『我ら治安維持部隊は網を張っておりました。織斑様の指令により、わざとシールドバリアーを張ってなかったので。貴方達を拘束後、中央エリアに強制送還させます』
『・・・・やはりアザゼルと一緒に無許可で行くのではなかったなミカエル』
『そのようですね。この捕獲ネットを観察すると、全種族共通ネットとも言えるかもしれませんね』
三バカは治安維持部隊に捕獲後、中央エリアにいるホテルまで連行されるけど俺は報告を聞いてから戻る事にした。ため息を吐いた俺だったが、やはりここに来るには機密の塊だしな。
グレモリー眷属らは寝ようとしていたらしいが、三人が規定を破って捕獲されたと知ってホテルロビー前に待機。帰りもニトロコンボイでホテル前まで送ってもらい、ロビーに到着するとロープでぐるぐる巻きにされた三バカ。
「申し訳ありません一真さん。こちらが目を離した隙に行ってしまったようです」
「全くコイツらときたら、やはり隣のエリアに行って正解だったわ。発信器が付いた時点で、こちら側は捕獲する気満々だったからな」
「今回は三人だけだったので良かったですが、グレモリーとシトリーも行こうとしたらしいとの事。まあ行かせないよう朱乃とソーナが止めてましたから」
「コイツらまで来たら傍迷惑だ。ここの住民はルールを破った事は創造後のみで、現在は外部から来た者らぐらいだな」
三バカは兎も角として、もしグレモリー眷属とシトリー眷属まで一緒だったらこちらの条例により罰してた。治安維持部隊の一人が報告書を手渡して来たので、軽く見ると条例=ルールを破った事で飛んできた様子。
ガブリエル、シェムハザ、ケルディム夫婦と姫島夫婦、ヴァーリチームらは無言でこちらを見ていた。主犯はアザゼルなので、俺が罰した後に姫島夫婦からお仕置きされそうだな。
「なあ一ちゃん。ルールを破ったからと言っては何だが『黙れこのアホが!』ってぇぇぇぇぇ・・・・やはり一ちゃんのハリセンはキツイぜ」
「今回の主犯格はアザゼルと言ってもだ、こちら側のルールを破ったのは事実。不法侵入と空を飛ぶ罪は重いが、今回だけは特赦で免除してやる。有難く思え・・・・それと三人にはハリセンの計をこの場で執行するんでなっ!」
三人をハリセンの計で処罰後、姫島夫婦と朱乃にはアザゼルを鞭打ちの計に処すると指示を飛ばす。ミカエルとサーゼクスは軽くだがハリセンの計をし、ミカエルはガブリエルに叱ってもらいサーゼクスにはグレイフィアと俺によるO・HA・NA・SHIと言う説教を行った。
後程であるが、リアス達は説教をしている姿を見た事で俺を怒らせてはならないと暗黙のルールとなったようだ。
「お疲れ、一真」
「ヴァーリか。全く世話の掛かる弟子を持った」
「幸い三人だけだったが、明日はどこを案内するんだ?」
「明日は俺が行ったエリアへ行く予定・・・・トランスフォーマーエリアとゾイドエリアで観光後『魔』へ行く」
「『魔』か。あそこのみ一真は神聖魔族とされていて、皇帝だったよな」
「皇帝だと?それはどう言う事だ、確かにあそこ行くと自動的に王ではあるが・・・・なるほどな。どうやら俺の知らない間に皇帝までランクアップしたのか」
端末を見ているとそうなっていたから忙しくなりそうだな、と思いながら風呂に入ってから明日は早いので寝る事にした。なおアザゼルは、姫島親子が説教しながら雷の鞭を打たれ続けたらしいので特別に回復させた。ミカエルとサーゼクスは反省したので、それ以上の処罰はしないまま寝たようだ。
ページ上へ戻る