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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進路指導のウィザード
  ナイトメアでの仕事×アースでの観光

『ナイトメア』に来てから祝賀パーティーをしてから俺は創造主専用ルームにて起き上がった。昨日は随分と酒を飲んだ気がするし、あれだけ嫌がっていたはずの悪魔達がサーゼクス達と酒宴開いていたからな。

レヴィアード城内、客室で寝ているリアス達以外の部屋に館内放送で起床アラームが鳴り響く。全メイド&執事もだが、ここで働いている者達の朝は広大なグラウンドでのラジオ体操で始まる。

「おはよう相棒、何やら館内放送があったようだが」

「おはようドライグ、サマエル、ティア。何、ここでの決まりとして朝はここにいる全員がラジオ体操する決まりとなっている。当然俺らもな」

「なるほどね、人間界本家と次元の狭間本家と同じ事を取り組んでる訳か」

「カテレア達も一時的だが、次元の狭間本家にいたからな。それに昨日は久々に家族で寝れたそうだし」

「まあ僕らも家族の一員だけどレヴィアタン達とカテレア達は血の繋がりを持ってるもんねー」

そう言う事だと言って俺らは起き出して、裏庭にある広大なグラウンドへ向かった俺達。ルシファー&ヴァーリ・レヴィアタン&カテレア・ベルゼブブ&シャルバ・アスモデウス&クルゼレイ、たまには一緒に寝てもバチが当たらないし話題が尽きる事はないだろう。

俺が到着すると既にヴァーリチームと英雄チーム、ハイブリッドピースを持つ朱乃・白音・ソーナ・シーグヴァイラ・イリナと姫島夫婦がいた。

「おはようございます一真さん」

「おはよう。まあここにいるよな、蒼い翼関連の者として」

「おはようございます、ええ私と主人はそう言う関係でもありますので」

「だよなー。ところでアザゼルらはまだ寝ているのか、今日は『アース』へ行く予定なのだが」

「大丈夫だと思いますよ。昨日はここにいる悪魔らと親睦を深める為、酒宴を開いていたそうですから。そろそろ起き出す頃かと」

バラキエルが言うのであればそう思いたいが、ラジオ体操が終わると各員自主トレをしてからミーティング開始。主にカテレア達と一緒に仕事をしている者らであったが、今後冥界に輸入輸出するかもしれんと言う議題が上がる。基本的に俺はノータッチだが、人間界と冥界に本社と支社を置いているので意見交換で告げといた。

「今後ウチの方に寄るのであれば、パスポートを発行してもらいたい。『アース』『ナイトメア』での行き来は、年間フリーパスを持っている者なら誰でも行けるが人間界と冥界だとな」

「パスポート発行に関しては役所に設置するとして、本人確認書として顔認証システムも使った方がいいでしょ」

「そうだな。一度次元の狭間空港に寄ってからとなるので、直行便は無いと思っておけ。なお偽造を使った場合は強制送還となる」

「畏まりました。チケットとパスポートの件はこちら側で任せられましょう」

朝食後の会議に出席した俺だったが、この時だけ蒼い翼社長兼CEO零達也としてスーツ姿となって仕事をしていた。朱璃さんも秘書として軽くやってくれたお陰で、今後営業関連がやりやすくなるだろう。

終わると織斑一真となり、正門にてバスに乗車したミカエル達とここからルシファー達と英雄チームは次元の狭間本家へ戻る。これから向う場所は、アザゼル達が行きたがっていた『アース』なのだから。

「と言う事で、ルシファー達と英雄チームは次元の狭間本家に帰還しといてくれ。俺はコイツらと一緒に『アース』と『魔』へ向かうのでね」

「分かったわ。そちらにはヴァーリチームとソーナ達もいるから心配してないけど、何かあったら何時でも連絡してね」

「うむ。そん時にならないと分からんが、それとこれから次元の狭間本家にある空港は忙しくなりそうだ。特に管制塔にいる奴らはな」

「新たにこちらへ来た者らが、管制塔の仕事をサポートする事になってるから安心して行ってくれ。俺達ももしかしたら活躍するかもしれないのでね」

「アグニとの鍛錬もいいが戦いが無くなる世界となった時、お前らがどう動くかについても未来予知で知ってる俺だ。じゃ、しばらく留守を頼むぞ曹操」

バスを動かしてレヴィアード城からナイトメア中央国際空港へ向かうと、すぐに専用飛行ユニットを装着して離陸許可を承諾。滑走路に行き、航空機並みの速度を出しながらテイクオフ。

一気に加速し、大気圏突入後すぐに隣に惑星である『アース』へと向かう。中央エリアにある国際空港へ到着後、専用ユニットを外して車内での説明をする為にアイテムを渡す。

「これは何だ?織斑」

「外部から来た者としての証としたフリーパス券だ。蒼い翼発行元として首にかけといてくれよ、じゃないと不法侵入者として逮捕される可能性がある」

「げっ!マジかよ」

パスケース付きのを渡すが、ヴァーリチームとハイブリッド・ピースである朱乃達には必要が無い。匙が聞いて来たので返答を返すと、このカードに関して驚愕していたのは予想済みである。するとリアスは渡されたパスケースに二枚目のカードがあったのか、パスケースから出して表裏見ていた。

「一真、このカードは何なの?」

「それはキャッシュカードだが、わざわざ銀行に行って降ろす必要性が無い。人間界とここでは使えないし、電子マネーとして使えるのでチャージする必要も無いが現在いくら入ってるかは魔力を流せば確認出来るようにしといた」

「ほう。流石は一ちゃん、用意周到だが一体いくら入ってるんだ・・・・何だこの額は!?」

「アザゼル先生、どうしたんですか?『お前らも魔力を流せば分かる事だ』ではでは・・・・」

本当は銀行に行って降ろす手筈だったが、わざわざコイツらが帰る時に返してくれるか不明だったので電子マネーとしてなら管理可能。俺らも持ってるが、発行場所が違うから『アース』『ナイトメア』『魔』『PMW』でも使える。

それと人間界や冥界だと、財布にあるカードを入れてこちら専用を財布に入れとけば心配無し。俺ら以外の者が魔力を流すと全員目を疑い、そして驚愕と共に言った言葉は驚きと言うより唖然としてな。

『・・・・な、何じゃこりゃぁあああ!?』

「やかましい!静かにしろバカモノ!」

「私達グレモリー家や他家よりも財政が上だが、一真君、何故こんなにあるんだ」

「当たり前。ここは俺が創造した惑星でもあり、蒼い翼社長兼CEOでもあるのだ。それを忘れた訳ではあるまい」

「・・・・そっか。一ちゃんは蒼い翼社長兼CEOをしているから、冥界でも五本の指に入っている会社だ。技術力も経済もそっちが上」

と言う事で驚愕した場所がバス内で良かったが、ここから徒歩になるので到着ロビーに入ると既に冥界にはいない種族とかもいる。特に昨日は建星記念日だったのか、他の惑星から来た観光客で一杯となっていた。

現在春となっていて、花見が出来るシーズンだと言うとアザゼルらはここで造られた酒が飲めると知ってワクワクしてた。空港から首都へ向かい、全種族が住んでいるスペースへ到着すると眩しいのか目を覆ったアザゼル達。

「改めてようこそ『アース』へ、我らは冥界から来た者らを歓迎致す」

俺ら先に外へ出ていたが、後々になってこちらに来ると同時に歓迎の言葉を言った。主にグレモリー達が騒いでいたけど、ミカエル達は既にモデルとされた風景を見ていたので余り驚いていなかったな。そこにいるのは天使・悪魔・堕天使・人間が主な種族で、吸血鬼・猫又・雪女・雪男・エルフ・ダークエルフ・グールにオークと言ったファンタジー要素がある種族の者らもな。

「冥界ゴールデン・ウイング領地に行ったから驚きはしないが、あそこよりも住民は沢山いて共存している世界」

「あ、ああ。こりゃマジだし、あっちがモデルケースだとすればここは本当の共存世界と言っていい程だ。店を軽く覗いただけで、天使・悪魔・堕天使が仲良く協力してやっている」

「これが私達の理想像とも言える姿、天界でも討伐命令を出していますがここはまさに全ての種族が共存していますね。現在の我々では出来ないかもしれませんが、ここだと種族違いで喧嘩になる事もありません」

全員立ち止まっていたので、俺以外の者らのソーナ達は苦笑をしていた。ヴァーリチームもだが、最初はどこへ案内しようかと考えているとルフェイと俺が先頭となって歩いていく。現在商店街や住居スペースへ向かう途中にて、こちらで造られた煎餅を貰った事で食べ歩きとなった。

「織斑様、今日は何しに来たのですか?」

「今日は外部から来た者らの案内としてな。ここは相変わらず盛り上がってるな」

「ええ。これも織斑様が全種族共存世界を創ってくれたお陰であります」

「俺の理想郷となってくれたんだからな、俺らはそろそろ行かせてもらう」

「またいらして下さい。今度呼ぶ時にはお客人も一緒に」

商店街を回っているが、中央エリアを筆頭に東西南北で特化された町がある。例えば技術に特化された町や人間以外が住んでいる町に、他種族間交流法と言う法律を作って人間社会に溶け込む他種族。空の色は人間界に似ているが、人口太陽も設置していて月もあるので問題はない。ちなみに俺の事は『織斑様』で通っている。

「ここは俺らの住んでいる所みたいだな」

「当たり前、ここは大陸であるが遠出するには電車や新幹線も通っている。海や湖もあり、山もあるから登山しに行ったりな。噴火とかはしないよう調整済みだ、せっかくだから神社に行くか」

「これから行く神社は悪魔が入っても大丈夫なのかい?」

「もちろんだ。ここは共存世界なので、悪魔が入っても大丈夫にしてあるし巫女や神主を見ろ」

これから行く神社には、共存世界を創ってから我を慕う神が住んでいると言われている。本来だと悪魔が入る場所ではないが、ここは全種族が共存世界なのでノーダメージとなっている。

願いに関してもだが、だいたい願えば当たると評判の良い神社で『アース』には、東西南北にある町と中央エリアに神社と寺もある。鳥居を潜って手水舎へ行き、手と口を清めてから本殿に向かう。

「『アース』の宗教は基本的には仏教なのだな。私はてっきりキリスト教かと思っていたが」

「何言ってるのよゼノヴィア。ここの創造主は一真君で、周辺一帯に居る神仏は日本のような感じだからねー。でも南にある町には大きい教会とかもあるから、仏教徒とキリスト教徒がいるのよ」

「お喋りはその辺にしとけイリナ。今は本殿に行くのだからな」

ヴァーリに注意されたゼノヴィアとイリナで、賽銭箱に金を入れるも良し電子賽銭箱に入れるも良し。ここでは二礼二拍一礼をする事となっているし、俺は願いを叶える側なので主に本殿側に向いていたけどな。

「あそこにおみくじやお守りが売っているが、全ての願いに応じた物を販売している。ここの神社で願ったりおみくじを引くと当たる確率が高いと噂されている」

「じゃあ恋愛とかも当たるのかしら?」

「当たるよ。何しろ作ったのは、恋愛の神仏が作ったおみくじでもあるからな」

「へぇー・・・・だったら私達も引こ。元ちゃんと一緒に」

「お、おう。分かったからそんなに引っ張るな花戒に草下!」

アイツもすっかり大変な目に合っているなと思いながら、グレモリー眷属とシトリー眷属はおみくじを引くと八割当たっていた事に驚愕していた。これから起こる事に関してだけは俺が関わっているし、未来予知は得意中の得意だからな。そろそろ腹が減ったと思い、神社からレストランへ向かうがチェーン店の一つである「鳴桜邸」に。

「いらっしゃいませー・・・・これはこれは珍しい、オーナーと外部から来たお客人がここに来るとは」

「まあな。と言うよりコイツらが来た事に関して知っていたとは、まあいいとして今回は客として来たが大人数なので空いてるかな?」

「少々お待ちを・・・・二階に空いているそうなのでご案内致します」

「なあ一ちゃん。ここは人間界や冥界には無い酒が飲めるのか?」

「まあな。アース産にナイトメア産と魔から造られたビールとかもあるぞ」

ちなみにここのウェイターは水無神操緒似の人物としてここにいるし、高校生の姿をした洛芦和高校の者達が働いている。本物ではなく次元パトロール隊第2課の者達で、全員意識共有されているから人間界にいる者も人柄は違くとも記憶は同じ。メニューは全て蒼い翼からで、主に俺が考えたのをレシピとして残しているから味に関しても問題無し。

「この料理、まるで一真が作ったかのように思えてしまうわ」

「そりゃそうだ。これを作ったのは料理長だが、腕とレシピを継承しているので自動的に俺が作ったかのように思える」

「一真の腕を引き継いでいるけど、私やソーナも落ち込むぐらいのダメージは無いわ。寧ろ耐性が付いたから」

「まあな。一緒に暮らし始めた頃と今頃だとダメージは無いかのように思えてしまう」

「俺ら大人組は主に酒やつまみだが、これもアース産やナイトメア産が多いが土産として冥界へ持って行くなよ?禁止になってるからな」

分かってると一言告げたが、あの顔は絶対隠して持って行こうとしている顔だったのでバラキエルに監視をと頼んだ。一応シェムハザもな、レストランで沢山食べたら広場でイベントがやっているからと行ってみた。『アース』『ナイトメア』で獲れた品物や『魔』からも色々と品物があったし、皆も興味津々だったので夕方になるまで自由行動となった。 
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