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ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダーゴースト ーAquors Gorstー

作者:ribbons00g
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第1章 英雄アイコンとレジェンドライダーアイコン
  第5話 宇宙への飛翔

 
前書き
ゴースト本編はエグゼイドが登場し、タケルも生き返り、次の話が最終話ですね。

今回もライダーアイコンが登場します。

では、始まります。 

 
ダイヤ(私は、どうしたらいいの?)

ダイヤはルビィが死んでゴーストになって以来、ルビィのことでずっと悩むようになっていた。

ルビィとはこれまで通りに接してはいるものの、ルビィがいなくなってしまうのではないかという不安に襲われていた。

ダイヤ「はぁ・・・・・・」

ダイヤはルビィのことで不安を抱えつつも、生徒会の仕事を済ませ、生徒会室に出る。

生徒会室を出ると、偶然にもルビィの親友である花丸に遭遇する。

花丸「あっ、ダイヤさん」

ダイヤ「あなた・・・・・・」

花丸「やっぱり、ルビィちゃんのことで・・・・・・」

ダイヤ「ええ。私、怖いのよ。ルビィがいなくなったら、私、どうしたらいいのか、わからないの」

花丸「ダイヤさん・・・・・・」

ダイヤ「私に、何ができるって言われても、私には・・・・・・」

花丸「ダイヤさん、明日、予定あいてますか?」

ダイヤ「特にないけど、どうしてです?」

花丸「それは、オラの親がやっている寺に来ればわかります」

ダイヤ「・・・・・・そう、わかったわ」

そして翌日、ダイヤは花丸の親が続けているという寺にやってきた。

そこには、ダイヤ以外に2年の千歌や曜、それに転校生である桜内梨子がいた。

ダイヤが到着して少しすると、花丸の親と思われる住職が出てきた。

花丸の父親「おっ、そろったか」

ダイヤ「あなたは?」

花丸の父親「花丸の父親です。娘がいつもお世話になっております」

ダイヤ「い、いえ・・・・・・」

花丸の父親「娘が中で待っておる。では、あなた方もどうぞ」

花丸の父親に案内され、寺の中を移動する。

少しすると、ある部屋に到達し、そこには花丸もいた。その部屋には何かの道具と思われるものや、さらには目玉の形をしたモノリスもあった。

花丸の父親「この部屋はこの寺に隠された裏の部屋で、娘にも見せたことがない。それに、外部の人間この部屋を見せるのは、あなた方が初めてだ」

梨子「どうして、長い間・・・・・・」

花丸の父親「それは、来たるべき時に備えておく必要があったからだ」

ダイヤ「それって・・・・・・」

花丸の父親「10年ぐらい前のことかな? ある人物が、眼魔という存在がこの世界に侵略してくると言ってきた」

千歌「その人物って、誰なんです?」

花丸の父親「確か、仙人と言っておったかの。とにかく、眼魔が侵略してくるということで、私たちも対策に追われた。それに備え、対眼魔用のアイテムをこの部屋で開発し、眼魔が侵略するまでの間、この部屋に封印したのだ」

ダイヤ「そんなことが・・・・・・」

花丸の父親「そういえば、お前たちの周りで、何か変わったことはないか?」

曜「そういえば、最近ルビィちゃんが、私たちの仲間なんだけど、その娘の様子が最近おかしいんです」

梨子「私たちはスクールアイドル部を結成して、それでルビィちゃんも練習してたんだけど、最近、練習に全然姿を見せないの」

千歌「何かあったと思うと、私たち、心配で・・・・・・」

花丸の父親「となると、もしや・・・・・・」

その時、父親の話の続きを、花丸が突然遮る。

花丸「突然だけど、みんなにはすべてを話すずら。実は、ルビィちゃんは一度死んでるの」

花丸から告げられた真実に、千歌と曜、梨子は驚きを隠せない。

千歌「ルビィちゃんが・・・・・」

梨子「死んだ!?」

ダイヤ「私と花丸は、ルビィから直接聞いたから知っているんだけど、実はルビィは一度死んで、ゴーストっていう存在になったらしいの」

花丸の父親「何たること。もしや、眼魔に殺されて・・・・・・」

告げられた真実を聞き、仙人がルビィをゴーストとして蘇らせたのではないかと思う。

花丸「もしかして、ルビィちゃんは・・・・・・」

曜「私たちを巻き込まないために、1人で・・・・・・」

ダイヤ「ルビィ、どうして・・・・・・」

千歌「あの、お願いがあります」

花丸の父親「何かね?」

千歌「眼魔用のアイテム、私たちに提供してください!!」

花丸の父親「だめだ」

梨子「どうしてです!!」

花丸の父親「眼魔と対抗するのはそう簡単なことではない。眼魔は限られた人間にしか見えない。一般の人間に渡したところで・・・・・・」

ダイヤ「だからと言って、このままルビィを1人で戦わせていいというわけではありません!!」

花丸の父親「!!」

ダイヤ「ゴーストになったと知った後も、ルビィとは普段通りに接してきました。でも、ルビィがいなくなったら、私はどうすればいいのかわからないんです。だから、ルビィ1人に戦わせたくない」

梨子「私からもお願いします!!」

曜「私もお願いです!! 眼魔っていうもののために、ルビィちゃんがいなくなるなんて嫌だ!!」

花丸「お父さん!! 私からもお願い!! ルビィちゃんを、親友を助けたいの!!」

ダイヤたちのお願いに、花丸の父親は少し考える。

花丸の父親(彼女たちの決意は本物だ。彼女たちなら、アイテムを託せる。)

花丸の父親「いいだろう。ちょっと待ってておれ」

そういうと、花丸の父親はとある箱のふたを開ける。そこから蜘蛛の形をしたガジェットを取り出す。

花丸の父親「こいつはクモランタンだ。この光を前にやれば、眼魔を視認できるようになるぞ」

千歌「あ、ありがとうございます!!」

その後、千歌たちは寺を後にし、それぞれの家へ帰宅していった。

翌日、学校では少し騒ぎになっていた。

それは浦の星女学院のOBで、世界で有名な宇宙飛行士である『高橋美由紀』が講演のために、学校に来る。

学校に高橋美由紀が現れ、生徒たちが騒いでいる中、ルビィは遠くにあるものを見つける。

それは眼魔の物と思われる黒い軍服の男とプラネット眼魔である。

一方、その男と眼魔は・・・・・・

???「あそこに、アイコンのヒントと我らの障害となる仮面ライダーが」

プラネット眼魔「レオン様。私にお任せください!!」

レオン「頼むぞ」

そして、レオンとプラネット眼魔は浦の星女学院に向かう。

レオンとプラネット眼魔の姿を見たルビィは足早に校庭へと走る。

花丸(ルビィちゃん? まさか、眼魔!?)

ルビィが走って教室を出たのを見て、花丸はクモランタンを持って、ルビィの後を追う。

美由紀が学校に入ったのと同じタイミングで、ルビィが校庭に出てきた。

ルビィは事前に姿を消していたため、美由紀はルビィとすれ違ったことに気付いていない。

そして、ルビィが校庭に現れたのと同時に、プラネット眼魔が校庭に降り立つ。

ルビィ「眼魔。こんなところに来るなんて・・・・・・」

プラネット眼魔「貴様が仮面ライダーか。さあ、この建物と一緒に消えろや!!」

プラネット眼魔はエネルギー弾を放ち、昇降口付近で爆発が起こる。

突然の爆発に、生徒たちは戸惑いと不安を隠せず、美由紀も何が起こったのかがわからない状態である。

美由紀「一体、何が・・・・・・」

一方、花丸は昇降口をめがけて走っていた。花丸が走っているのを見た千歌、曜、梨子、ダイヤが花丸の後を追っている。

走る5人の姿を見た美由紀は何か気になったのか、彼女たちの後を追う。

5人が外に出ると、爆発はさらに起こっていた。

美由紀「ちょっと、ここは危険よ!!早く退避して!!」

花丸「このままじゃ、逃げ道はないずら」

美由紀「えっ?」

花丸は爆発のあった方角に向け、クモランタンの光を点灯させる。

花丸「ずら!!」

すると、姿を消していたルビィとプラネット眼魔の姿が花丸たちにも見えるようになった。

美由紀「何!?あの化け物・・・・・・」

ダイヤ「あれが、眼魔!?」

一方、エネルギー弾の攻撃になかなか変身できないルビィだったが、エネルギー弾の攻撃が止まったところで、ルビィはゴーストドライバーを発生させ、右手にアクアゴーストアイコンを持ち、左の手のひらでアイコンのスイッチを押し、それをドライバーにセットし、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

ルビィ「変身!!」

《カイガン!アクア!レッツゴー!覚悟!マ・-・メ・イ・ド!ゴースト!》

ルビィの体を黒のスーツが覆い、アクアゴーストパーカーを纏った姿、仮面ライダーゴーストアクア魂となった。

ダイヤ「ルビィ!?」

千歌「ルビィちゃんの姿が・・・・・・」

花丸「変わったずら!?」

美由紀「もしかして、あれが仮面ライダー!?」

曜「知っているんですか?」

美由紀「噂で聞いたことがあるけど、まさか、仮面ライダーが本当に存在していたなんて」

ダイヤ「ルビィが、仮面ライダー!?」

一方、ゴーストはプラネット眼魔に攻撃を仕掛ける。エネルギー弾や電撃の攻撃をもろともせず、どんどん攻撃を仕掛ける。

その時、ゴーストとプラネット眼魔の間に、黒を基調とした軍服をまとった男、レオンが現れる。

ゴースト「えっ、人間!?」

レオン「仮面ライダー、ここで消す」

すると、レオンは眼魔アイコンを取り出し、スイッチを押すと、レオンは眼魔スペリオルに変身した。

レオンが変身した眼魔スペリオルがゴーストに襲い掛かり、それと同時に、プラネット眼魔は宇宙へと上がる。

だが、それを謎の男がすでに手に入れている英雄アイコン2個を見ながら、彼らの戦闘を見ていた。

???「レオンが仮面ライダーに、プラネット眼魔が宇宙に行ったか・・・・・・」

一方、ゴーストはレオンが変身した眼魔スペリオルに苦戦していた。

眼魔スペリオルの猛攻に、ゴーストはなかなか反撃できない。

ユルセン「気をつけろよ。そいつは眼魔の中でも上位の奴だぞ」

ゴースト「それでも、私は!!」

ゴーストはクウガアイコンを取り出し、アイコンのスイッチを押すと、アクアのアイコンと入れ替え、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!》

《カイガン!クウガ!超変身!変わる全身!》

仮面ライダーゴーストクウガ魂にチェンジし、構える。

ゴースト「あなたたち眼魔に、これ以上はやらせない!!」

《ダイカイガン!クウガ!オメガドライブ!》

ゴースト「はあっ!!」

ゴーストは高く跳躍し、右脚で眼魔に向けてマイティキックを放つ。

ゴースト「おりゃー!!」

マイティキックは眼魔スペリオルにヒットする。

スペリオル「これが、ライダーアイコンの力か・・・・・・」

マイティキックを受けた眼魔スペリオルは撤退し、消えていった。

ゴースト「逃げたの?」

ユルセン「ルビィ、さっきの眼魔、宇宙に行っちまったぞ!!」

ゴースト「ええっ!!ど、どうしたら・・・・・・」

宇宙に行く方法に迷うゴースト。その時、戦いを遠くで見ていた美由紀の所有物の1つであるロケットのスイッチが光り始める。

美由紀(スイッチが、光って・・・・・・)

そのスイッチが、ゴーストに使えそうだと思い、美由紀はゴーストの方を向く。

美由紀「仮面ライダー!! 受け取って!!」

美由紀はロケットのスイッチをゴーストにめがけて投げる。

ゴーストはそれをキャッチすると、目玉の紋章を描く。

すると、パーカーゴーストが現れ、ポーズをとった後、横に仮面ライダーフォーゼの姿が横に現れた。

パーカーゴーストがドライバーに吸収されると、周りが白か銀で、黒のアイコンが現れた。

アイコンの上部には『R13』となっている。

ゴーストはアイコンのスイッチを押すと、クウガのアイコンと入れ替え、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!》

《カイガン!フォーゼ!スイッチ押した!宇宙キター!》

仮面ライダーゴーストフォーゼ魂に変身すると、右手にロケットを発生させ、ロケットを噴射させて、宇宙へと上がる。

花丸(ルビィちゃん、頑張って・・・・・・)

一方、フォーゼ魂となったゴーストは大気圏へと脱出するが、次第に空気が薄くなっていく。

ゴースト(まずい、い、息が・・・・・・あっ、ルビィはゴーストだった)

宇宙に上がると、そこにはプラネット眼魔がいたが、ルビィは宇宙に来たことに感動していた。

ゴースト「これが宇宙・・・・・・」

プラネット眼魔「馬鹿な!? ここまで追ってきただと!?」

ゴースト「ふぅ、とりあえず、宇宙キターーーーーー!!」

プラネット眼魔「ふざけやがって、これでもくらえ!!」

プラネット眼魔はエネルギー弾を放つが、ゴーストはそれをガンガンセイバーで受け止める。

プラネット眼魔「何っ!!」

ゴースト「一気に決める!!」

ガンガンセイバーをしまうと、ドライバーのレバーを引いて、押し込んだ。

《ダイカイガン!フォーゼ!オメガドライブ!》

右手にロケットを、左脚にドリルを発生させ、ドリルが発生している左脚を向け、ロケットの噴射でプラネット眼魔へと加速していく。

ゴースト「ライダーロケットドリルキック!!」

ライダーロケットドリルキックはプラネット眼魔に直撃し、プラネット眼魔が爆発すると、宇宙服のヘルメットと思われるものが現れ、それと同時に眼魔アサルトが爆発し、眼魔アイコンも砕け散って消滅した。

ゴースト「これが、地球。とてもきれい」

地球の美しさを堪能した後、ゴーストは地球へと戻るため、大気圏に突入する。

ゴースト(あっ、そういえばどうやって着地すれば、あっ、ルビィはゴーストだからこうすれば・・・・・・)

ゴーストはアクアのアイコンを取り出し、アイコンのスイッチを押すと、フォーゼのアイコンと入れ替え、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!》

《カイガン!アクア!レッツゴー!覚悟!マ・-・メ・イ・ド!ゴースト!》

アクア魂に戻し、浮遊の能力で、落下スピードを減少させ、その後、ゆっくりと、浦の星女学院の校庭に着地し、変身を解除する。

《オヤスミー!》

花丸「ルビィちゃん!!」

花丸とダイヤはルビィに抱き着く。

花丸「本当に、本当に良かった」

ダイヤ「本当に、心配したんですよ」

ルビィ「えっ? あれ? もしかして、お姉ちゃんたち、眼魔が見えたの!?」

ルビィが驚いたように尋ねると、花丸はクモランタンをルビィに見せ、これで眼魔を見ることができたと説明した。

それを聞き、ルビィは納得したが、複雑な気持ちにもなった。

その様子を見たダイヤが、こう続けた。

ダイヤ「ルビィ、1人で抱え込んじゃダメよ。私たちがずっとついてるから」

ルビィ「でも・・・・・」

ダイヤ「私たちを巻き込みたくない気持ちはわかる。でも、ルビィがいなくなったら、私たちは悲しいよ。だから、もう1人で戦うことなんてしちゃだめよ」

ルビィ「お姉ちゃん、ごめんなさい」

ダイヤはルビィを優しく抱きしめ、ルビィはその優しさから、涙が止まらなかった。

ユルセン「ほんと、世話が焼けるな。ルビィは」

花丸「め、目玉の怪人ずら!!」

ユルセン「おい!! 目玉の怪人って言うな!! 俺様はユルセンって名前だ!! 覚えておけ!!」

花丸「でも、なんだか抱きしめたくなっちゃうずらぁ」

ユルセン「お、おい!! 冗談はよせ!! 助けてくれー!!」

それから数時間、ユルセンは花丸に追いかけられ続けた。

その様子を見ていたルビィとダイヤ。さらに千歌、梨子、曜、美由紀は笑顔を浮かべていた。 
 

 
後書き
第5話現在の所持アイコン

ルビィ:アクア、ムサシ、エジソン、クウガ、フォーゼ、ウィザード
???:英雄アイコン×2

ルビィの残り日数:あと88日

第5話まで終わりました。

フォーゼのアイコンが登場しましたね。

そして、眼魔世界の住人『レオン』が眼魔スペリオルに変身し、ルビィに襲い掛かってきました。

ですが、英雄アイコンを持っている謎の男は別にいます。

レオンの服装は、ジャイロやジャベルが着用しているものと同じタイプの制服です。

今回はゴースト本編に登場した眼魔を使用しました。

ゴースト本編の眼魔も登場はしますが、メインは他作品のライダーの敵の怪人が眼魔となることがほとんどです。

もちろん、それをモチーフにしたオリジナル眼魔も登場予定です。

スペクター、ネクロムは登場はさせますが、搭乗させるのはまだまだ先の話になります。

敵の上位クラスが動き出しましたね。

果たして、ルビィは勝てるのか。次回をお楽しみに!! 
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