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ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダーゴースト ーAquors Gorstー

作者:ribbons00g
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第1章 英雄アイコンとレジェンドライダーアイコン
  第2話 伝説の発明王

 
前書き
仮面ライダーゴーストとして戦うことになったルビィ。

生き返るため、英雄のアイコンと歴代ライダーのアイコンを集めることになった。

ムサシのアイコンを手にしたルビィ。

残された時間は、あと98日。果たして、生き返ることができるか? 

 
ゴーストになった翌日(残り日数98日)、ルビィはいつも通り、学校に登校する。

いつも通り、授業を受けるルビィ。その様子を、ユルセンが遠くから見つめていた。

ユルセン「はぁ、なんか遠くから見るのは性に合わねえな」

時はさかのぼって、ルビィの登校中・・・・・・

この日、ルビィは1人で登校し、ルビィ以外には見えていないが、ユルセンも同行している。

ユルセン「なあ、ルビィ。俺様も行っていいか?」

ルビィ「だめだよ!!周りに怪しまれたら、る、ルビィが困っちゃうよ!!」

ユルセン「何だよ、眼魔が来たら、どうすんだよ」

ルビィ「確かに、そうだけど・・・・・・でも・・・・・・」

ユルセン「・・・・・・わかったよ。とりあえず、遠くから見ておいてはやるよ」

ルビィ「ごめんね。でも、ありがとう」

ルビィは怪しまれないようにするため、ユルセンに、来ないように言って、ユルセンはとりあえず遠くからルビィを見守り、眼魔がいないかどうかを監視していた。

そして、昼休み、ルビィは校庭のベンチに座って、弁当を開ける。

ルビィが弁当を食べているとき、ユルセンがやってくる。

ユルセン「珍しいな。お前が、1人で食事だなんてな」

ルビィ「マルと一緒でもいいんだけど・・・・・・やっぱり、昨日・・・・・・あんあこと、あったから・・・・・・声、かけづらくて・・・・・・」

ルビィは昨日、自分がゴーストになって、マルが居合わせていたことを想い、誘うにも声をかけづらくなってしまったのだ。

ルビィ「でも、こうしてユルセンとお話しできるから、ルビィは安心だよ」

ユルセン「・・・・・・なんか、俺様、照れちゃうぜ」

そして、ルビィは弁当を完食し、教室へと戻る。

その後、授業も難なく終え、校舎を出る。

校門に向かっているとき、誰かがルビィの肩をたたく。

???「ルビィちゃん!!」

ルビィ「ち、千歌さん!!」

ルビィの肩をたたいてやってきた少女は、スクールアイドル部という部活に所属している高海千歌である。千歌の隣には、千歌さんの親友である渡辺曜がいた。

当初、アイドルなんて無理だと思っていたルビィを、千歌がスクールアイドル部という部活に誘ってくれたのだ。それをチャンスだととらえて、アイドルになりたいと思うようになった。しかし、ゴーストになってしまったため、千歌や曜にも声をかけづらくなってしまったのだ。

千歌「ルビィちゃん、昨日はどうしたの?」

ルビィ「あっ、連絡しなくてごめんなさい・・・・・・ちょっと、急な用事が出来ちゃって・・・・・・」

千歌「そうだったんだ」

ルビィ「千歌さん、今日もごめんなさい・・・・・・ルビィ、やることがありますから、これで・・・・・・」

千歌にそう伝えると、ルビィは急いで走っていった。

曜「ルビィちゃん、何か様子がおかしいね」

千歌「何があったんだろう・・・・・・」

千歌と曜のやり取りを、花丸は隠れて見ていた。

花丸(ルビィちゃん・・・・・・)

一方、ルビィは必死に走り、住宅街にある公園のベンチまで走ってきた。

ルビィは公園内のベンチに座り、そのルビィをユルセンが問いかける。

ユルセン「おいおい、いいのか? 誘いかなんか断っちまって」

ルビィ「2人には、まだ知られたくないし、迷惑もかけたくない。だから、これでいいの。眼魔との戦いに、千歌さんや曜さんまで巻き込むわけにはいかないから・・・・・・」

ユルセン「だけどよ、いつかは気づかれるかもしれないぜ?」

ルビィ「分かってる。でも、今はまだいうべきじゃないと思うの。特に、千歌さんはこんなルビィを大好きなアイドルに導いてくれるきっかけを作ってくれたから・・・・・・」

ユルセン「はぁ・・・・・・でも、お前の気持ち、何だかわかる気がするぜ」

ルビィ「ユルセン・・・・・・」

その時、遠くの方から爆発のようなものが聞こえてくる。嫌な予感をしたルビィは、爆発が起きた方へと走る。

しばらく走ると、ルビィは研究所と思われる建物に到達する。入り口の表記を見る限り、電気系の実験の建物と思われる。

炎が上がっていたが、中に人がいるのを見たルビィは、迷わず建物に突入する。

建物に入り、人を見つけるが、ルビィはその人に見おぼえがあった。

ルビィ(あれって、篠原博士?)

ルビィはその人が篠原博士ではないかと思う。博士は電気を使ったあらゆる実験や発明を人々に発表した有名な博士で、その名前を知らない人がいないほどの有名人である。

ルビィ「ここは危険です!!早く出てください!!」

篠原「嫌だ!!まだ、私の実験は終わっていない!!こんなところで、逃げるわけにはいかない!!」

ルビィ「何を言っているんです!!このままじゃ!!」

篠原「私は、エジソンのような発明家になりたいんだ!!このままじゃ終われない!!もう少しで、もう少しで私の発明は!!」

ルビィ(エジソン? それって、あの発明王のトーマス・エジソンのこと?)

エジソン、それは『99パーセントの努力と1パーセントのひらめき』の言葉で有名で、あの電球を発明した有名な発明王である。

そして、死を覚悟した篠原博士に、ルビィは強い口調でこう言う。

ルビィ「博士、本当にいいんですか? 自分を犠牲にしてまで、エジソンのような発明家になることが、本当にあなたの望みなんですか?」

篠原「ここであきらめたら、私はエジソンには・・・・・・」

ルビィ「馬鹿なことを言わないでください!!」

篠原「!!」

ルビィ「確かに、エジソンはとてもすごい発明王です。でも、自分を犠牲にしてまで、その目的を果たそうとはしなかった!!だって、死んじゃったら、何にもならないんだから!!」

篠原「・・・・・・」

ルビィ「エジソンにあこがれる気持ち、ルビィにもわかります。でも、自己満足のための発明はエジソンは決してやりません!! 発明は、みんなを幸福に、そして未来を照らす!!そうではありませんか?」

ルビィの必死の説得に、篠原博士の心が揺れる。

篠原(確かに、あの娘の言う通り、ここで死んだら何にもならない。死んだら、何もかも無駄に終わってしまう)

そして、ルビィの説得を聞き入れ、篠原博士はこの場から脱出すると決意する。

篠原「・・・・・・君の言葉で目が覚めたよ。ここを脱出しよう。だが、これだけは持って行かせてくれ」

ルビィ「それは?」

篠原「エジソンが遺した遺品の発明器具だ。これだけは、失ってはならない」

ルビィ「・・・・・・わかりました。さあ、早く脱出を!!」

篠原とルビィは建物から脱出し、次の瞬間、建物は大爆発を起こした。

少し逃げた後、篠原は突然、エジソンの発明器具についている電球をルビィに渡す。

ルビィ「博士? どうして?」

篠原「君の勝ちだ。この電球は、エジソンが発明で使ったとされる電球だ。これを、君に託す。君は、エジソンの遺品を持つにふさわしい」

ルビィ「博士・・・・・・」

そうつぶやいた瞬間、爆発を起こした建物でも、電気ショックが発生し、ルビィと篠原博士に襲い掛かる。

ルビィ「博士はできるだけ遠くへ逃げてください!!」

篠原「君は?」

ルビィ「私には、やることがあります!!」

そういわれた後、篠原博士は遠くへと逃げていき、ルビィは逃げた道を少し戻る。

少し戻ると、そこにはボルト眼魔がいた。

ルビィ「眼魔!! やっぱり、あなたの仕業ね!!」

ボルト眼魔「小娘が、邪魔をしてくれる。その電球をよこせ!!」

ルビィ「悪いけど、それはお断りよ!!」

ルビィはゴーストドライバーを発生させ、右手にアクアゴーストアイコンを持ち、左の手のひらでアイコンのスイッチを押し、それをドライバーにセットし、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

ルビィ「変身!!」

《カイガン!アクア!レッツゴー!覚悟!マ・-・メ・イ・ド!ゴースト!》

ルビィの体を黒のスーツが覆い、アクアゴーストパーカーを纏った姿、仮面ライダーゴーストアクア魂となった。

ルビィがゴーストに変身すると、ボルト眼魔は電撃攻撃をゴーストに浴びせる。

ゴースト「きゃっ!!」

激しい電撃攻撃に、ゴーストはなかなか近づけない。

ゴースト「だったら!!」

ゴーストはムサシのアイコンを取り出すと、右手でスイッチを押し、ドライバーにセットされているアクアゴーストアイコンと入れ替える。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

《カイガン!ムサシ!決闘!ズバッと!超剣豪!》

ムサシ魂にチェンジすると、ガンガンセイバーを取り出し、それを二刀流にする。

だが、それを見ていたユルセンは・・・・・・

ユルセン「おいおい、いいのか? ちょっとまずいんじゃねーのか?」

ゴースト「えっ?」

ユルセンに気を取られているうちに、ゴーストとボルト眼魔の距離が縮まる。

電気をまとった格闘攻撃を、ガンガンセイバーで防ごうとしたが、ガンガンセイバーを伝わって、感電してしまう。

ゴースト「うっ、きゃああああああああああっ!!」

感電による電気攻撃をもろにうけ、ゴーストはその場でダウンする。

ユルセン「ほーら、言わんこっちゃない」

ゴースト「なら、どうしたら・・・・・・」

その時、篠原博士から電球を渡されたことを思い出す。

ゴースト(もしかしたら、エジソンの魂が宿っているんじゃ・・・・・・)

一か八かのかけで、ゴーストは電球に円形の紋章を描く。

すると、黄色のパーカーゴーストが現れ、ポーズをとると、横にトーマス・エジソンの姿が映った。

そして、エジソンのパーカーゴーストはドライバーに吸収され、黄色のアイコンが現れた。

ゴースト「エジソンのアイコン・・・・・・これなら!!」

ゴーストはエジソンのアイコンのスイッチを押し、ドライバーにセットされているムサシゴーストアイコンと入れ替える。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

《カイガン!エジソン!エレキ!ヒラメキ!発明王!》

エジソンのパーカーゴーストを纏り、仮面ライダーゴーストエジソン魂にチェンジした。

ゴーストは二刀流にしていたガンガンセイバーを合体させ、銃の形態、ガンモードに変形させる。

ボルト眼魔「ええい!!これでもくらえ!!」

ボルト眼魔はゴーストに電撃攻撃を浴びせる。

さらに、電磁エネルギーを利用し、建物の破片などがゴーストに襲い掛かる。

頭部に電気攻撃を受けたその時、エジソンの魂が宿っているためか、あることがひらめく。

ゴースト(閃いた!!敵の電気攻撃を利用すればいいのね!!)

そして、ガンモードのガンガンセイバーをドライバーにアイコンタクトする。

《ガンガンミナー!ガンガンミナー!》

ゴースト「命、燃やすよ!!」

ゴーストはガンガンセイバーの銃口をボルト眼魔に向け、トリガーを引く。

《オメガシュート!》

銃口に浮かび上がった紋章のエネルギーと敵の電気攻撃のエネルギーが収束し、電気の弾丸をボルト眼魔に向けて放った。

弾丸はボルト眼魔に直撃し、ボルト眼魔のパーカーゴーストが外れ、それを纏っていた眼魔アサルトが爆発した。

眼魔アサルトが爆発した後、ボルト眼魔アイコンは砕け散って消滅した。

《オヤスミー!》

変身を解除したルビィは、時間が遅くなっていることに気づき、急いで家へ戻る。

家に帰った後、ルビィは姉のダイヤに1時間ほど説教された。

翌日、ルビィは学校に登校しているとき、ユルセンから篠原博士がその後、どうなったかを聞いた。

今は無理でも、近い将来はきっとエジソンのような発明家になれるように努力する。とのことだった。

ルビィ「博士なら、きっとなれるよ。ルビィは、信じてるよ」

ルビィは小さくつぶやき、学校へと向かっていった。 
 

 
後書き
第2話現在の所有アイコン

ルビィ:アクア、ムサシ、エジソン

ルビィの残り日数、あと97日

今回登場したオリジナル眼魔
・ボルト眼魔
 仮面ライダードライブに登場するボルトロイミュードの姿をした眼魔。
 能力はボルトロイミュードと大差はないが、ボルトゴーストにはなれない。

エジソン魂が出ました。ルビィちゃん、ゴーストになってからそれほど経過してないのに、臆病なルビィから心が強くなってますね。
さすがは黒澤家の娘。

次回からはライダーアイコンが登場予定です。
何のライダーアイコンかは次回までのお楽しみです。 
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