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ヨハンだがこんな状況を覆す

作者:刀の道
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彼は迦楼羅であり、龍であり、大狼でもある

 
前書き
そう!誇り高き獣の如き本能と理性を備える者! 

 

 宇宙でFFと別れた、ソレスタルビーイングの母艦プトレマイオス2

 「Eセンサーに反応!接近する機影があります!」

 「なんだと?!アロウズか!」

フェルトは慌てながらも確認する。
 
 「接近する機体の速度は、78kmセカンドです!」

 「何なのそのスピード!?」

 今までの、アロウズの機体では考えられない速度だ。
だが迎撃には、アリオス、ケルディム、ダブルオーしか行けない。
セラヴィーは破損している。

 「敵は…一機です!」

 「ガンダム3機緊急発進!!敵機の迎撃に向かって!」

スメラギからの指令を聞いた、ロックオン・刹那・アレルヤは出撃する。

 敵は疑似太陽炉搭載型の新型。そして恐るべき速度の正体は、両足のブースターによる加速だった。
新型はブースターを切り離し、ダブルオーに切りかかってきた。そう、ガラッゾという新型が。

 「やはりアロウズ!」

ビームを乱射するダブルオー。
だが、ことごとくかわされる

 「この機動性…!また新型か!」

 刹那が、僅かにチャージしたビームの一撃は、当たるかに見えたが、腕部の盾が展開。
GNフィールドで防がれた。

 「GNフィールド!?」 「連邦にフィールドを使う機体があるなんて!?」

 「まさか、ここまで…」

そう、敵はヴェーダから抜き取ったデータからGNフィールドの仕組みを解明。機体にくみこんできた。

 刹那のビームをGNフィールドで防いだ、ガラッゾはGNバルカンを連射。
如何にツインドライブを搭載している、ダブルオーと言えども本調子ではない機体で
ヴェーダのバックアップ有の機体には勝てない。被弾してしまう。

 被弾による煙を切り裂きながら、ガラッゾはマニピュレーターの先からビームサーベルを出し攻撃。

 「!!」

 刹那は、防御のために射撃状態のGNソードⅡを回転させ、近接モードに切り替える。
だが扇状になっていた5本のビームサーベルは次第に纏まっていきGNソードⅡを切り裂く。


 「っなぁ!」

 切り裂いた体制のガラッゾを援護に来た2機が攻撃するが、悉く避けられるかGNフィールドで防がれてしまう。
そんなソレスタルビーイングを見て、目的は達したとばかりに撤退していった。

 「やはり、ダブルオーの安定稼働の為にもオーライザーは必要ね」

 「あの動きを見る限りやはり…」

 「えぇ、恐らく…いえ、イノベイドでしょうね」

 「目的は?」

 「軍が展開している事を告げ、新型の性能を見せつける。牽制と警告ね」
 「ガンダム収容後、最大加速でラグランジュ3に向かうわよ」

 「「了解!」」


――――――――――――――――――――――――


 オービタルリング状のメメントモリ。その近くの連邦軍巡洋艦。
アーサー・グッドマンからの通信にアーバ・リント少佐は答えていた。

 「リント少佐、状況はどうか?」

目の前では、作業をする兵士達。それを見ながら。

 「予定通り、滞りなく進んでおります」

リント少佐は、その顔に薄笑いを浮かべながら報告する。

 「状況が整い次第、報告せよ。私が直接指揮を執る」

 「了解いたしました」

グッドマンも笑みを浮かべながら、地上を見やる。

 「見ておれ、統一政府に仇なす者どもよ
 これから、お前たちが受けるのは、天からの雷……神の裁きだ」

 彼らは自覚していない。自らの言う力は己が持つ能力ではない。与えられたに過ぎず、【そいつ】を理解していない
別段二人には能力はない。
パイロットとして優れている訳ではない。
指揮官として特筆する頭脳があるわけでもない。
そう、覚悟!!
自らが心の奥底で思う、弱肉強食の道理。
その道理に、自らも当てはまるという大馬鹿野郎だという事を…。


 そんな通信をハッキングして見ているヨハン。

 「小っちぇなぁ、おい。闘争の覚悟が!ない!
 弱者をいたぶり、悦に入ってるだけの小賢しい存在」

 (いつの世も、いるものだ。自らの手で行い!自らの手を汚し!自らの命を賭け金として差し出す。
 そんな戦の道理すらわからん奴はいつでもいる)

 「いつから軍隊、そして政府はここまで落ちたのだか…」

 「で?ヨハン兄どっちに行く?」

 「無論、両方だ。イオリアはソレスタルビーイングに連絡を」

 (相分かった。タチハロ、準備をするぞ) 「了解です~!」

 「私は少年の方へ行かせてもらおう」

 「わかった。ミハエルとグラハムは高速艇で出撃だ。
 他はあのメメントモリをぶち壊しにいく」

 リント少佐に迫るわ【金翅鳥】と連邦に恐れられる。ヨハン
彼は龍になりて、彼の眼前に立つだろう。そして見る。宇宙を切り裂くような白光を。

 名をリンドヴルム Typeガンダム

伝説上では大蛇、あるいは翼を持つドラゴンであるとされ
ワイバーン等と同様、その紋章は雄々しさと容赦のなさを表したとされる。
その名に違わぬ能力を見る料金として、命を…リント少佐の命はなくなるだろう。

 
 

 
後書き
 物量のごり押ししか、できない指揮官は不要なのだ!
そんな者には、ガガによる特攻という名誉な任務を与える!

fuhaha!!HELSINGノリ 
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