ヨハンだがこんな状況を覆す
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GUNDAM04
「はぁ?居場所を掴んでるのか兄貴!!」
「ああ、彼らの彼らの通信を感知してな。暫くは動かないだろう」
「それにしても、そのような物まで作っていたとはな」
「(デスサイズは通信やレーダーには映らない仕組みだ。その技術を感知に回したにすぎん)」
「では、各自待機だ」
俺は皆とのミーティングの後、ホリーさんと共に出来上がった機体の前に来た。
「カラーリングはティエレンと同じ茶色がメインなのね」
「えぇ、愛着もあると思いましてね。機体名はリゲルグ・タイプH 貴方専用です。
武装はビームライフルとピームサーベル。そして肩にある二門のキャノンですね。シールドは大き目で作りました。
まずは、機体操作に慣れといてください。あと、早いですよ」
ティエレンが装甲車なら、こいつはジェット機に感じるだろうからな。
「えぇ!任せときなさい!」
で、ビアン。いつの間にか俺の部屋に、骨董品のような物がある画像があるんだが何故だ?
(実はのぅ、昔の武器やらが未発掘だったり、流れてるようでな?ちょーと取って来たのだ。
いや、しかし日本刀もさることながら綺麗じゃな)
許可をとってくれよビアン。びっくりするわ…
指令室で目を瞑り静かにしていると横から
「ヨハ兄、目の前の方にあるメイスみたいな形の艦がそう?」
ようやくお目見えか。
「そうだぞネーナ、エイミーちゃん信号を頼む」
「わっかりました!」
さて…どう出る?
――――――――――――――――――――――
プトレマイオス号
「スメラギさん、目の前の未確認の艦から着艦許可の信号が送られてます」
「なんだあの艦、見たことないぜ?」
「取りあえず許可を出しましょう。相手がわからない以上うかつに行動できないわ」
「お!許可がでたぜ?兄貴どうやっていくんだ?」
「小型艇で行くか6人運搬はガンダムではつらいだろう」
「らーじゃ!あたしが運転するね~!」
「元気なものだなお主の妹子は」
「ははは、うれしいかぎりですよ」
「来たわね。」
「な!お前らは」 「トリニティ…」
「兄貴…」「あぁ、我々の事も含めてお知らせにまいりました。」
「あたし達初対面だからね!よろしく」
「え…えぇ、じゃぁ皆集めるから詳しくお願いね」
プトレマイオス ブリーフィングルーム
「それで、聞きたい事があれば可能な範囲はお教え可能ですよ」
「まずは地上にいるはずのトリニティと同じ顔のあなた達は?」
「簡単にいえば変わり身よぉ~、兄貴のおかげで俺らは抜け出したってわけさ随分前に」
「抜け出したとはどういう事だ」
「まず、トリニティは計画を乗っ取るために生み出された存在です」
「「「!!!」」」
「そして、そろそろ乗っ取りを企む者たちに抹殺されるでしょう。あ、ちなみにここは完全な隔絶空間にさっきしときました。
外部に情報は流れません。さて話を戻すと…」
「計画の乗っ取りはわかった。だが誰がそんなことを」
「身に覚えがあるでしょう。ヴェーダの件で」
俺の一言に皆さん、しかもティエリアさんが動揺しているようだ。
「何故そのことを知っている!」
「分かっていたから…ですかね。相手は監視者ですし、我々を生み出したのもね」
さて、そろそろいいかな。
「ネーナ、呼んできてくれ」
「は~い」
「一体なにを?!」
スメラギさんは慌てた様子だったが、人物をつれてくるだけだと言いとどまってくれた。
そして現れたのは、
「エイミー!!」 「お兄ちゃん!!」 「エイフマン教授!」 「まさか、クジョウ君がかかわっていたとは」
「俺達が助けたんだぜ!この点でもう地上の奴と違うのがわかっただろ?」
「エイフ爺、驚いてるけどうれしそうね」
まぁ再会を喜んでくれたのはなんか達成感を覚えるな。
「さて、あとはGNドライブですかね」
その言葉にクルーの人達の目つきが変わる。
「言ってみれば簡単、乗っ取りを考えていた監視者は木製探査船を調べにいき、そこである程度の情報を持っていたHAROからデータを持ち帰っただけです」
「何故ヴェーダはそれを報告しなかったんだ。トリニティの機体もだ」
「ヴェーダはある種許容したのでしょう。多少曲がろうがね」
「お前たちは…お前たちはガンダムを持っているのか」
「はい、持ってますよ」
(予想通りの質問だな)
そうだな、彼らの象徴でもあるからな。
「それを何に使う。」 「今、言ってわかるかどうか分かりませんが、自身の証明ですかね」
「証明?」
「えぇ、では我々は戻ります。あぁスメラギさん?クジョウさん?どちらのほうが…」
「好きにしていいわ」
「ではクジョウさん、これを」
「これは?」 「通信機です。我々は独自の通信網なので」
「じゃあね!お兄ちゃん」
「壮健でな」
「行ったみたいね…」 「エイミー…」
「ミス・スメラギ」
「えぇ、みんなバックアップのネットワークを構築しといて頂戴。
それと今回の事は他言無用よ」
「「了解」」
「カッコよかったな~ヨハンさん。前の時のトリニティとは全然違うね」
「え~!!写真まで。でもまさか捨て駒として生み出されたなんて聞くと…」
「それ以上は無粋だ。あいつらは必至なのさ」
ヨハン達FFは大なり小なり影響を与えていた。
「高速で艦を走らせるぞ」
「オーライ!だけど兄貴、一緒に戦わなくてよかったのか?」
「即席の混成部隊は脆い。だからこそ隠れ、潜む。そうであろう?」
「さすがですね、エイフマン教授」
横のネーナにも褒められて少し鼻が伸びてる気がするが…まぁいいか。
「さて、俺達も戦闘に備えて訓練はしておくぞ。教授は好きに研究しちゃって大丈夫です」
いよいよだな…
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