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イナズマイレブン~クロスライジング~

作者:shoogel
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新たな仲間!

 
前書き
大変更新お待たせしました! 

 
「エクレールね……。ふん、大層な名前だな…」

俺は1人で呟き、外に赴くと1人の女性の姿を確認した。

「お前は…確か、城ヶ崎だったか?」

俺がそう彼女に話すと、女性は嬉しそうに話し出す。

「覚えててくれてたんだね!嬉しい!!でも雷藤くん、今はねシアリアって言うの!宜しくね!」

彼女の白い髪が綺麗になびく。

「久しいな。お前と会うのも、もう3年振りぐらいか…?」

シアリアは俺の顔を確認すると、思い出したように話す。

「なんか違和感があると思ったら、そっちの雷藤くんだったんだね!」

「よく気付いたな」

「…全然違うよ!」

シアリアは俺にそう話すと、くすっ と笑い俺の周りを回ってみる。

「どうかしたのか?」

「ううん…なんでもない!」

「シアリア」

「どうしたの雷藤くん?」

「俺をエイリアを強化しているところに連れて行ってくれ」

「うんオッケーだよ!付いて来て!」

俺はシアリアに付いて行き、エイリアを強化している方に向かった。





その頃、心美たち雷門イレブンは……

「パパぁぁぁっ!!」

「塔子!!」

塔子ちゃんは自分が先程言った言葉とは違い出会った直後に、財前総理に抱きつく。

「パパ……良かった…無事で本当に良かった……!」

「塔子、心配をかけたな…。スミス達もすまなかった」

顔を上げた財前総理は私たちに振り向くと話す。

「君たちはフットボールフロンティア優勝校の雷門中だね。活躍はテレビで見ていたよ」

「試合観てくれたんですね!ありがとうございます!」

「今はそれどころでは無いだろう…。総理。単刀直入に申し上げます、エイリア学園に連れ去られた後、総理はどうしていたんですか…?」

円堂くんの言葉を遮り、鬼道くんが単刀直入に財前総理に質問する。

「そのことについてなんだが……、憶えていないんだ…」

「憶えていない!?ほ、本当ですか!?」

「ああ……。気が付いたら連れ去られて、気付いたら戻って来て居たんだ。いや……待てよ…。そういえば何か大きな光っている何かを見たような気がするような……。くっ…、すまない。これ以上は思い出せそうにない」

「大きくて光っているもの…?」

私が呟くと黒薔薇くんも隣で話す。

「その光っている何かがカギになりそうな気がするな」

「大した手掛かりはなしか……。これからどうするんだ円堂」

染岡くんが円堂くんに話し掛ける。

「ううーん……。取り敢えずは地上最強イレブンのメンバー集めに戻るか…」

円堂くんがそう話すと塔子ちゃんが円堂くんに向かい話す。

「円堂!あたしをその旅に連れて行ってくれないか!?」

私たちはみんなで顔を見合わせた後、全員が頷く。

「ありがとみんな!」

「塔子…危険な旅になるぞ…。それでも行くのか?」

財前総理が塔子ちゃんにそう問う。

「うん、この気持ちは変わらないよ。あたしはエイリア学園を倒して地球を救うんだ!」

「そうか……。ふふふっ。子どもの成長は早いものだなスミス…」

「ふふふっ。全くですね…」

財前総理とスミスさんは笑いあうと、総理は塔子ちゃんに言葉を掛けた。

「エイリア学園を倒して、元気な姿で戻ってくるんだぞ!」

「うん!任せてよパパ!」

私たちは外に出ると、イナズマキャラバンに向かった。




イナズマキャラバンに着いた私たちは、初めに瞳子監督のところに向かい、塔子ちゃんの正式な加入の手続きを終えると、次の目的地を決めた。

「次は北海道かぁ……寒そうだなぁ…」

私がそう呟くと黒薔薇くんも呟く。

「確かに寒いが、北海道には伝説のストライカーがいるって噂だろう?そいつに会ってみたいな…」

「ふふっ!」

黒薔薇くんの言葉に笑った私を黒薔薇くんが見る。

「俺、今変なこと言ったか?」

「ううん…、変じゃないんだけど、なんかお兄ちゃんみたいなことを言ったから…」

「ふっ…、アイツの熱さが俺にも移ったのかもな…」

「そうかもね……」

その後、一時間ほど各自、自由時間が設けられ準備を済ませた私たちは、イナズマキャラバンに着席した。

「では、北海道に向けてひとっ走りするぞい!長旅になるから休憩しつつ行く予定じゃ!では、イナズマキャラバン出発!」

古株さんがそう叫ぶとイナズマキャラバンは北海道に向かって走り出した。



どれだけ時間が経ったのだろうか…。
私は重い瞼を開いて、周りを見渡した。

「わぁぁぁぁぁっ!!」

私は目を疑った。
ここはまさに白銀の世界…。
見渡すばかりの銀。雪が昇り始めた太陽の光に反射して、言葉では言い表せない程、美しい。

私は興奮のあまりシートベルトをしているのも忘れ、思いっきり座席から立とうとして、シートベルトにより後ろに戻される。

「いたたた……。シートベルトしてるんだった…」

私はシートベルトを外すと、古株さんに頼んでキャラバンを止めてもらい外に出た。

「うぅぅ……。やっぱり寒いなぁ…」

私はジャンバーを着ると、雪の中に足を踏み出した。

ザクっと足が雪の中に埋もれていく。
実は私は雪を見るのが初めてで、興奮が止まらなかった。

ザクッ ザクッ ザクッ

歩くだけではもの足りなくなった私は、雪の中にダイブしたりして初めての雪を楽しんだ。

「雪って楽しいなぁ〜!よし次は走ってダイブしようかな…」

「そろそろやめとけ、風邪ひくぞ」

ビクッ!っと私はびっくりした。
キャラバンの上には、いつから居たのかは知らないが黒薔薇くんがいたのだ。

「い、いつからそこに……?」

「天空橋がダイブする前くらいからだ」

「も、もう何で黙ってみてるの!1人で騒いでるのを見られてこっちは恥ずかったのに!!」

「恥ずかしがることは無いだろう。女の子らしくて可愛らしかったぞ」

黒薔薇くんはそう私に言うとキャラバンに戻って行った。

「か、可愛らしい……?あわわわ……!」

何故か途端に顔が熱くなった私は、雪の中に顔を埋めて、時間が経った後、キャラバンに戻るのだった。 
 

 
後書き
天空橋「……………」
黒薔薇「どうした天空橋?」
天空橋「な、なんでもないから!!」
黒薔薇「……?」 
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