| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

イナズマイレブン~クロスライジング~

作者:shoogel
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

俺の名は…

 
前書き
その頃、雷藤は……。 

 
「………っ。うっ…眩しい…」

俺は意識を取り戻し、自分の状況を把握しようとするがわからない。

「あれ…俺なんでベットで寝てんだ…?」

俺が目覚めた場所は、部屋全体が白く静まり返ったベットだった。

「俺はエイリア学園と戦っていて…それからどうなった?」

俺は目覚めたばかりの頭をフル回転させ、意識を失う前の状況を思い出す。

「そうだ…。俺は緑川のシュートを止めに入って意識を失ったんだ…。でも何でベットに俺は居るんだ…?」

俺が必死に考えていると僅かに足音が聞こえた。

「誰か居るのか…?」

コツ コツ コツ コツ

革靴だろうか。乾いた音がやけに大きく静かな部屋に残響を残し響く。

その足音は段々と近くなって来て、遂に止まった。
止まった場所はあろうことかこの部屋の入り口だ。

俺が身構えると入り口のドアがキィィ…と音を立て開いていく。

俺は警戒しつつ入り口を確認すると、そこに居た人物は意外な人だった。
間違えるはずもない…。
あの優しそうな顔に、特徴的な耳…。俺は思わず叫んでしまった。

「と…父さん!!」

その人は吉良 星二郎。
俺の育った場所お日さま園の創設者であり、お日さま園でお世話になった人たちのお父さんだ。

父さんは俺を見て優しく微笑むと、俺に語り掛ける。

「やっぱり真紅だったか!久し振りに会ったら身長も伸びて、大人になったなぁ…」

「そうかな…?まあそうだね、父さんと会うのも約2年ぶりくらいだし」

「私も驚いたよ…。なんせ真紅が私の庭で倒れていたものだから…」

「俺が庭に…?俺はエイリア学園のシュートを受けて、ここに飛ばされたのか…?いや…待てよ。緑川が言ってたな…父さんの為と。あれはどういう意味なんだ…?」

「どうしたんだい真紅。1人でブツブツ喋って」

「あのさ父さん…。父さんはエイリア学園って知ってる?」

「勿論さ!エイリア学園はお日さま園の子ども達だからね!」

俺はその言葉に息を飲んだ。
言われてみれば…緑川だけじゃない。他にも見たことのある顔ぶれがいると思ったら、彼奴らもお日さま園の子ども達だったのか…。

「でも父さん、なんでお日さま園の子ども達が学校を破壊しなきゃならないんだ?おかしいだろ…」

「真紅。耳を貸しなさい、教えてあげよう」

「……………………………………っ!!そんなことの為に!?父さん、止めるんだ!」

「これは新しい日本を作るために必要なことなのです。お前も大人になりなさい」

「父さん…、何があったんだ、あんたは俺の知っている父さんじゃない!」

「真紅…残念です。お前には私の理想を理解出来ないようですね…。使いたくはありませんでしたが仕方ありません」

父さんはポケットから怪しく紫色に輝いた石を取り出すと、俺に語りかけた。

「真紅、お前には協力してして貰いますよ…。例え強制でも…」

父さんは俺にその石を付けたネックレスを掛けると、途端に俺の視界が眩んだ。

「うっ…!と、父さん…何をしたの…!」

「お前が悪いのです。私の理想の世界を理解出来ないお前が…。だからお前を操らせて貰いますよ…」

「なんなんだ…この石は…」

「この石はエイリア石…私の理想を実現させる道具だよ!!」

俺は激しい頭痛に襲われそのまま、意識を失った。




「さあこちらへ来なさい…」

俺は言われるがまま案内され違う部屋に入った。

俺の視界には見たことのある顔ぶれが揃っていた。

「さあ自己紹介をしなさい」

俺は一歩踏み出すと口を開き話す。

「俺はエイリア学園マスターランク。チーム【ガイア】所属、名はエクレールだ…!」

 
 

 
後書き
???「へぇ…真紅もエイリアに入ったか…。これから楽しみだなぁ…」 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧