アンジュリーゼ物語
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第11話 かつての仲間との戦い
前書き
シンギュラーを超えて、真なる世界にやってきたアンジュリーゼ達。
都市の廃墟に行ったりした…。
アンジュリーゼ達は、和風の宮(サラマンディーネの宮)のゲスト部屋で寝ている。
そして深夜の2時になった。
サイレンが鳴り響き、敵機襲来警報が出た。
アウラの民防衛局「ドラゴンの軍団に告ぐ!謎の敵機群が再度この世界に襲来した!直ちに応戦せよ!」
ドラゴンの軍団は、謎の敵機群に近づいていく。
サラマンディーネの宮にも警報が来て、アンジュリーゼ達ダイヤモンドローズ騎士団は、起きてパイロットスーツに着替えてラグナメイルに乗り、謎の敵機に近づく。
黒い機動兵器の群れであるシャドウメイルの群れと、謎の機動兵器2体が真なる世界を襲ってきたのだ。
襲ってきたのは、指揮官機のヴィクトリア、副指揮官機のエイレーネ、下っ端機のグレイブ・シャドウ、下っ端機のアーキバス・シャドウ、下っ端機のハウザー・シャドウ、下っ端機のレイザー・シャドウである。
グレイブ・シャドウは、パラメイルのグレイブを、本体を黒に、サブはシアンのままで、目を赤にした機体だがラグナメイル並みの性能を誇る。
アーキバス・シャドウは、パラメイルのアーキバスを、本体を黒に、サブはシアンのままで、目を赤にした機体だがラグナメイル並みの性能を誇る。
ハウザー・シャドウは、パラメイルのハウザーを、本体を黒に、サブはシアンのままで、目を赤にした機体だがラグナメイル並みの性能を誇る。
レイザー・シャドウは、パラメイルのレイザーを、本体を黒に、サブはシアンのままで、目を赤にした機体だがラグナメイル並みの性能を誇る。
一方で、ダイヤモンドローズ騎士団のラグナメイルの本体のカラーは、ヴィルキスは白、クレオパトラは水色、レイジアはオレンジ色、テオドーラは黄緑色である。
色とりどりの機体の群れとドラゴンの群れ VS 黒い機体の群れ
エイレーネは、ライトオブヨルゴスというビーム弾でドラゴンを簡単に蹴散らしていく。
ヴィクトリアは、指揮官機として大人しくしていて動かない。
アーキバス・シャドウは、素早い動きでドラゴンに接近し、ラツィーエルという剣でドラゴンを切り裂いていく。
ハウザー・シャドウは、両肩の砲から黄緑色のビームを発射し、ドラゴンを蹴散らしていく。
クリス「見た目は黒いけど、パラメイルのグレイブと変わらなさそうじゃん。ビームを食らえ!」
テオドーラは、グレイブ・シャドウに向かってビーム弾を連射する。
グレイブ・シャドウはそのビーム弾をまともに被弾する。
クリス「ふつうのグレイブと変わらないじゃん。」
しかしクリスが傷つけたのは、グレイブ・シャドウのダミーだった。
そのためダミーのグレイブ・シャドウはクリスの目の前からふっと消えた。
本物のグレイブ・シャドウがテオドーラの正面に現れる。
ティナ「残念でした!このグレイブは、パラメイルじゃないよ!時空忍法・変わり身の術の威力を思い知れ!」
グレイブ・シャドウはテオドーラ目掛けてラツィーエルという剣を振り下ろす。
テオドーラはその斬撃を、自らの剣で受け止める。
クリス「元第一中隊の力、見せつけてあげなきゃね!」
テオドーラはグレイブ・シャドウを蹴っ飛ばした。
ティナ「機動兵器がキックなって考えられない~!」
レイザー・シャドウは、手裏剣を投げまくり、ドラゴン達を仕留めている。
そしてクレオパトラと対峙する。
サリア「うまく手裏剣を投げまくって…、それで強くなったつもりなの?」
アンリ「凄いのは、手裏剣を投げるテクニックだけじゃないわ!時空忍法・分身の術!」
レイザー・シャドウは、連続瞬間移動で分身を作っていく。
元第一中隊の隊長だったサリアも、それには悩まされた。
クレオパトラは、複数体のレイザー・シャドウにビーム弾を当てるも、分身に当てるばかりであった。
アンリ「もう降参!?まあ、今日はここまでにしてあげようかしら…。」
???「なかなかやるな。さすが、エンブリヲとやらという男の部下であるだけに。」
サリア「この声は…。」
ターニャ「私はターニャ。元アルゼナルの兵士であり、ネオ・アルゼナルの隊長だ。」
サリア「何ですって!?」
ネオ・アルゼナル
ドラゴンの世界に侵攻し、ドラグニウムを採取する目的で設立された組織。
ドラグニウムを採取する目的は、マナの世界を維持することではなく、時空融合のために必要な量のドラグニウムをアウラに与えること。
隊長はターニャ。副隊長はイルマ。
エルシャ「ターニャ、どうしたの!?」
ターニャ「エンデュミオン様は私たちを助けてくれた…。なので私たちは彼に忠誠を誓っているのだ。彼は、『私と共に世界を壊して新たな世界を壊そう』と言ってくれた。私たちはそれに同意した…。私たちノーマを拒絶したマナの世界を壊すために!」
サリア「イルマ!なぜドラゴンを襲うの!?」
イルマ「なぜドラゴンを守るの!?アルゼナルにいた時、ドラゴンをたくさん倒してきたでしょ。あの時みたいに、ドラゴンを沢山殺しましょうよ!」
サリア「そのドラゴン達、人間なの!ドラゴンの姿に変身した、人間たちなの!」
イルマ「だったらどうだっていうの!?人間たちは私たちノーマを拒絶し、アルゼナルに隔離したのよ!そんな人間たちを生かして何の意味があるというの!?」
グレイブ・シャドウが指揮官機の隣に来た。
ティナ「その通り!人間たちなど生かす意味は無いっての。」
ターニャ「出しゃばるな!ティナ。」
ティナ「わかりました…。ターニャ隊長。」
一方、ヴィルキスはアーキバス・シャドウと戦っている。
剣をぶつけ合って。
アンジュリーゼ「剣使いがいいですね!」
シャーロット「そちらこそ、剣遣いがいいですね。皇女様。」
アンジュリーゼ「皇女様?私のことを何故知っているのですか?」
シャーロット「私は王族の1人でした。ノーマ認定を受ける前から、アンジュリーゼ様に憧れていました。」
アンジュリーゼ「そうですか。でもまだ戦いは続いていますよ!」
シャーロット「負けるわけにはいきません!エンデュミオン様の望む、新たな世界を目指すために!」
ヴィルキスは再びアーキバス・シャドウと剣をぶつけ合う。
そして1時間後。
ターニャ「エレナ、ハウザー・シャドウの真の力、見せつけるのだ!」
エレナ「イエス・マム!」
ハウザー・シャドウは、両肩の砲にエネルギーを溜め始めた。
そして時間が経ち、ハウザー・シャドウは両肩の砲から収斂時空砲を放った。
ラグナメイルの群れはその砲撃をギリギリ避けた。
的に当たり損ねた収斂時空砲は、山に直撃。
その山は一瞬にして吹っ飛んだ。
サリア「なんて強さなの…。まるであの機体と同じ…。」
ネオ・アルゼナルの機体は、戦死したドラゴン達を捕獲し、去っていった。
そして朝になった。
戦死したドラゴン達の弔いが行われた。
アンジュリーゼ「向こうの地球に侵攻したドラゴン達の葬儀は、いつもそうやって行われていたのですか!?」
大巫女「そうじゃ。」
アンジュリーゼ「ところで、何だったのですか?あのドラゴン狩り集団は。」
サラマンディーネ「ここ最近こちらの世界に侵攻し、この世界にいるドラゴン達を狩っている集団です。それを食い止めるべく、ドラゴンの軍団は戦いました。しかし圧倒的な力の差に、ドラゴンの軍団はほぼ全滅に追いやられ、犠牲は増える一方でした。しかしあなた達が参戦したおかげで、犠牲はこれまでより少なくなりました。この調子で、これからも参戦してくれますか?」
アンジュリーゼ「私は学生。今日帰らねばなりません…。」
サラマンディーネ「ではどうすれば。」
後書き
・次回予告
ラグナメイルによって世界が滅びる前の世界をバーチャルリアリティーで再現する施設に、アンジュリーゼ達は行く。
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