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幻想入りした一人の変態紳士のお話

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第1章
  第7話 成り行きで〇〇

 
前書き
久しぶりに更新しましたねぇ。レポートが大変だったんですよぉ。ちょっとずつ書いてたんですけどねぇ。予想以上に時間かかりましたね。反省です。 

 
第7話

彼方「ふんぬぅうう…全身筋肉痛や…」

日頃から身体を鍛えてなかったからである。

彼方「おーいてて…飯作るか」

と言っても飯を作ろうにも食材が無い。それもそうである。昨日家が出来上がったのだから。

彼方「カップラーメンにすっかぁ…」

彼方「てっ!そんなもん幻想郷にあるわけねぇじゃねぇか!」

1人でボケツッコミを終え、取り敢えず外に出ることにした。玄関を開けると目の前に青と白の神の長い女が立っている。

彼方「(乳ででけぇな)」

?「暁彼方だな?阿求に頼まれて朝ご飯を持ってきたんだ。名は慧音と言う」

彼方「はい、慧音さん、おはようございます。
わざわざ持ってきて下さってありがとうございます」

慧音「突然、礼など言われたからびっくりしてしまった。ハハハ」

彼方「礼を言われて嫌になる人なんていませんからね。心掛けてんですよ」

慧音「殊勝だな、良いことだ。あと、敬語は片苦しいからしなくても良いぞ。それより、冷める前にほら、食べろ」

慧音の作ってきた料理を食べる。母ちゃんの味を思いだした。母ちゃん今何やってるんだろ?とか思いながら食べ終えた。

彼方「ふ〜旨いなぁ…ごちそうさま」

慧音「ありがとう。作った者としては何よりだ」

彼方「しかし、今日は何するかぁ」

幻想郷に来て4日。目的だった寝床の確保も完了してしまった。目的がなくなってしまったのでやる事が無いのだ。

慧音「職でも探したらどうだ?」

彼方「職か…」

暁は生まれてこのかたバイトなどした事が無い。慧音の言葉でこれからの暮らしに不安が募る。

彼方「なんかいい感じの仕事探すかぁ」

慧音「おっ!ならいい仕事を紹介してやろう」

慧音「取り敢えず私について来い」

慧音の後について行くと昭和を感じさせる建物に着いた。

慧音「ここだ」

彼方「え?ここって何の建物?」

慧音「寺子屋だ。仕事内容は私の助手だ」

彼方「ふーん助手ねぇ、助手……助手!?」

慧音「そうだ、助手だ。できそうか?」

暁の最終成績はハッキリ言って芳しくない。その暁に人にものを教える側に立てと慧音は言っているのだ。

彼方「ち、因みにどのくらいのレベルでございましょう?」

慧音「うーん、そうだなぁ。最高学年で掛け算割り算の応用だな」

彼方「しゃぁ!その仕事受けます!」

慧音「おおそうか!助かる」

慧音「早速明日の10時に寺子屋に来てもらえるか?」

彼方「わかった」

慧音「もう、こんな時間か。すまないな、これから私は用事があるからここで失礼する」

彼方「おう、わかった」

彼方も家に帰りやる事が無く暇なので元から家にあった本を漁る。どれも傷んでいて持ち上げた瞬間にバラバラになってしまう。それらの中から比較的傷んでいない本を選別する。3冊だけになった。一つは前の住人の日記と思われしき本、二つ目は刀鍛冶のメモ帳、三つ目は魔法陣がめくる度に描かれている本だった。

彼方「刀鍛冶のメモ帳とか変な魔法陣とか見てもなぁ…消去法で日記か」

1日目
前の家がボロが来てしまったので稗田様から新しい家に住まわせてもらう事になった。新しい家なので何かを始めようと思い今日から日記を付けることにした。何故日記にしたのか?それは自分がここに居たという記録が欲しかったからだ。もしも、誰かがこの日記を見てくれたのならどうか捨てずにこの家の何処かに置いといてくれ。

彼方「お、おう」

24日目
最近家から出ると青髪の女の子が遠くからこちらを見ている。何故かはわからないが情報を集めて見よう。

27日目
香霖堂の店主から聞くとどうやらあの女の子は人間ではなく妖怪らしい。だが、比較的害は無いようなので気にすることは無いようだ。

45日目
そろそろ一ヶ月まだあの妖怪は家を見つめている。明日思いきって話しかけようと思う。

46日目
今日思いっきって話しかけてみた。名は多々良小傘と言い人を驚かして腹を満たす難儀な妖怪らしく自分の事を標的にしていたらしい。

彼方「ん?…開かない」

ページの端に魔法陣見たいなのが描いてあり接着剤見たいにくっついている。そこだけ破ろうとしても何故か破けない。

彼方「ハァ…なんだこりゃ?」

そのまま倒れ込みその状態で寝てしまった。

翌朝、慧音の所に向かう。

慧音「ああ、おはよう。よく眠れたか?」

彼方「快眠だったよ。所で慧音の授業の俺はサポートすればいいのか?」

慧音「そうだな。最近生徒が多くなってしまってな。1つの授業内では皆の質問に捌ききれないんだ。もし困ったら私に言え」

彼方「りょーかい」

話しを終えると何人かの子供達が教室に入ってくる。

子供「けいねせんせーおはよー!」

慧音「おはよう」

慧音に挨拶をし終えた子供達は彼方の方を見る。

子供「なんか知らない人がいるー!?」

子供「やべぇーよ!けいねせんせいの彼氏だよ!」

子供「すげぇ!挨拶しなくちゃ!」

子供一同「「おはよーございまーす!」」

彼方「お、おはよう。今日から君達の先生をする事になった。よろしくな。あと、残念ながら俺は慧音先生の彼氏じゃないんだな」

子供「ええっ!?違うの!?そ、それは残念だぁ」

慧音「フフッ君達来週は宿題倍増にしておくよ」

子供一同「「うわぁあああ!!なんてこったァ!!!」」

 
 

 
後書き
先生とのフラグなんかありません。 
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