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【フェアリーテイル】星の導きのままに<私は…僕は、罪深き星霊だから…>
作者：星の輝き
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ページ下へ移動出逢い編
Storia-雪降ル夜-
・
真っ白な花弁が頬に落ち、溶け、濡れた。
彼女の暖かな雫によって。
カレン。カレン。カレン＿＿。
間接的に行ってしまった罪。
詠みもしなかった消滅。
花弁は溶け、落ちるを繰り返す。
問は開かない。カレンを殺した罪により。
問に帰れなくなった。それは、彼女の生けれる場所が消えたという事を示す。それイコール、存在を否定された。空に帰れなくなったのだ。たった一つの望みで。
出逢った時のカレン。
初めて呼び出してくれたカレン。
信頼してくれたカレン。
愛してくれたカレン。
＿＿＿変わったカレン。
私達を大切に、信頼してくれて、愛してくれたカレンはある日を境に変わった。
自らのスランプと老いにより。
何が大切かを分からなくなって、老いを思い知らされた時に人は醜く変わる。
アリエスに暴力を振るうようになった。
私達を信頼してくれなくなった。
それらに怒り、哀しみ、飢えが浮かんだ。
だからまた彼女に昔に戻ってほしかった。
何が大切か、再び思い出してほしかった。
また、私達を愛してほしかった。
たったそれだけの望みは、
もう叶えられない。
生命力が奪われる。身体が冷えていく。
もう、死を待つのみ。彼女に罪を償うのみ。それが唯一の私の今、生きる意味。
そんな時、
「…っ、お前大丈夫か…!?」
「…ぁ、」
彼に出逢った。
ページ上へ戻る真っ白な花弁が頬に落ち、溶け、濡れた。
彼女の暖かな雫によって。
カレン。カレン。カレン＿＿。
間接的に行ってしまった罪。
詠みもしなかった消滅。
花弁は溶け、落ちるを繰り返す。
問は開かない。カレンを殺した罪により。
問に帰れなくなった。それは、彼女の生けれる場所が消えたという事を示す。それイコール、存在を否定された。空に帰れなくなったのだ。たった一つの望みで。
出逢った時のカレン。
初めて呼び出してくれたカレン。
信頼してくれたカレン。
愛してくれたカレン。
＿＿＿変わったカレン。
私達を大切に、信頼してくれて、愛してくれたカレンはある日を境に変わった。
自らのスランプと老いにより。
何が大切かを分からなくなって、老いを思い知らされた時に人は醜く変わる。
アリエスに暴力を振るうようになった。
私達を信頼してくれなくなった。
それらに怒り、哀しみ、飢えが浮かんだ。
だからまた彼女に昔に戻ってほしかった。
何が大切か、再び思い出してほしかった。
また、私達を愛してほしかった。
たったそれだけの望みは、
もう叶えられない。
生命力が奪われる。身体が冷えていく。
もう、死を待つのみ。彼女に罪を償うのみ。それが唯一の私の今、生きる意味。
そんな時、
「…っ、お前大丈夫か…!?」
「…ぁ、」
彼に出逢った。
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