英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~ 戦争回避成功ルート
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第2話
~シュバルツァー男爵邸~
「ええっ!?メンフィル帝国は本当にエリスお姉様が監禁されている場所を見つけた上エリスお姉様が無事な様子を確認したのですか!?」
シュバルツァー男爵の話を聞いたセレーネは驚きの表情で尋ね
「ああ。―――帝都ヘイムダル近郊にある”カレル離宮”。そこにエリスやユーゲント皇帝陛下達――――エレボニア皇族の方々に加え、貴族連合によって逮捕されたレーグニッツ知事閣下も監禁されているらしい。」
「父さんもですか!?」
「”カレル離宮”ですか……確かに貴賓クラスの方々を幽閉するには最適の場所ですね。」
シュバルツァー男爵の説明を聞いたマキアスは驚き、クレア大尉は真剣な表情で考え込んだ。
「それにしてもメンフィル帝国はどのような方法でエリス様達の様子を確認したのでしょう?」
「その事なんだが……エフラム皇子殿下達の話によるとメンフィル帝国が雇っている”銀”と言う諜報に長けた人物がカレル離宮に潜入してエリス達の無事な様子を確かめて来たらしい。」
「”銀”ですって!?」
「……驚いた。メンフィルは”銀”まで手駒にしているんだ。」
「ほえっ!?確か”銀”って”黒月”に雇われていなかったっけ!?」
シャロンの疑問に答えたシュバルツァー男爵の答えを聞いたサラ教官は厳しい表情をし、フィーは目を丸くし、ミリアムは不思議そうな表情でクレア大尉に視線を向け
「いえ……例の”通商会議”の件で”黒月”が”クリムゾン商会”と共にクロスベルから追放された後、”ラギール商会”に鞍替えした可能性があるという情報が入っています。まさか本当に”ラギール商会”―――メンフィルに鞍替えしていたとは…………」
「なるほどな……東方の伝説の暗殺者なら、警備が厳重な帝都付近にあるカレル離宮の潜入すらもお手のものだろうな。」
クレア大尉の説明を聞いて頷いたトヴァルは真剣な表情をした。
「あ、あの教官。その”銀”っていうのは何なのですか……?」
「暗殺者……と言っていたが……」
その時ある事が気になっていたエリオットは不安そうな表情で尋ね、ガイウスは真剣な表情でサラ教官を見つめ
「……”銀”っていうのはね――――」
サラ教官はⅦ組の面々に東方に伝わる伝説の暗殺者――――”銀”という人物の事について説明した。
「カ、カルバード共和国に伝わる伝説の暗殺者!?」
「まさかカルバードにそのような存在がいるとは……」
「そしてそのような存在までメンフィルは手駒にしていると言う訳か……」
説明を聞き終えたアリサは驚き、ラウラは真剣な表情をし、ユーシスは厳しい表情で考え込んだ。
「………それと殿下達も仰っていましたが、”パンダグリュエル”にいる整備員や領邦軍の兵士、そして操縦士の中にメンフィル兵達が紛れ込んでいるとの事です。」
その時ルシア夫人は複雑そうな表情でとんでもない事を言った。
「なんですって!?」
「何だと!?」
「あ、あの戦艦の中にメンフィル兵が……」
ルシア夫人の説明を聞いたサラ教官とユーシスは驚きの表情で声を上げ、マキアスは信じられない表情をし
「――なるほど。だからこそ貴族連合の動きが最初からわかっていた為、絶妙なタイミングでリウイ陛下達が現れたのですね。」
「い、言われてみれば陛下達が現れたタイミングがまるで狙いすましたかのような絶妙なタイミングでしたよね……?」
「つまりは”リィンが連れて行かれる事も計算に入れて”あのタイミングで現れたって訳ね……」
「お兄様……」
シャロンは納得した様子で頷き、エマは不安そうな表情をし、セリーヌは目を細め、セレーネは心配そうな表情をした。
「……そうなると。メンフィルはリィンさんとエリスさん……どちらの居場所も掴んでいる事になりますから、いつでもお二人の”救出作戦”を同時に行えるという事にもなりますね……」
「あ…………」
「……ユミルに現れたあの戦艦を使えば幾ら貴族連合の旗艦とはいえ、制圧されるだろうね~。」
「しかも内部にもメンフィル兵達が潜んでいるから、内部からも混乱を起こせる上リィンの脱出の手助けもできるな……」
クレア大尉の推測を聞いたアリサは呆けた声を出し、ミリアムとトヴァルはそれぞれ推測した。
「し、しかしカレル離宮は幾ら何でも難しいんじゃないのか?」
「帝都近郊にある事もそうだが、陛下達を幽閉しているのだから間違いなく警備は厳重だろうな。」
その時マキアスは不安そうな表情で呟き、ラウラは真剣な表情で推測したが
「………………その事なのだが……殿下達の話ではメンフィル軍が帝都を襲撃し、そちらに貴族連合軍を惹きつけ、手薄になった隙に別働隊がカレル離宮を奇襲してエリスを奪還する作戦だそうだ。」
「なっ!?」
「ヘイムダルを襲撃するだと!?」
重々しい様子を纏うシュバルツァー男爵の説明を聞き、ユーシスと共に厳しい表情で声を上げた。
「…………今の状況を考えると普通なら”不可能”と思われますが、ユミルに現れたあの戦艦を使えば可能になるのでしょうね……幾ら貴族連合といえど、あのクラスの戦艦は”パンダグリュエル”しか所有していないはずです。」
「ええ……ちなみにあの時現れた紅き戦艦――――”紅の方舟グロリアス”は元々”結社”が所有していた戦艦だったのですが……リベールの”異変”の際、メンフィル帝国に強奪されたのです。私が知る限り、”グロリアス”には一国の軍隊を圧倒できる武装が施されてあります。正直、”グロリアス”だけでも貴族連合軍と互角以上に渡り合えると思いますわ。」
「戦艦一隻でい、一国の軍隊を圧倒するだって!?」
「メンフィル帝国に強奪されたと言う事はメンフィル帝国の技術によって色々追加されている可能性もあるわよね……?」
「そ、そんな……帝都が襲撃されるなんて……もし姉さんがそれに巻き込まれたら…………」
「ひょっとしたら、ユミル襲撃に対する”報復”のつもりかもしれないわね……」
クレア大尉とシャロンは重々しい様子を纏って呟き、マキアスは信じられない表情で声を上げ、アリサとエリオットは不安そうな表情をし、サラ教官は厳しい表情で呟き
「………………」
「ユーシスさん……」
辛そうな表情で身体を震わせているユーシスに気付いたエマは心配そうな表情をした。
「ねえ。リグレ侯爵だっけ?何かその人が作戦内容が変更になったから自分が来たって言っていたけど”作戦”ってもしかして、エリスの救出に関する事?」
「そう言えばそのような事を仰っていたな……」
「ええ………シルヴァン陛下の進言によるものだと仰っていましたわね………」
フィーの疑問を聞いたラウラとセレーネはそれぞれパントの話を思い出していた。
「ああ…………変更というか追加という形で貴族連合――――エレボニア帝国に予定していた”報復”に加えて更なる”報復”をして、エレボニア帝国に絶望をさせる作戦の為にリグレ侯爵閣下がいらっしゃったとの事だ。」
「何ですって!?」
「ほ、”報復”って……一体何をするんですか!?」
重々しい様子を纏っているシュバルツァー男爵の話を聞いたサラ教官は厳しい表情で声をあげ、エリオットは表情を青褪めさせながら尋ねた。
「―――それについては実際にその作戦を考えた私自身が説明をさせて頂こう。」
その時パントがルイーズと共に部屋に入って来た。
「あ……っ!」
「リグレ侯爵閣下。何か御用でしょうか?」
二人の登場にアリサは声をあげ、シュバルツァー男爵は真剣な表情で尋ねた。
「シュバルツァー男爵……というよりⅦ組の皆さんに伝える事がありますので、こちらに参った所存ですわ。」
「へ……」
「オレ達に……?」
ルイーズの話を聞いたマキアスは呆け、ガイウスは不思議そうな表情をした。
「―――先程”カレイジャス”がユミル領空に現れた。通信をした所エレボニア帝国皇子オリヴァルト・ライゼ・アルノール皇子が君達を迎えに来たと仰っている。」
「ええっ!?」
「オリヴァルト殿下が……!」
「と言う事は父上も……!」
パントの答えを聞いたエマは驚き、ユーシスは目を見開き、ラウラは明るい表情をした。
「……侯爵閣下程の方が私達の為にこちらまで足を運んで頂き、誠にありがとうございます。リグレ侯爵閣下、先程シュバルツァー男爵閣下が仰っていたメンフィルの更なる”報復”作戦を閣下が提案なさったとの事ですが……その”報復”とは一体何なのでしょうか……?」
「それに更なる”報復”って事は元々他にも”報復”があるって事だよね~。元々の”報復”は何なの~?」
表情を青ざめさせているクレア大尉に続くようにミリアムは真剣な表情で尋ねた。
「……現在予定している貴族連合―――いや、エレボニア帝国に対する”報復”の一つ……それは”バルヘイム宮爆撃”だ。」
「な―――――」
「バ、バルヘイム宮を爆撃だって!?」
「そ、そんな……っ!」
重々しい様子を纏って答えたパントの話を聞いたシュバルツァー男爵は絶句し、マキアスは表情を青ざめさせ、ルシア夫人は悲痛そうな表情をし
「ア、アンタ達、正気!?そんな事をしたらどれだけの犠牲者が出ると思っているのよ!?バルヘイム宮には兵士達だけじゃなく、メイドのような非戦闘員もいるのよ!?」
サラ教官は怒りの表情でパント達を睨んで反論した。
「――――”敵国”との戦争の際城の破壊等よくある話だ。むしろリウイ陛下達が進言したお蔭で、”その程度”で済んでいるんだよ?」
「バルヘイム宮の爆撃が”その程度”って……!」
「それ以前に戦争の際に城を破壊するとか、異世界ではそんな古臭い事をまだやっているのね……ゼムリア大陸からしたら、そんな所業”獅子戦役”以来のとんでもない大事よ。」
「………バルヘイム宮が爆撃されたら、間違いなく貴族連合―――エレボニア帝国にとって大打撃になるだろうね。」
パントの説明を聞いたアリサは信じられない表情をし、セリーヌは目を細め、フィーは真剣な表情で推測し
「リグレ侯爵閣下……リウイ陛下達の進言によって、”その程度”で済んだと仰いましたが……陛下達の進言がなければメンフィル帝国はどのような報復をするつもりだったのでしょうか……?」
「一部の者達からは帝都ヘイムダルを戦艦の部隊によって灰燼と化させるべきという声があったと聞いている。」
表情を青褪めさせているクレア大尉の質問にパントは静かな表情で答えた。
「ヘ、ヘイムダルを灰燼と化させるって……!」
「そ、そんなっ!?確かにエレボニア帝国はメンフィル帝国領であるユミルを襲撃しましたけど、犠牲者は出なかったのに、どうしてそこまでするのですか!?」
「セレーネ嬢も知っての通りメンフィルは”全ての種族との共存”を理想としている国。そしてメンフィルに住まう異種族の中でも最も多い種族――――”闇夜の眷属”はメンフィル建国前は人々に虐げられてきたという過去がある。その事からメンフィルの民達は自分達にとって”楽園”であるメンフィルを建国したメンフィル皇家に対する忠誠心は高く、更に他国より仲間意識が強く、”仲間”を傷つけた愚か者達を決して許さないという風潮があるんだ。」
「加えてユミルは誰も成し遂げる事ができなかったリフィア殿下の専属侍女長を立派に務める事ができ、その事からリウイ陛下達から信頼されると共に将来が期待されているエリゼさんの故郷……恐らくそれもあって、メンフィルの民達もそうですが皇族、貴族達もエレボニア帝国に対して相当な怒りを抱いていると思いますわ。」
パントの答えにエリオットは表情を青褪めさせ、セレーネの疑問に対してパントとルイーズはそれぞれ静かな表情で答え
「「……………………」」
二人の答えにシュバルツァー男爵夫妻はそれぞれ複雑そうな表情をしていた。
「……ッ……!リグレ侯爵閣下!ユミルを襲撃し、シュバルツァー卿達に危害を加えた張本人は”アルバレア公爵家”!全ての”元凶”である”アルバレア公爵家”に対する”報復”をするのならば、バルヘイム宮ではなく、バリアハートを爆撃するべきです!バリアハートはどうなっても構いませんので、バルヘイム宮の爆撃は中止するように進言して頂けないでしょうか!?お願いします……!」
「ユーシス…………」
自分の故郷を犠牲にしようとしているユーシスの嘆願をラウラは辛そうな表情で見つめていた。
「―――残念ながらそれは無理な相談だ。幾ら何でも”自国領”となる場所を爆撃なんて事はできないし、そもそもバリアハートは先程話に出た追加の”報復”として別働隊が今回の作戦でバリアハートを襲撃して制圧する事になっているからね。」
「…………ぇ………………」
「クロイツェン州の首都であるバリアハートを制圧するだとっ!?」
「しかも”報復”で制圧するという事は、相当血生臭い事をするのでしょうね……」
パントの話を聞いたユーシスは呆然とし、トヴァルは厳しい表情で声をあげ、シャロンは真剣な表情で呟いた。
「ま、まさか市民にも危害を加えるおつもりなのですか……?」
「いや、さすがにそこまで非道な真似はしない。アルバレア公爵夫妻を拘束して本国に更迭する事と、バリアハート襲撃時に貴族連合に加担している貴族の当主達の処刑をするだけだ。」
「ちなみにラマール州の主都である”オルディス”にも同時に襲撃して制圧し、アルバレア公爵夫妻同様カイエン公爵家の正妻と長男を拘束して本国に拘束し、オルディスにいる貴族連合に加担している貴族の当主達の処刑を行う事になっています。」
表情を青褪めさせているエマの質問にパントとルイーズは静かな表情で答え
「な―――――」
「ヘイムダルとバリアハートに加えて、オルディスにも襲撃して制圧するだって?」
「し、しかも貴族連合に加担している貴族の当主達を”処刑”って……!」
「それにアルバレア公爵夫妻を拘束して本国に更迭すると仰っていましたが……本国に更迭されたアルバレア公爵夫妻はどうなるのですか?」
驚愕の事実にラウラは絶句し、マキアスとエリオットは信じられない表情をし、ガイウスはユーシスを心配そうな表情で見つめた後真剣な表情で尋ねた。
「”既に公開処刑されたルーファス・アルバレア”同様帝都ミルスで”公開処刑”をする予定になっている。」
「…………ぇ………………」
「ほえっ!?さっき拘束したユーシスのお兄さんをもう処刑したの!?」
「………やっぱりヴィータに約束させた取引―――――ルーファス・アルバレアとリィンとエリスの身柄交換をするつもりは最初からなかったのね。」
パントの口から出た驚愕の話にユーシスは呆然とし、ミリアムは驚き、セリーヌは厳しい表情でパントたちを睨んでいた。
「あに……う……え…………う……くっ…………」
「ユーシス…………」
床に崩れ落ちて声を押し殺して泣き始めたユーシスをガイウスは辛そうな表情で見つめ
「……ッ!何でそんなあっさりと殺したのよ!?ルーファス卿は”貴族連合”の”総参謀”よ!?一般兵や将校は絶対に知らないアンタ達の知りたい情報だってたくさん持っていた上利用価値もあったでしょうに、何で殺したのよ!?」
ユーシスの様子を唇を噛みしめて見つめたサラ教官は怒りの表情でパントたちを睨んで声を上げた。
「ルーファス・アルバレアは本国に更迭後自白剤によって自身が持ちうる情報を全て吐かされている。それにルーファス・アルバレアの公開処刑は最初から決定していた。」
「……なるほど。言葉通り”用無し”になったから、処刑したんだ。……それでリィンはどうやって助けるつもりなの?」
パントの答えを厳しい表情で聞いていたフィーは質問を続けた。
「彼はエリス嬢救出後に戦艦と飛行艇の部隊で”パンダグリュエル”を包囲した後リウイ陛下を始めとした精鋭部隊がパンダグリュエルに侵入し、内部にいるメンフィル兵達と連携を取って艦内の兵達を殲滅してパンダグリュエルを制圧後、解放する予定になっている。」
「ええっ!?パ、”パンダグリュエル”を制圧!?」
「旗艦であるパンダグリュエルの制圧、帝都が襲撃された挙句バルヘイム宮が爆撃され、更に”五大都市”であるバリアハートとオルディスが制圧されたとなると、貴族連合にとって相当な痛手になるでしょうね……」
パントの話を聞いたエリオットは驚き、シャロンは真剣な表情で呟いた。
「―――なお、”パンダグリュエル”制圧後はパンダグリュエルの貴賓室に幽閉されているアルフィン皇女を”確保”する予定になっている。」
「え…………」
「な―――――」
パントの口から出た驚愕の事実にルシア夫人は呆け、シュバルツァー男爵は絶句し
「アルフィン殿下がパンダグリュエルに幽閉されているだって!?」
「リグレ侯爵閣下!その話は本当なのでしょうか!?」
マキアスは驚きの表情で声をあげ、ラウラは血相を変えて尋ねた。
「ああ。諜報部隊によれば内戦で占領した地域にアルフィン皇女が顔を出して声を掛けさせることで民達の反発を防ぐ為らしい。」
「―――つまりアルフィン皇女はカイエン公爵の”傀儡”として現在、パンダグリュエルに幽閉されているのです。」
「チッ、皇族を味方にしている事で自分達に”大義”がある事を民達に知らしめる為か……!」
「殿下を傀儡にし、利用するなど不敬にも程があるぞ……っ!」
パントとルイーズの話を聞いたトヴァルとラウラは厳しい表情をし
「…………リグレ侯爵閣下。先程アルフィン殿下を”確保”すると仰いましたが、アルフィン殿下をどうなさるおつもりなのですか……?」
「あ…………」
クレア大尉の質問を聞いて仲間達と共にアルフィン皇女がメンフィルによって幽閉の身にされる可能性が高い事に気付いて我に返ったアリサは心配そうな表情でパントたちを見つめた。
「―――少なくてもアルフィン皇女に危害を加えない事はこの場で確約できる。アルフィン皇女の”今後”についてはシュバルツァー兄妹救出後レン皇女殿下がオリヴァルト皇子に接触してエレボニア帝国がメンフィル帝国との戦争を回避する条件を開示し、その際に伝える予定になっている。さあ、そろそろ行きたまえ。オリヴァルト皇子達が首を長くして君達を待っている。」
「皆さんを”カレイジャス”の甲板まで送る為に外に竜騎士達を待たせてありますので、準備ができたら彼らに声を掛けてください。」
その後荷物を纏めたアリサ達は竜騎士達にカレイジャスの甲板まで送ってもらい、オリヴァルト皇子達と再会した後情報を交換した。
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