英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~(閃Ⅱ篇)
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第184話
~???~
「雷よ……あたしに力を!!」
戦闘開始早々サラ教官は気功で自身の身体能力を上昇させ
「燃え尽きなさい……!」
アリサは導力弓に矢を番えて力を溜め込んでいた。
「そこっ!」
「キャッ!?ボ、ボウガン!?」
しかしルフィナのボウガンから放たれた矢によって番えた矢を取り落としてしまい
「これならどうですか……!?」
クレア大尉はクラフト――――αオンワンをルフィナに放ち
「ハァァァァ……!!」
ルフィナは法剣を振るって自分に襲い掛かるエネルギー弾を撃ち落した。
「吹っ飛べ~!!」
「――――!」
「!!」
アガートラムから放たれたビームをルフィナは側面に跳躍して回避したが
「切り刻め―――紫電一閃!!」
「クッ……!?」
サラ教官が放った紫電の刃を受けてしまい、怯んだ。
「「アークス、駆動……!」」
その時アリサとクレア大尉はそれぞれ戦術オーブメントを駆動させてアーツを放とうとしたが
「させないわよ!」
「キャアッ!?」
「ッ!?」
ルフィナのクラフト―――アークフェンサーによってダメージを受けると共に戦術オーブメントの駆動を妨害させられた。
「浄化の光よ、我が矢に力を!!」
「ガーちゃん、バリア!!」
「――――」
ミリアムに向けて放たれたルフィナの浄化の力を宿した矢――――セイクリッドアローをアガートラムが絶対防壁を展開して襲い掛かる矢を防御し
「…………」
「させないわよ!セイッ!!」
「!!」
サラ教官が上空から強襲し、魔術の詠唱を開始していたルフィナは詠唱を中断してサラ教官の強襲攻撃を回避したが
「これはオマケよ!」
「ッ!」
続けて放たれた雷の銃弾は受けてしまい、ダメージを受けた。
「そこっ!」
「クッ……!?」
その時クレア大尉が銃撃で追撃し
「さっきはよくもやってくれたわね……!――――メルトストーム!!」
「うっ!?」
続けてアリサが周囲に炎の竜巻を発生させる矢を雨のように降り注がせてルフィナを怯ませた。
「ガーちゃん、ハンマー!」
「――――」
「行っけ~!!」
「!!」
ハンマーと化してアガートラムで攻撃を仕掛けたミリアムの追撃をルフィナは後ろに跳躍して回避した。
「飛べ――――インフィニティスパロー!!………」
法剣の刃を縦横無尽に飛び廻らせてアリサ達を怯ませ、法剣を天へと掲げながら魔術の詠唱をし
「光の鉄槌、その身に受けなさい!――――槌の光霞!!」
法剣の刃が法剣に戻った瞬間、魔術を発動してアリサ達に追撃した。
「行くわよ――――ハァァァァァ……!!」
「チッ……!?」
「あうっ!?」
法剣を構えたルフィナは矢の如き突進してサラ教官とミリアムの体制を崩して法剣で攻撃し、ルフィナの攻撃をサラ教官は必死で防いでいる中、ミリアムはダメージを受けてしまった。
「エイミング―――デバイス!!」
二人への攻撃を中断させる為にクレア大尉はルフィナに狙いを定めてレーザーを放ったがレーザーが当たる瞬間ルフィナは後ろへと跳躍してクレア大尉の攻撃を回避し
「聖槍よ!!」
「クッ!?」
「うわっ!?」
星杯が描かれたロケットを掲げ、二人の地面から聖槍を発生させてダメージを与えた。
「大丈夫!?今、助けるわ!!」
その時アリサがクラフト―――セントアライブで二人の傷を回復し
「砕け散れ―――フリジットレイン!!」
「ッ!!」
クレア大尉はクラフト―――フリジットレインによってルフィナの足元を凍結させ、ルフィナの動きを封じ込めた。
「さっきはよくもやったな~!ぶっ飛ばせ~、ガーちゃん!」
「――――!」
「あうっ!?」
動きが封じられたルフィナはアガートラムのクラフト――――バスターアームを受けて吹っ飛び
「一気に決めるわよ!セイッ!ハァァァァァァ…………!!ヤァァァァ……!受け切れるかしら!?オメガ―――エクレールッ!!」
「うっ!?」
サラ教官のSクラフトをまともに受けてしまい、大ダメージを受けてしまった。
「アークス、駆動……我が血肉は三界の安寧と女神の為に……!」
しかしルフィナはすぐに立ち直って戦術オーブメントを駆動させた後自らの体力と引き換えに法力を得る法術―――ヘヴンブレスによって全身に膨大な法力を身に纏い
「そこ!―――ダークマター!!」
ヘヴンブレスによって強化された法力でアーツを発動し、アリサ達にダメージを与えると共に一か所に固めた。
「これが私の奥の手よ……!行け!!」
そしてルフィナは法剣の刃を縦横無尽に飛び廻らせ、ボウガンから次々と矢を放ってアリサ達にダメージを与えながら突撃し
「ハァァァァ……!!ハアッ!」
アリサ達に襲い掛かる法剣の刃と共にボウガンに仕込んでいた仕込み刃で次々と攻撃を叩き込んだ後後ろへと跳躍しながらボウガンから矢を放って追撃した後法剣の柄を掲げると刃が戻って来て元の剣の姿になると共に光の剣と化し
「これで終わりよ―――――ヘヴンサウザンド!!」
光の剣と化した法剣をアリサ達の目の前に叩きつけ、光の柱を発生させた!
「あうっ!?ご、ごめん……ボクはこれ以上無理……」
ルフィナの奥の手であるSクラフト―――ヘヴンサウザンドをアリサ達と共に受けたミリアムは戦闘不能になって地面に膝をつき
「キャアッ!?………ッ!教官、クレア大尉!今助けます!」
戦闘不能になっても2度完全回復する機能を持つマスタークオーツ―――”エンゼル”を戦術オーブメントにつけていたアリサは戦闘不能になりかけたがすぐに復活してクラフト―――セントアライブでサラ教官とクレア大尉の傷を回復した。
「ありがとうございます、アリサさん!――――どうやら”これ”を使う時が来たようですね……アイスデバイス、セットオン!!」
クレア大尉は特殊なデバイスをルフィナの周囲に展開し
「オーバルレーザー照射!!」
「な――――」
続けて銃口から次々とレーザーを放った!放たれたレーザーはデバイス達に同時に命中し、命中したデバイスは五芒星の魔法陣を展開した後全てを凍てつかせる猛吹雪が発生し、ルフィナの周囲は巨大な氷だらけになり、ルフィナ自身も氷の中に閉じ込められ
「砕け散れ――――ニブルヘイム!!」
「キャアアアアアッ!?」
クレア大尉が銃口からレーザーを放つと氷は一斉に破裂した!まだクロスベルが自治州だった頃、”匠王”と称えられているウィルの娘達――――セティ達の腕を情報局の情報で知ったクレア大尉がセティ達に依頼して手に入れた特殊デバイス―――”アイスデバイス”によって発生させる猛吹雪の特殊魔法にして”氷の乙女”の異名を持つクレア大尉に相応しいSクラフト―――氷の国はルフィナに大ダメージを与えると共に全身を凍結させ、ルフィナの動きを制限した。
「ミルモ、行くわよ!降り注げ、永劫なる風の刃!逃がさない!!」
クレア大尉がSクラフトを放ち終えるとミルモの力によって背中から翼を生やしたアリサが魔導弓から魔力によってできた風の矢を空へと放つと風の矢は無数の矢に分かれてルフィナの周囲に降り注ぐと共に鎌鼬を発生させ
「ハアッ!!これが”私達”の……シルフィスティア!!」
「クッ……!?」
更にアリサは跳躍して巨大な風の魔力の矢を番えてルフィナ目掛けて解き放った!解き放たれた矢はルフィナの足元に刺さると巨大な竜巻を発生させてルフィナに大ダメージを与えると共に怯ませた!
「―――バルディエル、力を貸しなさい!ハアッ!セイッ!!」
「キャッ!?」
続けてバルディエルの力によって背から翼を生やしたサラ教官は銃弾を放ってルフィナをのけ反らせた後一瞬でルフィナの背後に回って強化ブレードを振るってルフィナを空へと打ち上げ
「耐えられるものなら耐えてみなさい!」
全身に紫電を纏わせて跳躍し、空へと打ち上げたルフィナの周囲を縦横無尽に飛び廻りながら強化ブレードによる斬撃を叩き込みながら銃を撃ってルフィナの周囲に無数の紫電の魔力弾を滞空させ
「これで……沈みなさい!!E.O.R(エンド・オブ・ライトニング)!!」
最後に銃から巨大な紫電の魔力レーザーを放つと共に周囲に滞空させていた紫電の魔力弾を一斉に襲い掛からせ、紫電の大爆発を起こした!
「キャアアアアアッ!?これ以上は…………」
3人のSクラフトを連続で受けたルフィナはダメージに耐えきれず戦闘不能なり、地面に膝をついた!
「思ったより手こずってしまいましたね……!」
「さすがは”千の腕”ね……!アリサ、ミリアムをすぐに復帰させて残りのメンバーを手伝うわよ!」
「はい!」
そしてアリサはミリアムの戦闘不能を回復させた後サラ教官達と共にワジと戦っているメンバーの加勢に向かった。
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