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英雄伝説~光と闇の軌跡~(3rd篇)

作者:sorano
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第43話

~冥き途~



「頑張れ、みんな!!」

「みんな、行くわよ!!」

(戦意よ、芽生えよ!大いなる戦意の祝福!!)

「謳え!奏でよ!我等の凱旋ぞ!」

「我等に魔の加護を!魔法領域の付術!!」

「光よ!我等を守りたまえ!防護の光陣!!」

戦闘が開始されるとウィル、エステル、パズモ、アムドシアス、プリネ、ニルはクラフトや魔術を使って味方全員のさまざまな能力を上げた!

「大地よ!私達に加護を!地脈の抗体!!」

テトリは魔術を放って味方全体に状態異常を防ぐ効果と自動回復の効果を付与した!

「アアアアアアアーッ!!」

一方敵はさまざまな属性が宿った魔力弾や槍を放った!

「やらせんわ!」

「出でよ!レイ=ルーン!!」

「おお?おお!………来て………!」

しかしレシェンテは魔術―――連射魔弾を、フィニリィは魔術―――レイ=ルーンを、ナベリウスは魔術―――死愛の魔槍を放って攻撃を相殺した後、ケルベロスを召喚した!

(疾風牙!!)

「そこですっ!!」

そしてサエラブは神速の速さでリースが放ったクラフト―――アークフェンサーと共に攻撃し

「ビートダウン!!」

「剛震突き!!」

「受けてみよ!神極聖光剣!!」

「超・ねこ、パ~ンチ!!」

アドル、リタ、シルフィア、ペルルが続くように攻撃し

「――――――!!」

「ふんっ!!」

「グオッ!!」

「ガルッ!!」

「クー!!」

パラスケヴァス、アスモデウス、カファルー、ケルベロス、クーはそれぞれ巨体をいかして豪快な一撃を放って、敵にダメージを与えた。しかし



「アアアアアアアーッ!!」

なんと敵の身体はみるみる回復して行き、さまざまな魔術を放ったり尾や腕、触手を振るったり、ブレスを吐いたりしてリース達全員にダメージを与えた!

「ラ・ティアラル!!」

「癒しの風!!」

しかしリースとニルがアーツや魔術を放って回復し

「とりゃぁぁ!二連制圧射撃!!」

「よいしょっ!制圧射撃!!」

アムドシアスとテトリが矢の雨を降らして攻撃した!

「どうかな?破滅の深淵!!」

「鳴り響きなさい!サンダーシクリオン!!」

「まかせ、とけ!滅びの暗礁壁………!!」

「わらわの力、知るがよい!ルン=アウエラ!!」

「光よ!クロス・エアレイド!!」

さらにアスモデウス、フィニリィ、ナベリウス、レシェンテ、プリネが高火力の魔術やアーツを放って攻撃し

「ハァァァァァ………剛震撃!!」

「三段攻撃!!」

「行け!………インフィニティスパロー!!」

「セイッ、セイッ、ハアッ!!」

「行きます!突光剣!!」

「飛んで!死角の投槍!!」

(フン!!)

「え~いっ!!」

エステル、ウィル、リース、アドル、シルフィア、リタ、サエラブ、ペルルはクラフトを放って追撃し

「グオオオオオッ!!」

「―――――――!!」

「クー――――ッ!!」

「ガルルルルルッ!!」

カファルー、パラスケヴァス、クー、ケルベロスはさまざまなブレスを放って攻撃した!リース達の怒涛の攻撃に敵は傷ついていったがどれほどダメージを与えても回復し、リース達に強力な攻撃を放って消耗させた!



「なんて、再生力だ………!」

「クッ………だったら再生できないぐらいの強力な攻撃をするわよ!」

アドルは敵の再生力に驚き、エステルは唸った後提案した。

「オオオオオオオゥゥゥアアアアアァッ――――――――!!」

一方敵は雄たけびを上げた後、詠唱を開始した!

「むう…………何を放つかわからんが、ウィル達では耐えられんかもしれんな………”冥門”と”一角”よ。」

「…………ん……………」

「うむ!特とみるがいい、我等ソロモンの力を!」

その様子を見たアスモデウスは唸った後、ナベリウスとアムドシアスと共に詠唱を開始し、協力して結界を貼った!その結界はソロモンの魔神達が協力した事によって貼られる結界!その結界とは………!



「「「古き力よ………我等に守護を!ソロモンの星護壁!!」」」



アスモデウス達が放ったソロモンクラフト―――ソロモンの星護壁によって何重にもドーム型に重ねられた強大な結界が貼られた!

「アアアアアアアーッ!!」

一方詠唱を終えた敵は全てを無に帰する超越した爆発を起こさせる究極魔術―――ビックバンを放った!敵が放った魔術により辺りはすざましい轟音を何度も立てながら爆発した!そして爆発の煙が消えるとそこには…………!」

「なんて結界………これがソロモンの悪魔達の力………!」

無傷のリース達がいて、リースは驚きの表情でアスモデウス達を見つめていた。

「ふむ。防ぎきったか………」

「しかし、それでも我等が何重にも貼った結界が一瞬にして破壊されてしまったがな………」

「別に………いい………」

アスモデウスは頷いて呟きアムドシアスは厳しい表情をし、ナベリウスは静かに呟いた。

「今の内に一気に決めるのじゃ!………我が手に携えしは悠久の眠りを呼び覚ます天帝の大剣!古の契約に従い我が命に答えよ!グランドトリガー!!」

そしてアスモデウスが結界を貼っている間に詠唱を開始し、そして詠唱を終えたレシェンテは大魔術を放った!

「アアアアアアアーッ!!」

レシェンテが放った大魔術――――グランドトリガーによって敵の足元から溶岩が噴き出て、敵を攻撃し、敵は叫びをあげた!

「まだ、終わらんぞ!………」

そしてレシェンテは再び詠唱を開始した!

「行っくわよ~!極光!聖桜炎花!無双撃!!」

「ハァァァァァァ…………ソルブレイカー――――――――ッ!!」

「聖と魔の炎よ…………その炎を持って、大いなる虚無を焼き尽くせ……!魔剣奥義!双破!火炎剣!!」

「さあ、行きますよ!ハァァァァァッ!陛下達の道は私が切り開く!聖技!グランドクロス!!」

「炎よ!水よ!風よ!大地よ!光よ!闇よ!止め!エレメンタルインパクト!!」

「「死愛の冥刹槍!!」」

一方エステル、アドル、プリネ、シルフィア、ウィルはそれぞれ次々とSクラフトを放って大ダメージを与え、リタとナベリウス、ケルベロスは協力技を放って大ダメージを与え

「「「サーヴァントブラスト!!」」」

「「((エレメンタルブラスト!!))」」

プリネとエステルの使い魔達はそれぞれ協力してすざましい攻撃を放って、ダメージを与えた!

「天光満る所に我はあり 黄泉の門開くところに汝あり!出でよ!神の雷!」

「天の眷属たる女神の僕よ、(くら)き大地を清めんがため、今こそ来たれ!其は光にして騎士、七耀の守護者なり、今こそ我らに力を!」

その時レシェンテは詠唱を終え、敵の頭上にすざましい雷を帯びた巨大な大剣をリースが具現化させた戦乙女と共に発生させ

「力の違いを見せてやろう!インディグネイト・ジャッジメント!!」

そして大剣を敵の身体に落とした!すると辺りを轟かせるほどの轟音を立てながらすざましい雷が落ち

「ヘヴンスフィア!………シュート!!」

さらに戦乙女が放った巨大な光球は敵に命中し、天をも貫くかのような光の柱を立てた!普通なら倒れているはずの攻撃を受けているはずだったが、敵はそれでも存在しリース達の攻撃によって負った傷をみるみる回復させた!



「クッ………じゃったらこれならどうじゃ!ハァァァァァァァ…………!!」

「償いの道よ!今こそ顕れたまえ!」

それを見たレシェンテは唸った後両手を上げ、巨大な魔力の球を発生させ、シルフィアは自分の武器―――神剣マーズテリアにすざましい聖気を溜め始め

「”色欲”、ナベリウス!こうなったらあれも使うぞ!」

「うむ………!」

「………了解…………」

アムドシアス達は再び同時に詠唱を開始した!

「塵になれ!エーテルストライク!!」

「消え去れ!エクスピアシオン!!」

そしてレシェンテは巨大な魔力の球を敵に放ってすざましい爆発の連続を起こさせ、シルフィアは剣から巨大な光の道を放って、敵を貫いた!一方詠唱を終えたアムドシアス達は協力して大魔術を放った!



「「「幾星霜(いくせいそう)の時を翔ける星よ!我等が呼びかけに応え、天理のもとに終焉をもたらせ!ハルマゲドン!!」」」



アムドシアス達が放った禁断の究極魔術――――ハルマゲドンによって発生した”星”は敵を圧し潰し、超越した爆発を何度も起こした!そして爆発の煙がはれるとそこには………!

「ば、馬鹿なっ!?」

「ぬう………!」

「これも………駄目…………」

塵すらも残っていないと思ったはずの敵がボロボロの状態で存在し、それを見たアムドシアスは驚き、アスモデウスは唸り、ナベリウスは静かに呟いた。

「撤退します!召喚をしている方達は全員、戻して下さい!」

「!わかったわ!みんな、戻って!」

「ペルル達もです!」

「これ以上はもういい、アスモデウス!」

「ご苦労様…………戻って……………」

そしてリースの言葉を聞いたエステル、プリネ、ウィル、ナベリウスはそれぞれの守護者達を戻した。

「アアアアアアアアアーッ!!」

しかしその時敵は巨大な腕でエステルを攻撃した!

「!!」

「クッ………間に合わない……………!」

敵の攻撃に気付いたエステルは目を見開き、エステルを庇う為に駈け出したシルフィアが唇を噛んだ。そして敵の攻撃がエステルに命中する瞬間、なんと突如エステルを覆うかのように結界が現れ、敵の攻撃を受け止めた!

「へっ!?」

「!エステル、剣が………!」

それを見たエステルは驚き、リタはエステルの剣がすざましい神気をさらけ出しながら光っている事に気付いて叫んだ。

「あ……ど、どうなっているの!?………って、わっ!?」

リタの言葉を聞いたエステルは棒をしまって剣を鞘から抜き、すざましい光や神気をさらけ出している剣を見て首を傾げ、そして剣が放った一際すざましい光によって目が眩んだ。そして光はやがて球体となって剣から出て、そして光の球体は人の姿を形どった!

「………断ち切る!紅燐舞華斬!!」

「アアアアアッ!?」

そして人の姿―――菫色の髪と紅い瞳を持つ剣士は結界によって阻まれた敵の腕を持っていたすざましい神気を纏った剣で斬り落とした……………!




 
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