サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ:「謎の生物の正体は、
メガヤンマだったのかっ、、
でも、なんでカントーに、、、」
ヒロシ:「時代と共に街や自然環境が
変わったように、
ポケモンの生息地も変わったんだ。」
コジロウ:「メガヤンマ、、」
メガヤンマ:「キッ、、、」
メガヤンマは空中で静止し、
サトシ達を見つめていた。
ヒカリ:「ねぇってば!!大丈夫なの!?」
サトシ:「大丈夫だよヒカリッ!
、、それにしても、メガヤンマって
こんなに大きかったっけ、、、」
サトシ達の前に現れたメガヤンマは、
普通のメガヤンマよりも巨大であった。
ヒロシ:「メガヤンマの高さは1.9m。
でも、このメガヤンマは推測して
2.5mはあるぞ!」
サトシ:「2.5m、、、」
ヒロシ:「サトシ!ボーッとしてる
場合じゃないっ!さっき話した通り、
特製のきのみを食べさせないと!」
サトシ:「あっ、そうだな!」
ヒロシ:「えぇーっと”きのみ”.は、、
あれっ!?ないっ!」
サトシ:「なんだって!?」
作戦用の”きのみ”は、ジャムづくりの時に
コジロウがサトシに渡し、
気づかない内にジャムになっていた。
ヒロシ:「空中で静止している今が
チャンスなのに!」
サトシ:「どうすれば、、、」
サトシ達が成す術もないまま
立ちすくんでいると、、、
メガヤンマ:「、、キッ」
スッ
メガヤンマは空中から地面に降下し、
ヒロシ達が作ったジャムの鍋に
駆け寄った。
メガヤンマ:「、、、」ズズッ
サトシ:「、、ジャムを食ってるのか?」
ヒロシ:「、、そうかっ、
ジャムづくりの時に使った”オレンのみ”の中に、
作戦用の”きのみ”が混ざっていたのか、、」
サトシ:「って事は、あのジャムを
食べると!!」
メガヤンマ:「、、、キィッ」
ポイッ
カランッ(鍋)
フワッ(浮遊)
サトシ:「眠らないぞ、、」
ヒロシ:「他のきのみと混ざって
即効性の効果が弱まったのかも知れない!」
サトシ:「そんな!」
ヒロシ:「とにかく、あのジャムを
食った俺たちを含めて
いつ眠気に襲われるか分からない!
なるべく早くカタをつけよう!」
コジロウ:「でも、どうやって?」
ヒロシ:「うーん、、、」
ヒカリ:「ねぇねぇ、どうにかして細胞
手に入らない!?」
サトシ:「、、俺、ちょっと近づいてみる」
ヒロシ:「え?」
ヒカリ:「ちょっとサトシ!近づいて
大丈夫なの!?いくら人畜無害って情報でも、
近づいたら襲われるかも知れないわよ!?」
サトシ:「大丈夫だよっ。今俺たちの
目の前に居るのは、俺たちが
子供の頃に愛していた、ポケモンなんだぜっ」
ヒロシ:「サトシ、、、」
サトシ:「よし、、、」
ザッザッ
サトシはメガヤンマに近づいた。
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