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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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113

PM13:30

トキワ駅にて


車内アナウンス:「次はトキワ駅〜トキワ駅〜。
お降りの際は右側のドアをご利用下さい。」




プシューー(ドア)


サトシ:「よし、着いたっ」


サトシがトキワ駅に到着すると、、、



ヒカリ:「おーいっ!サトシ〜!」


反対側のホームで手を振るヒカリ、
そして隣にはヒロシとカツラがいた。


サトシはホームの
階段を登り、ヒカリ達と合流した。



サトシ:「さっきは助かったぜ!ありがとう!」


ヒロシ:「その顔じゃ殴らてない
みたいだねっ、良かったよ。」



カツラ:「サトシくん、リストラおめでとうっ」


ヒカリ:「おつかれ様っ!」


皆に迎えられ、サトシは安心していた。


サトシ:「みんなありがとう!」


ヒロシ:「よし、サトシも来た事だし、
トキワの森へ向かうか!」


カツラ:「そうじゃのっ」


サトシ:「でも、みんなで歩いて行くのか?」


トキワ駅からトキワの森までは、
徒歩で行くと1時間程かかり、
高齢のカツラの事も含めサトシは
気になっていた。


ヒロシ:「その心配は無いよっ」


サトシ:「え?」


カツラ:「ワシの元部下から
車を借りておる。駐車場に停めてあるから
移動は大丈夫じゃっ」

カツラは研究時代の部下、
スーパー”トランセル”の店長から
車を借りてきていた。


サトシ:「さすがですね!じゃあ、行くかっ!」


ヒカリ:「ちょっと待って、スーツのままじゃ
行かれないでしょ?はいこれっ」


ヒカリはサトシの私服を持ってきており、
サトシに渡した。


サトシ:「おっ、サンキューヒカリ!」



カツラ:「ふむ、、では、行くとするかのっ」


サトシはトイレで着替えを済ませ、
そのまま駐車場の車に乗り込んだ。





 
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