転生特典は聖槍の影打
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6話 やっぱりか……
学校の部室にて
「こんにちは、櫻井空君、ルサルカ・シュヴェーゲリンさん、ロスヴァイセさん、私達オカルト研究部は貴方達を歓迎するわ……悪魔としてね」
キメ顔の所悪いが
「結構です」
どうしてこうなってるか知りたいかい?
それはルサルカが呼び出した悪魔の男と会ったところまで遡る。
「どうぞ、粗茶です」
「あ……ありがとうございます」
ロスヴァイセが出したお茶を飲んでいる金髪の美男子は置いといて
「被告人、ルサルカ・シュヴェーゲリン反論は?」
まさか魔女裁判をするとは思わなかったよ……しかも被告人は本物の魔女で俺は裁判長
「私は悪くないわよ〜確かに呼んだのは私だけど、まさかこの間の悪魔君が出るなんて想像出来ないじゃない」
うんうん解った
「判決被告 ルサルカ・シュヴェーゲリン氏有罪火あぶりに処す、異論は認めん」
「え!ちょっ!魔女に火あぶりは笑えないからー!」
「うっせぇ!元を辿ればだな!」
ギャンギャン言い合っていると
「二人とも話が進まないから黙ってください」
「「あっ、はい」」
「よし……それで貴方は?ソラ達から大まかな事情は聞いてますが…」
「えっと……この間のバイザーの件で……」
「俺にいきなり斬りかかって来たんだよな」
空は笑いながら話すと
「ソラ黙りましょうか?」
「畏まりました」
イイ笑顔のロスヴァイセに躊躇いなく頭を下げた、それでいいのか主人公よ…
「あの……貴方達は一体……」
「ん?あー私達わね〜「良いですよルサルカ、私から説明します」なら頼むわ百均ヴァルキリー」
「何ですか!その不名誉極まりない二つ名は!……実はですね…」
そしてロスヴァイセが俺たちの事を簡単に説明した
曰く、俺たちは北欧勢力の人間
曰く、空とルサルカは特殊な武具と神器、魔術を持っている為オーディンの命令を受け監視役として自分がいる
曰く、そちらの事情や稼業を邪魔する気は一切に無い
曰く、この間はごめんなさい←こっちが本命
そしてあろう事か
「今度、そちらにご挨拶に伺いたいと……」
この百均ヴァルキリーは自分から死地へ向かおうとしていた、イヤだー喧嘩売ったのはそっちなのにー!
俺とルサルカは嫌だー!と反対していたがロスヴァイセの
「二人とも…少し……頭冷やしましょうか?」
この台詞と共に大量の攻撃魔法陣が浮遊していた……何処の世界でも、その台詞は恐怖しかねぇ……
そして現在に至る
「なるほどね、申し訳無い事をしたわ……ごめんなさいね」
ロスヴァイセが簡単に金髪の悪魔……木場勇人に説明したとおりに説明したら理解してくれた…良かった!後は上手く…
「あわゆくば眷属にと考えてたんだけど…他勢力の人間なら…仕方ないわね」
眷属に狙われてた!オーディンの爺さんに保護頼んどいて良かった!と心の中で過去の自身の決断に感謝しつつ
「んで、俺たちの事なんだけどよ……基本は不干渉を貫くから「何か困った事が力になりますから!」おいコラ百均ヴァルキリー!何面倒事に首突っ込もうとしてやがる!」
「良いじゃないですかソラ、困った時はお互い様ですよ?
ギブアンドテイクです。こちらは悪魔の領土で安全に暮らせる、私達はその対価である程度貢献する、それでOKです!」
まぁ……それなら良いか
「…………ったく………仕方ねぇな………」
渋々了承したら
「えーとよろしくね三人とも」
「ん……」
そして協力態勢を整えた数日後にまさかあんな事になるとは……
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