英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~(閃Ⅰ篇)
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第167話
~ザクセン鉄鉱山~
「同志”V”!”殲滅天使”が俺達がやる!」
「ああ……!帝都で無惨に殺した奴等の敵討ちだ!」
「頼む、同志”V”!天使の皮を被った悪魔の討伐の許可を俺達にくれ!」
「……わかった。だが、奴はガキ共と違って、全く容赦しねえ。絶対に死ぬなよ!」
「おおっ!!」
ヴァルカンの許可を聞いたテロリスト達はレンに向かい
「喰らえっ!」
「ヘイムダルで殺された仲間達の仇だ!」
銃を持つテロリスト達はレンに向かって銃撃をし
「うふふ、レンも人気者になったわね♪」
レンは余裕の笑みを浮かべて銃撃を回避し
「死ねえっ!!」
「クスクス、まだまだね♪」
剣で襲い掛かってきたテロリストの攻撃も余裕で回避した。
「レン姫!援護します……!」
その様子を見たリィンは援護しようとしたが
「テメエらの相手は俺だ、ガキ共!!」
「クッ……!」
ヴァルカンがガトリング砲を連射してリィン達を牽制した。
「レンの事は心配いらないから、お兄さん達は幹部を相手しなさい!」
「―――”殲滅天使”ほどの使い手なら、あの程度楽に捌ける。むしろこっちを心配すべき。」
「フッ、ならお言葉に甘えて大将に集中攻撃しよう……!」
レンとフィーの言葉を聞いたアンゼリカは口元に笑みを浮かべた後仲間達と共にヴァルカンに向かって行った!
「このっ!」
「ちょこまかと……!」
レンと対峙した銃をもつテロリスト達はレンに銃撃を放ち続けたが、次々と軽やかに回避するレンに苛立った。
「仲間達の仇だ!うおおおおおお――――っ!!」
その時剣と盾を持つテロリストが盾を前にしてレンに突撃した。しかしその時!
「―――旋風大魔刃!!」
大鎌に闘気を込めたレンが大鎌を振り回した際に発生した衝撃波を至近距離で受けて怯み
「切り刻んであげる♪――――羅刹刃!!」
「え―――――」
レンが一瞬で詰め寄って大鎌で5回の斬撃を叩き込んでテロリストの背後に立った。
「うふふ、まず一人ね♪」
「ギャアアアアアアア―――――ッ!?」
そしてレンが凶悪な笑みを浮かべるとテロリストは両腕が斬りおとされると共に喉、胸、腹の部分から大量の血を噴出して絶命した!
「なあっ!?」
「おのれ……!よくも同志を!」
仲間が殺された事にテロリストは怒りの表情でレンを攻撃しようとしたが
「クスクス、無駄よ。」
「グッ!?か、身体が……!?」
「う、動かない……!?」
金色の瞳を妖しく輝く真紅の瞳に変えて微笑むレンに見つめられて石化したかのように固まり、身動きが取れなくなった!
「―――出でよ、魔の雷よ!メ・ベルデ」
クラフト―――邪眼でテロリスト達を”石化”状態にしたレンは大鎌に宿した魔の雷を解き放った!
「「がああああああああっ!?」」
魔の雷をその身に受けたテロリスト達は悲鳴を上げ
「―――止めよ。冥界の槍よ、我が呼びかけに応えて、その姿を現せ!―――来なさい、スンラスーア!!」
「がはっ!?馬鹿な……っ!?」
「ごほっ!?む、無念……!」
止めに放ったレンの冥界から魔槍を召喚する魔術―――獄槍スンラスーアによって身体の全身を貫かれて絶命した!
「貫け―――アクアスパイラル!!」
リィン達と共にヴァルカンと対峙したマキアスは螺旋を描く水の弾丸を放ったが
「甘ェよ!」
ヴァルカンは側面に跳躍して回避した後銃口をマキアスに向けたが
「ファイアッ!!」
「グッ!?」
回避した瞬間を狙ったアリサのクラフト―――フランベルジュが肩に命中して呻き
「本気で行くよ――――ハアアアアアアッ!!」
「チィッ!?」
フィーの電光石火の攻撃の跡に銃撃を放つ連携クラフト―――リミットサイクロンによって追撃を受け
「―――降り注げ!聖なる雷よ!ライトニングプラズマ!!」
「チッ……!」
セレーネが発動した魔術によって上空から降り注いできた雷の雨を必死で回避していた。
「スゥゥゥゥ……ハッ!!」
「コォォォォォ…………ハアッ!!」
一方仲間達が攻撃している間にリィンはクラフト―――軽功、アンゼリカは竜の闘気を纏って身体能力を上昇させる気功技――――ドラゴンブーストで自分自身を強化し
「援護するよ!――――スピードマーチ!!」
魔導杖に集中していたエリオットは魔導杖に搭載されている特殊魔法―――スピードマーチで自分と同じ後衛のマキアス、アリサ、セレーネの身体能力を上昇させた。
「粉々になりなぁっ!!」
「「「!!」」」
その時雷を回避し終えたヴァルカンはガトリング砲で広範囲の敵を攻撃するクラフト―――ドレッドバスターで前衛のリィン、アンゼリカ、フィーに牽制し
「ほらよっ!!」
「え―――」
「フラッシュグレネードか……!」
「みんな、目を閉じて!」
「クッ……!」
後衛の中心部に小さな爆弾を投擲した。すると爆弾が爆発した瞬間強烈な電撃がアリサ達を襲った!
「キャアッ!?」
「グッ……!?フラッシュグレネードじゃなかったのか……!?」
「か、身体が痺れて……!」
強烈な電撃が込められた爆弾―――プラズマボムを受けてしまったアリサ達はダメージと共に麻痺状態になり
「皆さん、今治療します……!」
竜の持つ驚異的な身体能力で回避していたセレーネは魔術の詠唱を開始した。
「クク、んな事をさせるかよ……!」
セレーネの行動を見たヴァルカンは銃口をセレーネに向けたが
「二の型―――大雪斬!!」
「チッ!?」
上空から強襲して来たリィンの奇襲を回避する為にその場から離れ
「排除する。」
「ハッ、舐めんじゃねえぞ、西風の妖精!!」
クリアランスで追撃するフィーに対してガトリング砲を連射して銃撃戦をしていた。
「フッ、私の事を忘れてもらっては困るね!!」
「グッ!?」
しかしその時アンゼリカが蹴りによって発生した衝撃波の刃をヴァルカンに叩きつけ、アンゼリカのクラフト―――レイザーバレットを受けたヴァルカンは怯んだ。
「聖なる光よ、邪を退けよ!―――オーディナリーシェイプ!!」
そして詠唱を終えたセレーネは治癒魔術でアリサ達の麻痺状態を治療し
「みんな、今傷を回復するね!届け―――癒しの音!!」
麻痺状態から回復したエリオットはクラフト―――ホーリーソングで自分達の傷を回復した。
「反撃開始よ!―――メルトレイン!!」
「ハッ、当たるかよ……!」
上空から降り注ぐアリサの炎の矢の雨に気付いたヴァルカンは回避行動に移ろうとしたが
「させるか!重力エネルギー、発射!!」
「なっ……!?グッ!?」
マキアスのクラフト―――ダークイレイザーによって発生した重力のエネルギーに引き寄せられ、空から降り注ぐ炎の矢の雨をその身に受け
「二の型―――疾風!!」
「行くよ―――シュッ!!」
二人の攻撃によって怯んだ隙を狙ったリィンとフィーはそれぞれ電光石火の速さで追撃し
「聖なる水よ……奔流となり、我が仇名す者達に裁きを!リ・カルナシオン!!」
仲間達が攻撃している間に詠唱を終えたセレーネはヴァルカンの足元から凄まじい水流を発生させる魔術を命中させ
「アークス、駆動!―――ジャジメントボルト!!」
「がああああああああ――――ッ!?」
オーブメントの駆動を終えたエリオットがアーツによって発生した強烈な雷をヴァルカンに命中させると水に濡れた身体は電気を良く通り、ヴァルカンは悲鳴を上げて大ダメージを受け
「フッ、貰ったよ!コォォォォォ…………!」
「!!」
その瞬間アンゼリカが一瞬で詰め寄って手甲をつけた拳に闘気を溜め込み
「ハッ!!」
零距離で闘気を溜め込んだ拳を叩きつけた!
「かはっ!?」
アンゼリカのクラフト―――ゼロ・インパクトを受けたヴァルカンは口から血を吐いて吹っ飛ばされた!
「やったか……!?」
「……猟兵団の団長をやっていた人があの程度で倒れるとは考えにくい。」
地面に叩きつけられたヴァルカンを見たマキアスは声を上げ、フィーがヴァルカンを警戒したその時
「クックックッ………やってくれるじゃねえか………おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
ヴァルカンは凶悪な笑みを浮かべて立ち上がると共に戦場の叫びと共に闘気を纏い、身体能力を上昇させるクラフト―――ウォークライで自身を強化した!
「さてと……まずは鬱陶しい後衛から始末させてもらうぜっ!!」
そしてヴァルカンは前衛のリィン達に次々とプラズマボムを投擲し、リィン達が爆発を受けない為に回避行動を取った隙を狙って後衛のアリサ達に確実に命中できる射程距離まで一気に詰め寄ろうとしたが
「うふふ、レンの事を忘れてもらっては困るわね♪」
「何ッ!?」
突如側面から投擲された大鎌に気付いて後ろに跳躍して回避した。
「レン姫!テロリスト達の方は無力化―――なっ!?」
レンの加勢に驚いたリィンが周囲を見回すと大量の血を流して倒れているテロリスト達の死体を見つけ
「も、もしかして……」
ある事に気付いたエリオットは表情を青褪めさせた。
「クスクス、相手は命も惜しまないテロリストなんだから、”処刑”しないとこっちがやられるしね♪」
「テメェ―――――ッ!!またしても同志達を!テメェだけは絶対に許さねぇ!”殲滅天使”!!」
ヴァルカンは咆哮を上げた後怒りの表情でレンを睨み
「跡形もなく吹き飛ばしてやるっ!!うおおおおおおおおお―――――ッ!!」
バルカン砲に凄まじいエネルギーを溜め込んだ。しかし―――
「うふふ、わざわざ大技を受けてあげる義理はないわよ♪」
「な――――」
レンは子供とは思えない驚異的な身体能力で一瞬でヴァルカンに詰め寄り
「せーのっ!!」
「なあっ!?ぐおおおおおおおっ!?」
思いっきり振りかぶった大鎌をバルカン砲に叩きつけた!レンのクラフト―――パワフルスイングによってバルカン砲は真っ二つになると共に誘爆を起こし、その瞬間レンは後ろに跳躍して爆発を回避し、バルカン砲を持っていたヴァルカンは爆発に巻き込まれた!
「グウ…………野郎……!やってくれやがったな……!」
爆発の煙が晴れるとまだ無事な様子のヴァルカンが真っ二つにわれて使い物にならなくなったバルカン砲を片手に持ってレンを睨んだが
「クスクス、まだ終わらないわよ♪」
「グッ!?か、身体が……!?」
レンは研ぎ澄まされた殺意の冷徹な視線でヴァルカンの動きを一瞬で止め、レンのクラフト―――魔眼をその身に受けたヴァルカンは呻いた。
「チャンス!ハァァァァァ…………!」
動きが止まったヴァルカンの様子を見たフィーは一瞬でヴァルカンに詰め寄って無数の斬撃を叩き込み
「シルフィード―――ダンスッ!!」
「グウッ!?」
続けて怒涛の銃撃をヴァルカンに命中させた!
「行くぞ、セレーネ!」
「はい、お任せ下さい!」
その時リィンに呼びかけられたセレーネは頷いた後魔術の詠唱を開始し
「ハアッ!!」
「雷光よ、我が主の剣に宿れ!!」
リィンが空高くへと跳躍するとリィンの太刀に膨大な魔力によって発生した雷光が纏うと共に太刀が巨大化し、リィンは巨大化した雷光の太刀をヴァルカンに叩きつけた!
「「奥義!天光神雷空裂衝――――ッ!!」」
「ガアアアアアアアアアアアアアアアア――――――ッ!?」
リィンとセレーネの協力技―――天光神雷空裂衝をその身に受けたヴァルカンは雷光の大爆発に巻き込まれて悲鳴を上げ、爆発の煙が消えるとその瞬間を狙ったアンゼリカがヴァルカンに一気に詰め寄った!
「フッ、これでフィナーレとさせてもらうよ!」
「な――――」
「フッ、どうなっても知らないよ!?ハアアアアアアッ!!」
ヴァルカンに詰め寄ったアンゼリカは高速のラッシュ攻撃でヴァルカンの全身に拳を次々と叩きつけ
「止めだ!奥義――――インフィニティア・ストライク!!」
ラッシュ攻撃を終えた後両手に溜め込んだ闘気をヴァルカンに叩きつけ、闘気を爆発させた!
「グアアアアアアアアアアアアア―――――――ッ!?ば、馬鹿な……こ、この俺がこんなガキ共に………!?」
神速の乱撃を喰らわせて吹き飛ばすアンゼリカのSクラフト―――インフィニティア・ストライクをその身に受けたヴァルカンは勢いよく吹っ飛ばされて近くのコンテナに叩きつけられ、地面に膝をついた!
「チッ……まさかこの俺がここまでやられるとは……予想以上だな。」
地面に膝をついたヴァルカンは舌打ちをしてリィン達を睨み
「―――ここまでだ!」
「大人しく鉱山長や鉱員たちを解放しなさい!」
リィンとアリサはヴァルカンを睨んで声を上げた。
「フン、言われなくてもそのつもりだったが…………気に喰わねぇな……その程度で俺達の”焔”を呑みこんだつもりかよ……?」
リィンとアリサの言葉を聞いたヴァルカンは不愉快そうな表情で鼻を鳴らして呟き
「へえ?」
ヴァルカンの言葉を聞いたレンが興味ありげな表情をしたその時、なんとヴァルカンは黒い闘気を纏って立ち上がった!
「くっ…………!?」
「そ、そんな……」
「ま、まだ立てるのか!?」
「もうとっくに倒れていてもおかしくないダメージは受けているはずですよ……!?」
ヴァルカンの様子を見たリィンは唇を噛みしめ、エリオットやマキアス、セレーネは信じられない表情をした。
「黒い闘気……?」
一方ヴァルカンが放ち続ける黒い闘気を見たアンゼリカは不思議そうな表情をし
「……最強ランクの猟兵だけが放つ闘気………」
「へえ?なら、レンも”本気”を出すべきかしらねぇ?」
ヴァルカンを警戒しているフィーの話を聞いたレンは不敵な笑みを浮かべた。
「―――まあ、彼らもそれなりに成長しているという事だろう。」
するとその時聞き覚えのある声が聞こえ、声を聞いたリィン達が驚いて声がした方向を見つめるとそこには帝国解放戦線のリーダー―――”C”がいた!
「”C”……!」
「……この男が………」
「へえ?リーダーだけあって、そこの猟兵よりは強いみたいね。」
Cの登場にリィンとアンゼリカは驚き、レンは不敵な笑みを浮かべ
「わ、私も初めて見るけど…………」
アリサは戸惑いながらもCを最大限に警戒していた。
「同志”V”―――既に”S”は飛行艇に乗った。ここは私が時間を稼いでおこう。同志達の仇を取りたいお前の気持ちもわかるが……敵を取るのは”あの男”を討ち取ってからだ。」
「………チッ、わかったよ。今回はオレの負けにしてやる。ガキども、今度会ったら最高に愉しませてやるからよ。それと”殲滅天使”。同志達を殺した事……必ず後悔させてやる。」
Cに諌められたヴァルカンは舌打ちをしてリィン達を睨んだ後、その場から去り、Cは撤退するヴァルカンと入れ違いにゆっくりと歩いてリィン達と対峙した。
「くっ、こいつ………」
「相変わらず全然スキがない……」
「うふふ、さすがにレンも”本気”を出さないとマズイ相手ね。」
Cがさらけ出す雰囲気にマキアスは唇を噛みしめ、フィーは警戒し、レンは不敵な笑みを浮かべた。
「でも、そのマスクは……」
「君は………一体何者だ?他の幹部たちと違ってどうして仮面を取らない?」
「フフ……恥ずかしがり屋というだけさ。それとも君が無理矢理、剥ぎ取ってくれるのかな?侯爵家息女―――アンゼリカ・ログナー嬢。」
アンゼリカの問いかけに対し、Cは不敵な笑みを浮かべて逆に問いかけ
「……………………」
アンゼリカは何も答えず、Cを最大限に警戒していた。
「恐ろしい使い手です。全力で当たりましょう。」
「フン……その方が良さそうだね。」
「い、幾らなんでも僕達全員が相手なら……!」
「ああ、サラ教官だって圧倒できるはずだ……!」
「はい……!一人では無理でも、みんなで力を合わせればきっと勝てます……!」
リィンの警告にアンゼリカは頷き、エリオットやマキアス、セレーネは自らを叱咤してCを睨んだ。
「フフ……さすがに少々分が悪いか。これくらいは許してもらうぞ。」
一方リィン達を見回したCが不敵な笑みを浮かべるとCの左右の空間が歪み始めた。
「……!」
「上……!?」
するとCの左右に巨大な人形兵器が現れた!
「”結社”という組織の……!」
「こんな隠し玉まで持っていたのか……!」
人形兵器を見たアリサとリィンが驚いたその時、Cはダブルセイバーを取り出して構えた。
「トールズ士官学院、特科クラス”Ⅶ組”の面々……入学から半年―――どれ程成長したか見せてもらうぞ!」
「うふふ、レンの事も忘れてもらっては困るわね?――――ハアッ!!」
Cの言葉を聞いたレンは不敵な笑みを浮かべた後自らに秘められる力を解放し、膨大な瘴気や魔力をさらけ出すと共に菫色の髪は銀髪に、金色の瞳は真紅の瞳へと変貌させた!
「なっ!?」
「これは一体…………!?」
「ええっ!?そ、それってこの間の模擬戦の相手―――”特務支援課”のティオちゃんが僕達との模擬戦で見せた……!」
変貌したレンを見たリィンとアンゼリカ、エリオットは驚き
「ほう……?―――なるほど。それがかの”D∴G教団”の”儀式”によって得た”力”か。―――面白い。」
Cは興味ありげな様子を見せて呟いた。
「あ……」
Cの言葉からレンの過去を思い出したセレーネは呆けた声を出した。
「ま、まさかティオ君はレン姫と同じ―――」
一方ある事を察したマキアスは信じられない表情で呟いたが
「―――おしゃべりはそこまでよ。―――行くわよ。」
レンは静かな口調で続きを制止してリィン達に促した。
「はい!――――今こそ力を貸してくれ―――アイドス!!」
「お願い―――ミルモ!!」
レンの言葉に頷いたリィンはアイドスを召喚し、リィンに続くようにアリサはミルモを召喚した。
「”Ⅶ組”A班………これより目の前の敵を全力で迎撃する!絶対に生きてトリスタに戻るぞ!」
「おおっ!!」
そしてリィンは仲間達に号令をかけ、C達との戦闘を開始した!
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