サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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2章 最終回 乙女達の挽歌10 二人への最後の試練
神王の死連中の二人・・・
「直哉君大丈夫?」
「そう言うさくらちゃんも大丈夫?」
「正直私もきついわ、この怨念染みたこの空間を歩きで、桜天武まで行くなんて」
「でもこれが神王に認められる為の試練だと思えばいい」
「さくらちゃん僕達は、神王に選ばれ共に戦えるチャンスを得られらよね」
「ええ、そうね」
「これは僕の考えだけど、これは試練じゃないと思うんだ」
「どういうこと?直哉君」
「神王は、僕達に教えてくれていたんだ、自分達に、自分にこれほどの負の感情があることをね」
「そして僕達に、この状況に耐えれるかを見ていると思うんだ」
「成る程ね、それで神王は私達が失敗すると京極みたいになると言ったのね、京極は、神王の怨念に負けたからあの状態になったのね?」
「多分その通りだよさくらちゃん」
「だから神王が僕達をここに連れて来たんだよ」
「成る程、もしここで私達が、どういう状態に観察してるのかな?」
そのころ神王と、真宮寺姉弟は・・・
「フ、流石だな、あの二人は・・・」
「「どうしたんですか?」」
「ああ、すまんすまん」
「あの二人がここまでやるとは、思わなかったから、笑顔が零れてしまった」
「「そうなんですね」」
真双焔武と神王は、休憩を取っていた。
「そう言えば神王さんに聞きたいんですけど、いいですか?」
「何を聞きたい?」
「どうして神王さんには、自我があるんですか?私達の世界のには無かったので」
「それは多分お前達のお陰だろう」
「「え、どういうことですか?」」
「ああ、正確にはお前達と共に来た、憑依の実のお陰だろう」
「「ええーー憑依の実ーーー」」
「ああ、そのせいだろう、おっともうすぐあの二人がゴールに着くころだな」
そして、神王は自分の体内に居る紫藤直哉の動きを観察し始めた。
そのころミカサに乗っている大神達は沈み行く空中要塞武蔵を見ていた。
「お兄ちゃん、さくらと直哉お兄ちゃん大丈夫かな?」
「アイリス、大丈夫ささくら君も、直哉も大丈夫さ」
「そうですわよ、アイリス」
「そうだぜ、直哉とさくらが、簡単に死なないさ」
「すみれ、カンナ」
「そうですね、少尉さんなら生き残れないでしょうけど」
「ちょっ酷いよ織姫君」
花組全員直哉とさくらの安否を気にしながらも、漸く終わった戦いの平和の時間を過ごしていた。
その時、ミカサに近づく未確認不明の量子甲冑の反応があった。
花組に緊張が走ったが、その2機は紫藤直哉達の機体と判り、花組全員は安心した。
「「「「皆ただいま」」」」
4人がそう言うと、花組の全員が4人に抱きついた。
その後落ち着いた所で、二人のさくらが言った。
「「あ、そう言えば今回は逃げる事で、例のアレしてないですよね」」
「ああ、あれやな」
「「それじゃあ皆さん行きますよ」」
「「「「勝利の・ポーズ決め」」」」
こうして戦いは、終わりを告げた。
戦いが終わり一月が経ったある日直哉に手紙が届けられた。
その差出人は・・・高町なのは達だった。
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