サクラ大戦7人目の隊員
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前鬼を追いかけろ後編
「その封印が、千明の世界の何者かの手により、封印が解かれたという事か?」
「はいそういう事になります」
「このまま彼を放置すれば、人類抹殺計画を発動させるかも知れません」
「そして何れヴァサラは、この世界も標的にするでしょう」
「でも、大丈夫だよね?前鬼は、超鬼神になれるんだから」
アイリスが、ゴキに聞く。
「いえ、かつての前鬼は、超鬼神以上の力を使って、ヴァサラに鬼の象徴である。角を折られたことがあるんです」
「「「「「えええーーーー」」」」」
ゴキの言葉に、千明以外の全員が驚く。
「おいおい、それじゃあ、お前達はどうやって奴を封印したんだ?」
米田がゴキに聞く。
「あの当時は、前鬼と、僕と、マスターのご先祖の3人でやっと封印出来たんですが、多分今回は、封印は出来ません」
「どうしてですか?」
「・・・何故なら・・・前鬼が、ヴァサラと共に、行ってしまったからです」
「「「「「何だってーー」」」」」
「そこで帝国華撃団の皆さんで、僕とマスターと共に前鬼を追いかけてくれませんか?」
ゴキが頭を下げた。
「しかしな、俺達の世界を手薄に出来んしなあ」
その時巴里華撃団の本部シャノワールから緊急通信が入った。
「すまない、ムッシュ米田、至急帝国華撃団を巴里に連れて来てくれないかい?」
「何が起きたんですか?グラン・マ?」
「ああ、かつて巴里華撃団が倒した怪人の一部が復活し、その上で、エリカが敵に捕まってしまった」
「何だと!!」
「「「「ええーーエリカが」」」」
グラン・マの言葉を聞いた。さくら達も衝撃を受けた。
「それでこちらの戦力と言うか士気が落ちて、ムッシュが立て直してるが、時間がかかりそうなのだ」
「わかりましたグラン・マ直哉とさくら以外の隊員を、ミカサでそちらに送ります」
「何故直哉とさくらは、これないのかね?」
「こちらにも事情がありましてな」
「わかったよムッシュ米田」
「それじゃまってるよ」
そして通信は切れた。
「よし皆聞いた通り、直哉とさくら以外は巴里華撃団と合流しろ、そして直哉とさくらは、千明とゴキと共に、前鬼を追え」
「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」
帝国華撃団花組は、それぞれの場所に向かった。
そのころエリカは・・・
自身の心の隙を突かれ、かつて花火が受けた催眠術を受け、怪人の操り人形と化していた。
大神達巴里華撃団も消息を絶った、エリカを探すも、なかなか進展せず、徒労に終わる日々が続いていた。
大神は、コクリコたちを励ましながらエリカを探していた。
そんなある日、大神達はグラン・マから、帝国華撃団のことを聞かされたのだった。
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