サクラ大戦7人目の隊員
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前鬼を追いかけろ前編
「え、そうです。さくらさんそして帝国華撃団の皆さんこの件に関して、マスターの千明さんも知らされてないことですから」
「どういう事?ゴキ」
さくらが、ゴキに質問する。
「かつて、千明さんのご先祖様は僕と、前鬼を使役し、様々な悪と戦っていましたが、それが、千明さんの知る伝承ですが、本来は違うんです」
「え、どういう事、ゴキ?」
「千明さん、そして帝国華撃団の皆さん。実は僕と前鬼以外にもう一匹の鬼を使役していたんです。その鬼の名は・・・ヴァサラと言います」
「「「「「「「「「何だって!!」」」」」」」」」」
「ヴァサラには、僕と前鬼の押さえ役とリーダーとして、戦っていましたが、ヴァサラは、数々の戦いの中で、とある決断をしたんです」
「成る程、ゴキその答え、憑依の実の素体となる物。つまり人間を消滅させればと、考えたのかな?」
「その通りだよ。直哉君」
「そんなの無茶ですよ、たった一人で、人間全てを消滅させるなんて」
織姫が言う。
「確かに一人で、前人類を、殺すなんて無謀だ、いくら鬼とは言え」
「確かに、レニさんの言う通り、その当時ヴァサラも無謀と言う事は、知っていました」
「だから僕と前鬼も、彼の誘いを聞いた時、本気で悩みましたから」
「だから僕と前鬼は.ヴァサラを封印する事をその当時のマスターに進言し、見事封印に、成功したのです」
「その封印が、千明の世界の何者かの手により、封印が解かれたという事か?」
「はいそういう事になります」
「このまま彼を放置すれば、人類抹殺計画を発動させるかも知れません」
「そして何れヴァサラは、この世界も標的にするでしょう」
「でも、大丈夫だよね?前鬼は、超鬼神になれるんだから」
アイリスが、ゴキに聞く。
「いえ、かつての前鬼は、超鬼神以上の力を使って、ヴァサラに鬼の象徴である。角を折られたことがあるんです」
「「「「「えええーーーー」」」」」
ゴキの言葉に、千明以外の全員が驚く。
「おいおい、それじゃあ、お前達はどうやって奴を封印したんだ?」
米田がゴキに聞く。
「あの当時は、前鬼と、僕と、マスターのご先祖の3人でやっと封印出来たんですが、多分今回は、封印は出来ません」
「どうしてですか?」
「・・・何故なら・・・前鬼が、ヴァサラと共に、行ってしまったからです」
「「「「「何だってーー」」」」」
「そこで帝国華撃団の皆さんで、僕とマスターと共に前鬼を追いかけてくれませんか?」
ゴキが頭を下げた。
果たして花組の答えは?
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