戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十一話 佐薙中尉!忍者は手裏剣!!その十四
「だからそれまで好きにしていていいわよ」
「よし、じゃあ落ち着いて食って」
「かき氷の味を堪能して」
「気力マックスにしてやるか」
「今回もな」
「今回の審判だ」
こう言って出て来たのは忍者だった。
「服部半蔵である」
「おいおい、また幽霊かよ」
「足元ぼやけてるぜ」
ついでに言うと影もない。
「声優さんは水島大宙さんか」
「また作者の希望か」
「瀬戸の花嫁の演技よかったな」
「ヘタリアのフィンランドもな」
「演技の幅も広いし」
「この人もいい声優さんだよな」
「応援は所属事務所にな」
服部さんはこう読者に言った。
「中の人にはそうしてくれ」
「それであんた自身にはか」
「服部半蔵にはか」
「まずは私が誰かを知ることだ」
そこからだというのだ。
「私は保長だ」
「ああ、服部半蔵保長さんな」
「戦国サイバーで悪役だった方か」
正成の方が隠しステージで味方になるのだ。
「動かないから結構相手楽だったな」
「地雷埋めまくってくれてたけれどな」
「ボスとしては戦いやすかったぜ」
「動かないから一人にして蛸殴りにしたからな」
動かない敵ボスの攻略法の一つだ。
「だからな」
「俺達あんたには悪感情ないぜ」
「相手する時は宜しくな」
「ボコボコにしてやるからな」
「本当にふざけた奴等だ」
服部さんもこう言う、二人の話を聞いて。
「そのうち天罰が下るぞ」
「そんなのずっと受けてるぜ」
「この作品の連載中ずっとな」
「雷も何でも受けたぜ」
「天誅って言われて殴られたこともあるぜ」
大阪市立大学で岩崎弥太郎さんの英霊にだ。
「そんなの今更だぜ」
「何ともないぜ」
「天罰でも何でも落ちろ」
「さっきも雪降ったしな」
真夏でもだ。
「だからあんたにも言ってやるぜ」
「戦った時はどんな卑怯な手段を使っても勝ってやるぜ」
「本当に腐り果てた者達だ」
闇に生き闇に死ぬ影の棟梁が見てもだ。
「それでいいと思っているのか」
「これが俺達の常だからな」
「何ともないぜ」
「それで今回もか」
「手の内は見せないぜ」
「今から言って何になるんだよ」
それこそだ。
「じゃあいいな」
「これから勝負するか」
「さあ、俺達の勝利のはじまりだ」
「今回も全世界に見せてやるぜ」
「まず種目の説明をする」
服部さんはあらためて話した。
「的に当てる、中央に当てれば百点、以後十点ごとに順位が下がる」
的の中心から数えてだ。
「おおむね弓道のルールに従って行われる」
「そうか、何かルールの説明ってな」
「この作品ではじめてだよな」
「今までなかったな」
「作者ずっと書くものだって知らなかったんだよ」
今はじめて気付いた位だ。
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