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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第五十話 小沢中尉!体操を観るなら女子!!その十四

「失敗はなし」
「どんな難しい競技も完璧」
「寸分の狂いもなし」
「芸術的な動きもよくて」
「ここまでいいと」
「もううっとりするわ」
 こう言うのだった、観衆の人達も。
 しかしだ、ジャスティスカイザーの二人は言うのだった。
「へっ、俺達だってだよ」
「互角にやってるんだぜ」
「このスーツは万能ってこと忘れるなよ」
「体操だって出来るんだ」
「まさにチートスーツなんだよ」
「誰が着てもさすおにの人並の納涼を出せるんだよ」 
 そうした有り難いスーツである。
「このスーツならな」
「その小沢中尉にも負けないぜ」
「最悪互角だぜ」
「互角に戦えるぜ」
 こう言うのだった、だが。
 勝負は互角のまま進む、マンネリ展開をマンネリ文章で書いていく。
 しかしだ、二人はそのマンネリ展開を進めていき。
 やはりだ、マンネリ展開を行うのだった。
「マンネリマンネリうるせえな」
「作者いい加減しつけえぞ」
「しつこい奴は嫌われるぞ」
「そんなのだから執念深いって言われるんだよ」
 リアルで生まれてからずっと言われてきている言葉だ。
「ネタがないからってこんなの書くなよ」
「書いても何にもならないからな」
「もっとちゃんとした作品書け」
「俺達を格好よく書けよ」
 こんなことを言うのだった、そして。
 瞬と小沢を見つつだ、二人でこれからの策について話すのだった。
「で、いつものことだがな」
「ああ。作者が言うマンネリだな」
「そのマンネリどうする?」
「今回はどうやるか、か」
「そうだよ、さもないとな」
「勝てないからな」
 勝つ、その為にというのだ。
「体操は寸分のミスも許されない」
「ちょっとのミスが減点対象になるからな」
「俺達はミスをしない」
「さすおにの能力があるからな」
 それこそ一人で何でも出来るだけの能力だ、あそこまで能力が高いともう仲間もそれこそ一切不要であろう。
「じゃあ相手だな」
「相手がミスをする」
「それで俺達の勝利だ」
「それでな」
 こう結論を出す、そして。
 ジャスティスレッドこと尚智はジャスティスブルーこと尚武にだ、こう言った。
「落とし穴どうだ?」
「舞台に仕掛けて置くんだな」
「ここは自動落とし穴掘り器使おうぜ」
「ああ、ジャスティスカイザーのアイテムの一つだな」
 今しがた作者が思いついたアイテムだ。
「それを使うんだな」
「そうだよ、何処でも落とし穴掘れるからな」
 実に便利なアイテムである。
「こうした体育館の中でもな」
「しかも穴が出来る時間も設定出来るしな」
「ここでそれを仕込んでな」
「俺達がやった後で」
 まさにその落とし穴掘り器をというのだ。
「使おうな」
「よし、それじゃあやるか」
「今からな」
 こう話してだ、そしてだった。
 二人は自分達が競技をした時にだ、密かに。
 そのアイテムを使った、奥歯の中に仕込んだ装置を噛んでだ。 
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